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あったかもしれない地獄※
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「……あ……はひ……」
肛門をみちみちに押し広げながら、瘤が入ってくる圧迫感と、亀頭が突き当たっていた部分からさらに奥……恐らくは結腸と呼ばれる部分を侵される衝撃で、恐らく俺は一瞬白目を剥いて気絶した。
「ふひっ!」
けれど今度はその瘤が、前立腺を押しつぶしてきたから、たまらない。
「……あ……あう……ひふ……」
口からは意味がわからない言葉が漏れ、口の端からダラダラよだれが溢れ落ちる。未知の感覚で頭がおかしくなりそうだ。
「……あと少しなのに、入らないな……少し動くぞ」
「……ふえ?……あぐぁっ!」
小刻みに腰を動かさるたびに、結腸に続く弁がくぷくぷと開閉し、前立腺のところがゴリゴリ押しつぶされる。
気持ちいいのか、苦しいのか、痛いのか、それらをひっくるめて気持ちいいのか。
わからなくて、頭がパーンとぶっ飛びそうだ。
「……あと少し、あと少しだ、エディ……ほら」
「あがああああっ!」
「……全部、入ったぞ。くっ……」
瘤が全て尻の中に入りこみ、アストルディアの下腹と俺の尻がピタリとくっついた瞬間、アストルディアは射精した。
亀頭が、結腸の弁をこじ開けたまま、腰の動きが止まり、前立腺も入りきった瘤でぎちぎちに潰されている状態で、アストルディアの強い魔力が流れこんできたのだ。自ずと触れられてない俺のちんこも、3度目の精を放っていた。
「あちゅい……アスティ……なか、あちゅいから、も、ぬいて……」
「……全部出しきって、瘤が萎むまで無理だ。最低でも、後30分はかかるだろうな」
「そんにゃ……」
視界がぐるぐるして、呂律が回らない。
そんな俺を後ろから愛おしそうに抱きながら、アストルディアがうなじを甘噛みする。
「……辛いなら、寝てもいいぞ。後始末はしておく」
ーーちんこでガッツリ性感帯を刺激されたまま、寝れるか!
と、大声で突っ込みたかったのだけど、なおも続く快感よりも疲労感の方が勝った。
「……ん……」
結局俺はアストルディアにちんこをずっぷりハメられたまま、気を失うように、眠ってしまったのだった。
ーー結局、こうなっちまったなあ。アスティ。
戦争も差別もない世の中を夢見て、互いに必死に頑張ってきたけど……結局戦争は、止められなかった。
俺は【国境の守護者】として。お前は【銀狼】として戦場に立って……お前に負けた俺は、片腕を失って惨めに地面に転がってる。
でもさ、アスティ……こうなってもなお、俺はお前と同じ夢を見たこと自体は、後悔はないんだよ。
お前と同じ夢が見れて良かった。お前と親友になれて良かった。
そして俺は、今日この瞬間をお前と迎えられたことを、神に感謝すらしている。
ーーさあ、アスティ。約束を果たす時だ。
俺を、殺してくれ。親友だろう?
……は?
いきなり、何を……なれるわけないだろ。お前の番になんて。
お前が俺の死を惜しんでくれる気持ちは嬉しいけど、俺はお前の番になってまで生きたくはないんだよ。
俺を英雄として、殺してくれ。頼むよ。アスティ。
……アスティ?
ーーお前、今、何をした。
何だよ、この首輪……まさか、隷属の首輪じゃねぇよな。
っふざけんな!
こんな首輪をつけられたら、俺は魔法を使えないし、自死すらできない! 外せ、外せよ、クソ野郎っ!
っは? 何が愛してるから死なせたくないだ。
お前を親友だと思ってたから、言わなかったけど、はっきり言って気持ち悪ぃんだよ!
俺はお前ら獣人とは違うんだ! 男同士なんかあり得ない!
お前の気持ちなんか、一生受け入れることはないんだよ! だから、こんな首輪外せよ! 死なせろよ! ……頼むからっ……。
……違う。
違う違う違う違う違う違う違う違う違うっ!
俺は……俺は、実の弟に欲情する獣なんかじゃない……!
仮にそうだったとしても、俺は無理やりレオをどうこうしようなんて思わない。
お前らとは……お前とは違うんだよ! アストルディア!
……やめろ。やめてくれ。アスティ……。
……まだ、間に合う……まだ、引き返せるから。
冷静になれ。ここは、戦場だぞ? 獣人の死体も、人間の死体も、ゴロゴロ転がっているんだ。それなのに…こんなの、正気の沙汰じゃない。
頼むから……正気に戻ってくれ……お願いだよ。
俺はお前を……憎みたくはないんだ。
ーーっぐあああああああ!!!
やめ、も……お願いだから……があっ!
……ふっ……うっうっ……。
……裏切り者。
お前なんか、ヴィダルスと一緒だよ……いや、ヴィダルスより最悪だ。
お前は俺の、たった一人の親友を殺したんだ。
俺はお前が、誰よりも憎いよ。
俺を生かしたこと……いつか必ず、後悔させてやる。
いつか必ず、殺してやるからな。アストルディア。
肛門をみちみちに押し広げながら、瘤が入ってくる圧迫感と、亀頭が突き当たっていた部分からさらに奥……恐らくは結腸と呼ばれる部分を侵される衝撃で、恐らく俺は一瞬白目を剥いて気絶した。
「ふひっ!」
けれど今度はその瘤が、前立腺を押しつぶしてきたから、たまらない。
「……あ……あう……ひふ……」
口からは意味がわからない言葉が漏れ、口の端からダラダラよだれが溢れ落ちる。未知の感覚で頭がおかしくなりそうだ。
「……あと少しなのに、入らないな……少し動くぞ」
「……ふえ?……あぐぁっ!」
小刻みに腰を動かさるたびに、結腸に続く弁がくぷくぷと開閉し、前立腺のところがゴリゴリ押しつぶされる。
気持ちいいのか、苦しいのか、痛いのか、それらをひっくるめて気持ちいいのか。
わからなくて、頭がパーンとぶっ飛びそうだ。
「……あと少し、あと少しだ、エディ……ほら」
「あがああああっ!」
「……全部、入ったぞ。くっ……」
瘤が全て尻の中に入りこみ、アストルディアの下腹と俺の尻がピタリとくっついた瞬間、アストルディアは射精した。
亀頭が、結腸の弁をこじ開けたまま、腰の動きが止まり、前立腺も入りきった瘤でぎちぎちに潰されている状態で、アストルディアの強い魔力が流れこんできたのだ。自ずと触れられてない俺のちんこも、3度目の精を放っていた。
「あちゅい……アスティ……なか、あちゅいから、も、ぬいて……」
「……全部出しきって、瘤が萎むまで無理だ。最低でも、後30分はかかるだろうな」
「そんにゃ……」
視界がぐるぐるして、呂律が回らない。
そんな俺を後ろから愛おしそうに抱きながら、アストルディアがうなじを甘噛みする。
「……辛いなら、寝てもいいぞ。後始末はしておく」
ーーちんこでガッツリ性感帯を刺激されたまま、寝れるか!
と、大声で突っ込みたかったのだけど、なおも続く快感よりも疲労感の方が勝った。
「……ん……」
結局俺はアストルディアにちんこをずっぷりハメられたまま、気を失うように、眠ってしまったのだった。
ーー結局、こうなっちまったなあ。アスティ。
戦争も差別もない世の中を夢見て、互いに必死に頑張ってきたけど……結局戦争は、止められなかった。
俺は【国境の守護者】として。お前は【銀狼】として戦場に立って……お前に負けた俺は、片腕を失って惨めに地面に転がってる。
でもさ、アスティ……こうなってもなお、俺はお前と同じ夢を見たこと自体は、後悔はないんだよ。
お前と同じ夢が見れて良かった。お前と親友になれて良かった。
そして俺は、今日この瞬間をお前と迎えられたことを、神に感謝すらしている。
ーーさあ、アスティ。約束を果たす時だ。
俺を、殺してくれ。親友だろう?
……は?
いきなり、何を……なれるわけないだろ。お前の番になんて。
お前が俺の死を惜しんでくれる気持ちは嬉しいけど、俺はお前の番になってまで生きたくはないんだよ。
俺を英雄として、殺してくれ。頼むよ。アスティ。
……アスティ?
ーーお前、今、何をした。
何だよ、この首輪……まさか、隷属の首輪じゃねぇよな。
っふざけんな!
こんな首輪をつけられたら、俺は魔法を使えないし、自死すらできない! 外せ、外せよ、クソ野郎っ!
っは? 何が愛してるから死なせたくないだ。
お前を親友だと思ってたから、言わなかったけど、はっきり言って気持ち悪ぃんだよ!
俺はお前ら獣人とは違うんだ! 男同士なんかあり得ない!
お前の気持ちなんか、一生受け入れることはないんだよ! だから、こんな首輪外せよ! 死なせろよ! ……頼むからっ……。
……違う。
違う違う違う違う違う違う違う違う違うっ!
俺は……俺は、実の弟に欲情する獣なんかじゃない……!
仮にそうだったとしても、俺は無理やりレオをどうこうしようなんて思わない。
お前らとは……お前とは違うんだよ! アストルディア!
……やめろ。やめてくれ。アスティ……。
……まだ、間に合う……まだ、引き返せるから。
冷静になれ。ここは、戦場だぞ? 獣人の死体も、人間の死体も、ゴロゴロ転がっているんだ。それなのに…こんなの、正気の沙汰じゃない。
頼むから……正気に戻ってくれ……お願いだよ。
俺はお前を……憎みたくはないんだ。
ーーっぐあああああああ!!!
やめ、も……お願いだから……があっ!
……ふっ……うっうっ……。
……裏切り者。
お前なんか、ヴィダルスと一緒だよ……いや、ヴィダルスより最悪だ。
お前は俺の、たった一人の親友を殺したんだ。
俺はお前が、誰よりも憎いよ。
俺を生かしたこと……いつか必ず、後悔させてやる。
いつか必ず、殺してやるからな。アストルディア。
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