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第2章:繋がり!
ラブレター?いいえ勧誘です!
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「詩音は部活に入らないの?」
「私?私は入らないわよ?」
詩音は即答した。
「えーなんで!?」
「詩音なら軽音楽部やコーラス部でもいけるんじゃない?」
「あー私は人と合わせるのが苦手でね。バイトもあるし部活はパスかな?自由に動けるストリートライブで十分よ」
詩音はエアギターの真似をしてババンッと言った。
「うん!詩音は格好いいから良いよね!」
「でも、部活勧誘が凄そうね・・」
詩音は首を傾げた。
「部活勧誘?」
「もう学校が始まって一週間でしょう?部活勧誘が始まるわ!詩音はすでに全校生徒に知れ渡っているから勧誘が凄いわよ~♪」
「なんで?私は運動神経は良いけど音楽しかやらないわよ?」
チッチッチッ!
「甘いわ!シロップに蜂蜜と生クリームを混ぜるくらい甘いわよ!?」
なんだってーーーー!?
「なんでだよ!?」
香織はビシッ!と詩音を指差した!
「詩音!貴女は桜ヶ丘学園のアイドルなのよ!」
アイドルになったつもりはないよ!?
「詩音というアイドルが入部した部活は注目され、新入生部員がたくさん入部するでしょう!」
私は客寄せパンダかい!?
「故に、各部活の部員達は死にもの狂いで勧誘に来るでしょう!」
こわっ!!!?怖いよ!?
はっ!?
「あっ、もしかしてアレッてそう言う事だったのか~!」
詩音は思い付いたように鞄から手紙を取り出した。
「どうしたのそれ?」
「ここ最近、下駄箱に入っていたのよ。古風なラブレターみたい」
詩音はため息を吐きながら言った。
「「「ラブレター!!!?」」」
くそっーー!いつの間にそんな物を!?
「さすがは詩音!モテるわね~!」
「まぁ、詩音だしね~」
「うん、詩音だし!」
詩音は腰に手を当てて何よ~!と怒った。そして手紙をみんなに見せた。
「ちゃんと見てよ!全部、部活の勧誘よ!なんでこんなに勧誘が来るのかわからなかったけど、ようやく香織の話しで納得いったわ!」
へぇ~詩音からの手紙を色々と見せてもらった。
「え~と、バスケ部、テニス部、バレー部ね・・」
「まぁ、詩音の身長なら妥当だけど・・え、将棋部?」
「まって、まだまだあるわ。チアリーダー部にコーラス部、手芸部?に文芸部・・あはは」
詩音と関係の無さそうな部活の勧誘も多々あった。
「香織の言う通り、詩音を入れて新入生の新入部員を増やそうとしているようね」
「だからどこにも入らないって言ってるのに~」
「でも、詩音って運動も出来るのよね?」
「うん、運動神経は良いわよ」
キュッピーン!?
「今日の体育は50メール走らしいから勝負しましょう!」
おお!体育会系のノリだね!
「良いけど香織は短距離走なの?」
「いいえ、長距離走の方だけど?」
詩音は首を傾げて言った。
「だったら止めておいた方が良いわよ」
「どうして?」
「だって私、調子の良い時で50メール走なら7秒切るよ?」
!?
「マジ?」
「マジだけど?」
香織は目をキラキラさせて詩音の肩を掴んだ。
「詩音!君は陸上部に入るべきだ!一緒に青春の汗を流そう!」
なんかキャラが変わってる!?
「だ、誰か香織を止めてよーーーー!!!!?」
めぐみを初め、小鳥や静香は目を反らした。
裏切り者ーーーー!!!!?
「こ、小鳥!貴女だって女子では背の高い方じゃない!助けてよ!」
小鳥は少し考えて言った。
「そうだね。助けてあげる!香織も落ち着いて。詩音はバスケ部に入るんだからー」
!?
「小鳥ーーーー!!!!?裏切り者ーーーー!!!!?」
詩音の叫び声がこだまするのでした。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
【後書き】
愚者の声
「万能超人はどこでも引っ張りだこですね~味方はいないのか!?」
「私?私は入らないわよ?」
詩音は即答した。
「えーなんで!?」
「詩音なら軽音楽部やコーラス部でもいけるんじゃない?」
「あー私は人と合わせるのが苦手でね。バイトもあるし部活はパスかな?自由に動けるストリートライブで十分よ」
詩音はエアギターの真似をしてババンッと言った。
「うん!詩音は格好いいから良いよね!」
「でも、部活勧誘が凄そうね・・」
詩音は首を傾げた。
「部活勧誘?」
「もう学校が始まって一週間でしょう?部活勧誘が始まるわ!詩音はすでに全校生徒に知れ渡っているから勧誘が凄いわよ~♪」
「なんで?私は運動神経は良いけど音楽しかやらないわよ?」
チッチッチッ!
「甘いわ!シロップに蜂蜜と生クリームを混ぜるくらい甘いわよ!?」
なんだってーーーー!?
「なんでだよ!?」
香織はビシッ!と詩音を指差した!
「詩音!貴女は桜ヶ丘学園のアイドルなのよ!」
アイドルになったつもりはないよ!?
「詩音というアイドルが入部した部活は注目され、新入生部員がたくさん入部するでしょう!」
私は客寄せパンダかい!?
「故に、各部活の部員達は死にもの狂いで勧誘に来るでしょう!」
こわっ!!!?怖いよ!?
はっ!?
「あっ、もしかしてアレッてそう言う事だったのか~!」
詩音は思い付いたように鞄から手紙を取り出した。
「どうしたのそれ?」
「ここ最近、下駄箱に入っていたのよ。古風なラブレターみたい」
詩音はため息を吐きながら言った。
「「「ラブレター!!!?」」」
くそっーー!いつの間にそんな物を!?
「さすがは詩音!モテるわね~!」
「まぁ、詩音だしね~」
「うん、詩音だし!」
詩音は腰に手を当てて何よ~!と怒った。そして手紙をみんなに見せた。
「ちゃんと見てよ!全部、部活の勧誘よ!なんでこんなに勧誘が来るのかわからなかったけど、ようやく香織の話しで納得いったわ!」
へぇ~詩音からの手紙を色々と見せてもらった。
「え~と、バスケ部、テニス部、バレー部ね・・」
「まぁ、詩音の身長なら妥当だけど・・え、将棋部?」
「まって、まだまだあるわ。チアリーダー部にコーラス部、手芸部?に文芸部・・あはは」
詩音と関係の無さそうな部活の勧誘も多々あった。
「香織の言う通り、詩音を入れて新入生の新入部員を増やそうとしているようね」
「だからどこにも入らないって言ってるのに~」
「でも、詩音って運動も出来るのよね?」
「うん、運動神経は良いわよ」
キュッピーン!?
「今日の体育は50メール走らしいから勝負しましょう!」
おお!体育会系のノリだね!
「良いけど香織は短距離走なの?」
「いいえ、長距離走の方だけど?」
詩音は首を傾げて言った。
「だったら止めておいた方が良いわよ」
「どうして?」
「だって私、調子の良い時で50メール走なら7秒切るよ?」
!?
「マジ?」
「マジだけど?」
香織は目をキラキラさせて詩音の肩を掴んだ。
「詩音!君は陸上部に入るべきだ!一緒に青春の汗を流そう!」
なんかキャラが変わってる!?
「だ、誰か香織を止めてよーーーー!!!!?」
めぐみを初め、小鳥や静香は目を反らした。
裏切り者ーーーー!!!!?
「こ、小鳥!貴女だって女子では背の高い方じゃない!助けてよ!」
小鳥は少し考えて言った。
「そうだね。助けてあげる!香織も落ち着いて。詩音はバスケ部に入るんだからー」
!?
「小鳥ーーーー!!!!?裏切り者ーーーー!!!!?」
詩音の叫び声がこだまするのでした。
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【後書き】
愚者の声
「万能超人はどこでも引っ張りだこですね~味方はいないのか!?」
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