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四章 魔法教師
二十四話
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「さあ、今日からまた仕事だよ。」
生物開発課としての仕事は久しぶりだ。今までゴースに行ったり魔法を調べたりと、本来の領分ではないところでばかり働いていたから、ようやく自分のホームに帰ってきたような気分である。
「でもなかなかの難題ですよね、これ。」
事態は結構厳しいのだが。子供たちが学校に通うための空飛ぶ乗り物を用意する。立派な仕事ではあるが、かぐや姫ばりの難題には違いない。さて、どうしたものか。
今朝すぐにライアンくんと兵士くんに仕事内容を話したのだが、おおよそ僕と同じような反応になった。
「しかも四十日って、結構無理言いますよね。ジョシュア伯は本当に人遣いがあらい。」
兵士くんは前回の酒場での反省を活かしたのか、小声で文句を言うようになっていた。
「すいませんね皆さん。余のためにわざわざ。」
今回は魔王先生が協力してくれるとのこと。彼関係のことだから出来るだけのことをすると言ってくれた。まあ彼が配合の仕事のどこで役に立つのかは不明であるが。
魔王先生を二人に引き合わせるときも、毎度のくだりとなった。彼を紹介するのも、それに驚かれるのも、もう飽きてしまった。
さて、空を飛ぶなんて大層なことをやってのけなければならない。しかもライト兄弟のような技術はない。ただ頼れるのは生き物たちだけだ。
ちょっとした思いつきを魔王先生にぶつけてみた。
「先生って魔物に魔法教えられないんですか? 」
人間は魔力がたかだかしれているから、飛翔魔法を使うのは不可能かも知れない。けれど、魔物なら覚えられるかも。
「さすがに。言葉が通じませんからね。」
まあそれが出来れば苦労はしないよな。また地道にいろいろ試すことになりそうだ。
何気に難しいのは、今回は生き物の指定がないということだ。前回のように馬をベースにするのが決定しているわけではない。飛ぶやつだったら何でもいいというのは、逆に難しい。
子供たちの乗る車というか、乗り物自体はもういくつか設計されてある。馬車と同じタイプだったり、平らだったり、円筒だったり。
それらのうちどれかにマッチする生き物を作らなくてはならない。というわけで
「ライアンくん、図鑑をまた持ってきてくれ。」
今回は鳥類に限ってはいないので、冊数もかなり多くなってしまった。
「魔物指定されてるくらいのやつじゃないとパワーが足りないだろう。」
魔物編だけを残してあとを片すと、三分の一になった。これならまだ探せそうだ。
四人でそれぞれ手分けして図鑑を調べた。それ自体が条件に合わなくてもいい。役に立ちそうな要素が一つでもあればそこから道が開けていくのだから。
図鑑との睨めっこは続いたが、兵士くんが突然声を上げた。
「ねえ、みなさん。これ、これいいと思いません? 」
彼が持っていたのは昆虫の魔物図鑑。指差しているのは蛍である。
「リュウセイホタルって言うらしいです。体は牛と同じくらいですから、力も十分期待できるでしょう? 」
ほう、兵士くんにしてはまともなのを持ってきたな。これはお手柄だ。リュウセイホタル、大いに有望じゃないか!
リュウセイホタルは第130日から第200日の初夏の間は水辺に現れるようだが、今の時期は空をずっと飛んでいるそうだ。まさしく流星である。
「図鑑を読む限りでは空のどこでも飛んでいるらしいですから、昼の間は見つけるのさえままならなそうね。」
探すのは夜になりそうだ。
ホルンメランの夜は都会だけに明るい。空もその明るさに侵食されて、一等星さえはっきりと見えないから天体観測には不向きである。無論、ホタル探しにも。
「ちょっと郊外に出ましょう。余の近くに集まってください。」
魔王先生の言う通りに四人集まると、先生はまた飛翔魔法をかけた。
四人は垂直に風を切り、一気に空まで飛び上がった。
「うおお! これが魔法か。」
兵士くん、大興奮である。ライアンくんもちょっと楽しそうだった。しかし早速魔王先生が大活躍だ。役どころが分からないなんて思っちゃっててほんとに申し訳ない。
ホルンメラン郊外、真下はもう壁の外というところまで来た。空も暗くなってきて、星々がはっきりと見えてきている。
「ちょっと! あそこ見てください! あれじゃないですか? 」
「どこだよ? 」
「ほらあそこ! 」
兵士くんが指さしたさきに目をこらすと、光が一筋流れた。
「ちょっと近づいてみましょう! 」
魔王先生の舵取りで光が流れていったほうへと向かった。光は僕たちが近づこうとする間も絶えず流れていた。
なのに、全然近づけている気配がない。光は未だ彼方先に見える。
「おかしいですね……」
「余が思うに……」
魔王先生が口を開いた。
「あれは本物の流れ星なんじゃないですかね。」
あ、確かに。そこの可能性をすっかり忘れていた。マヌケな僕たちはずっと届きようがない星を目指していたのか。
僕たちを嘲笑うように空にはまだまだ流星が降っている。
しばらく綺麗な景色に見惚れてぼうっとしていた。こんな流れ星、見るのは初めてかもしれない。元の世界じゃ星なんて北極星やオリオンくらいしか見えなかったから。
酒の一本でも持ってきたらよかったのに……と思っていたら
「いやあ、星見ながら飲むのはやっぱり最高ですな。」
兵士くんが既に持ってきていた。いつの間に忍ばせていたのか。普段だったら仕事中の飲酒は厳禁だが、今回は大目に見よう。
「おお兵士くん。わざわざ用意してくれるなんて、褒めてつかわすぞ。」
僕は兵士くんが持ってきた酒のうちブランデーを抜き出した。
「器は無いのかい? 」
「持ってませんよ。てか僕の勝手に取らないでくださいよ! 」
まったく。流石に直飲みはキツいぞ。
「タイセイさん、マグカップならありますよ。」
「お、ライアンくんナイス。」
空は冷えていたので、ブランデーはことさらに良かった。流れ星も相変わらず繁く、流麗。ほら、あそこに今降ってるのも大きい。本当に大きい……ん? どんどん大きくなってないか?
「あれ! あの星だけどんどん僕らに近づいてきますよ。」
おいおいおいおい。まだ酔ってないはずだぞ。でもそんなことあるわけ……
「流れ星じゃないですよ! 蛍です! 蛍! 」
流星はついに僕らの眼前まで迫った。
体はよく見えなかった。ただただ白い炎が眩しい。
「危ないですよ。」
魔王先生は四人全員を動かして突進してくるホタルをかわした。
「意外と早く見つかりましたね。」
それはそうなのだが……なんか凶暴じゃないか?
「しかしなんなんですか、あれ。僕たちを喰う気満々じゃないですか。」
「あれ、クロードくんは読んでなかったの? あいつは肉食だよ。」
え、それ僕も読んでなかったんだけど。ってことは捕まえられるのは僕らの方じゃないか。
リュウセイホタルは反転するとまた僕らの方へと向いた。
「どうしますか? 一応これは持ってきていますけど。」
ライアンくんは袋から網を取り出した。
え、あれを網で捕まえるのか?
「網なんかで捕まるのかい? あんなでかいやつ。」
「大丈夫ですよ、金属製ですから。破れたりはしません。」
網は漁業用かと思うほど大きかった。
「また奴は突撃してくるでしょうから、そこで使いましょう。」
結構無茶なことを考えているようだ。
「先生、四人全員を別方向に動かすことは可能ですか? 」
「全然出来ますけども。それでどうするんです? 」
ライアンくんは僕たちにそれぞれ網の一角を持たせて、自分もそのうちのひとつを持った。
ホタルはまた僕たちめがけてぐんぐんと加速し始めた。
「合図を出したら四人を四方に動かして下さいね、頼みましたよ。」
魔王先生は黙ったまま頷いた。
また光は大きくなってきた。速い! さっきより数段。だが、ライアンくんは冷静だった。
「まだですよ、あのホタルは賢いですから。半端じゃ避けられてしまう。」
蛍の体は相変わらず見えない。ただ白い光の塊だけが迫ってくる。
「まだ……まだ……あと少し。…………今です! 」
魔王先生は合図に呼応して僕たち四人を縦横四方に動かした。網は大きく開かれて、ピンと真っ直ぐに張っている。
ホタルはライアンくんが言ってたとおり賢く、網に気づいた。しかし、すでに遅い。リュウセイホタルはそのままの勢いで網の真ん中に突っ込んだ。
ホタルの勢いはしばらく落ちなかった。
「うおお、ヤバイですよ。引っ張られます。」
「頑張って下さい、そのうち収まるはずだよ。」
網ごと引っ張り回される。目が回ってきた。リュウセイホタルは全く止まらず、夜空を流れ続けていた。
生物開発課としての仕事は久しぶりだ。今までゴースに行ったり魔法を調べたりと、本来の領分ではないところでばかり働いていたから、ようやく自分のホームに帰ってきたような気分である。
「でもなかなかの難題ですよね、これ。」
事態は結構厳しいのだが。子供たちが学校に通うための空飛ぶ乗り物を用意する。立派な仕事ではあるが、かぐや姫ばりの難題には違いない。さて、どうしたものか。
今朝すぐにライアンくんと兵士くんに仕事内容を話したのだが、おおよそ僕と同じような反応になった。
「しかも四十日って、結構無理言いますよね。ジョシュア伯は本当に人遣いがあらい。」
兵士くんは前回の酒場での反省を活かしたのか、小声で文句を言うようになっていた。
「すいませんね皆さん。余のためにわざわざ。」
今回は魔王先生が協力してくれるとのこと。彼関係のことだから出来るだけのことをすると言ってくれた。まあ彼が配合の仕事のどこで役に立つのかは不明であるが。
魔王先生を二人に引き合わせるときも、毎度のくだりとなった。彼を紹介するのも、それに驚かれるのも、もう飽きてしまった。
さて、空を飛ぶなんて大層なことをやってのけなければならない。しかもライト兄弟のような技術はない。ただ頼れるのは生き物たちだけだ。
ちょっとした思いつきを魔王先生にぶつけてみた。
「先生って魔物に魔法教えられないんですか? 」
人間は魔力がたかだかしれているから、飛翔魔法を使うのは不可能かも知れない。けれど、魔物なら覚えられるかも。
「さすがに。言葉が通じませんからね。」
まあそれが出来れば苦労はしないよな。また地道にいろいろ試すことになりそうだ。
何気に難しいのは、今回は生き物の指定がないということだ。前回のように馬をベースにするのが決定しているわけではない。飛ぶやつだったら何でもいいというのは、逆に難しい。
子供たちの乗る車というか、乗り物自体はもういくつか設計されてある。馬車と同じタイプだったり、平らだったり、円筒だったり。
それらのうちどれかにマッチする生き物を作らなくてはならない。というわけで
「ライアンくん、図鑑をまた持ってきてくれ。」
今回は鳥類に限ってはいないので、冊数もかなり多くなってしまった。
「魔物指定されてるくらいのやつじゃないとパワーが足りないだろう。」
魔物編だけを残してあとを片すと、三分の一になった。これならまだ探せそうだ。
四人でそれぞれ手分けして図鑑を調べた。それ自体が条件に合わなくてもいい。役に立ちそうな要素が一つでもあればそこから道が開けていくのだから。
図鑑との睨めっこは続いたが、兵士くんが突然声を上げた。
「ねえ、みなさん。これ、これいいと思いません? 」
彼が持っていたのは昆虫の魔物図鑑。指差しているのは蛍である。
「リュウセイホタルって言うらしいです。体は牛と同じくらいですから、力も十分期待できるでしょう? 」
ほう、兵士くんにしてはまともなのを持ってきたな。これはお手柄だ。リュウセイホタル、大いに有望じゃないか!
リュウセイホタルは第130日から第200日の初夏の間は水辺に現れるようだが、今の時期は空をずっと飛んでいるそうだ。まさしく流星である。
「図鑑を読む限りでは空のどこでも飛んでいるらしいですから、昼の間は見つけるのさえままならなそうね。」
探すのは夜になりそうだ。
ホルンメランの夜は都会だけに明るい。空もその明るさに侵食されて、一等星さえはっきりと見えないから天体観測には不向きである。無論、ホタル探しにも。
「ちょっと郊外に出ましょう。余の近くに集まってください。」
魔王先生の言う通りに四人集まると、先生はまた飛翔魔法をかけた。
四人は垂直に風を切り、一気に空まで飛び上がった。
「うおお! これが魔法か。」
兵士くん、大興奮である。ライアンくんもちょっと楽しそうだった。しかし早速魔王先生が大活躍だ。役どころが分からないなんて思っちゃっててほんとに申し訳ない。
ホルンメラン郊外、真下はもう壁の外というところまで来た。空も暗くなってきて、星々がはっきりと見えてきている。
「ちょっと! あそこ見てください! あれじゃないですか? 」
「どこだよ? 」
「ほらあそこ! 」
兵士くんが指さしたさきに目をこらすと、光が一筋流れた。
「ちょっと近づいてみましょう! 」
魔王先生の舵取りで光が流れていったほうへと向かった。光は僕たちが近づこうとする間も絶えず流れていた。
なのに、全然近づけている気配がない。光は未だ彼方先に見える。
「おかしいですね……」
「余が思うに……」
魔王先生が口を開いた。
「あれは本物の流れ星なんじゃないですかね。」
あ、確かに。そこの可能性をすっかり忘れていた。マヌケな僕たちはずっと届きようがない星を目指していたのか。
僕たちを嘲笑うように空にはまだまだ流星が降っている。
しばらく綺麗な景色に見惚れてぼうっとしていた。こんな流れ星、見るのは初めてかもしれない。元の世界じゃ星なんて北極星やオリオンくらいしか見えなかったから。
酒の一本でも持ってきたらよかったのに……と思っていたら
「いやあ、星見ながら飲むのはやっぱり最高ですな。」
兵士くんが既に持ってきていた。いつの間に忍ばせていたのか。普段だったら仕事中の飲酒は厳禁だが、今回は大目に見よう。
「おお兵士くん。わざわざ用意してくれるなんて、褒めてつかわすぞ。」
僕は兵士くんが持ってきた酒のうちブランデーを抜き出した。
「器は無いのかい? 」
「持ってませんよ。てか僕の勝手に取らないでくださいよ! 」
まったく。流石に直飲みはキツいぞ。
「タイセイさん、マグカップならありますよ。」
「お、ライアンくんナイス。」
空は冷えていたので、ブランデーはことさらに良かった。流れ星も相変わらず繁く、流麗。ほら、あそこに今降ってるのも大きい。本当に大きい……ん? どんどん大きくなってないか?
「あれ! あの星だけどんどん僕らに近づいてきますよ。」
おいおいおいおい。まだ酔ってないはずだぞ。でもそんなことあるわけ……
「流れ星じゃないですよ! 蛍です! 蛍! 」
流星はついに僕らの眼前まで迫った。
体はよく見えなかった。ただただ白い炎が眩しい。
「危ないですよ。」
魔王先生は四人全員を動かして突進してくるホタルをかわした。
「意外と早く見つかりましたね。」
それはそうなのだが……なんか凶暴じゃないか?
「しかしなんなんですか、あれ。僕たちを喰う気満々じゃないですか。」
「あれ、クロードくんは読んでなかったの? あいつは肉食だよ。」
え、それ僕も読んでなかったんだけど。ってことは捕まえられるのは僕らの方じゃないか。
リュウセイホタルは反転するとまた僕らの方へと向いた。
「どうしますか? 一応これは持ってきていますけど。」
ライアンくんは袋から網を取り出した。
え、あれを網で捕まえるのか?
「網なんかで捕まるのかい? あんなでかいやつ。」
「大丈夫ですよ、金属製ですから。破れたりはしません。」
網は漁業用かと思うほど大きかった。
「また奴は突撃してくるでしょうから、そこで使いましょう。」
結構無茶なことを考えているようだ。
「先生、四人全員を別方向に動かすことは可能ですか? 」
「全然出来ますけども。それでどうするんです? 」
ライアンくんは僕たちにそれぞれ網の一角を持たせて、自分もそのうちのひとつを持った。
ホタルはまた僕たちめがけてぐんぐんと加速し始めた。
「合図を出したら四人を四方に動かして下さいね、頼みましたよ。」
魔王先生は黙ったまま頷いた。
また光は大きくなってきた。速い! さっきより数段。だが、ライアンくんは冷静だった。
「まだですよ、あのホタルは賢いですから。半端じゃ避けられてしまう。」
蛍の体は相変わらず見えない。ただ白い光の塊だけが迫ってくる。
「まだ……まだ……あと少し。…………今です! 」
魔王先生は合図に呼応して僕たち四人を縦横四方に動かした。網は大きく開かれて、ピンと真っ直ぐに張っている。
ホタルはライアンくんが言ってたとおり賢く、網に気づいた。しかし、すでに遅い。リュウセイホタルはそのままの勢いで網の真ん中に突っ込んだ。
ホタルの勢いはしばらく落ちなかった。
「うおお、ヤバイですよ。引っ張られます。」
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