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躾は大切です
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家の中は悲惨、それにつきた。
……ラドが与えたプリンを食べ尽くした上に、足りなかったのか冷蔵庫の中に入れた分を取り出す際に、中に入っていたものまで一緒にひっくり返したせいで。
「……あー。もう。プリンの器、割れちゃってるし、野菜も散乱してる。やらかしましたねー。ラドさん」
ラドも自分がやらかした自覚があるのか、物陰に姿を隠して私の前に現れようとしない。
……だが、さっきから隠しきれていない尻尾が見えている。
私の言葉に反応して、尻尾がびくびく震えているのも。
「やらかしちゃったことは仕方ないけど、反省して謝れないのはもっと悪いなー」
散らかったプリンを拭き取り、野菜を片付けながら、聞こえよがしにラドに言ってやる。
「ラドはもっと良い子だと思ってたんだけどなー」
かわいそうなくらい尻尾がびくっといってて、若干気が咎めるけど、ここで絆されてはいけない。
私はラドの両親から、彼を託されたんだ。甘やかすだけじゃ、ラドの為にならない。ここは心を鬼にしないと。
「……_素直にごめんなさいできない悪い子は、私好きじゃないなあ」
「ーーピギィ~~!!!」
すぐさま物陰から飛び出して、目からうるうる涙を流しながらすりよってくるラド。
……全く、最初からそうすれば良いものの。
首に巻きつきながら、必死に頬ずりするラドの頭をそっと撫でてやりながら、小さくため息を吐く。
「……反省したかい。ラドさん」
「ピイ! ピイ!」
「そっかそか。反省したなら、良いのよ。次からは冷蔵庫開ける時は、気をつけてね。あと、甘いもの食べ過ぎも多分体に良くないから、二個目食べる前に私に相談して」
「……ピ………」
「じゃなきゃ、もうラドの分はおやつ作らないよ」
「ピイ!」
……ラドが与えたプリンを食べ尽くした上に、足りなかったのか冷蔵庫の中に入れた分を取り出す際に、中に入っていたものまで一緒にひっくり返したせいで。
「……あー。もう。プリンの器、割れちゃってるし、野菜も散乱してる。やらかしましたねー。ラドさん」
ラドも自分がやらかした自覚があるのか、物陰に姿を隠して私の前に現れようとしない。
……だが、さっきから隠しきれていない尻尾が見えている。
私の言葉に反応して、尻尾がびくびく震えているのも。
「やらかしちゃったことは仕方ないけど、反省して謝れないのはもっと悪いなー」
散らかったプリンを拭き取り、野菜を片付けながら、聞こえよがしにラドに言ってやる。
「ラドはもっと良い子だと思ってたんだけどなー」
かわいそうなくらい尻尾がびくっといってて、若干気が咎めるけど、ここで絆されてはいけない。
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「そっかそか。反省したなら、良いのよ。次からは冷蔵庫開ける時は、気をつけてね。あと、甘いもの食べ過ぎも多分体に良くないから、二個目食べる前に私に相談して」
「……ピ………」
「じゃなきゃ、もうラドの分はおやつ作らないよ」
「ピイ!」
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