44 / 45
五章 ドリーム・リゾートです!
四十四話 大会終幕です!
しおりを挟む
次は準決勝だ。もうすでに次のエリアへの進出は決まっているし、もう安心してもいいのだが、ミヤビは相変わらず気合が入っている。
「次もしっかりと勝ちましょう! あと二回勝てば優勝ですよ!」
ケータリングの肉まんを相当気に入ったらしく、また三個を抱えている。
「どんだけ食べるんだよ、お前。」
「いやあ、美味しくって食べちゃいますよ。」
「もう肉まんのところ空になりそうですよ。」
最初運ばれてきた時にはたくさんあったはずの肉まんがなくなってきている。全てミヤビが平らげてしまったのだ。
そんなに食べて、動けなくなってしまわないかと心配になるが、ミヤビは準決勝でも絶好調だった。
「行きますよ!」
「ちょっと待てよ! 」
準決勝では誰よりも先に突っ込んで一番前にいた相手プレイヤーを攻撃、一撃で吹っ飛ばしてしまった。
今までのチームプレイを全否定するような作戦だ。
「あー! もういい! 各々頑張ってくれ!」
「ロータスさんまで連携を放棄しないでくださいよ!」
しかし実際問題チームプレイを意識せずとも力押しすることは可能だった。武器の力で吹き飛ばせない相手はこの大会にはいないようだった。
ミヤビが大暴れしている間に、俺が攻撃する準備が整う。
「よっしゃ! ミヤビ、もういいぞ!」
彼女の耳に届くか心配だったが、聞こえたらしくミヤビは横にそれた。
「はぁぁぁぁ!」
剣を真上に引っこ抜くように切り上げると、前方一直線の大地が弾け飛んだ。そこからたちまち竜巻が巻き上がり、あとは前と同じく相手が吹き飛んで終わりだ。
準決勝も、完封して勝つことができた。
「四回も同じ勝ち方だとちょっとつまらなくなってきますね。」
「勝てばいいんじゃないのかよ。注文が多いな。」
ミヤビは難癖つけてきたが、観客たちはやっぱり湧き上がっている。
仕方ない。この戦い方ばかりする俺たちが悪いわけじゃない。これが何回も通用してしまうこのアリーナの環境が悪いのだ。
さてさて、あとは決勝戦を残すのみだ。
「決勝の相手って?」
「今やってるのの勝った方ですよ。」
モニターでは、今行われている準決勝第二試合が流れていた。
「おお! ちょっとちょっと! あのパーティー!」
「あんなだったか?」
一方のパーティーは他のパーティーと同様に、大したことなかった。だが問題はもう一方のパーティーだった。
さっき見ていたときには平凡なパーティーだったはずだ。それなのに今はどうだ。
「前方の戦士と後方の魔法使い三人の息がピッタリ合っていますよ!」
かなり特殊な戦い方をしている。前方の戦士は直接攻撃をしない。後ろの魔法使いが放った魔法を剣で纏ってそれを斬撃にのせて放つという攻撃方法だ。
これが見事にハマっている。後ろに三人控えているので、攻撃は止む様子を見せない。瞬く間に相手は全滅してしまった。
なるほど、これは少し考えて戦わなければならないかもしれないな。
十分ほどのインターバルが置かれてから、いよいよ決勝戦が始まる。俺たちはすでに試合上の袖に待機していた。
「次に勝てば、優勝ですよ。みんな最後まで気を抜かずに頑張りましょう!」
「そうだね、ここまできたからには優勝したいね。」
「僕も役に立てるように頑張りますよ!」
幕が開いた。
さて、呼び出されて試合場に出ると歓声が大きく上がった。もはや最初から期待されているらしい。
「今回も期待してるぜ!」
「またやっちゃってよー!」
歓声が鳴り止まないうちに、今度は相手が呼び出されて現れた。今回は相手もそれなりだ。
新しい戦い方自体もそうだが、それを準決勝まで隠したままできたこと自体が只者じゃない。
いつもの囃子のあとでゴングが鳴らされた。
「速い!」
相手は開始早々さっきと同じ前後の陣形を作った。
「来ますよ!」
モニターで見たのと同じような魔法攻撃が始まった。
「うおっと! これヤバイな!」
雷なり氷なり炎なりが次々と襲いかかってくる。
大剣に身を隠してようやく防ぐことができる。ほぼ試合場全てに攻撃が届くから避けるのはほぼ不可能だろう。
「ほらほらどうしたどうした! 隠れてるだけじゃ戦えないぞ。」
くそ、相手の剣士が調子に乗り始めた。
相手の魔法の勢いはどんどん増している。悔しいが、このままでは相手の言う通り、攻撃することができない。
「『隠密』を使ってもどのみち試合場全部攻撃されるから意味がない!」
くそ、相打ち覚悟で攻撃するか? いや、流石に魔法を浴びながら大剣を振り抜く自信がない。
大剣で防ぎ切れるのも限界があるだろう。このままジリ貧になってしまうのか……。
「ロータスさん! 僕に考えがあります!」
後ろからトルクがそう言った。
「そのまま防いでいてください。」
「待て! どこも攻撃をかわせないんだぞ?」
「いや、一つだけありますよ!」
後ろを振り返ると、トルクはとんでもないことをしていた。
「ドン!」
「わあああい!」
と、飛んでいったのはミヤビ。トルクのやつ、ミヤビをハンマーで飛ばしたのだ。
なるほど、たしかに空中には魔法がない。
「喰らえ!」
ミヤビが杖を振るうと、そこから猛毒が撒き散らされた。
空から降ってくる毒を避けられるはずもなく
「ぐわああ!」
「いや!」
相手は全員毒を浴びた。
このまま待っていても倒れてくれるだろうが、そんなちまちましたことはしない。相手が怯んだおかげで俺が攻撃する隙が生まれた。
「これで終わりだ!」
全力で振るった大剣は、今日一の竜巻を巻き起こし、全てを吹き飛ばしてしまった。
全員がリングアウトしてしまった。
「あ……。」
そう、全員が。またミヤビも一緒に吹き飛ばしてしまった。
「次もしっかりと勝ちましょう! あと二回勝てば優勝ですよ!」
ケータリングの肉まんを相当気に入ったらしく、また三個を抱えている。
「どんだけ食べるんだよ、お前。」
「いやあ、美味しくって食べちゃいますよ。」
「もう肉まんのところ空になりそうですよ。」
最初運ばれてきた時にはたくさんあったはずの肉まんがなくなってきている。全てミヤビが平らげてしまったのだ。
そんなに食べて、動けなくなってしまわないかと心配になるが、ミヤビは準決勝でも絶好調だった。
「行きますよ!」
「ちょっと待てよ! 」
準決勝では誰よりも先に突っ込んで一番前にいた相手プレイヤーを攻撃、一撃で吹っ飛ばしてしまった。
今までのチームプレイを全否定するような作戦だ。
「あー! もういい! 各々頑張ってくれ!」
「ロータスさんまで連携を放棄しないでくださいよ!」
しかし実際問題チームプレイを意識せずとも力押しすることは可能だった。武器の力で吹き飛ばせない相手はこの大会にはいないようだった。
ミヤビが大暴れしている間に、俺が攻撃する準備が整う。
「よっしゃ! ミヤビ、もういいぞ!」
彼女の耳に届くか心配だったが、聞こえたらしくミヤビは横にそれた。
「はぁぁぁぁ!」
剣を真上に引っこ抜くように切り上げると、前方一直線の大地が弾け飛んだ。そこからたちまち竜巻が巻き上がり、あとは前と同じく相手が吹き飛んで終わりだ。
準決勝も、完封して勝つことができた。
「四回も同じ勝ち方だとちょっとつまらなくなってきますね。」
「勝てばいいんじゃないのかよ。注文が多いな。」
ミヤビは難癖つけてきたが、観客たちはやっぱり湧き上がっている。
仕方ない。この戦い方ばかりする俺たちが悪いわけじゃない。これが何回も通用してしまうこのアリーナの環境が悪いのだ。
さてさて、あとは決勝戦を残すのみだ。
「決勝の相手って?」
「今やってるのの勝った方ですよ。」
モニターでは、今行われている準決勝第二試合が流れていた。
「おお! ちょっとちょっと! あのパーティー!」
「あんなだったか?」
一方のパーティーは他のパーティーと同様に、大したことなかった。だが問題はもう一方のパーティーだった。
さっき見ていたときには平凡なパーティーだったはずだ。それなのに今はどうだ。
「前方の戦士と後方の魔法使い三人の息がピッタリ合っていますよ!」
かなり特殊な戦い方をしている。前方の戦士は直接攻撃をしない。後ろの魔法使いが放った魔法を剣で纏ってそれを斬撃にのせて放つという攻撃方法だ。
これが見事にハマっている。後ろに三人控えているので、攻撃は止む様子を見せない。瞬く間に相手は全滅してしまった。
なるほど、これは少し考えて戦わなければならないかもしれないな。
十分ほどのインターバルが置かれてから、いよいよ決勝戦が始まる。俺たちはすでに試合上の袖に待機していた。
「次に勝てば、優勝ですよ。みんな最後まで気を抜かずに頑張りましょう!」
「そうだね、ここまできたからには優勝したいね。」
「僕も役に立てるように頑張りますよ!」
幕が開いた。
さて、呼び出されて試合場に出ると歓声が大きく上がった。もはや最初から期待されているらしい。
「今回も期待してるぜ!」
「またやっちゃってよー!」
歓声が鳴り止まないうちに、今度は相手が呼び出されて現れた。今回は相手もそれなりだ。
新しい戦い方自体もそうだが、それを準決勝まで隠したままできたこと自体が只者じゃない。
いつもの囃子のあとでゴングが鳴らされた。
「速い!」
相手は開始早々さっきと同じ前後の陣形を作った。
「来ますよ!」
モニターで見たのと同じような魔法攻撃が始まった。
「うおっと! これヤバイな!」
雷なり氷なり炎なりが次々と襲いかかってくる。
大剣に身を隠してようやく防ぐことができる。ほぼ試合場全てに攻撃が届くから避けるのはほぼ不可能だろう。
「ほらほらどうしたどうした! 隠れてるだけじゃ戦えないぞ。」
くそ、相手の剣士が調子に乗り始めた。
相手の魔法の勢いはどんどん増している。悔しいが、このままでは相手の言う通り、攻撃することができない。
「『隠密』を使ってもどのみち試合場全部攻撃されるから意味がない!」
くそ、相打ち覚悟で攻撃するか? いや、流石に魔法を浴びながら大剣を振り抜く自信がない。
大剣で防ぎ切れるのも限界があるだろう。このままジリ貧になってしまうのか……。
「ロータスさん! 僕に考えがあります!」
後ろからトルクがそう言った。
「そのまま防いでいてください。」
「待て! どこも攻撃をかわせないんだぞ?」
「いや、一つだけありますよ!」
後ろを振り返ると、トルクはとんでもないことをしていた。
「ドン!」
「わあああい!」
と、飛んでいったのはミヤビ。トルクのやつ、ミヤビをハンマーで飛ばしたのだ。
なるほど、たしかに空中には魔法がない。
「喰らえ!」
ミヤビが杖を振るうと、そこから猛毒が撒き散らされた。
空から降ってくる毒を避けられるはずもなく
「ぐわああ!」
「いや!」
相手は全員毒を浴びた。
このまま待っていても倒れてくれるだろうが、そんなちまちましたことはしない。相手が怯んだおかげで俺が攻撃する隙が生まれた。
「これで終わりだ!」
全力で振るった大剣は、今日一の竜巻を巻き起こし、全てを吹き飛ばしてしまった。
全員がリングアウトしてしまった。
「あ……。」
そう、全員が。またミヤビも一緒に吹き飛ばしてしまった。
0
お気に入りに追加
37
あなたにおすすめの小説
Alliance Possibility On-line~ロマンプレイのプレーヤーが多すぎる中で、普通にプレイしてたら最強になっていた~
百々 五十六
ファンタジー
極振りしてみたり、弱いとされている職やスキルを使ったり、あえてわき道にそれるプレイをするなど、一見、非効率的なプレイをして、ゲーム内で最強になるような作品が流行りすぎてしまったため、ゲームでみんな変なプレイ、ロマンプレイをするようになってしまった。
この世界初のフルダイブVRMMORPGである『Alliance Possibility On-line』でも皆ロマンを追いたがる。
憧れの、個性あふれるプレイ、一見非効率なプレイ、変なプレイを皆がしだした。
そんな中、実直に地道に普通なプレイをする少年のプレイヤーがいた。
名前は、早乙女 久。
プレイヤー名は オクツ。
運営が想定しているような、正しい順路で少しずつ強くなる彼は、非効率的なプレイをしていくプレイヤーたちを置き去っていく。
何か特別な力も、特別な出会いもないまま進む彼は、回り道なんかよりもよっぽど効率良く先頭をひた走る。
初討伐特典や、先行特典という、優位性を崩さず実直にプレイする彼は、ちゃんと強くなるし、ちゃんと話題になっていく。
ロマンばかり追い求めたプレイヤーの中で”普通”な彼が、目立っていく、新感覚VRMMO物語。
モノ作りに没頭していたら、いつの間にかトッププレイヤーになっていた件
こばやん2号
ファンタジー
高校一年生の夏休み、既に宿題を終えた山田彰(やまだあきら)は、美人で巨乳な幼馴染の森杉保奈美(もりすぎほなみ)にとあるゲームを一緒にやらないかと誘われる。
だが、あるトラウマから彼女と一緒にゲームをすることを断った彰だったが、そのゲームが自分の好きなクラフト系のゲームであることに気付いた。
好きなジャンルのゲームという誘惑に勝てず、保奈美には内緒でゲームを始めてみると、あれよあれよという間にトッププレイヤーとして認知されてしまっていた。
これは、ずっと一人でプレイしてきたクラフト系ゲーマーが、多人数参加型のオンラインゲームに参加した結果どうなるのかと描いた無自覚系やらかしVRMMO物語である。
※更新頻度は不定期ですが、よければどうぞ
幼馴染み(♀)がプレイするMMORPGはどうしてか異世界に影響を与えている
坂森大我
ファンタジー
かつて水無月諒太には幼馴染みがいた。団地の隣室に住む同い年の女の子。同じく鍵っ子であった夏美の家で諒太は放課後になると毎日一緒にゲームをしていた。
しかし団地の取り壊しが決定し、二人共が引っ越しを強いられてしまう。毎日一緒に遊んできた二人だが、中学一年の夏休みにその関係は終わりを告げる。
時を経て諒太は高校へと進学。幸運にも隣席は美少女であった。諒太は出会いの予感を覚えたものの、美少女はかつての隣人である夏美に他ならない。
二人は直ぐさま意気投合し、大人気ゲーム【運命のアルカナ】をプレイしようと約束をする。
運命のアルカナは多人数参加型のゲームであり、ヘッドセットを装着して楽しむVRゲーム。夏美は三年前と変わることなく今もゲーマーであるようだ。
帰宅した諒太は早速とゲームの設定を始めるも何やら様子がおかしい。夏美の家で見た映像より現実感があり、オープニングも事前に調べた内容と異なっていた。しかし、夏美と通信ができたし、彼女からのプレゼントまでちゃんと受け取れている。よって諒太は深く考えることなくレベリングに精を出す。先行してプレイしていた夏美に追いつこうとして。
しかし、諒太もゲーム機が異常を来していると気付く。あろうことか諒太がプレイする世界はゲームの設定から三百年後であった。過去である夏美のプレイ状況が反映されていく世界。そこは仮想世界ではなく現実そのもの。夏美がゲーム世界でやらかすたび、諒太の世界に異変が生じた。
不安定な世界線に諒太は動揺するも、元より彼はゲーマーである。世界の理がゲームの設定であるのならと、諒太は世界のために戦おうと思う。
残念な幼馴染みのプレイに翻弄されながらも諒太は世界を救い続けている……。
チート級スキルを得たゲーマーのやりたいことだけするVRMMO!
しりうす。
ファンタジー
VRゲーム【Another world・Online】βテストをソロでクリアした主人公──────雲母八雲。
βテスト最後のボスを倒すと、謎のアイテム【スキルの素】を入手する。不思議に思いつつも、もうこのゲームの中に居る必要はないためアイテムの事を深く考えずにログアウトする。
そして、本サービス開始時刻と同時に【Another world・Online】にダイブし、そこで謎アイテム【スキルの素】が出てきてチート級スキルを10個作ることに。
そこで作ったチート級スキルを手に、【Another world・Online】の世界をやりたいことだけ謳歌する!
※ゆるーくやっていくので、戦闘シーンなどの描写には期待しないでください。
※処女作ですので、誤字脱字、設定の矛盾などがあると思います。あったら是非教えてください!
※感想は出来るだけ返信します。わからない点、意味不明な点があったら教えてください。(アンチコメはスルーします)
戦闘職をしたくてVRMMOを始めましたが、意図せずユニークテイマーという職業になったので全力でスローライフを目指します
地球
ファンタジー
「え?何この職業?」
初めてVRMMOを始めようとしていた主人公滝沢賢治。
やろうと決めた瞬間、戦闘職を選んでいた矢先に突然出てきた職業は【ユニークテイマー】だった。
そのゲームの名はFree Infinity Online
世界初であるフルダイブ型のVRゲームであり、AIがプレイヤーの様子や行動を把握しイベントなどを考えられるゲームであった。
そこで出会った職業【ユニークテイマー】
この職業で、戦闘ではなくてスローライフを!!
しかし、スローライフをすぐにはできるわけもなく…?
40代(男)アバターで無双する少女
かのよ
SF
同年代の子達と放課後寄り道するよりも、VRMMOでおじさんになってるほうが幸せだ。オープンフィールドの狩りゲーで大剣使いをしているガルドこと佐野みずき。女子高生であることを完璧に隠しながら、親父どもが集まるギルドにいい感じに馴染んでいる…! ひたすらクエストをやりこみ、酒場で仲間と談笑しているおじさんの皮を被った17歳。しかし平穏だった非日常を、唐突なギルドのオフ会とログアウト不可能の文字が破壊する!
序盤はVRMMO+日常系、中盤から転移系の物語に移行していきます。
表紙は茶二三様から頂きました!ありがとうございます!!
校正を加え同人誌版を出しています!
https://00kanoyooo.booth.pm/
こちらにて通販しています。
更新は定期日程で毎月4回行います(2・9・17・23日です)
小説家になろうにも「40代(男)アバターで無双するJK」という名前で投稿しています。
この作品はフィクションです。作中における犯罪行為を真似すると犯罪になります。それらを認可・奨励するものではありません。
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる