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気がかりなこと
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「ラドもずいぶん大人しくなったしなー」
いつものように肩に乗ってくるラドのあごを撫でてやりながら、目を細める。
お説教が効いたのか、あの日以来ラドは私が他の人と交流しても、目に見えて拗ねないようになった。
相変わらずパックさん以外には塩対応ではあるけど(パックさんにもけして懐いているわけじゃないけど、撫でられたりすると気持ち良さそうに目を細めてる。……さすが生き物タラシ)それでも、距離を置いてじっと大人しくしてる辺り、たった数日でここまで変わるものかと正直驚いている。
「…………肩にくる負担も、日に日に増していくしな」
……そろそろギブしたいんだけど、どけてくれるだろうか。
ラドが大人しくなって以来、ルートさんが毎日嬉々としてラドの全長と体重を計って記録をつけているが、(初日も私が朝ごはん作っている間に、嫌がるラドと格闘して、秘かに計測してたらしい……本当マニアだな)ちょっとびっくりするくらいの成長速度だ。
一ヶ月もすれば、一緒のベッドに寝られなくなるんじゃないかなー。果たしてそうなったら、ラドは大人しくドラゴン舎に行ってくれるだろうか。今からちょっと心配だ。
穏やかな牧場ライフが続いていく。
ただ一つ、気に掛かることと言えば。
「…………ほんっと、に来なくなったな。ハルク」
→ハルクの家に行く。
放っておく。
ここ数日、ハルクが訪れていた時間になると毎日のように浮かんでくる例の選択肢を横目で長めながら、ため息を吐く。
昨日は雨だったし、その前は遊牧魔法のこととかあったしで、まあいいかって無視してたけど。さすがにそろそろ心配だよなあ。
マンドラゴラも、ガンガン伸びて来てるし。
「……しょうがない。ハルクの家に行ってみるかー」
いつものように肩に乗ってくるラドのあごを撫でてやりながら、目を細める。
お説教が効いたのか、あの日以来ラドは私が他の人と交流しても、目に見えて拗ねないようになった。
相変わらずパックさん以外には塩対応ではあるけど(パックさんにもけして懐いているわけじゃないけど、撫でられたりすると気持ち良さそうに目を細めてる。……さすが生き物タラシ)それでも、距離を置いてじっと大人しくしてる辺り、たった数日でここまで変わるものかと正直驚いている。
「…………肩にくる負担も、日に日に増していくしな」
……そろそろギブしたいんだけど、どけてくれるだろうか。
ラドが大人しくなって以来、ルートさんが毎日嬉々としてラドの全長と体重を計って記録をつけているが、(初日も私が朝ごはん作っている間に、嫌がるラドと格闘して、秘かに計測してたらしい……本当マニアだな)ちょっとびっくりするくらいの成長速度だ。
一ヶ月もすれば、一緒のベッドに寝られなくなるんじゃないかなー。果たしてそうなったら、ラドは大人しくドラゴン舎に行ってくれるだろうか。今からちょっと心配だ。
穏やかな牧場ライフが続いていく。
ただ一つ、気に掛かることと言えば。
「…………ほんっと、に来なくなったな。ハルク」
→ハルクの家に行く。
放っておく。
ここ数日、ハルクが訪れていた時間になると毎日のように浮かんでくる例の選択肢を横目で長めながら、ため息を吐く。
昨日は雨だったし、その前は遊牧魔法のこととかあったしで、まあいいかって無視してたけど。さすがにそろそろ心配だよなあ。
マンドラゴラも、ガンガン伸びて来てるし。
「……しょうがない。ハルクの家に行ってみるかー」
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