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うるさいクソガキ
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イケメンだけど、地味めなパックさんがどんな風にきらっきら輝いていたのか気になるし、ドラゴン好き拗らせてないルートさんの純粋なイケメンっぷりをじっくり見てみたい。
あとハルクは、アホなことしやがってと、単純に腹を抱えて嘲り笑ってやりたい。
「……っと。クッキーそろそろいい感じじゃないかな」
オーブンから流れてくる甘い香りが、クッキーの完成が近いことを教えてくれた。
鍋つかみを手に装着して、オーブンから天板を取り出し、湯気が立つ熱いクッキーを一つ一つ網の上に並べる。
焼きたては柔らかいけど、冷めたらパリパリになるはず。
ソフトクッキー状態のそれを、ふうふうして少し冷まして口に放り込み、お味見する。
……うん。普通に美味しい。
これなら、人にあげても全く問題は無さそうだ。
「……でも、夕方パックさんにあげて、私がおやつで消費したとしても、余りそうだな」
コカトリスの卵の残量に比重を合わせたら、結構な量になった。
明日の朝、ルートさんにあげたり、セルドアに会えたらセルドアにあげても構わないのだけど。
「……さっきから、外うるさいんだよなあ」
……とりあえず、クッキー冷えるまで待って、それでもなおキャンキャンうるさかったら、少し相手してやることにするか。
「……っくそ、何なんだよ、この結界は! いくら呼んでも、あのチビガキもちっとも出て来やがらないし、一体オレを誰だと思っているんだ……!」
……誰って、クソチビガキなハルクさんでしょ。知ってますよ。
ハルクがいる牧場の入り口から死角になる位置から、その声を聞いてため息を吐く。
昨日みたいに無視しても良いっちゃあ、良いんだけど……このまま無視し続けたら、この人毎日押しかけて来そうだからなー。だったら、早いうちにもう一度話しかけていた方が良いのかもしれないなー。
あとハルクは、アホなことしやがってと、単純に腹を抱えて嘲り笑ってやりたい。
「……っと。クッキーそろそろいい感じじゃないかな」
オーブンから流れてくる甘い香りが、クッキーの完成が近いことを教えてくれた。
鍋つかみを手に装着して、オーブンから天板を取り出し、湯気が立つ熱いクッキーを一つ一つ網の上に並べる。
焼きたては柔らかいけど、冷めたらパリパリになるはず。
ソフトクッキー状態のそれを、ふうふうして少し冷まして口に放り込み、お味見する。
……うん。普通に美味しい。
これなら、人にあげても全く問題は無さそうだ。
「……でも、夕方パックさんにあげて、私がおやつで消費したとしても、余りそうだな」
コカトリスの卵の残量に比重を合わせたら、結構な量になった。
明日の朝、ルートさんにあげたり、セルドアに会えたらセルドアにあげても構わないのだけど。
「……さっきから、外うるさいんだよなあ」
……とりあえず、クッキー冷えるまで待って、それでもなおキャンキャンうるさかったら、少し相手してやることにするか。
「……っくそ、何なんだよ、この結界は! いくら呼んでも、あのチビガキもちっとも出て来やがらないし、一体オレを誰だと思っているんだ……!」
……誰って、クソチビガキなハルクさんでしょ。知ってますよ。
ハルクがいる牧場の入り口から死角になる位置から、その声を聞いてため息を吐く。
昨日みたいに無視しても良いっちゃあ、良いんだけど……このまま無視し続けたら、この人毎日押しかけて来そうだからなー。だったら、早いうちにもう一度話しかけていた方が良いのかもしれないなー。
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