聖女は支配する!あら?どうして他の聖女の皆さんは気付かないのでしょうか?早く目を覚ましなさい!我々こそが支配者だと言う事に。

この短編は3部構成となっております。1話完結型です。

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オラクル聖王国の筆頭聖女であるシオンは疑問に思っていた。
癒やしを求めている民を後回しにして、たいした怪我や病気でもない貴族のみ癒やす仕事に。
そして、身体に負担が掛かる王国全体を覆う結界の維持に、当然だと言われて御礼すら言われない日々に。

「フフフッ、ある時気付いただけですわ♪」

ある時、白い紙にインクが滲むかの様に、黒く染まっていく聖女がそこにはいた。


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