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番外編
番外編 船上のとある一日
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※エステレア編完結直後~バハル自治区編開始前
バハル自治区を目指してエステレアのアトリィア港を出発したわたし達は今、海上の真っ只中にいた。
ーーただし、雨風の吹き荒ぶ嵐の下、なのであった。
「ね、ねぇウラヌス。転覆とかしないよね? 沈んだりしないよね? ね?」
「どうだろうなぁ。こうも揺れると……」
「え! し、沈む可能性あるの!?」
「……」
「……ウラヌス……」
激しい波音と揺れる船に、わたしを心配して部屋へ来てくれたウラヌス。二人でベッドに腰掛けて、顔を窓へと逸らした彼に縋り付いた。そこへまた船が大きく傾いた。
「いやあぁ!」
「おっと」
寄り掛かる形になったわたしを彼は抱き留めてくれる。それから腕に庇ってくれたので、必死に頼った。
昨夜までは穏やかな航海だったのに。早朝からの数時間でこんなことになってしまうなんて。
外は薄暗く暴れる波が荒々しく窓を叩く。
いつまで続くんだろう? もう嫌だ……。
「ぅ……」
こわい。なんでこんなに、泣いちゃうことばっかり起きるのかな。
他のみんなは酔ったルジーに付き添って甲板へ行ってしまった。離れ離れになるのは心細くて、一緒に行こうとしたらみんなに止められて、こうしてウラヌスが一緒にいてくれてる。無力なわたしにはもう彼だけが頼みの綱だった。
「……泣いてるのか? 可哀想に。大丈夫だ、何があっても君だけはおれが守ってみせる」
「ウラヌス……わたしだけ助かってもやだよ。みんなし、沈んじゃったりじないよね……!?」
「……」
「ウラヌズ~! 死んじゃやだあぁ!!」
「おれが死んだら嫌かい? 悲しいかい?」
「嫌!!」
「泣いてくれるかい?」
「もう生ぎていげないよぉ~!!」
「……そうか! よしよし、そーかそーか。君のウラヌスは君を置いて死にやしないさ。ずっと一緒だ」
「う”ん……」
「<約束>ーーだからな?」
「ウラヌス。いい加減になさいませ。わんわん泣いて可哀想ですわ」
割って入ってきたシゼルの声に反射的に入り口へ振り向く。扉を閉めるところだった彼女は雨風でしっとりと濡れ、いつも綺麗に纏めている髪が乱れていた。うなじに張り付くそれを鬱陶しそうに掻き上げる仕草は、艶っぽい。
(……ウラヌスはわたしのどこが良かったんだろう)
甚だ疑問だ。わたしは少し冷静さが戻ってきて、彼女にも状況を訊こうと立ち上がろうとする。でもその時ちょうど船が揺れてウラヌスの腕の中へ逆戻りした。
「おかえり」
「うん…。シゼル、ルジーの様子はどう?」
「落ちないようにオージェとノーヴがしかと捕まえていますわ。ただ、あんなに濡れては風邪を引かないかしら」
「まだ酔ってるんだね……」
そりゃそうだ。この揺れの中じゃ治まるはずもない。
「それより、よほど意地悪されましたのね。お顔が真っ赤よ。良ければ私の方へいらっしゃる?」
「行かない」
「貴方ではなくエイコに訊いていますのよ」
沈没したらどうしよう。いくら人が頑張ったって、自然の力は時に無慈悲な程に強大だ。
……というわたしの心配はめでたく現実とはならず、それからしばらくの後に嘘のように嵐は過ぎ去った。
曇天の先に再び現れた陽はすっかり天高い。帰って来た穏やかな水面に、船中から歓声が上がっていた。
「昼食のご用意が出来ております! 配給は食堂へ!」
その中から一際通る船員さんの声が高らかに響く。扉越しでもよく聞こえた。
「さっきまで嵐だったのに、早いね」
「そうだな。おれ達でみんなの分を貰って来ようか。シゼルも良いかい?」
「もちろんですわ。参りましょう」
両隣の部屋を覗いたけど、まだ三人は戻って来てないようだった。
ウラヌスの提案に賛成してわたし達で昼食を貰いに部屋を出る。配食は簡単な物だけど、お弁当のように紙箱に食事を用意してくれる、ありがたいサービス。もちろん切符代は食事代込みらしいけれど。船上での食事の心配をしなくて良いのは本当に助かる。
着いた食堂は乗客がたくさん集まっていた。
「賑わっていますわね。少し待つことになりそうですわ」
「エイコは脇で座って待っているかい?」
二人がわたしを気遣わしげに見てくれた。でも首を振って一緒に列に並ぶ。
「このくらい大丈夫。こうして二人と並ぶのも、なんだか友達と遊びに来たみたいで嬉しいし…」
「まぁ。可愛らしい事を言うのね」
「はーーーー……」
微笑んでくれたシゼルは良いとして、ウラヌスは何故か顔を押さえて天井を仰いでしまった。しかも溜め息が長い。
「ウ、ウラヌス? どうしたの?」
「気にしなくてよろしいのよ。それよりエイコはこちらへ」
ウラヌスを気にする様子のないシゼルがわたしを二人の間に入れてくれる。列の形成は漠然としていて、わたし達も何となく縦一列とも横三列ともいえる形で並んだ。
最前では船員さん達が配給してくれてるんだけど、箱に何か赤い物を詰め足している。それは入りきらなくて脚のような物が飛び出して見えた。
「あの追加されてるやつ何だ?」
前の人達がちょうどわたしと同じ疑問を話題にし始めたから、耳を傾ける。
「さっきの嵐の中で獲ったらしいぜ。オニクス漁は嵐の日が捗るからな」
「バハル自治区は客船まで逞しいな……」
……これ、バハル自治区の船なんだ。エステレアの港から出たから当然のようにエステレアの船だと思っていたけど、バハルへ戻る船だったんだね。
確かにノーヴも逞しいというか、ちゃっかりしてるというか、そんなイメージがあるかも。
「ねぇ、オニクスって何?」
わたしの疑問に二人は少し考えてから答えてくれる。
「世界中で幅広く漁獲出来る海洋生物だが、盛んなのは寒冷地帯だな。ただ、どこも荒れる海原で獲ることになりやすいから危険な仕事だ。その代わり美味いぞ」
「でもあの赤い殻が硬いようですわ。あのまま渡されるようですし、どうやって食べるのかしら?」
「だよなぁ……」
首を傾げる二人に前へ向き直ると列が進んだ。すると少しずつ見えてきたその正体に、わたしはどことなく既視感を覚える。
(カニ? エビ……?)
爪が何本もあるからカニっぽい。尾っぽがエビっぽい。でも背中に翼のようなヒレがあるからどちらでもない。
「普通はあのままは食べないの?」
「剥かれた物しか食べたことはないが……」
「民はあのまま食べるのかしら」
そうか。二人は皇族貴族だから……。
こんなところで二人の育ちを実感することになるとは。
そうして脚と尾のはみ出した閉まらないお弁当を受け取ると、ちょうどオージェ達が食堂へ入って来た。
「お! 良い所へ来たな。このままここで食べるか」
「そうですわね」
手を振るわたし達に気付いた三人が人を避けながら近付いて来る。うまい具合にすぐ側のテーブルが空いていたから、わたし達は一足早く場所を取った。そして合流する。
「ルジー! 体調はどう?」
「いやぁ、心配掛けちまったな…。もう大丈夫だ! すっかり腹も空いたぜ!」
「そうか、良かった。食事を貰ったから食べよう」
「みんなありがとな!」
彼の言葉通り、いつもの元気なルジーが帰って来ていた。その隣でオージェがほっと息を吐く。
「本当にルジーくんが落ちなくて良かったぜ~。あの嵐の中、落ちようものなら絶望的だからな」
「甲板ではオニクス漁をしていたのでしょう? 邪魔扱いはされませんでしたの?」
「オレがルジーを支えてる間にノーヴが一緒にオニクス漁してたぜ」
「大漁でしたな」
「そう……」
わいわいと再会を喜びながら席に着くわたし達。全員が一旦オニクスを脇に避けて美味しく食事を頂いて、そして。
「どうやって食べるんだ?」
エステレアの高貴な人達がオニクスを前に、三人揃って眉を顰めた。
「こうするのです」
ノーヴが爪の一本を割るとパキッと硬質な音が鳴った。そして脚を関節で更に割ると、茹でられたぷるぷるの白い身が現れる。場が小さく湧いた。
……カニだね。
「オニクスが食えるなんて付いてるぜ! 内陸じゃ高級なんだよな~」
ルジーも迷いのない手つきで脚を割っていく。わたしも二人に続こうとして、ちょっとびっくりする勢いでウラヌスの手に止められた。
「ーー怪我したらどうする!?」
あまりの剣幕に一瞬思考が停止した。
「……だ、大丈夫だよ。わたし、これに似た生き物知ってるの。多分剥けると思うから」
「これを剥く? こんなに硬く棘のある危険物をか! その小さく柔い手が傷付いたらどうするつもりだ!?」
「そうだよエイコ! 危ないって」
オージェまで便乗してきた。
いつも頼りにしてきた二人がこんなに取り乱して、なんだかわたしはちょっと得意な気分になってくる。二人にも出来ないのにわたしに出来る事、ちゃんとあったんだ。
「ふふ。剥いたことないんだね。じゃあわたしがやったげる。貸して」
三人のオニクスを手に取ろうとすると、何故かわたしの分まで纏めて二人に抱え込まれてしまった。目にも止まらないそれは見事な速さだった。
バハル自治区を目指してエステレアのアトリィア港を出発したわたし達は今、海上の真っ只中にいた。
ーーただし、雨風の吹き荒ぶ嵐の下、なのであった。
「ね、ねぇウラヌス。転覆とかしないよね? 沈んだりしないよね? ね?」
「どうだろうなぁ。こうも揺れると……」
「え! し、沈む可能性あるの!?」
「……」
「……ウラヌス……」
激しい波音と揺れる船に、わたしを心配して部屋へ来てくれたウラヌス。二人でベッドに腰掛けて、顔を窓へと逸らした彼に縋り付いた。そこへまた船が大きく傾いた。
「いやあぁ!」
「おっと」
寄り掛かる形になったわたしを彼は抱き留めてくれる。それから腕に庇ってくれたので、必死に頼った。
昨夜までは穏やかな航海だったのに。早朝からの数時間でこんなことになってしまうなんて。
外は薄暗く暴れる波が荒々しく窓を叩く。
いつまで続くんだろう? もう嫌だ……。
「ぅ……」
こわい。なんでこんなに、泣いちゃうことばっかり起きるのかな。
他のみんなは酔ったルジーに付き添って甲板へ行ってしまった。離れ離れになるのは心細くて、一緒に行こうとしたらみんなに止められて、こうしてウラヌスが一緒にいてくれてる。無力なわたしにはもう彼だけが頼みの綱だった。
「……泣いてるのか? 可哀想に。大丈夫だ、何があっても君だけはおれが守ってみせる」
「ウラヌス……わたしだけ助かってもやだよ。みんなし、沈んじゃったりじないよね……!?」
「……」
「ウラヌズ~! 死んじゃやだあぁ!!」
「おれが死んだら嫌かい? 悲しいかい?」
「嫌!!」
「泣いてくれるかい?」
「もう生ぎていげないよぉ~!!」
「……そうか! よしよし、そーかそーか。君のウラヌスは君を置いて死にやしないさ。ずっと一緒だ」
「う”ん……」
「<約束>ーーだからな?」
「ウラヌス。いい加減になさいませ。わんわん泣いて可哀想ですわ」
割って入ってきたシゼルの声に反射的に入り口へ振り向く。扉を閉めるところだった彼女は雨風でしっとりと濡れ、いつも綺麗に纏めている髪が乱れていた。うなじに張り付くそれを鬱陶しそうに掻き上げる仕草は、艶っぽい。
(……ウラヌスはわたしのどこが良かったんだろう)
甚だ疑問だ。わたしは少し冷静さが戻ってきて、彼女にも状況を訊こうと立ち上がろうとする。でもその時ちょうど船が揺れてウラヌスの腕の中へ逆戻りした。
「おかえり」
「うん…。シゼル、ルジーの様子はどう?」
「落ちないようにオージェとノーヴがしかと捕まえていますわ。ただ、あんなに濡れては風邪を引かないかしら」
「まだ酔ってるんだね……」
そりゃそうだ。この揺れの中じゃ治まるはずもない。
「それより、よほど意地悪されましたのね。お顔が真っ赤よ。良ければ私の方へいらっしゃる?」
「行かない」
「貴方ではなくエイコに訊いていますのよ」
沈没したらどうしよう。いくら人が頑張ったって、自然の力は時に無慈悲な程に強大だ。
……というわたしの心配はめでたく現実とはならず、それからしばらくの後に嘘のように嵐は過ぎ去った。
曇天の先に再び現れた陽はすっかり天高い。帰って来た穏やかな水面に、船中から歓声が上がっていた。
「昼食のご用意が出来ております! 配給は食堂へ!」
その中から一際通る船員さんの声が高らかに響く。扉越しでもよく聞こえた。
「さっきまで嵐だったのに、早いね」
「そうだな。おれ達でみんなの分を貰って来ようか。シゼルも良いかい?」
「もちろんですわ。参りましょう」
両隣の部屋を覗いたけど、まだ三人は戻って来てないようだった。
ウラヌスの提案に賛成してわたし達で昼食を貰いに部屋を出る。配食は簡単な物だけど、お弁当のように紙箱に食事を用意してくれる、ありがたいサービス。もちろん切符代は食事代込みらしいけれど。船上での食事の心配をしなくて良いのは本当に助かる。
着いた食堂は乗客がたくさん集まっていた。
「賑わっていますわね。少し待つことになりそうですわ」
「エイコは脇で座って待っているかい?」
二人がわたしを気遣わしげに見てくれた。でも首を振って一緒に列に並ぶ。
「このくらい大丈夫。こうして二人と並ぶのも、なんだか友達と遊びに来たみたいで嬉しいし…」
「まぁ。可愛らしい事を言うのね」
「はーーーー……」
微笑んでくれたシゼルは良いとして、ウラヌスは何故か顔を押さえて天井を仰いでしまった。しかも溜め息が長い。
「ウ、ウラヌス? どうしたの?」
「気にしなくてよろしいのよ。それよりエイコはこちらへ」
ウラヌスを気にする様子のないシゼルがわたしを二人の間に入れてくれる。列の形成は漠然としていて、わたし達も何となく縦一列とも横三列ともいえる形で並んだ。
最前では船員さん達が配給してくれてるんだけど、箱に何か赤い物を詰め足している。それは入りきらなくて脚のような物が飛び出して見えた。
「あの追加されてるやつ何だ?」
前の人達がちょうどわたしと同じ疑問を話題にし始めたから、耳を傾ける。
「さっきの嵐の中で獲ったらしいぜ。オニクス漁は嵐の日が捗るからな」
「バハル自治区は客船まで逞しいな……」
……これ、バハル自治区の船なんだ。エステレアの港から出たから当然のようにエステレアの船だと思っていたけど、バハルへ戻る船だったんだね。
確かにノーヴも逞しいというか、ちゃっかりしてるというか、そんなイメージがあるかも。
「ねぇ、オニクスって何?」
わたしの疑問に二人は少し考えてから答えてくれる。
「世界中で幅広く漁獲出来る海洋生物だが、盛んなのは寒冷地帯だな。ただ、どこも荒れる海原で獲ることになりやすいから危険な仕事だ。その代わり美味いぞ」
「でもあの赤い殻が硬いようですわ。あのまま渡されるようですし、どうやって食べるのかしら?」
「だよなぁ……」
首を傾げる二人に前へ向き直ると列が進んだ。すると少しずつ見えてきたその正体に、わたしはどことなく既視感を覚える。
(カニ? エビ……?)
爪が何本もあるからカニっぽい。尾っぽがエビっぽい。でも背中に翼のようなヒレがあるからどちらでもない。
「普通はあのままは食べないの?」
「剥かれた物しか食べたことはないが……」
「民はあのまま食べるのかしら」
そうか。二人は皇族貴族だから……。
こんなところで二人の育ちを実感することになるとは。
そうして脚と尾のはみ出した閉まらないお弁当を受け取ると、ちょうどオージェ達が食堂へ入って来た。
「お! 良い所へ来たな。このままここで食べるか」
「そうですわね」
手を振るわたし達に気付いた三人が人を避けながら近付いて来る。うまい具合にすぐ側のテーブルが空いていたから、わたし達は一足早く場所を取った。そして合流する。
「ルジー! 体調はどう?」
「いやぁ、心配掛けちまったな…。もう大丈夫だ! すっかり腹も空いたぜ!」
「そうか、良かった。食事を貰ったから食べよう」
「みんなありがとな!」
彼の言葉通り、いつもの元気なルジーが帰って来ていた。その隣でオージェがほっと息を吐く。
「本当にルジーくんが落ちなくて良かったぜ~。あの嵐の中、落ちようものなら絶望的だからな」
「甲板ではオニクス漁をしていたのでしょう? 邪魔扱いはされませんでしたの?」
「オレがルジーを支えてる間にノーヴが一緒にオニクス漁してたぜ」
「大漁でしたな」
「そう……」
わいわいと再会を喜びながら席に着くわたし達。全員が一旦オニクスを脇に避けて美味しく食事を頂いて、そして。
「どうやって食べるんだ?」
エステレアの高貴な人達がオニクスを前に、三人揃って眉を顰めた。
「こうするのです」
ノーヴが爪の一本を割るとパキッと硬質な音が鳴った。そして脚を関節で更に割ると、茹でられたぷるぷるの白い身が現れる。場が小さく湧いた。
……カニだね。
「オニクスが食えるなんて付いてるぜ! 内陸じゃ高級なんだよな~」
ルジーも迷いのない手つきで脚を割っていく。わたしも二人に続こうとして、ちょっとびっくりする勢いでウラヌスの手に止められた。
「ーー怪我したらどうする!?」
あまりの剣幕に一瞬思考が停止した。
「……だ、大丈夫だよ。わたし、これに似た生き物知ってるの。多分剥けると思うから」
「これを剥く? こんなに硬く棘のある危険物をか! その小さく柔い手が傷付いたらどうするつもりだ!?」
「そうだよエイコ! 危ないって」
オージェまで便乗してきた。
いつも頼りにしてきた二人がこんなに取り乱して、なんだかわたしはちょっと得意な気分になってくる。二人にも出来ないのにわたしに出来る事、ちゃんとあったんだ。
「ふふ。剥いたことないんだね。じゃあわたしがやったげる。貸して」
三人のオニクスを手に取ろうとすると、何故かわたしの分まで纏めて二人に抱え込まれてしまった。目にも止まらないそれは見事な速さだった。
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