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六章 プレドーラ攻城戦
三十四話
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ぴょんぴょん飛び跳ねる馬には、思い当たる節があった。
「それって、もしかしてウチの馬じゃないですかね。」
気まずいので、そろっと手を挙げてそう言うと、テントの全員がこちらを見た。
「と言うと? 」
「その馬、この前のウイングレーの件のときに生まれた試作なんですよね。化けガエルと馬のハーフ。」
いやだな。こんなことで視線を集めたくないよ。
ピオーネが立ち上がった。
「その馬、見せてもらいましょうか。」
彼女は立ち上がると、テントの外に出て行った。
僕も一応責任者なのでピオーネについて外に出ると、例のカエル馬がいきりたって暴れていた。
ピオーネは馬をジロジロ眺めていた。
「タイセイさん、この馬はどのくらい跳びますか? 」
突然聞かれたから一瞬間を開けてしまった。
「あ、ああ。官庁の六階くらいまでならいけると思う。」
「ほう、十分すぎますね。」
え、何が? 彼女は一体何を考えているのか?
「この馬、何頭います? 」
「一頭だけだけど? 」
ピオーネはため息をついて難しい顔をした。
「じゃあ仕方ないですね、私が乗りましょう。」
何を言ってるんだよ。
ピオーネの指示で、軍はその日の夜まで待機した。日が完全に落ちてしまうと、ピオーネはカエル馬を連れて出撃準備を始めた。
「何をするんですか! 」
「どういうおつもりなのか。」
将校たちはそれぞれ声を上げた。ピオーネの意図を理解できる人間はこの中にはいない。
「攻城戦の準備だけして待機しておいてください。私が合図を出したらそのまま攻撃を開始して。」
ピオーネはそれだけ言い残すと、カエル馬に跨って暗闇のプレドーラの方へと駆けて行ってしまった。
突然司令官が不在になってしまった陣中だが、すぐに準備を始めたあたりはさすがだ。ピオーネの代わりに指揮を取っているのはメイデン少将。今回ホルンメラン分団の軍勢に将官はピオーネと彼しかいないから当然だ。
攻城部隊は準備を整えると、プレドーラがよく見えるところまで前線を上げた。向こうからは発見されないギリギリのラインだ。
ピオーネの姿は微かに見える。壁まで一直線に進んでいた。たった一騎で何をしようというのだろう。
彼女はそろそろ壁の真下に着こうというあたりまで行っていた。チラチラ光るピオーネの鎧が彼女の位置をかろうじて伝えてくれている。
そこからどうするのだろうと軍一同息を呑んで見守っていると、次の瞬間信じられないことが起きた。
ピオーネとカエル馬が宙高く跳び上がったのだ。一瞬は見間違いだろうと誰もが思ったが、土煙と、何より宙を舞うピオーネの姿は確かに現実だった。
彼女と馬はそのまま壁の向こうに消えていった。そこでようやく彼女の意図に気づいた。
壁のギミックは回転することだ。回転するから、登ろうとしても振り落とされてしまう。
ならば、最初から最後まで壁に触れなければいい。そこでピオーネはカエル馬に目をつけたのだ。
カエル馬ならば一跳びでプレドーラの低い壁を越えてしまう。飛び越えてしまえば回転しようがなにしようが関係ないのだ。
それから少し経った。静寂は長く感じたけれど、ほどなくしてそれも終わった。
門が開いた! ゴロゴロと重い音を立てながらゆっくりと開いた。それと同時に空に細い黄色の光が打ち上がった。
「合図がでたぞ! 全隊、攻撃開始! 」
メイデン少将の号令で軍は再び攻撃を開始した。
といっても、今回は一方的だった。そもそも夜襲だったのもあるが、いつのまにか門が開いていたのだから、敵側からしたら対抗する余地がない。
そこからプレドーラが陥落するまでは三十分もかからなかった。
僕は遅れてプレドーラに入ったが、聞いていたとおり民間人は一人もいなかった。というか、官吏も全員いなくなっている。
聞くところによると、プレドーラは攻められた時に戦わずに住民から首長まで全員そろってばっくれたらしい。これはこれで大胆だ。
「おかげで民間人は死なずに済んだが、余計な仕事は増やさないでもらいたいな。急がなきゃならないんだし。」
ピオーネは事後処理をしながらそうぼやいていた。彼女は毎回危ない橋を渡っているように見えて、全く危なげなく全部済ましてしまうから恐ろしい。カエル馬も相変わらず元気にピョンピョン跳ねている。
しかし何を食べていたら壁を飛び越えてしまおうなんて思いつくんだ。てか思いついてもちょっとはためらうだろ。まあ結果として味方も敵も損害が少なく済んだのだが。
抵抗できなかったニフライン兵は捕虜になった。その数およそ一万一千。このまま引き連れて行くのは負担になってしまうので、縄で縛ったままプレドーラ内に残した。
ピオーネがプレドーラ首長のハルーチェ子爵に連絡して、捕虜たちへの後の対応を任せた。
全てが完了してプレドーラを出たのは夜明けのことだった。なんだかんだ徹夜になってしまったから、眠いし疲れてしまった。まあ何をしたわけでもないのだけれど。
馬車に戻ると二人は寝ていた。帰ってきた僕に気づいてライアンくんは起き上がった。
「ああ、おかえりなさい。お疲れ様です。」
どうやらプレドーラの事後処理中に寝ていたようだ。
少し遅れて兵士くんが起きてきた。
「おはようございます。あれ、プレドーラってもう落ちたんですか? 意外に早かったですね。」
こいつ、まさか最初から最後まで寝てたのか? 寝癖すごいことになってるし。
「あー、頭痛い。七杯くらいでやめときゃよかったかな? 」
あのワインセラー、捨ててやろうかな。ついこの前まで軍人だったのが怪しいくらいに堕落してやがる。
「寝るから何かあったら起こしてくれ。」
入れ替わるように僕は簡易ベッドに入った。
予定より一日遅れになってしまった行軍だが、その後はこれという難所はないと聞いたから一安心。実際僕が起こされるようなことも起きなかった。
目を覚ましたのはプレドーラを発ってから半日後、昼下がりだった。あたりは森林に変わっている。
二人は相変わらずだったが、見慣れない鳥がいた。いかにも熱帯にいるようなカラフルな鳥だ。
「これなに? 」
「さっき作ったんですよ。」
遊んでんじゃないよ全く。
「タイセイ~♪ オキタ~~♪ 」
な……! 歌い出したぞ、こいつ。しかも歌詞付きで。
「森の中にいたオウムを偶然捕まえたんで、試しに歌い鳥と配合してみたんですよ。そしたらこいつが生まれました。」
鳥は頭が青、体が黄色という見た目。頭には赤い羽も少し混じっていた。
「作ったのは僕じゃないですよ? タイセイさん。」
わかってるって。どうせ兵士くんだろうな。
兵士くんは悪びれる様子もなく、この鳥の説明を始めた。
「こいつは今見てもらったとおり、目で見たもののことを歌に乗せて歌っちゃうんですよ。」
「タイセイ~♪ チョットオコッテル~♪ ネオキデキゲンガ~ワルイ~~♪ 」
よく分かってるじゃないか。
「え、タイセイさん、怒ってるんですか? 」
お前の察知能力、鳥に負けてるじゃんかよ。まだ酔ってるのか?
「見たものなら何でもペチャクチャ喋っちゃうんで『唄い鳥』って名前つけときました。」
正直しょうもないと思うけど、もう何でもいいや。
「というか、なんでその鳥は僕の名前が分かるのさ? 」
教えたわけでもないのに突然鳥が自分の名前を呼び出したからかなり驚いていた。
「あー、それですね。教えたんですよ、ライアンさんが。」
共犯じゃないか!
「いや、違うんですタイセイさん。その鳥に聞かれたからつい教えちゃったんですよ。」
「え、どういうこと? 」
「僕のところまで来ると、寝ているタイセイさんを翼で指して『アノヒトハダレ? 』って。だから素直に答えちゃって。」
まあ教える分には構わない。ただいちいち歌われると、ちょっと面倒くさいな。今だって
「ライアン~♪ イイワケシテル~♪ 」
って。いや、お前が原因だからな?
それにしてもかなりトリッキーな動物が生まれてしまったな。
「一応軍の幹部のところまわって全員の顔と名前は覚えさせましたよ。」
何してんだよ。
「パゴスキー~♪ メガコワイ~♪ 」
それ絶対本人に言うなよな。
「別に飼ってもらっても構わないけど、軍には迷惑かけるなよ。」
「分かってますって! ぼくもさすがにそこまで非常識じゃないですよ。」
いまいち信用ならないな。
僕は唄い鳥が飛びまわったり、逃げ出したりしないように、鳥かごの中に入れておいた。
「おい、お前。ここから勝手に出たりしたらダメだからな? 分かったか? 」
「……ウルサイナ。」
そこは歌わないのかよ。
「それって、もしかしてウチの馬じゃないですかね。」
気まずいので、そろっと手を挙げてそう言うと、テントの全員がこちらを見た。
「と言うと? 」
「その馬、この前のウイングレーの件のときに生まれた試作なんですよね。化けガエルと馬のハーフ。」
いやだな。こんなことで視線を集めたくないよ。
ピオーネが立ち上がった。
「その馬、見せてもらいましょうか。」
彼女は立ち上がると、テントの外に出て行った。
僕も一応責任者なのでピオーネについて外に出ると、例のカエル馬がいきりたって暴れていた。
ピオーネは馬をジロジロ眺めていた。
「タイセイさん、この馬はどのくらい跳びますか? 」
突然聞かれたから一瞬間を開けてしまった。
「あ、ああ。官庁の六階くらいまでならいけると思う。」
「ほう、十分すぎますね。」
え、何が? 彼女は一体何を考えているのか?
「この馬、何頭います? 」
「一頭だけだけど? 」
ピオーネはため息をついて難しい顔をした。
「じゃあ仕方ないですね、私が乗りましょう。」
何を言ってるんだよ。
ピオーネの指示で、軍はその日の夜まで待機した。日が完全に落ちてしまうと、ピオーネはカエル馬を連れて出撃準備を始めた。
「何をするんですか! 」
「どういうおつもりなのか。」
将校たちはそれぞれ声を上げた。ピオーネの意図を理解できる人間はこの中にはいない。
「攻城戦の準備だけして待機しておいてください。私が合図を出したらそのまま攻撃を開始して。」
ピオーネはそれだけ言い残すと、カエル馬に跨って暗闇のプレドーラの方へと駆けて行ってしまった。
突然司令官が不在になってしまった陣中だが、すぐに準備を始めたあたりはさすがだ。ピオーネの代わりに指揮を取っているのはメイデン少将。今回ホルンメラン分団の軍勢に将官はピオーネと彼しかいないから当然だ。
攻城部隊は準備を整えると、プレドーラがよく見えるところまで前線を上げた。向こうからは発見されないギリギリのラインだ。
ピオーネの姿は微かに見える。壁まで一直線に進んでいた。たった一騎で何をしようというのだろう。
彼女はそろそろ壁の真下に着こうというあたりまで行っていた。チラチラ光るピオーネの鎧が彼女の位置をかろうじて伝えてくれている。
そこからどうするのだろうと軍一同息を呑んで見守っていると、次の瞬間信じられないことが起きた。
ピオーネとカエル馬が宙高く跳び上がったのだ。一瞬は見間違いだろうと誰もが思ったが、土煙と、何より宙を舞うピオーネの姿は確かに現実だった。
彼女と馬はそのまま壁の向こうに消えていった。そこでようやく彼女の意図に気づいた。
壁のギミックは回転することだ。回転するから、登ろうとしても振り落とされてしまう。
ならば、最初から最後まで壁に触れなければいい。そこでピオーネはカエル馬に目をつけたのだ。
カエル馬ならば一跳びでプレドーラの低い壁を越えてしまう。飛び越えてしまえば回転しようがなにしようが関係ないのだ。
それから少し経った。静寂は長く感じたけれど、ほどなくしてそれも終わった。
門が開いた! ゴロゴロと重い音を立てながらゆっくりと開いた。それと同時に空に細い黄色の光が打ち上がった。
「合図がでたぞ! 全隊、攻撃開始! 」
メイデン少将の号令で軍は再び攻撃を開始した。
といっても、今回は一方的だった。そもそも夜襲だったのもあるが、いつのまにか門が開いていたのだから、敵側からしたら対抗する余地がない。
そこからプレドーラが陥落するまでは三十分もかからなかった。
僕は遅れてプレドーラに入ったが、聞いていたとおり民間人は一人もいなかった。というか、官吏も全員いなくなっている。
聞くところによると、プレドーラは攻められた時に戦わずに住民から首長まで全員そろってばっくれたらしい。これはこれで大胆だ。
「おかげで民間人は死なずに済んだが、余計な仕事は増やさないでもらいたいな。急がなきゃならないんだし。」
ピオーネは事後処理をしながらそうぼやいていた。彼女は毎回危ない橋を渡っているように見えて、全く危なげなく全部済ましてしまうから恐ろしい。カエル馬も相変わらず元気にピョンピョン跳ねている。
しかし何を食べていたら壁を飛び越えてしまおうなんて思いつくんだ。てか思いついてもちょっとはためらうだろ。まあ結果として味方も敵も損害が少なく済んだのだが。
抵抗できなかったニフライン兵は捕虜になった。その数およそ一万一千。このまま引き連れて行くのは負担になってしまうので、縄で縛ったままプレドーラ内に残した。
ピオーネがプレドーラ首長のハルーチェ子爵に連絡して、捕虜たちへの後の対応を任せた。
全てが完了してプレドーラを出たのは夜明けのことだった。なんだかんだ徹夜になってしまったから、眠いし疲れてしまった。まあ何をしたわけでもないのだけれど。
馬車に戻ると二人は寝ていた。帰ってきた僕に気づいてライアンくんは起き上がった。
「ああ、おかえりなさい。お疲れ様です。」
どうやらプレドーラの事後処理中に寝ていたようだ。
少し遅れて兵士くんが起きてきた。
「おはようございます。あれ、プレドーラってもう落ちたんですか? 意外に早かったですね。」
こいつ、まさか最初から最後まで寝てたのか? 寝癖すごいことになってるし。
「あー、頭痛い。七杯くらいでやめときゃよかったかな? 」
あのワインセラー、捨ててやろうかな。ついこの前まで軍人だったのが怪しいくらいに堕落してやがる。
「寝るから何かあったら起こしてくれ。」
入れ替わるように僕は簡易ベッドに入った。
予定より一日遅れになってしまった行軍だが、その後はこれという難所はないと聞いたから一安心。実際僕が起こされるようなことも起きなかった。
目を覚ましたのはプレドーラを発ってから半日後、昼下がりだった。あたりは森林に変わっている。
二人は相変わらずだったが、見慣れない鳥がいた。いかにも熱帯にいるようなカラフルな鳥だ。
「これなに? 」
「さっき作ったんですよ。」
遊んでんじゃないよ全く。
「タイセイ~♪ オキタ~~♪ 」
な……! 歌い出したぞ、こいつ。しかも歌詞付きで。
「森の中にいたオウムを偶然捕まえたんで、試しに歌い鳥と配合してみたんですよ。そしたらこいつが生まれました。」
鳥は頭が青、体が黄色という見た目。頭には赤い羽も少し混じっていた。
「作ったのは僕じゃないですよ? タイセイさん。」
わかってるって。どうせ兵士くんだろうな。
兵士くんは悪びれる様子もなく、この鳥の説明を始めた。
「こいつは今見てもらったとおり、目で見たもののことを歌に乗せて歌っちゃうんですよ。」
「タイセイ~♪ チョットオコッテル~♪ ネオキデキゲンガ~ワルイ~~♪ 」
よく分かってるじゃないか。
「え、タイセイさん、怒ってるんですか? 」
お前の察知能力、鳥に負けてるじゃんかよ。まだ酔ってるのか?
「見たものなら何でもペチャクチャ喋っちゃうんで『唄い鳥』って名前つけときました。」
正直しょうもないと思うけど、もう何でもいいや。
「というか、なんでその鳥は僕の名前が分かるのさ? 」
教えたわけでもないのに突然鳥が自分の名前を呼び出したからかなり驚いていた。
「あー、それですね。教えたんですよ、ライアンさんが。」
共犯じゃないか!
「いや、違うんですタイセイさん。その鳥に聞かれたからつい教えちゃったんですよ。」
「え、どういうこと? 」
「僕のところまで来ると、寝ているタイセイさんを翼で指して『アノヒトハダレ? 』って。だから素直に答えちゃって。」
まあ教える分には構わない。ただいちいち歌われると、ちょっと面倒くさいな。今だって
「ライアン~♪ イイワケシテル~♪ 」
って。いや、お前が原因だからな?
それにしてもかなりトリッキーな動物が生まれてしまったな。
「一応軍の幹部のところまわって全員の顔と名前は覚えさせましたよ。」
何してんだよ。
「パゴスキー~♪ メガコワイ~♪ 」
それ絶対本人に言うなよな。
「別に飼ってもらっても構わないけど、軍には迷惑かけるなよ。」
「分かってますって! ぼくもさすがにそこまで非常識じゃないですよ。」
いまいち信用ならないな。
僕は唄い鳥が飛びまわったり、逃げ出したりしないように、鳥かごの中に入れておいた。
「おい、お前。ここから勝手に出たりしたらダメだからな? 分かったか? 」
「……ウルサイナ。」
そこは歌わないのかよ。
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