七色の魔弾使い

naturalsoft

文字の大きさ
8 / 52

勝負!

しおりを挟む
次の日になり放課後になりました。

「二人ともありがとうね。格下だといって油断はしないから安心して」

いつもの自信に満ちたルビーがいた。

「ああ、信じているが気を付けてな」

!?

「まぁ♪愛するルビーが傷つくと生きていられない!無事に戻ってきてくれ!なんて♪」

ルビーは頬を赤めてクネクネしながら悶えた。

「おい?ルビー嬢、気持ち悪いぞ。変なものでも喰ったか?」

アッシュの言葉にソッとボディーブローを喰らわせたルビーは気を引き締めて歩いていった。

今回の剣魔決闘は、屋内にある闘技場のような場所で行われる事になった。ここは学年関係なく訪れることのできる場所であり、毎日の様に決闘が行われる場所である。

前回グランドで決闘したのは体育の授業の時に使う結界装置であり、本格的な剣魔決闘はこの場所で普段は行われるのだ。

「貴女がマリン・ストロークなのかしら?」

目の前にはルビー同じく、腰まで伸ばした蒼髪の女性が腕を組んで待っていた。

「ええ、そうよ。初めましてルビー・ローズ樣。今日は、お互いに全力を尽くしましょうね」

マリン令嬢は自信に溢れた様子で、強気な姿勢だった。

「もちろんよ。ただ、あっさりとやられないでね?勝負になれば良いのだけでど」

ルビーはルビーで相手を徴発した。

バチッバチッと火花が飛び散った。

「へぇ?私(わたくし)の殺気に怯まないなんてやるじゃない?」
「余裕でいられるのも今のうちですよ。すぐにその余裕を打ち砕いてあげますわ」

ルビーは腕を組んでマリンを睨み付けた。

『言ってくれるわね。それだけ自信があると言うことかしら。シオン達が調べてくれた情報では、侮れない魔力量らしいわね。油断せずに殺ってあげるわよ』

二人が睨み合っていると時間になり、第三者の教師がやってきて、立ち会いの下に剣魔決闘が開始された。


「さぁ!いくわよっ!」

マリンはレイピアを抜くとすぐに呪文を唱え、レイピアの先から水の球体を放った。
どうやら、柄の所に魔石が埋め込まれており、杖としての役割も持っているようだ。

「魔法が速いぞ!?」

通常の魔法より素早く放つ事で、相手に呪文を唱えさせない作戦のようだ。

ルビーは円球のフィールドで走って魔法を避けた。

「まだまだ行きますよ!」

今度は連続で水の球体を放った。

「ウォーターボール連射!」

ドドドドドドッ!!!!

水の球体がどんどんルビーに襲い掛かる。
タッタタタタ……………

ルビーは駆けながら避けた。ルビーの通ったすぐ後ろに魔法が着弾し、石でできた壁にヒビを入れた。

「くっ、当たらない!?」

動揺したマリンにルビーがお返しにと反撃に転じた。

「お返しよ!ファイヤー・ボール!連射!」

今度はルビーが魔法を連射した。

!?

「ウォーターシールド!」

マリンは咄嗟に床から空に向かって水柱を出現させ、ルビーの攻撃を防いだ。

『へぇ~やるじゃない?』

ルビーは心の中で感心していた。
まだまだ余裕のあるルビーに声が響いた。

「ルビー!油断するな!来るぞ!!!」

ハッ!
シオンの声に意識をマリンに向けると、下から上に向かっていた水柱が、空から竜の姿となって襲い掛かってきた。





しおりを挟む
感想 2

あなたにおすすめの小説

最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。

MP
ファンタジー
高校2年の夏。 高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。 地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。 しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。

セクスカリバーをヌキました!

ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。 国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。 ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……

熟女愛好家ユウスケの青春(熟女漁り)

MisakiNonagase
恋愛
高校まで勉強一筋で大学デビューをしたユウスケは家庭教師の教え子の母親と不倫交際するが、彼にとって彼女とが初の男女交際。そこでユウスケは自分が熟女好きだと自覚する。それからユウスケは戦略と実戦を重ねて、清潔感と聞き上手を武器にたくさんの熟女と付き合うことになるストーリーです。

生贄にされた少年。故郷を離れてゆるりと暮らす。

水定ゆう
ファンタジー
 村の仕来りで生贄にされた少年、天月・オボロナ。魔物が蠢く危険な森で死を覚悟した天月は、三人の異形の者たちに命を救われる。  異形の者たちの弟子となった天月は、数年後故郷を離れ、魔物による被害と魔法の溢れる町でバイトをしながら冒険者活動を続けていた。  そこで待ち受けるのは数々の陰謀や危険な魔物たち。  生贄として魔物に捧げられた少年は、冒険者活動を続けながらゆるりと日常を満喫する!  ※とりあえず、一時完結いたしました。  今後は、短編や別タイトルで続けていくと思いますが、今回はここまで。  その際は、ぜひ読んでいただけると幸いです。

【超速爆速レベルアップ】~俺だけ入れるダンジョンはゴールドメタルスライムの狩り場でした~

シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
ダンジョンが出現し20年。 木崎賢吾、22歳は子どもの頃からダンジョンに憧れていた。 しかし、ダンジョンは最初に足を踏み入れた者の所有物となるため、もうこの世界にはどこを探しても未発見のダンジョンなどないと思われていた。 そんな矢先、バイト帰りに彼が目にしたものは――。 【自分だけのダンジョンを夢見ていた青年のレベリング冒険譚が今幕を開ける!】

アラフォーおっさんの週末ダンジョン探検記

ぽっちゃりおっさん
ファンタジー
 ある日、全世界の至る所にダンジョンと呼ばれる異空間が出現した。  そこには人外異形の生命体【魔物】が存在していた。  【魔物】を倒すと魔石を落とす。  魔石には膨大なエネルギーが秘められており、第五次産業革命が起こるほどの衝撃であった。  世は埋蔵金ならぬ、魔石を求めて日々各地のダンジョンを開発していった。

男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件

美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…? 最新章の第五章も夕方18時に更新予定です! ☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。 ※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます! ※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。 ※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!

氷河期世代のおじさん異世界に降り立つ!

本条蒼依
ファンタジー
 氷河期世代の大野将臣(おおのまさおみ)は昭和から令和の時代を細々と生きていた。しかし、工場でいつも一人残業を頑張っていたがとうとう過労死でこの世を去る。  死んだ大野将臣は、真っ白な空間を彷徨い神様と会い、その神様の世界に誘われ色々なチート能力を貰い異世界に降り立つ。  大野将臣は異世界シンアースで将臣の将の字を取りショウと名乗る。そして、その能力の錬金術を使い今度の人生は組織や権力者の言いなりにならず、ある時は権力者に立ち向かい、又ある時は闇ギルド五竜(ウーロン)に立ち向かい、そして、神様が護衛としてつけてくれたホムンクルスを最強の戦士に成長させ、昭和の堅物オジサンが自分の人生を楽しむ物語。

処理中です...