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第2章:繋がり!
友達になりたい!
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詩音が教室に入ってきた。
「おはよう!」
「ええ、おはよう。早いのね?」
今日はサトねぇに通学路を教えてもらう為、早く出てきただけなんだけどね!
「今日は初めての登校日だからね。それより朝は徒歩だったよね?家が近いの?」
さりげなく詩音の情報を得ようと話題を振ってみる。
(ふふふっ、私は意外としたたかなんですよ?)
「そうね。学校の近く・・丘の麓に引っ越して来たから近いわね」
「へぇ~そうなんだ。この時期に引っ越しって大変だったね」
「いや・・まぁ、一人暮らしの為だからそんなには・・・ね」
なんと!?一人暮らしですか!?
「一人暮らしなんだね。家が遠かったの?」
「まぁ、そんな感じだよ。アパートを借りて気ままに暮らしてる。バイトもしないといけないから大変かも知れないけどね」
バイトもするんだ!色々と情報を拾えたぜぃ!?
「凄いよね!歌もとっても素敵だ!入学式の時にお母さんがビデオ撮影してくれてたの。詩音のアカペラの歌を聞き直したけど、とっても良かった!」
詩音は驚いたように尋ねた。
「えっ!?撮影してたの!?」
「うん、まぁ入学式を撮ってたんだけど詩音の歌も撮れてたのよ?」
詩音は手を顎に当てて考える仕草をしたのち、切り出した。
「あの井上さんだったよね?ちょっとお願いがあるんだけど?いいかな?」
「めぐみで良いよ。私も詩音って呼んでるし。それで何?」
「その撮影したビデオを見せて欲しいの!出来ればコピーしてもらえると嬉しい。テープ代は出すから!」
「それくらい御安い御用だよ♪私の家も結構近くだから家に来る?」
「えっ、そんな!いきなり押し掛けるのは迷惑なんじゃ・・?」
「大丈夫だよ!今日は半日しか授業ないしね!」
ここで家に来て貰えると詩音と友達になれるし!ぜひとも来てちょうだい!
「それじゃ・・お邪魔して良いかな?」
遠慮がちに言ってきた詩音に二つ返事でOKをした。お母さん!グッチョブ!!!
・
・
・
・
・
・
・
・
・
初日ともあり、学校案内や設備の使い方などで半日で授業が終わり、詩音と一緒に帰る事になった。
「詩音は桜ヶ丘に通学するために一人暮らしを始めたんだよね?」
「そうね。ただ私が一人暮らしをしている事はなるべく秘密にしておいてね。変な人が押し掛けてきても困るから・・」
「詩音がそう言うならわかったわ」
うわぁ~!詩音との二人だけの秘密だわ!?
「詩音は昔から歌が上手かったの?」
「う~ん?上手かったより歌うのが好きだったから自然とね~」
私と詩音はお互いの事を話しながら帰った。
「あれ・・?ここは?」
【喫茶店 いのうえ】
「喫茶店?」
「うちの店です!」
驚いた顔で詩音が尋ねた。
「喫茶店やってたの!?」
「うん!おばあちゃんから続いている家族経営の店だよ。お父さんはサラリーマンやってるから、お母さんが実際に経営をやってるの」
「へぇ~」
感心したように私の後を付いてくる。
カランッ
カランッ
扉を開けると来客を報せる音がして、カウンターの向こうにいた店員さん?がこちらを見て言った。
「いらっしゃいませ~」
「凛さんただいまー」
「なんだ、めぐちゃんか~紛らわしいよ」
「相変わらずだねー。ちゃんとお客さんを見ないからだよ?」
「洗い物してたんだから仕方がないの!」
めぐみはため息を付いて奥へと向かった。
「今日は友達を連れて来たから後で飲み物を頼むね」
「友達って小鳥ちゃん?・・・じゃないみたいね。入学してすぐに新しい友達が出来るなんて凄いじゃん!お母さんは嬉しいよ♪」
「凛さんを母に持ったつもりはないから!」
詩音は戸惑いながらも挨拶をした。
「えっと・・皇 詩音です。お邪魔します!」
「ほらっ!詩音が戸惑っているじゃないですか!?紹介するね。こちらは石神 凛さんでうちの従業員です。かれこれもう10年は働いているベテランさんだよ~」
「はははっ、めぐちゃんの小さい時から知っているからね!何か知りたい事があれば何でも言ってね」
詩音は苦笑いをしながらお店を抜けて自宅であるめぐみの部屋へと向かった。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
【後書き】
愚者の声
「どんどん新キャラが出て来て頭がパンクしそうです・・」
( ;∀;)
「おはよう!」
「ええ、おはよう。早いのね?」
今日はサトねぇに通学路を教えてもらう為、早く出てきただけなんだけどね!
「今日は初めての登校日だからね。それより朝は徒歩だったよね?家が近いの?」
さりげなく詩音の情報を得ようと話題を振ってみる。
(ふふふっ、私は意外としたたかなんですよ?)
「そうね。学校の近く・・丘の麓に引っ越して来たから近いわね」
「へぇ~そうなんだ。この時期に引っ越しって大変だったね」
「いや・・まぁ、一人暮らしの為だからそんなには・・・ね」
なんと!?一人暮らしですか!?
「一人暮らしなんだね。家が遠かったの?」
「まぁ、そんな感じだよ。アパートを借りて気ままに暮らしてる。バイトもしないといけないから大変かも知れないけどね」
バイトもするんだ!色々と情報を拾えたぜぃ!?
「凄いよね!歌もとっても素敵だ!入学式の時にお母さんがビデオ撮影してくれてたの。詩音のアカペラの歌を聞き直したけど、とっても良かった!」
詩音は驚いたように尋ねた。
「えっ!?撮影してたの!?」
「うん、まぁ入学式を撮ってたんだけど詩音の歌も撮れてたのよ?」
詩音は手を顎に当てて考える仕草をしたのち、切り出した。
「あの井上さんだったよね?ちょっとお願いがあるんだけど?いいかな?」
「めぐみで良いよ。私も詩音って呼んでるし。それで何?」
「その撮影したビデオを見せて欲しいの!出来ればコピーしてもらえると嬉しい。テープ代は出すから!」
「それくらい御安い御用だよ♪私の家も結構近くだから家に来る?」
「えっ、そんな!いきなり押し掛けるのは迷惑なんじゃ・・?」
「大丈夫だよ!今日は半日しか授業ないしね!」
ここで家に来て貰えると詩音と友達になれるし!ぜひとも来てちょうだい!
「それじゃ・・お邪魔して良いかな?」
遠慮がちに言ってきた詩音に二つ返事でOKをした。お母さん!グッチョブ!!!
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初日ともあり、学校案内や設備の使い方などで半日で授業が終わり、詩音と一緒に帰る事になった。
「詩音は桜ヶ丘に通学するために一人暮らしを始めたんだよね?」
「そうね。ただ私が一人暮らしをしている事はなるべく秘密にしておいてね。変な人が押し掛けてきても困るから・・」
「詩音がそう言うならわかったわ」
うわぁ~!詩音との二人だけの秘密だわ!?
「詩音は昔から歌が上手かったの?」
「う~ん?上手かったより歌うのが好きだったから自然とね~」
私と詩音はお互いの事を話しながら帰った。
「あれ・・?ここは?」
【喫茶店 いのうえ】
「喫茶店?」
「うちの店です!」
驚いた顔で詩音が尋ねた。
「喫茶店やってたの!?」
「うん!おばあちゃんから続いている家族経営の店だよ。お父さんはサラリーマンやってるから、お母さんが実際に経営をやってるの」
「へぇ~」
感心したように私の後を付いてくる。
カランッ
カランッ
扉を開けると来客を報せる音がして、カウンターの向こうにいた店員さん?がこちらを見て言った。
「いらっしゃいませ~」
「凛さんただいまー」
「なんだ、めぐちゃんか~紛らわしいよ」
「相変わらずだねー。ちゃんとお客さんを見ないからだよ?」
「洗い物してたんだから仕方がないの!」
めぐみはため息を付いて奥へと向かった。
「今日は友達を連れて来たから後で飲み物を頼むね」
「友達って小鳥ちゃん?・・・じゃないみたいね。入学してすぐに新しい友達が出来るなんて凄いじゃん!お母さんは嬉しいよ♪」
「凛さんを母に持ったつもりはないから!」
詩音は戸惑いながらも挨拶をした。
「えっと・・皇 詩音です。お邪魔します!」
「ほらっ!詩音が戸惑っているじゃないですか!?紹介するね。こちらは石神 凛さんでうちの従業員です。かれこれもう10年は働いているベテランさんだよ~」
「はははっ、めぐちゃんの小さい時から知っているからね!何か知りたい事があれば何でも言ってね」
詩音は苦笑いをしながらお店を抜けて自宅であるめぐみの部屋へと向かった。
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【後書き】
愚者の声
「どんどん新キャラが出て来て頭がパンクしそうです・・」
( ;∀;)
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