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3章:アーティファクト
黙っていれば立派な聖剣!(キャラ画像あり)
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ヤバいな………このまま変態聖剣を出しても良いのだろうか?
シオンは視線をアークとグレンに送った。しかし、二人とも視線を反らしたのだった。
酷くない!?
シオンは内心で悪態を付いたが諦めて聖剣を召喚した。
「聖剣リリー出て来て!」
シオンが叫ぶと、聖剣が神々しく現れた。
「おおっ!伝承の通り、主人の身体に収納されていつでも召喚できるのか!?」
「これならしばらくの間、魔王軍から身を隠す事ができるな!」
国王様達は聖剣を見て喜んだ。しかし、シオンはアークの事を話す事にした。
「アーク、貴方の事を話しても良いかしら?国王様達は信用できるわ」
「………シオンに任せる。俺から言っても信用されないだろう」
不思議に思う国王様達にシオンは説明した。
「私達はすぐに魔王軍に見つかるでしょう。無論、できる限り聖剣のアーティファクトが見つかるまでは隠しますが………」
「それはどうしてかのぅ?魔王軍は君の存在に気付いていないのだろう?」
シオンはアークが魔王の息子であり、母親がエルフの皇族だった事を詳しく説明した。
「これは正直驚いたぞ………」
「ええ、まさか魔王の血が流れている者とは…………」
二人はなにやら考え込んでしまった。
「国王様の懸念はもっともです!しかし、アークに助けられた事は事実です。魔将軍もアークの命を狙っていました。アークは保護されるべき存在であり、決してこちらから害を与えていい者ではありません!私がこの聖剣リリーに誓って、アークの身分を保証します!」
シオンの言葉に現国王様が言った。
「そうか。シオンがそこまで言うなら信用しよう。しかし、この事実は他言無用だ。君が悪くなくても、魔王の血を引いていると知られただけでも、君の命を狙う者が現れる。君の存在は、人間側でも魔王軍側でも迫害され、命を狙われる存在だと認識したまえ」
「………わかっている。母を助けられたら俺は死んでもいいと思っている」
「アーク…………」
心配そうにアークを見るシオンに今度は元国王様が話しかけた。
「安心するのじゃ。この国にいる間はワシらが守ってみせる。だからシオンをよろしく頼む!ワシらもアイラを救うという点で、聖剣の力を解放せねばならんからのぅ?協力して、お互いの大切な者を救おうではないか」
アークは一言お礼を言って固く握手をした。
「君達にはここで用意できる最上級の装備を渡そうと思っていた。この後、向こうの部屋で着替えて欲しい」
「良いんですか!?」
「ああ、本当なら騎士団を護衛に付けたいが、人数が多くなると魔王軍に目を付けられるからね。これぐらいはさせて欲しい。君達にはこれから各地を周り、聖剣のアーティファクトを探しながら魔王城を目指す事になるだろう。君達が火のアーティファクトを見付けてくるまでに、他のアーティファクトの情報を集めておく」
「はい!必ず見付けてお母さんを助けます!」
こうしてシオン達は別々の部屋に連れられ、メイドや執事に着替えさせられるのだった。
「うにゃーーーーー!!!!!自分で着れるからーーーーー!!!!!」
シオンの声がこだまするのだった。
【シオン】
(キャラ作成ソフトで作りました)
【グレン】
【アーク】
シオンは視線をアークとグレンに送った。しかし、二人とも視線を反らしたのだった。
酷くない!?
シオンは内心で悪態を付いたが諦めて聖剣を召喚した。
「聖剣リリー出て来て!」
シオンが叫ぶと、聖剣が神々しく現れた。
「おおっ!伝承の通り、主人の身体に収納されていつでも召喚できるのか!?」
「これならしばらくの間、魔王軍から身を隠す事ができるな!」
国王様達は聖剣を見て喜んだ。しかし、シオンはアークの事を話す事にした。
「アーク、貴方の事を話しても良いかしら?国王様達は信用できるわ」
「………シオンに任せる。俺から言っても信用されないだろう」
不思議に思う国王様達にシオンは説明した。
「私達はすぐに魔王軍に見つかるでしょう。無論、できる限り聖剣のアーティファクトが見つかるまでは隠しますが………」
「それはどうしてかのぅ?魔王軍は君の存在に気付いていないのだろう?」
シオンはアークが魔王の息子であり、母親がエルフの皇族だった事を詳しく説明した。
「これは正直驚いたぞ………」
「ええ、まさか魔王の血が流れている者とは…………」
二人はなにやら考え込んでしまった。
「国王様の懸念はもっともです!しかし、アークに助けられた事は事実です。魔将軍もアークの命を狙っていました。アークは保護されるべき存在であり、決してこちらから害を与えていい者ではありません!私がこの聖剣リリーに誓って、アークの身分を保証します!」
シオンの言葉に現国王様が言った。
「そうか。シオンがそこまで言うなら信用しよう。しかし、この事実は他言無用だ。君が悪くなくても、魔王の血を引いていると知られただけでも、君の命を狙う者が現れる。君の存在は、人間側でも魔王軍側でも迫害され、命を狙われる存在だと認識したまえ」
「………わかっている。母を助けられたら俺は死んでもいいと思っている」
「アーク…………」
心配そうにアークを見るシオンに今度は元国王様が話しかけた。
「安心するのじゃ。この国にいる間はワシらが守ってみせる。だからシオンをよろしく頼む!ワシらもアイラを救うという点で、聖剣の力を解放せねばならんからのぅ?協力して、お互いの大切な者を救おうではないか」
アークは一言お礼を言って固く握手をした。
「君達にはここで用意できる最上級の装備を渡そうと思っていた。この後、向こうの部屋で着替えて欲しい」
「良いんですか!?」
「ああ、本当なら騎士団を護衛に付けたいが、人数が多くなると魔王軍に目を付けられるからね。これぐらいはさせて欲しい。君達にはこれから各地を周り、聖剣のアーティファクトを探しながら魔王城を目指す事になるだろう。君達が火のアーティファクトを見付けてくるまでに、他のアーティファクトの情報を集めておく」
「はい!必ず見付けてお母さんを助けます!」
こうしてシオン達は別々の部屋に連れられ、メイドや執事に着替えさせられるのだった。
「うにゃーーーーー!!!!!自分で着れるからーーーーー!!!!!」
シオンの声がこだまするのだった。
【シオン】
(キャラ作成ソフトで作りました)
【グレン】
【アーク】
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