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2章:旅立ち!
盗賊退治は勇者のお仕事です!
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シオン達は門番から聞いた、盗賊がでるという地域まで足を運んだ。
「さて、この辺りにでるとの事だったけど?」
周囲を見渡すと遠くには高台の丘が見えて、東には森が広がっていた。
「見渡す限りでは見当たらないな?」
「そうだね!街道に陣取ってくれていれば、わかり易かったのにね」
アークがシオンに尋ねた。
「それで?これからどうする?」
「えっ?どうしよう?」
グレンがまさかと思いシオンを見た。
「おい………まさかノープランかよ!?」
「仕方ないでしょう!行けば盗賊に会えると思ったんだから!」
いつもの二人の言い合いが始まった。
ギャー!
ギャー!
と、騒いでいると森の方からガサガサッと何者かが現れた。
「おいおい、騒がしいから罠かと思ったら、ただの痴話喧嘩かよ」
「へっへっへっ、なかなか良い女じゃねーか?」
「オラッ!死にたくなかったら有り金とその女を置いていきな!」
ぞろぞろと、10名ほどの盗賊が狙い済ましたように現れた。
「よしっ!結果オーライ!」
「嘘付けっ!?」
シオンとグレンの漫才に痺れを切らした盗賊が襲ってきた!
「女は傷付けるなよ!」
「おう!」
一方シオン達は─
「そういえば、シオン達は戦えるのか?」
アークが剣を構えながら尋ねた。
「愚問ね!見てなさいよ!」
シオンが、腰にあった鋼の剣を引き抜き盗賊へ向かっていった。
「なっ!?」
シオン(女)が飛び出してきた事に盗賊が驚いた。そしてシオンは躊躇いなく盗賊を斬り付けた!
「ぎゃっ!?」
「ぐわぁぁあ!!!」
盗賊の悲鳴が響き渡った。そして、グレンもシオンの後に続き、盗賊達を斬り伏せた。
あっという間に、盗賊達は全滅した。
しかし、命まで奪ってはいない。腕を飛ばしたりして行動不能にしたのだ。
そして、盗賊に軽く回復魔法を掛けて、アジトの場所を聞き出した。
「さて、死にたくなければアジトの情報を言いなさい。そしたら腕を元にくっ付けてあげるわよ?」
盗賊達は震え上がりガタガタ震えた。
「驚いたな………」
アークが素直に呟いた。
「えへへっ♪凄いでしょっ!」
シオンが胸を張って答えた。
「いや、剣の腕前というより、殺してないとはいえ、躊躇いなく盗賊を斬り伏せたことだ。」
「えっ、だって殺さないと私達が殺られるし?」
「盗賊なんてやっているんだ。逆に殺されても文句は言えないだろう?それに、このくらいの雑魚なら手加減できるしな」
グレンもそう言って剣を閉まった。アークはこの二人の感性に少し疑問を抱きつつも、盗賊に尋問した。盗賊達は泣きながら助けてくれと懇願して、知っている情報を全て吐いたのだった。
「意外と近いね?」
「ああ、窪地になっているから裏側が見えないだけで近いな」
シオン達はどうするか話し合い、盗まれた商人の荷物を取り返す為に、盗賊達のアジトへ向かうのだった。
「さて、この辺りにでるとの事だったけど?」
周囲を見渡すと遠くには高台の丘が見えて、東には森が広がっていた。
「見渡す限りでは見当たらないな?」
「そうだね!街道に陣取ってくれていれば、わかり易かったのにね」
アークがシオンに尋ねた。
「それで?これからどうする?」
「えっ?どうしよう?」
グレンがまさかと思いシオンを見た。
「おい………まさかノープランかよ!?」
「仕方ないでしょう!行けば盗賊に会えると思ったんだから!」
いつもの二人の言い合いが始まった。
ギャー!
ギャー!
と、騒いでいると森の方からガサガサッと何者かが現れた。
「おいおい、騒がしいから罠かと思ったら、ただの痴話喧嘩かよ」
「へっへっへっ、なかなか良い女じゃねーか?」
「オラッ!死にたくなかったら有り金とその女を置いていきな!」
ぞろぞろと、10名ほどの盗賊が狙い済ましたように現れた。
「よしっ!結果オーライ!」
「嘘付けっ!?」
シオンとグレンの漫才に痺れを切らした盗賊が襲ってきた!
「女は傷付けるなよ!」
「おう!」
一方シオン達は─
「そういえば、シオン達は戦えるのか?」
アークが剣を構えながら尋ねた。
「愚問ね!見てなさいよ!」
シオンが、腰にあった鋼の剣を引き抜き盗賊へ向かっていった。
「なっ!?」
シオン(女)が飛び出してきた事に盗賊が驚いた。そしてシオンは躊躇いなく盗賊を斬り付けた!
「ぎゃっ!?」
「ぐわぁぁあ!!!」
盗賊の悲鳴が響き渡った。そして、グレンもシオンの後に続き、盗賊達を斬り伏せた。
あっという間に、盗賊達は全滅した。
しかし、命まで奪ってはいない。腕を飛ばしたりして行動不能にしたのだ。
そして、盗賊に軽く回復魔法を掛けて、アジトの場所を聞き出した。
「さて、死にたくなければアジトの情報を言いなさい。そしたら腕を元にくっ付けてあげるわよ?」
盗賊達は震え上がりガタガタ震えた。
「驚いたな………」
アークが素直に呟いた。
「えへへっ♪凄いでしょっ!」
シオンが胸を張って答えた。
「いや、剣の腕前というより、殺してないとはいえ、躊躇いなく盗賊を斬り伏せたことだ。」
「えっ、だって殺さないと私達が殺られるし?」
「盗賊なんてやっているんだ。逆に殺されても文句は言えないだろう?それに、このくらいの雑魚なら手加減できるしな」
グレンもそう言って剣を閉まった。アークはこの二人の感性に少し疑問を抱きつつも、盗賊に尋問した。盗賊達は泣きながら助けてくれと懇願して、知っている情報を全て吐いたのだった。
「意外と近いね?」
「ああ、窪地になっているから裏側が見えないだけで近いな」
シオン達はどうするか話し合い、盗まれた商人の荷物を取り返す為に、盗賊達のアジトへ向かうのだった。
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