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ルートイベント17
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「食事を終えたら、少し時間はあるか? 見せたいものがあるんだ」
「……おお、さすがルートさん。ある意味想像していた通りです」
壁一面に設置された本棚にぎっちり詰まったドラゴン関係の本の数々に、思わず嘆息する。
……なんか、所々にめちゃくちゃ豪華な装飾されたすげぇ高そうな本も混ざっているんだけど、これ全部売っ払ったらどれくらいの値段になるんだろう。
飾ってあるドラゴンを描いた絵や、模型も高そうだし、下手したらこの部屋のものだけで屋敷建てられそうだな。
「あ、でもドラゴンの牙とかそういったものはレプリカしか置いてないんですね。鱗はあるみたいですけど」
「そういったものは、密猟品か文化遺産で一般人の所持が禁じられているものがほとんどだからな。鱗に関しては、世話人権限で特別に譲ってもらったものだ。……そうは言ってもドラゴンの体の一部だったものは特殊な力が宿っている為、闇取引はなかなか無くならないのだがな」
「それじゃあ、やっぱり……生え変わった乳歯とかも、所持してるとまずいんですかね?」
……実はラドの乳歯、抜けたの「リッカに持ってて欲しい!」って渡されてるんだよね。
抜けた歯にまでは人化の力届かなくなるのか、一晩経ったらバリバリドラゴンの牙!って感じになっちゃって、どう扱えばいいのかとても困ってたんだけど……やっぱり持ってるとまずい感じなのか。どうしよう。
「ドラゴンが自らの意思で譲渡したものに、ケチをつけられる人間なぞいないから安心しろ。何より、リッカは国が正式に卵の世話を託したのだからな。……それより、これを見せたかったんだ」
そう言ってルートさんが本棚から引き抜いた一冊を見て、思わず目を丸くした。
「……絵本?」
「……おお、さすがルートさん。ある意味想像していた通りです」
壁一面に設置された本棚にぎっちり詰まったドラゴン関係の本の数々に、思わず嘆息する。
……なんか、所々にめちゃくちゃ豪華な装飾されたすげぇ高そうな本も混ざっているんだけど、これ全部売っ払ったらどれくらいの値段になるんだろう。
飾ってあるドラゴンを描いた絵や、模型も高そうだし、下手したらこの部屋のものだけで屋敷建てられそうだな。
「あ、でもドラゴンの牙とかそういったものはレプリカしか置いてないんですね。鱗はあるみたいですけど」
「そういったものは、密猟品か文化遺産で一般人の所持が禁じられているものがほとんどだからな。鱗に関しては、世話人権限で特別に譲ってもらったものだ。……そうは言ってもドラゴンの体の一部だったものは特殊な力が宿っている為、闇取引はなかなか無くならないのだがな」
「それじゃあ、やっぱり……生え変わった乳歯とかも、所持してるとまずいんですかね?」
……実はラドの乳歯、抜けたの「リッカに持ってて欲しい!」って渡されてるんだよね。
抜けた歯にまでは人化の力届かなくなるのか、一晩経ったらバリバリドラゴンの牙!って感じになっちゃって、どう扱えばいいのかとても困ってたんだけど……やっぱり持ってるとまずい感じなのか。どうしよう。
「ドラゴンが自らの意思で譲渡したものに、ケチをつけられる人間なぞいないから安心しろ。何より、リッカは国が正式に卵の世話を託したのだからな。……それより、これを見せたかったんだ」
そう言ってルートさんが本棚から引き抜いた一冊を見て、思わず目を丸くした。
「……絵本?」
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