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ハルクはチョロい
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……おおっと、これ以上からかうといい加減マジギレさせそうだ。ちょっと機嫌とっておかないと。
「さてさて、ハルク。作業もひと段落したし、おやつにしよっか」
ハルクとの休憩用に準備したシートをひいて、家の中からポットに入れたお茶とバスケットを準備する。土で汚れた手は、いつものように外の蛇口で洗ってもらい、すっかり習慣づいて来たお茶会のスタートだ。
「じゃ、じゃ、じゃーん! 今日のおやつは、手作りシュークリームです。いつもより、時間と手間をかけてみました」
人化ラドがね、しゃべる分色々相手するのが大変になったから凝った菓子作りで逃避してみました。てへ☆
お菓子作ってる間は、待ってれば美味しいものありつけるの理解してるから、ラドは大人しくなるんだよね。今も部屋の中で、静かにシュークリーム食べてたし。(いや、もしかしたらセルドアが言ってた、あまり動かない方がいいって言葉に従っているだけかもだけど……でも、別に体調悪いようには見えないんだけどなあ。全然)
「…………美味いな。これ。サクサクの生地と、卵の味がしっかりしたカスタードのバランスが絶妙だ」
「でしょ? でしょ?」
シュークリームを食べさせると、見た目には分かりづらいけど、案の定ハルクの機嫌は急上昇した。相変わらずチョロいのう。とりあえず、甘いものさえ与えとけばいいんだから。
夢中でシュークリームを食べ終え、即2個目に手を伸ばしてきたハルクに内心ほくそ笑みながら、自分の分のシュークリームを囓る。……うむ。我ながら、良い出来だ。
「……そうだ。リッカ。マンドラゴラの発育と、ここの土壌の性質の関連性を調べたいから、少しその辺りの土をもらってもいいか?」
「どーぞ、どーぞ。いくらでも持ってって」
「さてさて、ハルク。作業もひと段落したし、おやつにしよっか」
ハルクとの休憩用に準備したシートをひいて、家の中からポットに入れたお茶とバスケットを準備する。土で汚れた手は、いつものように外の蛇口で洗ってもらい、すっかり習慣づいて来たお茶会のスタートだ。
「じゃ、じゃ、じゃーん! 今日のおやつは、手作りシュークリームです。いつもより、時間と手間をかけてみました」
人化ラドがね、しゃべる分色々相手するのが大変になったから凝った菓子作りで逃避してみました。てへ☆
お菓子作ってる間は、待ってれば美味しいものありつけるの理解してるから、ラドは大人しくなるんだよね。今も部屋の中で、静かにシュークリーム食べてたし。(いや、もしかしたらセルドアが言ってた、あまり動かない方がいいって言葉に従っているだけかもだけど……でも、別に体調悪いようには見えないんだけどなあ。全然)
「…………美味いな。これ。サクサクの生地と、卵の味がしっかりしたカスタードのバランスが絶妙だ」
「でしょ? でしょ?」
シュークリームを食べさせると、見た目には分かりづらいけど、案の定ハルクの機嫌は急上昇した。相変わらずチョロいのう。とりあえず、甘いものさえ与えとけばいいんだから。
夢中でシュークリームを食べ終え、即2個目に手を伸ばしてきたハルクに内心ほくそ笑みながら、自分の分のシュークリームを囓る。……うむ。我ながら、良い出来だ。
「……そうだ。リッカ。マンドラゴラの発育と、ここの土壌の性質の関連性を調べたいから、少しその辺りの土をもらってもいいか?」
「どーぞ、どーぞ。いくらでも持ってって」
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