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2章:旅立ち!
盗賊のアジトへ乗り込もう!
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シオン達は森を抜け、盗賊達が作ったと思われる獣道を通り、森の奥にあった洞窟を発見した。
「結構通りやすい大きな通り道だったな」
「そうだね。荷台が通れるくらいの道ができてたね」
盗賊達の話では30人ぐらいの中規模盗賊団らしかった。ちなみに、襲ってきた盗賊達は縛って街道に放置である。まぁ、誰か通ったら助かるだろう。これも罰である。
洞窟には見張りはおらず、簡単に潜入できそうだった。
「さて、行きますか!」
シオン達は周囲を警戒しつつ洞窟へと足を踏み入れた。洞窟の中は光ゴケが生えており、明るかった。
「南の祠にもあったけど、光ゴケって便利よね」
「生活の知恵だな」
「そんな事に知恵を使わずに、まっとうに働ければいいのにね?」
洞窟は意外に深く一直線であった。少し歩いていくと変な臭いが漂ってきた。
「なに?この臭いは………?」
「甘い臭いだな?」
!?
「待て!この臭いを嗅ぐな!?」
アークはすぐにハンカチを取り出し、口に巻いた。
「これは魔薬の臭いだ。煙草に魔薬を湿らして煙を吸うと幸せな気分になるんだ。………無論、中毒性があっていずれ廃人になる」
「やばっ!?」
シオンとグレンもハンカチを口に巻いて、シオンが魔法を唱えた。
『リフレスト・キュア』
「これでしばらくは大量に煙を吸わなければ、体に害はないわ」
「継続的状態回復魔法か!?」
「シオン、やっぱりお前は聖女の家系の産まれだろう?」
アークは驚き、グレンは呆れてシオンをみた。
「私は『大賢者』アイラの娘よ!賢者は回復魔法も使えるから間違ってはいないわよ!」
しかし、シオンは攻撃魔法が使えないのだ。
「とにかくいくよ!」
シオン達が先に進むと、大きな空間が広がり、酒樽や酒瓶が散乱しており、ほとんどの盗賊達は虚ろな目をして意味のわからない言葉を発していた。
「うへへへっ」
「あー、うー」
「あははは………」
シオン達は驚き唖然とした。
「これは………」
「かなりの中毒っぽいよ?」
「俺たちを襲ってきた盗賊はまともだったよな?どういうことだ?」
予想外の状況に少しの間、呆然としたが取り敢えず盗賊達を順番に縛り上げる事にした。
「えっーと、これで18人ね。私達を襲ってきた盗賊が10人だったから、後数人って所かしら?」
「取り敢えず先へ進んでみようぜ」
まだ奥があったので進んでみると、木のドアが備え付けてあった。
「ここがボスの部屋かしら?」
木のドアに耳を当ててみると微かに声が聞こえてきた。
「これ……で…………研究…………すむ」
シオンは小声でアーク達に伝えた。
「この中にまともなヤツがいるわ。多分、盗賊達を中毒にしたヤツだと思う」
アークとグレンは頷きドアを蹴破った!
!?
「なっ、なんだ!貴様は!?」
そこには全身を黒いローブに身を包んだ『者』がいた。人っぽいが、僅かに見える顔が明らかに人間ではなく、蛇っぽい顔のヤツだった。
「あれは魔族かっ!?」
一目みたアークが叫んだのだった。
「結構通りやすい大きな通り道だったな」
「そうだね。荷台が通れるくらいの道ができてたね」
盗賊達の話では30人ぐらいの中規模盗賊団らしかった。ちなみに、襲ってきた盗賊達は縛って街道に放置である。まぁ、誰か通ったら助かるだろう。これも罰である。
洞窟には見張りはおらず、簡単に潜入できそうだった。
「さて、行きますか!」
シオン達は周囲を警戒しつつ洞窟へと足を踏み入れた。洞窟の中は光ゴケが生えており、明るかった。
「南の祠にもあったけど、光ゴケって便利よね」
「生活の知恵だな」
「そんな事に知恵を使わずに、まっとうに働ければいいのにね?」
洞窟は意外に深く一直線であった。少し歩いていくと変な臭いが漂ってきた。
「なに?この臭いは………?」
「甘い臭いだな?」
!?
「待て!この臭いを嗅ぐな!?」
アークはすぐにハンカチを取り出し、口に巻いた。
「これは魔薬の臭いだ。煙草に魔薬を湿らして煙を吸うと幸せな気分になるんだ。………無論、中毒性があっていずれ廃人になる」
「やばっ!?」
シオンとグレンもハンカチを口に巻いて、シオンが魔法を唱えた。
『リフレスト・キュア』
「これでしばらくは大量に煙を吸わなければ、体に害はないわ」
「継続的状態回復魔法か!?」
「シオン、やっぱりお前は聖女の家系の産まれだろう?」
アークは驚き、グレンは呆れてシオンをみた。
「私は『大賢者』アイラの娘よ!賢者は回復魔法も使えるから間違ってはいないわよ!」
しかし、シオンは攻撃魔法が使えないのだ。
「とにかくいくよ!」
シオン達が先に進むと、大きな空間が広がり、酒樽や酒瓶が散乱しており、ほとんどの盗賊達は虚ろな目をして意味のわからない言葉を発していた。
「うへへへっ」
「あー、うー」
「あははは………」
シオン達は驚き唖然とした。
「これは………」
「かなりの中毒っぽいよ?」
「俺たちを襲ってきた盗賊はまともだったよな?どういうことだ?」
予想外の状況に少しの間、呆然としたが取り敢えず盗賊達を順番に縛り上げる事にした。
「えっーと、これで18人ね。私達を襲ってきた盗賊が10人だったから、後数人って所かしら?」
「取り敢えず先へ進んでみようぜ」
まだ奥があったので進んでみると、木のドアが備え付けてあった。
「ここがボスの部屋かしら?」
木のドアに耳を当ててみると微かに声が聞こえてきた。
「これ……で…………研究…………すむ」
シオンは小声でアーク達に伝えた。
「この中にまともなヤツがいるわ。多分、盗賊達を中毒にしたヤツだと思う」
アークとグレンは頷きドアを蹴破った!
!?
「なっ、なんだ!貴様は!?」
そこには全身を黒いローブに身を包んだ『者』がいた。人っぽいが、僅かに見える顔が明らかに人間ではなく、蛇っぽい顔のヤツだった。
「あれは魔族かっ!?」
一目みたアークが叫んだのだった。
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