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1章:隠れ里攻防戦!
呪いの聖剣?
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この変態聖剣の言葉にシオンの目からハイライトが消え、無言の圧力が充満した。
「……………」
ビクッ!?
『え、え~とシオンさん?』
表情の消えたシオンが無言で聖剣に近付くと─
「よせ、まだこの聖剣には聞きたい事がある!」
アークはシオンの肩を掴んで止めた。
「何よ?」
不快な顔をするシオンを無視して聖剣に尋ねた。
「そのアーティファクトを集めれば力を取り戻し、呪いを解除できるんだな?」
『モチのロンですよー!』
急に元気になる聖剣に今度はグレンが尋ねた。
「それで?そのアーティファクトって何処にあるんだよ?」
『知りません!』
!????
「はい?」
『だから知りません。全てのアーティファクトを外されてここに封印されましたから、その後どこに持ってかれたかわかんないのです』
役にたたねぇ~!
「なら今の貴方は何ができるのよ?」
『全てのアーティファクトを外された状態ですと、切れ味は名刀並みにあり、斬撃が聖属性の攻撃になりますよ~死霊系には大打撃ですね♪ドヤサッ』
ドヤ顔で言いやがって。ってか、顔って何処よ!
「役に立たないなら置いていくか?」
「そうね。その方が世の中のためみたい」
『えっ!?ちょっと、待っ─』
「全てのアーティファクトを見つけてきてから戻ってきた方がいいか?」
アークだけは真面目に考えていた。
『うわぁぁぁぁっっん!!!!私だって100年も封印されて寂しかったんですーーーーー!!!!!置いていかないでーーーーー!!!!!』
聖剣は触れてもないのに地面をスライディングしてシオンの足下まで行った。
先ほどのデジャブか、シオンの姿が重なった。
「うっ…………そう言われると、ちょっと可哀想かも………」
そう、シオンはお人好しなのだ。
『それに、私にも名前があるんですよ!聖剣、聖剣って名前で呼んで下さいよ~』
「へぇ~どんな名前なの?」
『リリーです♪』
「へぇ~リリーって言うんだ?」
あれ?リリーって百合って意味じゃ無かったっけ?
突然、聖剣が光輝くとシオンの右手に吸い込まれるように消えていった。
「えっ!?えっ!?なに?何が起こったの!?」
『大丈夫です。契約が成立したのでシオンの体内に収納されただけです。シオン、出てこいと頭で念じて下さい』
シオンが念じると『聖剣リリー』は右手に現れた。
『どうです?便利でしょう?敵に捕まってもいつでも聖剣を取り出せれるんですよ♪』
「うん、便利だね…………じゃ、なーーーーい!何をしたのよ!」
『ふっふっふっ、シオンが私の名前を呼んだ事で契約が結ばれました。これでシオンは私のマスターになったのです!これで私を置いていくことはできませんよー!そしてお風呂の時もトイレの時も一緒ですよ♪グフフッ』
「なっ─!?」
「なんか聖剣っていうより、呪いの武器みたいだな?」
「呪いの変態聖剣なんて最悪だな………」
うん、まさにその通りだよ!?
「くっ………このまま連れて行くしかないのか………トホホ」
シオンは肩を落として変態聖剣を持ちながら南の祠を後にするのだった。
「……………」
ビクッ!?
『え、え~とシオンさん?』
表情の消えたシオンが無言で聖剣に近付くと─
「よせ、まだこの聖剣には聞きたい事がある!」
アークはシオンの肩を掴んで止めた。
「何よ?」
不快な顔をするシオンを無視して聖剣に尋ねた。
「そのアーティファクトを集めれば力を取り戻し、呪いを解除できるんだな?」
『モチのロンですよー!』
急に元気になる聖剣に今度はグレンが尋ねた。
「それで?そのアーティファクトって何処にあるんだよ?」
『知りません!』
!????
「はい?」
『だから知りません。全てのアーティファクトを外されてここに封印されましたから、その後どこに持ってかれたかわかんないのです』
役にたたねぇ~!
「なら今の貴方は何ができるのよ?」
『全てのアーティファクトを外された状態ですと、切れ味は名刀並みにあり、斬撃が聖属性の攻撃になりますよ~死霊系には大打撃ですね♪ドヤサッ』
ドヤ顔で言いやがって。ってか、顔って何処よ!
「役に立たないなら置いていくか?」
「そうね。その方が世の中のためみたい」
『えっ!?ちょっと、待っ─』
「全てのアーティファクトを見つけてきてから戻ってきた方がいいか?」
アークだけは真面目に考えていた。
『うわぁぁぁぁっっん!!!!私だって100年も封印されて寂しかったんですーーーーー!!!!!置いていかないでーーーーー!!!!!』
聖剣は触れてもないのに地面をスライディングしてシオンの足下まで行った。
先ほどのデジャブか、シオンの姿が重なった。
「うっ…………そう言われると、ちょっと可哀想かも………」
そう、シオンはお人好しなのだ。
『それに、私にも名前があるんですよ!聖剣、聖剣って名前で呼んで下さいよ~』
「へぇ~どんな名前なの?」
『リリーです♪』
「へぇ~リリーって言うんだ?」
あれ?リリーって百合って意味じゃ無かったっけ?
突然、聖剣が光輝くとシオンの右手に吸い込まれるように消えていった。
「えっ!?えっ!?なに?何が起こったの!?」
『大丈夫です。契約が成立したのでシオンの体内に収納されただけです。シオン、出てこいと頭で念じて下さい』
シオンが念じると『聖剣リリー』は右手に現れた。
『どうです?便利でしょう?敵に捕まってもいつでも聖剣を取り出せれるんですよ♪』
「うん、便利だね…………じゃ、なーーーーい!何をしたのよ!」
『ふっふっふっ、シオンが私の名前を呼んだ事で契約が結ばれました。これでシオンは私のマスターになったのです!これで私を置いていくことはできませんよー!そしてお風呂の時もトイレの時も一緒ですよ♪グフフッ』
「なっ─!?」
「なんか聖剣っていうより、呪いの武器みたいだな?」
「呪いの変態聖剣なんて最悪だな………」
うん、まさにその通りだよ!?
「くっ………このまま連れて行くしかないのか………トホホ」
シオンは肩を落として変態聖剣を持ちながら南の祠を後にするのだった。
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