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パックイベント13
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腰や体をいためさせない弾力が絶妙で、なかなか快適だ。トレントが何かを発しているのか、見る限りでは虫もいない。
……一晩拘束する代わりに、不自由は絶対にさせないというトレントの謎のこだわりを感じるなあ。ありがたいんだか、そもそも拘束しなきゃいいだけなんだからやっぱり迷惑なんだか。
まあ、パックさんの言ってた通り、私達はトレントにとっては拾った子猫。最大限の配慮で、私達が一晩快適に過ごせるようにしてくれてるんだから、一応感謝はしておこう。……猫ちゃん撫でる感じでさっきからすりすりしてる蔓に、頬ずり仕返すくらいは。
「……あー。暗くなって星が出て来たねえ」
パックさんがそう言った瞬間、頭上の枝が割れて、星空が露わになった。
「……トレントさん。本当は人語理解してない?」
思わず疑惑の眼差しで蔓を見つめてしまうが、蔓は相変わらず縦横無尽に動いて、私やパックさんを撫で回している。
……人語理解してても、逃す気0なら、まあ結局は同じことか。真実はトレントのみ知るというわけだ。
「……それにしても。トレントさんの特性がエロ漫画的なそれでなくて良かったよ」
「リッカちゃん? どうかした?」
「あははーいや、何でもないです。いやー、星が綺麗ですね」
まあ、これも一種の拘束触手プレイとも言えなくないか、なんて考えを首を横に振ってふりはらう。
……べ、別に前世兄ちゃんが隠し持っていたファンタジー系エロ漫画のことなんか、思い出していないんだから! ゴリゴリリア充なヤンキーの癖に、性癖に関しては変にマニアックなんだなって妙に関心させられたことなんて、ちーっとも覚えていないからね! 「これ、自分で買ったの?」って兄ちゃん羞恥で殺す気で聞いてやれば良かったなんて、密かに後悔なんかしてないから!!(敢えて、見つかったのが分かるような感じに放置してみたら、次の日から隠し場所変わってたよね。うん)
……一晩拘束する代わりに、不自由は絶対にさせないというトレントの謎のこだわりを感じるなあ。ありがたいんだか、そもそも拘束しなきゃいいだけなんだからやっぱり迷惑なんだか。
まあ、パックさんの言ってた通り、私達はトレントにとっては拾った子猫。最大限の配慮で、私達が一晩快適に過ごせるようにしてくれてるんだから、一応感謝はしておこう。……猫ちゃん撫でる感じでさっきからすりすりしてる蔓に、頬ずり仕返すくらいは。
「……あー。暗くなって星が出て来たねえ」
パックさんがそう言った瞬間、頭上の枝が割れて、星空が露わになった。
「……トレントさん。本当は人語理解してない?」
思わず疑惑の眼差しで蔓を見つめてしまうが、蔓は相変わらず縦横無尽に動いて、私やパックさんを撫で回している。
……人語理解してても、逃す気0なら、まあ結局は同じことか。真実はトレントのみ知るというわけだ。
「……それにしても。トレントさんの特性がエロ漫画的なそれでなくて良かったよ」
「リッカちゃん? どうかした?」
「あははーいや、何でもないです。いやー、星が綺麗ですね」
まあ、これも一種の拘束触手プレイとも言えなくないか、なんて考えを首を横に振ってふりはらう。
……べ、別に前世兄ちゃんが隠し持っていたファンタジー系エロ漫画のことなんか、思い出していないんだから! ゴリゴリリア充なヤンキーの癖に、性癖に関しては変にマニアックなんだなって妙に関心させられたことなんて、ちーっとも覚えていないからね! 「これ、自分で買ったの?」って兄ちゃん羞恥で殺す気で聞いてやれば良かったなんて、密かに後悔なんかしてないから!!(敢えて、見つかったのが分かるような感じに放置してみたら、次の日から隠し場所変わってたよね。うん)
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