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ルートイベント4
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そう言ってラドはしばらく黙り込むと、さらにぎゅっと強く裾を握った。(ああ、皺になる……まあ、服も支給品なんで良いんだけど)
「……ぼくも、いこっかな」
「無理だよ。禁止されてるでしょ?」
「でも……」
「でも?」
「……………ルート、むっつりだとおもう。りっか、あぶない」
「っぶ!!」
思わず激しく噴き出しそうになって、慌てて笑いを飲み込んだ。
……むっつり! 確かにルートさん、むっつりスケベっぽい雰囲気あるけどさ!
「大丈夫。大丈夫。あの人は女の子の興味<<<【越えられない壁】<<<ドラゴン愛な人だから。ラドが心配するようなことは、何もないって」
「でもルート……さいきん、りっか、じっとみてる。きもちわるい」
相変わらず、ルートさんには特別辛辣だね。されていることはストーカーに近いから仕方ないかもしれないけど。
「心配しないでよ。ルートさんは、確かにドラゴンに関しては変態じみてるけど、れっきとした貴族出身の王宮騎士なんだから。ご飯をごちそうになるだけで、それ以上の意味はないってば」
…………そう言って、不審げに顔をしかめるラドを言い含めたわけだけど。
「ルートの家で食事!? そんなことを了承して、無理やり手篭めにされでもしたら、どうするんですか! 今からでも遅くないから、すぐ断ってください」
予想はしてたけど……案の定シスコンこじらせなセルドアの反応の方がさらに面倒くさかった。
前世の兄ちゃんの経験則からして、こうなるのが目に見えてたからあんまりセルドアに言いたくなかったんだけど、よりにもよって誘われたのが昼だもんなあ。毎日昼になると嬉々としてうちに来るセルドアに(魔術師長ってそんなに暇なんだろうか……)言わないわけにもいくまい。後が怖い。
「……ぼくも、いこっかな」
「無理だよ。禁止されてるでしょ?」
「でも……」
「でも?」
「……………ルート、むっつりだとおもう。りっか、あぶない」
「っぶ!!」
思わず激しく噴き出しそうになって、慌てて笑いを飲み込んだ。
……むっつり! 確かにルートさん、むっつりスケベっぽい雰囲気あるけどさ!
「大丈夫。大丈夫。あの人は女の子の興味<<<【越えられない壁】<<<ドラゴン愛な人だから。ラドが心配するようなことは、何もないって」
「でもルート……さいきん、りっか、じっとみてる。きもちわるい」
相変わらず、ルートさんには特別辛辣だね。されていることはストーカーに近いから仕方ないかもしれないけど。
「心配しないでよ。ルートさんは、確かにドラゴンに関しては変態じみてるけど、れっきとした貴族出身の王宮騎士なんだから。ご飯をごちそうになるだけで、それ以上の意味はないってば」
…………そう言って、不審げに顔をしかめるラドを言い含めたわけだけど。
「ルートの家で食事!? そんなことを了承して、無理やり手篭めにされでもしたら、どうするんですか! 今からでも遅くないから、すぐ断ってください」
予想はしてたけど……案の定シスコンこじらせなセルドアの反応の方がさらに面倒くさかった。
前世の兄ちゃんの経験則からして、こうなるのが目に見えてたからあんまりセルドアに言いたくなかったんだけど、よりにもよって誘われたのが昼だもんなあ。毎日昼になると嬉々としてうちに来るセルドアに(魔術師長ってそんなに暇なんだろうか……)言わないわけにもいくまい。後が怖い。
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