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君だけだから④※
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キスをする為に前のめりになると、尻の穴の快感に熱中するあまり存在を忘れてたちんこが、アストルディアの硬い腹に当たった。
下から突き上げられる度、洗濯板みたいな割れた腹に勃起したちんこがぐりぐり擦れて、ますます快感が強くなる。
舌を絡めて、良い所を突かれて、時々乳首なんかも弄られて。
めちゃくちゃ気持ち良くて溜まらなくて、ぐずぐずに蕩けてるのに、いつもならとっくにアヘアヘピンク一色な頭の片隅が変に冷めている。
何というか、快感が強くなるにつれて解離した人格の一部が、背後霊みたいな感じで客観的に自分のセックスを眺めている感じ。
ガニ股でアストルディアの上にまたがって、だらだら唾液を口から漏らしてる今の俺は、恐らくものすごく間抜けでみっともない。
思えばセックスというのは、奇妙な行為だ。
下品でグロテスクで恥ずかしい淫猥な行為なのに、その果てに生命の誕生なんて言う、神秘的で美しい現象がつながっているんだから。
男同士のセックスなんて、本来はただ快感を追求する為の非生産的な行為なはずなのに、すっかり体を作り変えられた今となっては普通に生産的になってしまった分、よけい奇妙な感じがする。
人間という存在が誕生してから、一体どれだけの数のカップルが、同じようにみっともない姿を晒しあって、命を繋いで来たんだろう。
並行して世界がいくつもある前提で、さらに世界の一つでしかない地球の同じ時代を切り取っても何十億もの人間が同時に存在してたことを考えれば、恐ろし過ぎて計算する気にもなれない。
「ひゃっ……あぁ! んァんっ! ああァ!」
「……エディ、集中しろ」
賢者モードはまだ早いとばかりに、子宮口を思い切り突き上げられ、一端思考が快感だけに染まる。
早く早くと開いた子宮口が、アストルディアの亀頭に吸い付いてるから、そろそろ瘤入れフィニッシュも近い。久しぶりのセックスかつ、初めての孕まされエッチなんだから快感に集中すべきだと思うのに、思考はまた哲学的な方向に逸れてしまう。
そもそも、今日じじい共の命を奪った俺が、今新たな命を作り出そうとしてるってのが、皮肉な話だと思う。
死と誕生が、何というか、すごく近くにある。
「くっ」
「ああああァーっ!」
尻の穴に瘤が入ってくるのと一緒に、子宮口をぶち抜いたアストルディアの亀頭が子宮内に入ってきて、頭の中が真っ白になった。
子宮の中に熱いものが放出されたと同時に、俺のちんこからも二度目の精液がピュっと飛び出た。
……ああ。今、アストルディアの精液に含まれた精子が、俺の胎内の卵子にむかって必死で泳いでんだな。
こうやって命は誕生していくのか。
生命がこうやって循環していくのなら、じじい共が死んだこともまた、その循環の一つなのだろう。
俺自身が転生したように、じじい共の魂もまた別の生に向かってる可能性も大いにある。……さすがに今受精卵に宿ったりはしてねぇとは思うけど。
だとしたら、そこまで「死」は、悲しいことでもないな。うん。……そう思って、明日からきっぱり切り替えよう。
快感で嫌なことを忘れられるうえに、哲学的な悟りを得た気にもなれる。セックスは偉大だ。
そんなことをぼんやり考えながら顔をあげて、飛び込んできた衝撃の光景に息を飲んだ。
「……これで、お前は本当に俺のものだな。エディ……」
アストルディアが、今にも泣きそうな……それでいて、ひどく幸福そうな顔で俺を見ていたから。
「ずっと、ずっと、この日を待ち望んでいた……絶対にもう、お前を離さない」
そう言って抱きしめてくるアストルディアの腕の中で、俺は固まっていた。
アストルディアの表情は、いつだって分かりにくくて。それが当たり前だと思ってたのに。
こんな……こんなにも、愛おしそうな目ができたのか。
こんなにも、優しい笑みを浮かべることが、できたのか。
え……もしかして、後ろから抱き締められてたから知らなかっただけで、今までもセックスの後はこんな顔をしてたの? それとも今日は初授精だから特別?
どっちが正しいか知らんけど……こんなのさ。こんなのってさ。
「……ずるい、だろ」
「エディ?」
「アスティ……頼むから、今は俺の顔を見るな……っ」
顔が熱い。
心臓がうるさい。
息が苦しい。
何だこれ。さっきまで悟りモードだったのに、感情がジェットコースター過ぎるだろ。本来なら今こそ、賢者モードの時間なのに。
どうしよう。どうしよう。どうしよう。
恋に、落ちてしまったかもしれない。
下から突き上げられる度、洗濯板みたいな割れた腹に勃起したちんこがぐりぐり擦れて、ますます快感が強くなる。
舌を絡めて、良い所を突かれて、時々乳首なんかも弄られて。
めちゃくちゃ気持ち良くて溜まらなくて、ぐずぐずに蕩けてるのに、いつもならとっくにアヘアヘピンク一色な頭の片隅が変に冷めている。
何というか、快感が強くなるにつれて解離した人格の一部が、背後霊みたいな感じで客観的に自分のセックスを眺めている感じ。
ガニ股でアストルディアの上にまたがって、だらだら唾液を口から漏らしてる今の俺は、恐らくものすごく間抜けでみっともない。
思えばセックスというのは、奇妙な行為だ。
下品でグロテスクで恥ずかしい淫猥な行為なのに、その果てに生命の誕生なんて言う、神秘的で美しい現象がつながっているんだから。
男同士のセックスなんて、本来はただ快感を追求する為の非生産的な行為なはずなのに、すっかり体を作り変えられた今となっては普通に生産的になってしまった分、よけい奇妙な感じがする。
人間という存在が誕生してから、一体どれだけの数のカップルが、同じようにみっともない姿を晒しあって、命を繋いで来たんだろう。
並行して世界がいくつもある前提で、さらに世界の一つでしかない地球の同じ時代を切り取っても何十億もの人間が同時に存在してたことを考えれば、恐ろし過ぎて計算する気にもなれない。
「ひゃっ……あぁ! んァんっ! ああァ!」
「……エディ、集中しろ」
賢者モードはまだ早いとばかりに、子宮口を思い切り突き上げられ、一端思考が快感だけに染まる。
早く早くと開いた子宮口が、アストルディアの亀頭に吸い付いてるから、そろそろ瘤入れフィニッシュも近い。久しぶりのセックスかつ、初めての孕まされエッチなんだから快感に集中すべきだと思うのに、思考はまた哲学的な方向に逸れてしまう。
そもそも、今日じじい共の命を奪った俺が、今新たな命を作り出そうとしてるってのが、皮肉な話だと思う。
死と誕生が、何というか、すごく近くにある。
「くっ」
「ああああァーっ!」
尻の穴に瘤が入ってくるのと一緒に、子宮口をぶち抜いたアストルディアの亀頭が子宮内に入ってきて、頭の中が真っ白になった。
子宮の中に熱いものが放出されたと同時に、俺のちんこからも二度目の精液がピュっと飛び出た。
……ああ。今、アストルディアの精液に含まれた精子が、俺の胎内の卵子にむかって必死で泳いでんだな。
こうやって命は誕生していくのか。
生命がこうやって循環していくのなら、じじい共が死んだこともまた、その循環の一つなのだろう。
俺自身が転生したように、じじい共の魂もまた別の生に向かってる可能性も大いにある。……さすがに今受精卵に宿ったりはしてねぇとは思うけど。
だとしたら、そこまで「死」は、悲しいことでもないな。うん。……そう思って、明日からきっぱり切り替えよう。
快感で嫌なことを忘れられるうえに、哲学的な悟りを得た気にもなれる。セックスは偉大だ。
そんなことをぼんやり考えながら顔をあげて、飛び込んできた衝撃の光景に息を飲んだ。
「……これで、お前は本当に俺のものだな。エディ……」
アストルディアが、今にも泣きそうな……それでいて、ひどく幸福そうな顔で俺を見ていたから。
「ずっと、ずっと、この日を待ち望んでいた……絶対にもう、お前を離さない」
そう言って抱きしめてくるアストルディアの腕の中で、俺は固まっていた。
アストルディアの表情は、いつだって分かりにくくて。それが当たり前だと思ってたのに。
こんな……こんなにも、愛おしそうな目ができたのか。
こんなにも、優しい笑みを浮かべることが、できたのか。
え……もしかして、後ろから抱き締められてたから知らなかっただけで、今までもセックスの後はこんな顔をしてたの? それとも今日は初授精だから特別?
どっちが正しいか知らんけど……こんなのさ。こんなのってさ。
「……ずるい、だろ」
「エディ?」
「アスティ……頼むから、今は俺の顔を見るな……っ」
顔が熱い。
心臓がうるさい。
息が苦しい。
何だこれ。さっきまで悟りモードだったのに、感情がジェットコースター過ぎるだろ。本来なら今こそ、賢者モードの時間なのに。
どうしよう。どうしよう。どうしよう。
恋に、落ちてしまったかもしれない。
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