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ハルクが来ない
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「…………おかしいな。ちっとも来ないぞ。ハルク」
昨日おとといは、これくらいの時間だったんだけどなー。どうしたんだろ? 仕事忙しいとか?
「……あ、なんかまた出た」
→【心配だ。ハルクの家に行こう】
【忙しいんだろう。放っておく】
…………いやいや、なんか選択肢出て来たけど、別に一日来なかったくらいでわざわざ行くほどじゃないよね。
そもそも今からハルクの家に急いだら、すごく時間かかるし。下手したら、パックさん来る時間なっちゃうし。
→【忙しいんだろう。放っておく】
「さーて、時間余っちゃったから、その時間でラドの機嫌でもとっておくかー」
セルドアのミートパイでだいぶ機嫌直したんだけど、ハルク迎える為に家の中に隔離したらまた拗ねて丸まり出したんだよね。……まあ、でもシフォンケーキ目の前に置いたら、食べようか食べないかめちゃくちゃ葛藤しながらよだれ垂らしてたから、多分あと一押しだと思うんだよね。
基本食べ物で機嫌治る単純な子で助かるよ。……やっぱりまだまだ子どもよのう。ふっ。
「さーて、ラド、待ってろよー」
ちょっとだけ。ほんとちょーーっとだけ残念だけど、まあいいさ。
マンドラゴラの収穫まで、まだしばらく時間もあるし、また一緒にお茶会する時間なんていくらでもあるだろう。
……と、まあ。そう思って、特別気にしてなかったんだけど。
「……リッカちゃん。今日はハルク、ここに来なかったでしょう」
夕方シフォンケーキを食べてる最中に、パックさんから思いがけずそのことを蒸し返されてしまった。
「よく分かりましたねー。……あ、もしかして、何か用事あるとか言ってたんですか?」
「いや、そういうわけではないけど……ハルクの性格考えたら、そうなんじゃないかなって」
昨日おとといは、これくらいの時間だったんだけどなー。どうしたんだろ? 仕事忙しいとか?
「……あ、なんかまた出た」
→【心配だ。ハルクの家に行こう】
【忙しいんだろう。放っておく】
…………いやいや、なんか選択肢出て来たけど、別に一日来なかったくらいでわざわざ行くほどじゃないよね。
そもそも今からハルクの家に急いだら、すごく時間かかるし。下手したら、パックさん来る時間なっちゃうし。
→【忙しいんだろう。放っておく】
「さーて、時間余っちゃったから、その時間でラドの機嫌でもとっておくかー」
セルドアのミートパイでだいぶ機嫌直したんだけど、ハルク迎える為に家の中に隔離したらまた拗ねて丸まり出したんだよね。……まあ、でもシフォンケーキ目の前に置いたら、食べようか食べないかめちゃくちゃ葛藤しながらよだれ垂らしてたから、多分あと一押しだと思うんだよね。
基本食べ物で機嫌治る単純な子で助かるよ。……やっぱりまだまだ子どもよのう。ふっ。
「さーて、ラド、待ってろよー」
ちょっとだけ。ほんとちょーーっとだけ残念だけど、まあいいさ。
マンドラゴラの収穫まで、まだしばらく時間もあるし、また一緒にお茶会する時間なんていくらでもあるだろう。
……と、まあ。そう思って、特別気にしてなかったんだけど。
「……リッカちゃん。今日はハルク、ここに来なかったでしょう」
夕方シフォンケーキを食べてる最中に、パックさんから思いがけずそのことを蒸し返されてしまった。
「よく分かりましたねー。……あ、もしかして、何か用事あるとか言ってたんですか?」
「いや、そういうわけではないけど……ハルクの性格考えたら、そうなんじゃないかなって」
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