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三章 切れ者少女、ゴースに立つ
十六話
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ゴースの正門が見えてきた。この世界の都市はどこもこのような高い防壁に囲まれているようだ。外には魔物が棲んでいるからだと思うが。
「タイセイさん、気をつけてくださいね。」
「気をつけるってなにを? 」
「ゴースはお世辞にも治安がいい街とは言えないので。特に金品の類を持っていたら絶対に肌身離さず持っていてください。」
あまり金は持ってきてはいないが、確かに盗られると困るものはいくつかあった。
門にはやはり守衛がいた。准将は馬車から降りて彼らに説明した。突然の訪問なので、通してもらえるまで時間がかかると思っていたが、意外とすんなり通してもらえた。後から聞いた話だが、このときすでにアイラがノース子爵に手紙でアポを取っていたらしい。
馬車でそのまま街に入ると、そこにはホルンメランとは随分違った景色が広がっていた。建物は縦に長く、空までそびえていた。しかしビルやマンションのような瀟洒な感じではなかった。粗末な一軒家をそのまま上に積み重ねていった感じ。
人通りはそこそこあった。規模が小さいので、今通っているメインストリートにもホルンメランほどの人数は見えなかったけれど、まあまあの活気がある。
しかし目を引いたのは住民たちの風貌だった。道をゆく誰も彼もがアウトローなのだ。話しかけようものなら即座に「ヒャッハー!! 」と叫んでバイクで突っ込んできそうなレベルの世紀末感がむんむんと出ていた。
僕たちは馬車に乗っているせいで注目を集めてしまった。前後左右からヒャッハーたちにジロジロ見られるのはかなり不気味だ。
「ね、言った通りでしょう? 」
「聞いてた以上だよ! 」
准将と会話しつつも、僕はずっとその奥の窓の外にいた、目がガンギマリのヒャッハーとずっと目が合っていた。貴重品どころか命まで狙われていそうである。
メインストリートを道なりに行けば、そのままゴース官庁に到着した。僕たちは馬車から降りて官庁に入った。この馬車から降りる瞬間が一番緊張した。だってまだ後ろにヒャッハーたちがいるから。
官庁の中はホルンメランのそれと似た雰囲気をしていたので安心した。正面受付に向かった准将は事情を受付嬢に話した。
「すいません、ホルンメランからの使者なのですが、ノース子爵にお取り次ぎ願いたい。」
「ああ、聞いております。お待ちしておりました。ですが、首長は今屋敷にいらっしゃいますから、そちらへ行かれてくださいませ。」
「屋敷というのは? 」
「この官庁の裏手にございます。一際大きな建物ですから迷うこともないでしょう。」
官庁から出て裏手にまわると、確かに分かりやすいくらい巨大な屋敷があった。屋敷の門には黒服の執事らしき老人が僕たちのことを待っていた。
「お待ちしておりました、ホルンメランの使者の方々。」
彼は僕たちの来訪をさっきの受付嬢から通信で伝えられて、今出てきたところらしい。
「ノース様がお待ちしております。」
屋敷は建物の前に左右対称の大庭園を構えていた。子爵は聞いていた通りの動物好きらしく、あちらこちらにさまざまな動物が見えた。
中央の道をそのまま行き、僕たちは大扉から屋敷内に入った。内装も煌びやかで、目がチカチカしそうだ。入ってすぐは大広間になっていたが、僕たちは正面にある階段の上に連れられた。
屋敷はとにかく広く、随分と歩かされた。その間もやたらとキラキラしている装飾が目に入った。ここまでくるともはや悪趣味のように感じる。
廊下の最奥に朱色と金の大扉が見えた。
「あそこがノース様のお部屋になっております。」
まあそうだろうな。部屋に近づくにつれてますます装飾がうるさくなっているから。
執事は部屋をノックした。
「ノース様、ホルンメランからの使者の方々が到着なされました。」
「お入りいただけ。」
扉の向こうから男の低い声が聞こえてきた。
言葉を聞いて執事はゆっくりと扉を開けた。重い扉は大きな音を立てて開くので、そのせいで僕はより緊張してしまった。
子爵の大部屋はまるで王宮のようだった。街の雰囲気とは全然違う華やかさだ。中央の一番奥に王座のような豪勢な椅子がおかれており、ノース子爵はそこに腰掛けていた。
准将は子爵の前まで進むと敬礼した。
「シャラパナ国軍ホルンメラン分団所属、ピオーネ・パゴスキー准将です。今回は急なお目通りをお許しいただき感謝します。」
対面する子爵はラフな格好をしていた。どうやら今日はオフの日だったようだ。彼は猫を膝に乗せていた。
「ホルンメランからの使者は珍しい。ジョシュア伯はお元気かね? 」
「ええ、ご壮健でおられます。」
「まあそれもそうか。わしと倍以上歳が離れているからな。」
猫は子爵の膝に飽きたらしく、すり抜けていった。子爵は手持ち無沙汰に椅子にもたれかかった。
僕もついでに准将に挨拶しておいた。子爵は僕の「生物開発課」という身分に興味を持ったようだった。
「君のその、『生物開発課』っていうのは何をやるところなのかね? 」
「ホルンメラン管轄内の生物関連の問題に対処する部署です。」
子爵は要領を得ないようで、口髭をいじっていた。准将が補足してくれた。
「ホルンメランに騎馬団が出来たのも、こちらのタイセイさんのおかげなのです。ホルンメラン湿地を走ることができる馬を完成させたのですよ。」
「あそこの泥沼を走るのかね! それはすごいな。」
子爵は少し興奮したが、すぐに我に帰って一つ咳払いをした。
「しかし、ホルンメランがゴースに何用かね。」
本題に入った。准将は紙の束を取り出すと子爵に手渡した。
「こちら、先日の蛮族によるホルンメラン首長暗殺未遂事件の詳細です。」
子爵は目を見開いた。彼は慌て気味に紙をめくっては目を通していった。全て読み終わるまでに一、二分はかかった。
「これは本当かね! 」
「ええ。」
「では我がゴース分団も容疑者の一角ではないか。」
子爵は僕達がここに来た理由を早合点して、少し憤りを見せた。そこは准将がフォローした。
「いえいえ、私たちはゴースは白だと踏んでおります。ゴースが反旗を翻すというなら、ホルンメランよりもシャラトーゼに軍を動かすはずです。子爵ならそうなさるでしょう? 」
「滅多なことを言うんじゃないよ! 」
大丈夫か? 子爵結構怒ってるみたいだぞ。貧乏ゆすり始めたし、何より顔がちょっと赤い。
「まあ、なにはともあれゴースは関与していないと踏んでおりますので、疑わしいのはニフラインのワイド伯です。」
准将は構うことなく続けた。本当に肝が据わっているんだなこの娘は。不機嫌な子爵の前で、さらに彼と仲が悪いワイド伯の名前を出すとは。
しかし子爵は別段怒りはしなかった。
「あの男なら考えかねないかもな。なるほど、それはわかった。じゃあますますどうしてゴースに来たんだ? 」
「あなたなら彼について何か知っているかもしれないと思い伺ったのです。私たちは今ワイド伯追討のための証拠が欲しいですから。」
子爵は眉をぴくりと上げた。ほんの少し沈黙した後で妙に冷静な口ぶりで話し始めた。
「しかしすまんな。わしは奴とはここ十年は会っていないのだよ。いくら近所とはいってもな。だいたい君たちだってわしとワイドが険悪な仲だということは知っているだろう。」
「急に饒舌になりますね。」
准将は容赦なく突っ込む。本当に怖いもの知らずだ。
「何が言いたい? 」
「いや、特に。ただ子爵が何か隠しておられるように見えまして。」
子爵はビクッとした。どこからどう見ても怪しかったが、彼はそれでも頑なだった。
「とにかくだ。わしがこの件で君らと話すことは何もない! 」
後は同じだった。子爵は結局最後まで何も話さなかった。しばらくして僕たちは子爵に手土産を渡して屋敷を後にした。
その手土産が効いたらしかったようだ。内容としては、ツノハプル数匹とローブが織った絹だったのだが、それがかなり子爵を満足させた。
子爵は僕たちの帰り際に僕の方へ来て耳打ちした。
「君、タイセイくんといったね。今日の日没後にまた屋敷に来たまえ。相談があるんだ。」
正直子爵がソッチなんじゃないかと疑ってしまった。ちょっと身の危険を感じたので僕はこのことを帰りに准将に話した。
「いや、それはないですね。子爵は異性愛者らしいですから。」
なんだよ。僕が馬鹿みたいじゃないか。だがまあこれでひとまず安心だ。
「それより、チャンスですよこれ。やっぱりあなたを連れてきてよかった。彼の懐に入るチャンスですから、頼みましたよ。」
准将は不敵に笑った。
「タイセイさん、気をつけてくださいね。」
「気をつけるってなにを? 」
「ゴースはお世辞にも治安がいい街とは言えないので。特に金品の類を持っていたら絶対に肌身離さず持っていてください。」
あまり金は持ってきてはいないが、確かに盗られると困るものはいくつかあった。
門にはやはり守衛がいた。准将は馬車から降りて彼らに説明した。突然の訪問なので、通してもらえるまで時間がかかると思っていたが、意外とすんなり通してもらえた。後から聞いた話だが、このときすでにアイラがノース子爵に手紙でアポを取っていたらしい。
馬車でそのまま街に入ると、そこにはホルンメランとは随分違った景色が広がっていた。建物は縦に長く、空までそびえていた。しかしビルやマンションのような瀟洒な感じではなかった。粗末な一軒家をそのまま上に積み重ねていった感じ。
人通りはそこそこあった。規模が小さいので、今通っているメインストリートにもホルンメランほどの人数は見えなかったけれど、まあまあの活気がある。
しかし目を引いたのは住民たちの風貌だった。道をゆく誰も彼もがアウトローなのだ。話しかけようものなら即座に「ヒャッハー!! 」と叫んでバイクで突っ込んできそうなレベルの世紀末感がむんむんと出ていた。
僕たちは馬車に乗っているせいで注目を集めてしまった。前後左右からヒャッハーたちにジロジロ見られるのはかなり不気味だ。
「ね、言った通りでしょう? 」
「聞いてた以上だよ! 」
准将と会話しつつも、僕はずっとその奥の窓の外にいた、目がガンギマリのヒャッハーとずっと目が合っていた。貴重品どころか命まで狙われていそうである。
メインストリートを道なりに行けば、そのままゴース官庁に到着した。僕たちは馬車から降りて官庁に入った。この馬車から降りる瞬間が一番緊張した。だってまだ後ろにヒャッハーたちがいるから。
官庁の中はホルンメランのそれと似た雰囲気をしていたので安心した。正面受付に向かった准将は事情を受付嬢に話した。
「すいません、ホルンメランからの使者なのですが、ノース子爵にお取り次ぎ願いたい。」
「ああ、聞いております。お待ちしておりました。ですが、首長は今屋敷にいらっしゃいますから、そちらへ行かれてくださいませ。」
「屋敷というのは? 」
「この官庁の裏手にございます。一際大きな建物ですから迷うこともないでしょう。」
官庁から出て裏手にまわると、確かに分かりやすいくらい巨大な屋敷があった。屋敷の門には黒服の執事らしき老人が僕たちのことを待っていた。
「お待ちしておりました、ホルンメランの使者の方々。」
彼は僕たちの来訪をさっきの受付嬢から通信で伝えられて、今出てきたところらしい。
「ノース様がお待ちしております。」
屋敷は建物の前に左右対称の大庭園を構えていた。子爵は聞いていた通りの動物好きらしく、あちらこちらにさまざまな動物が見えた。
中央の道をそのまま行き、僕たちは大扉から屋敷内に入った。内装も煌びやかで、目がチカチカしそうだ。入ってすぐは大広間になっていたが、僕たちは正面にある階段の上に連れられた。
屋敷はとにかく広く、随分と歩かされた。その間もやたらとキラキラしている装飾が目に入った。ここまでくるともはや悪趣味のように感じる。
廊下の最奥に朱色と金の大扉が見えた。
「あそこがノース様のお部屋になっております。」
まあそうだろうな。部屋に近づくにつれてますます装飾がうるさくなっているから。
執事は部屋をノックした。
「ノース様、ホルンメランからの使者の方々が到着なされました。」
「お入りいただけ。」
扉の向こうから男の低い声が聞こえてきた。
言葉を聞いて執事はゆっくりと扉を開けた。重い扉は大きな音を立てて開くので、そのせいで僕はより緊張してしまった。
子爵の大部屋はまるで王宮のようだった。街の雰囲気とは全然違う華やかさだ。中央の一番奥に王座のような豪勢な椅子がおかれており、ノース子爵はそこに腰掛けていた。
准将は子爵の前まで進むと敬礼した。
「シャラパナ国軍ホルンメラン分団所属、ピオーネ・パゴスキー准将です。今回は急なお目通りをお許しいただき感謝します。」
対面する子爵はラフな格好をしていた。どうやら今日はオフの日だったようだ。彼は猫を膝に乗せていた。
「ホルンメランからの使者は珍しい。ジョシュア伯はお元気かね? 」
「ええ、ご壮健でおられます。」
「まあそれもそうか。わしと倍以上歳が離れているからな。」
猫は子爵の膝に飽きたらしく、すり抜けていった。子爵は手持ち無沙汰に椅子にもたれかかった。
僕もついでに准将に挨拶しておいた。子爵は僕の「生物開発課」という身分に興味を持ったようだった。
「君のその、『生物開発課』っていうのは何をやるところなのかね? 」
「ホルンメラン管轄内の生物関連の問題に対処する部署です。」
子爵は要領を得ないようで、口髭をいじっていた。准将が補足してくれた。
「ホルンメランに騎馬団が出来たのも、こちらのタイセイさんのおかげなのです。ホルンメラン湿地を走ることができる馬を完成させたのですよ。」
「あそこの泥沼を走るのかね! それはすごいな。」
子爵は少し興奮したが、すぐに我に帰って一つ咳払いをした。
「しかし、ホルンメランがゴースに何用かね。」
本題に入った。准将は紙の束を取り出すと子爵に手渡した。
「こちら、先日の蛮族によるホルンメラン首長暗殺未遂事件の詳細です。」
子爵は目を見開いた。彼は慌て気味に紙をめくっては目を通していった。全て読み終わるまでに一、二分はかかった。
「これは本当かね! 」
「ええ。」
「では我がゴース分団も容疑者の一角ではないか。」
子爵は僕達がここに来た理由を早合点して、少し憤りを見せた。そこは准将がフォローした。
「いえいえ、私たちはゴースは白だと踏んでおります。ゴースが反旗を翻すというなら、ホルンメランよりもシャラトーゼに軍を動かすはずです。子爵ならそうなさるでしょう? 」
「滅多なことを言うんじゃないよ! 」
大丈夫か? 子爵結構怒ってるみたいだぞ。貧乏ゆすり始めたし、何より顔がちょっと赤い。
「まあ、なにはともあれゴースは関与していないと踏んでおりますので、疑わしいのはニフラインのワイド伯です。」
准将は構うことなく続けた。本当に肝が据わっているんだなこの娘は。不機嫌な子爵の前で、さらに彼と仲が悪いワイド伯の名前を出すとは。
しかし子爵は別段怒りはしなかった。
「あの男なら考えかねないかもな。なるほど、それはわかった。じゃあますますどうしてゴースに来たんだ? 」
「あなたなら彼について何か知っているかもしれないと思い伺ったのです。私たちは今ワイド伯追討のための証拠が欲しいですから。」
子爵は眉をぴくりと上げた。ほんの少し沈黙した後で妙に冷静な口ぶりで話し始めた。
「しかしすまんな。わしは奴とはここ十年は会っていないのだよ。いくら近所とはいってもな。だいたい君たちだってわしとワイドが険悪な仲だということは知っているだろう。」
「急に饒舌になりますね。」
准将は容赦なく突っ込む。本当に怖いもの知らずだ。
「何が言いたい? 」
「いや、特に。ただ子爵が何か隠しておられるように見えまして。」
子爵はビクッとした。どこからどう見ても怪しかったが、彼はそれでも頑なだった。
「とにかくだ。わしがこの件で君らと話すことは何もない! 」
後は同じだった。子爵は結局最後まで何も話さなかった。しばらくして僕たちは子爵に手土産を渡して屋敷を後にした。
その手土産が効いたらしかったようだ。内容としては、ツノハプル数匹とローブが織った絹だったのだが、それがかなり子爵を満足させた。
子爵は僕たちの帰り際に僕の方へ来て耳打ちした。
「君、タイセイくんといったね。今日の日没後にまた屋敷に来たまえ。相談があるんだ。」
正直子爵がソッチなんじゃないかと疑ってしまった。ちょっと身の危険を感じたので僕はこのことを帰りに准将に話した。
「いや、それはないですね。子爵は異性愛者らしいですから。」
なんだよ。僕が馬鹿みたいじゃないか。だがまあこれでひとまず安心だ。
「それより、チャンスですよこれ。やっぱりあなたを連れてきてよかった。彼の懐に入るチャンスですから、頼みましたよ。」
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