俺の悪役チートは獣人殿下には通じない

空飛ぶひよこ

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子宮形成の為に⑥※

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 早速とばかりにオムツを代える時のような恥ずかしい体勢で足を持ち上げられたかと思えば、そのまま即尻の穴を舐められたので、すぐさまアストルディアの頭を鷲づかんで遠ざける。さすがにケツ穴開発の一発目が尻舐めとかハードルが高過ぎる。

「……だが、子宮が開発しない限り、分泌液は排出されないぞ。乾いたままだと、痛いのはエディだ」

「え、そんなんも出るようになるの? ……じゃ、じゃあ、さっき俺出したの塗るとか?」

「全部舐め取った」

 ……ペッしなさいって言ったのにぃぃいい!

「な、なんか、ジェルとか、油とかないの! いや、油なら、俺持ってるかもしれないから、それ使……」

「必要ない。ここを舐めるのも、番なら普通なことだ。寧ろ、何故そこまで嫌がるのか理解できない」

「だって、ばっちい!」

「勝手に浄化されると言っただろう。何も問題ない」

 浄化されるとしても、やっぱりイメージと言うものがあって……あ、でもわんこって互いの尻の穴の臭いかいでコミュニケーション取ったりするよね。だとしたら獣人的には、尻の穴を舐めるのもそういうレベルで普通なこと……? お母さんわんこが、子どものわんこのお尻舐めて排泄促したりする映像、前世で見たこともあるし……?

「ふぁっ!」

 一人脳内で葛藤している間の沈黙を、許可と判断したらしいアストルディアが、再び肛門をベロンと舐めてきた。皺の一つ一つをなぞるような舌の動きに、達したばかりのちんこが再びまた反応しだす。

「……胸や性器も綺麗だったが、ここが一番綺麗だな……まるで花開く前の桃色の蕾のようだ」

 ああ! やめてください! こんな場所まで詩的な表現で讃えられたら、非常に居た堪れなくなります! 何故う◯こを出す穴を、そんな風に褒められるのですか!? てか、さっきまで普通にう◯この話してたのに、どうしてそんなあっさり切り替えられるんですか!?

「あ、んっ! 舌! 舌、中にいれちゃ……んんっ」

「……やっぱり狭いな……指を入れるのも苦労しそうだ」

 さすが、BL補正。舌先で浅くじゅぶじゅぶ舐められただけで、ものすごく気持ちいい。ぶっちゃけ、ちんこ舐められた時より気持ちいい。何これ。
 さっきイッたばかりのちんこも、すっかりまた勃ち上がって、またダラダラよだれを垂らしはじめた。……てか、俺先走りの量多すぎじゃない? 普通って、こんなに出るもんだっけ? この体勢だと自分の顔にかかって、セルフ顔射みたいになりそう何だけど。
 だんだん抵抗する気もなくなって、はふはふとただ与えられる快感に身を任せていたら、ごろんとうつ伏せの体勢にされた。

「……おわり……?」

「まだいけそうだから、指も試してみよう。痛いなら、すぐやめるから言ってくれ」

「ん……」

 ゴクリとツバを飲み込む音と共に、アストルディアの太い指が尻の穴にあてられた。
 
「あ、あ、あ、あ」

 爪が短く斬られた硬い指が、ゆっくりと体内に押し入ってくる。

「……きついな……やっぱり一本が限界そうだ」

「あ……んあっ!」

 中で指を曲げられた感覚がした途端、今まで味わったことのない種類の快感が全身に走った。

「だめ! アスティ! そこ、だめ!」

「……ここか?」

「ああっ! らめ……そこ、ぐりぐりしないでぇ!」

 何これ。何これ。何これえええ!
 本気で女の子になっちゃいそうだから、誰か助けてえ!
 初めて味わった前立腺の快感に、思わずシーツに顔を埋めた。口の端からはダラダラよだれが垂れ、びくびくと身体が跳ねる。

「気持ちよくなると、少し中も緩むようだな。前も触ってみるか」

「え、やめ、やあああっ!」

 前立腺と性器を同時に刺激される快感は、俺が想像していた以上に凶悪だった。
 ……うわあん。こんな快感知ったら、もう戻れなくなるじゃん! 俺、もう二度と自慰じゃイケなくなったら、どうしよう?




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