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あったかもしれない最期③※
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『……ああっ!』
少し前までは、中が傷つけられないようしぶしぶと受け入れていた肉壁が、今は歓迎するようにちゅぷちゅぷ俺のちんこに絡みついてくる。立ちのぼる甘い甘い香りが、確かにエドワードが感じてることを俺に伝えてくれた。
甘い香りが強くなる場所をカリ首で重点的についてやる度、エドワードは身悶えながら嬌声をあげた。
……ああ、本当、こいつはどこもかしこも甘い。
甘ったるいもんなんか好きじゃなかったが、この甘さだけは別だ。
できることなら、死ぬまでずっと、この甘さに溺れていたい。
『……エド……エド……』
『ヴィダルス……もぅ……』
『ちげぇだろ?』
『ああぁっ!』
うなじの噛み跡を甘咬みしながら、エドワードの一番のイイ所をゴリゴリ擦ってやると、エドワードは快感ですすり泣きながら、首をひねって俺に懇願した。
『……ヴィー! も、無理、無理だから、全部挿れてぇ……』
ーー本当。可愛過ぎて、頭から全て食い尽くしてやりたい。
『仕方ねぇなァ』
エドワードの腸液でテラテラ濡れて光るちんこを引き抜いてあぐらをかき、こちらに背中を向けさせた状態で持ち上げる。
本当は顔を見て抱きたいが、終わった後ぐったり動けなくなるエドワードを繋がったまま寝かしてやるには、この体勢が一番負担がないだろうから仕方ない。片腕じゃ、抱きつくのも難しいしな。
足に力が入らないエドワードの代わりに、筋肉がほとんどついていない細い腰を持ち上げ、ゆっくりと俺のちんこの上に降ろしていった。
『ーーーーーーっ!』
子宮口をぶち抜くように一気に瘤まで中に挿れると、それだけでエドワードは声にならない声をあげて、絶頂した。長年不感症だった反動のように、一気に感じやすくなってきて、大変よろしい。
きゅっと中がきつく締まった快感のままに、金玉からせり上がっていた精液を、子宮の奥の奥までぶちまける。
妊娠させるつもりはないから、特別魔力は込めていない。ただでさえアストルディアとガキで三分されているエドワードの意識が、さらに新しいガキに注がれるなぞ許せない。そもそも今のエドワードの体が、新たにガキを産んで耐えられるとも思わねぇしな。
中に精液が流れ込んでくる感覚すら感じるのか、甘い匂いをプンプンさせて体をひくつかせるエドワードを、繋がったまま慎重に寝かせ、後ろから抱き締める体勢で寝転がる。
本当はもっと攻めたてたいが、仕方ない。少し無理をさせると、また何日か寝込む。
薄いエドワードの腹は俺のちんこと精液でパンパンに膨張しているが、それ以外の所は骨と皮ばかりだ。油断すれば折れてしまいそうなその体を、そっと優しく撫であげる。
『……また痩せたか。エドワード。もっと食えよ。アストルディアに復讐する前に死ぬぞ』
『…………食えねぇんだよ。何を食っても砂を食ってるみてぇで。無理やり詰め込んでも、すぐ吐くしな』
『それに最近寝てねぇだろ。クマがひどいぞ』
『どうせろくに動いてねぇから、問題ねぇよ。どうせ寝ても、悪夢にうなされて目を覚ますしな』
痩せ衰えて、目の下のクマも濃く、見事だった金髪は栄養も睡眠も足りてねぇから、パサパサで。
幽鬼のような有り様なのに、それでもエドワードは美しい。
寧ろ筋肉がなくなって儚げな感じが増した分、今の方が美しいと言う奴すらいるかもしれない。ずっと日を浴びていない青白い肌も相まって、まるで囚われの姫君のようだ。
それなのに、猫かぶって優等生然していた学生時代より、ずっと口が悪いのだからおかしい。
元々気が強く、弱々しく守られるような立場からは程遠い男なのだ。学生時代は、王子であるアストルディアや王族である俺に遠慮していただけで。
もしエドワードのこんな一面を学生時代から知れていたら、たとえアストルディアが興味を示してなくても、惚れていたかもな、と思う。もっともその気持ちが、今ほど狂ったものまで育ったかは、わからねぇけれども。
『別大陸から、以前お前が気に入ってた……つうか、まだ食えてた果物を仕入れてやるよ。食いやすくて栄養がある奴。寝具も、もっといいのにするか』
『……別に、いらねぇ』
『そう言うなって。俺がお前の為に用意してやりたいんだ。愛しい番の、お前の為になァ』
『俺、今闇魔法使ってねぇぞ。だいぶ精神汚染されてんじゃねぇの』
『だから違ぇつってんだろ。俺は無属性だぞ。その気になりゃ、お前の闇魔法なんか簡単に防げるのに、敢えて受け入れてやってんだよ。最初から。たとえ闇魔法がなくても、お前の為なら何でもしてやるよ』
『……なんで……』
『お前のこと、愛してるからなァ』
少し前までは、中が傷つけられないようしぶしぶと受け入れていた肉壁が、今は歓迎するようにちゅぷちゅぷ俺のちんこに絡みついてくる。立ちのぼる甘い甘い香りが、確かにエドワードが感じてることを俺に伝えてくれた。
甘い香りが強くなる場所をカリ首で重点的についてやる度、エドワードは身悶えながら嬌声をあげた。
……ああ、本当、こいつはどこもかしこも甘い。
甘ったるいもんなんか好きじゃなかったが、この甘さだけは別だ。
できることなら、死ぬまでずっと、この甘さに溺れていたい。
『……エド……エド……』
『ヴィダルス……もぅ……』
『ちげぇだろ?』
『ああぁっ!』
うなじの噛み跡を甘咬みしながら、エドワードの一番のイイ所をゴリゴリ擦ってやると、エドワードは快感ですすり泣きながら、首をひねって俺に懇願した。
『……ヴィー! も、無理、無理だから、全部挿れてぇ……』
ーー本当。可愛過ぎて、頭から全て食い尽くしてやりたい。
『仕方ねぇなァ』
エドワードの腸液でテラテラ濡れて光るちんこを引き抜いてあぐらをかき、こちらに背中を向けさせた状態で持ち上げる。
本当は顔を見て抱きたいが、終わった後ぐったり動けなくなるエドワードを繋がったまま寝かしてやるには、この体勢が一番負担がないだろうから仕方ない。片腕じゃ、抱きつくのも難しいしな。
足に力が入らないエドワードの代わりに、筋肉がほとんどついていない細い腰を持ち上げ、ゆっくりと俺のちんこの上に降ろしていった。
『ーーーーーーっ!』
子宮口をぶち抜くように一気に瘤まで中に挿れると、それだけでエドワードは声にならない声をあげて、絶頂した。長年不感症だった反動のように、一気に感じやすくなってきて、大変よろしい。
きゅっと中がきつく締まった快感のままに、金玉からせり上がっていた精液を、子宮の奥の奥までぶちまける。
妊娠させるつもりはないから、特別魔力は込めていない。ただでさえアストルディアとガキで三分されているエドワードの意識が、さらに新しいガキに注がれるなぞ許せない。そもそも今のエドワードの体が、新たにガキを産んで耐えられるとも思わねぇしな。
中に精液が流れ込んでくる感覚すら感じるのか、甘い匂いをプンプンさせて体をひくつかせるエドワードを、繋がったまま慎重に寝かせ、後ろから抱き締める体勢で寝転がる。
本当はもっと攻めたてたいが、仕方ない。少し無理をさせると、また何日か寝込む。
薄いエドワードの腹は俺のちんこと精液でパンパンに膨張しているが、それ以外の所は骨と皮ばかりだ。油断すれば折れてしまいそうなその体を、そっと優しく撫であげる。
『……また痩せたか。エドワード。もっと食えよ。アストルディアに復讐する前に死ぬぞ』
『…………食えねぇんだよ。何を食っても砂を食ってるみてぇで。無理やり詰め込んでも、すぐ吐くしな』
『それに最近寝てねぇだろ。クマがひどいぞ』
『どうせろくに動いてねぇから、問題ねぇよ。どうせ寝ても、悪夢にうなされて目を覚ますしな』
痩せ衰えて、目の下のクマも濃く、見事だった金髪は栄養も睡眠も足りてねぇから、パサパサで。
幽鬼のような有り様なのに、それでもエドワードは美しい。
寧ろ筋肉がなくなって儚げな感じが増した分、今の方が美しいと言う奴すらいるかもしれない。ずっと日を浴びていない青白い肌も相まって、まるで囚われの姫君のようだ。
それなのに、猫かぶって優等生然していた学生時代より、ずっと口が悪いのだからおかしい。
元々気が強く、弱々しく守られるような立場からは程遠い男なのだ。学生時代は、王子であるアストルディアや王族である俺に遠慮していただけで。
もしエドワードのこんな一面を学生時代から知れていたら、たとえアストルディアが興味を示してなくても、惚れていたかもな、と思う。もっともその気持ちが、今ほど狂ったものまで育ったかは、わからねぇけれども。
『別大陸から、以前お前が気に入ってた……つうか、まだ食えてた果物を仕入れてやるよ。食いやすくて栄養がある奴。寝具も、もっといいのにするか』
『……別に、いらねぇ』
『そう言うなって。俺がお前の為に用意してやりたいんだ。愛しい番の、お前の為になァ』
『俺、今闇魔法使ってねぇぞ。だいぶ精神汚染されてんじゃねぇの』
『だから違ぇつってんだろ。俺は無属性だぞ。その気になりゃ、お前の闇魔法なんか簡単に防げるのに、敢えて受け入れてやってんだよ。最初から。たとえ闇魔法がなくても、お前の為なら何でもしてやるよ』
『……なんで……』
『お前のこと、愛してるからなァ』
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