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最後の18歳
74.嘘のような本当のはなし
しおりを挟む漆黒の闇に包まれた僕に力強い温もりが流れ込んでくる。
確かな温もりは、僕を決して離さずこの闇から引き上げようとする。
闇へ白銀の光が一条射し込む。
漆黒を真っ直ぐ貫く光は僕の名を呼ぶ。
「ラズ」
優しい響きは、静かに慈しむ。
けれど、その優しい声に哀しみが滲む。
大丈夫ですよ。まだまだ皆に返せていない愛があるんです。
「……はい。お父様」
優しい声に導かれ、目蓋を開ける。
窓から射し込む日差しは眩しく透明で、天蓋布は七色にひらひら揺らめく。
この乙女チックな光景は間違いようがなく、僕のお部屋のベッドだ。
「ラズ?! 起きたのか?!」
未だにぽやぽやした頭をお父様の大声が覚ましてくれた。
珍しいよ。あのお父様が大きな声を上げるなんてさ。あ、あの時もそうだったな。
レオとの初顔合わせの日。
クロのせいで毒を飲んだことになって、2日間意識不明になったんだよね。
その時と同じ様なお父様の取り乱し具合に、嫌な予感が頭をよぎる。
ザーッと全身の血が引いていくのがわかった。
冷たくなった体にある1か所だけ温もりが残る。
右手だ。
大きな手に包まれながら、聖力が絶え間なく流し込まれている。
最近やっと硬くなってきた腹筋をつかい、体を起こそうとしたが、起きれない。
悔しいけど、頭だけをゴロリと右側へ動かす。
飛び込んできた光景にぐっと息が詰まる。
静かに涙を流すお父様がいた。
いつも感情が読めない藤色の瞳は、涙で濡れている。
これだけ心配をかけてしまったってことだよね。
おじさまの助言通り、お父様には神託の内容を伏せていた。倒れた僕が突然運び込まれ、どれだけ驚いたのだろう。
いまさらといえばいまさらなんだけど、後悔が胸を締め付ける。
「っごめんなさいっ! お父様!」
「……っいいんだ。ラズが……無事であれば」
お父様は片手で濡れた目元を覆い、嗚咽を堪えるように震えた息を吐き出した。
僕は思わず右手を包む手に左手を重ねると、じんわり温かな力が手へ伝わる。
しかし、包む大きな手は震えている。
お父様はどれくらいの時間、聖力を注いでくれていたのだろう。
いくら膨大な聖力を持つお父様でも、聖力の違う僕へ長時間注ぎ続ければ体へ負担がかかる。
聖力の枯渇は命に関わるのに。
「もう大丈夫なんです。聖力を止めて下さい。……このままではお父様が倒れてしまいます」
「だが……」
眉間に深くシワを寄せてお父様は、ぎゅっと僕の手を握る。
自分の体のことよりも僕を優先してくれるお父様の優しい気持ちは嬉しいが、僕もお父様が心配だ。
そう伝えれば、聖力を送るのだけは止めてくれた。
「あ、その……皆は大丈夫ですか?」
「……イヴや婚約者候補達なら毎日ココへ来るくらい元気にしている」
「良かったです……」
感動の親子の会話が我ながらぎこちなさすぎる。僕もどう会話して良いのかもわからない。
改めて、僕達親子は「会話」というものをしていなかったのが露呈したな。
お父様も続く言葉を言いあぐねるように、視線を伏せている。これもいつものことだよね。
でも今ならわかる。お父様は別に僕と会話したくないのではなく、ただシンプルにできないだけ。
必要以上な言葉を掛けることに、とても良くない言い方だけれど「無頓着」なだけなんだ。
親子の会話がただの業務連絡じみてしまう原因は僕にもある。
本音で語り合うことを避けて、今まで必要以上な会話をお父様としてこなかったから。
本心をありのまま明け渡してしまって、辛い言葉を投げつけられたり拒絶されるのが怖かった。
でも、この世界の神様は僕がもらった。
時間を巻き戻し、もう繰り返せない。
1度きりの人生だからこそ、僕は愛や想いを取りこぼしたくない。
たった一度勇気をだして本心を言葉にすればほんの少しだけでも、分かち合えるはず。
そう決心し、起き上がろうとジタバタもがいていたら、背中を頼もしい腕が直ぐに支えてきた。
お父様はそのままベッドの端に腰掛け、腕で僕の背中を支えてくれる。
目の前の藤色の瞳は周りが赤くなっているが、とても優しい色をしていた。
藤色の優しさと未だ右手に残る温もりを信じて、今まで触れることが出来ず、そのことへ見てみぬふりをして、気にしていないふりをするしか出来なかったことを言葉にする。
「あの……僕はお父様の子供に生まれてこれて嬉しいし良かったです。……『色無し』でもです」
お父様は無言で唇を噛み締める。
僕を真っ直ぐ見つめる瞳は震えていた。
前世も含め『色無し』であることでお父様やお母様を恨んだことは決して無かった。
巻き戻り前に僕が絶望したのは、ただ一つ。
残酷なこの世界は『色無し』である僕を徹底的に忌み嫌う。
だから、自分は誰からも『愛されていない』と、『いらない子』だと思い込んだ。
当たり前にある『愛し愛される』ことに『色無し』の自分は関係無い人間だ、と絶望した。
ねぇ、神様。違うよね。まずは自分から『愛』を受け取り、真っ直ぐ返さないと。
「これはずっと変わらない僕の気持ちです。愛しています。お父様」
「……私もだ。ラズが私の子どもに生まれて来てくれて嬉しい。色なんて関係ないっ!」
切々と伝える掠れた声。
愛している、の言葉とともに抱き締められた腕の力強さ。
それが僕達を『愛し愛される親子』にしてくれた。
本音を恐れ、想いを外に出すのを抑え、不器用な誤解をしてしまっても。
お互いへの色んなかたちの『愛』があると固く信じ合えれば僕達は『色無し』であっても『愛し愛される親子』だ。
こんなに簡単なことだったんだ。
ただ信じ合えば良かったんだ。
過去を悔いて償い、長い時間と大きな犠牲を払い。やっと大き過ぎる過ちに気づけた。
僕は『いらない子』なんかじゃなかった。
そのことに、自分の『白髪』にさらに自信が持てた。
残酷なこの世界が僕の色を忌み嫌っていても、もう構わない。
僕を愛してくれるひとを信じて生きていこう。
今まで隠してきたものをさらけ出すようにわんわん泣いてしまった。
気の済むまでしばらくお父様と泣き合う。
まだまだゆっくりとお父様と感動の親子ムーブをしたかったけれど、寂しがりやのクロを探しに行く為、お父様にある許可を早急に貰いたかった。
「お父様。申し訳ないけど僕、『しきたり』である王家との結婚できません……あの」
「いいぞ」
会話をぶった斬ってまでの即答だ。
お父様は内容を理解できていないのかと、ちょっぴり不安になった。
だって跡継ぎ問題やお母様と陛下の約束とかもあるよ。お父様はお母様のことを本当に大切にしていたのに、流石に早すぎるよ。
「いや、あのですね。結婚も、もしかしたら出来ないかもしれなくて、公爵家の跡継ぎとか」
「構わない。結婚せずに死ぬまで家にいれば良い。イヴがいるから寂しく無いだろ。跡継ぎなんて分家から養子でもとれば良い」
なんてこと無い様子で答えるお父様。
「でも、お父様は……お母様と陛下との約束を守らなくて良いんですか?」
お父様は肩を竦ませ、僕の頭にぽん、と優しく手を置いた。
「そもそもアリーシャが王家との結婚にこだわっていたのも……ラズのためだ」
「……え?」
「ラズが第二王子と結婚すれば、ラズの容姿がどうであれ王家が後ろ盾につくからな。クレイドル直系嫡子は長生きだから……先に居なくなる自分達以外にラズの『居場所』を護る手段を増やすためのものだったんだ」
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「アリーシャも俺もラズが選んだ道を尊重する」
ここまではっきりと言われてしまうと、じわじわ目の奥が熱を持つ。
お父様の大きな手が子供をあやすように頭を撫でる。
「それにもう、世界を救った聖女様になったラズが『しきたり』なんかを気にすることはない。王家が何かしら言ってきても、ラズがその気になれば王家ごと婚約も簡単にぶっ潰せるからな」
さらりと付け足された婚約解消方法が地獄の発想極まっている。
それをしてしまったら、よくある悪役令息断罪劇の「ざまあ」なのでは?
いやいや、タスク過多。婚約解消だけで充分だよ。
「あ、いや。王家との『しきたり』による婚約を無くすってことで」
「えー! ラズにいさま。僕と結婚してくれないんですかぁ? あんなにどろどろに愛し合って約束したのにー!」
「へ?」
突然、知らない男の子が部屋の中に侵入してた。
たぶん10歳くらい。声変わり前の高い声はあどけない。
涼やかな切れ長な瞳に透けるような肌、少し薄い形の良い唇。
既視感を感じさせる美貌だ。
かなり仕立ての良い服を着ており、半ズボンからスラリとのぞく足が眩しい。
「もうっ! 僕といちゃいちゃしましょうよぉ!」
浮気だ! と腰に両手をあて、ぷんぷん怒る男の子があざとく上目遣いで首を傾げる。短く切り揃えられた艷やかな黒髪が、さらりとなびく。
黒髪に陽射しが透けても毛先は漆黒をしていた。
僕をやけにじっとりした眼差しで見上げる瞳も漆黒だ。
長いまつげに囲まれた瞳はやけに落ち着き、神秘的な美しさが宿る。
まさか。まさかね。
でも……、魔王状態お父様の凍てついた睨みを飄々と受け流す豪胆さ。
そんなことが出来るのは、普通の少年ではありえないよ。
「ク、ロ……?」
「はい。聖女ラズ・クレイドル様の筆頭婚約者候補。クロード・リューグナー。10歳です。以後お見知りおきを……ラズ兄様?」
愉しげに目を細め、優雅に礼をする黒髪美少年。
「り、リューグナーって? 10歳って?!」
「はい! 第三王子やってます。金持ちぼんぼん生活最高ですよ。それに、かなり可愛くなってるでしょ? 流行りのショタおにってやつです!」
いしし、とイタズラが成功したように笑う美少年クロ(仮)
この笑い方はクロだ。クロしかありえない。こんなアホみたいなことしちゃうのも。
想定以上のクロの自由さにパクパクと口を動かすことしかできず。
にやにや笑うクロはさささっと凄く素早くお父様の反対側のベッド脇に回り込み、膝を乗り上げ耳元で囁いた。
「あのな、転生とか記憶弄ったり無茶したからペナルティでこんな小さくなっちまったんだよ。本物の神様っていうやつは案外ケチだったわけ」
「えええ?言い方……」
「まあでも、第三王子の俺ならラズの心配してた『しきたり』とお母様の大切な約束やらも解決だろ?」
「クロ知ってたの?!」
「元神様兼ストーカーなめんなよ?で?」
小さな両手に頬を挟まれ、無理矢理視線を合わせられる。
「ラズはどうする?」
漆黒の瞳が何気なく問いかける。
瞳の奥に揺らめくは生々しくも重い熱。
その熱は1つの返事しか受けつけないくらい昏い。
ぼくの答えは決まっている。
決まっているからこそ、答えの代わりに瞳をそっと閉じる。
重なる熱を期待し待ってみる。だが、何故か来ない。
謎にじたばた激しく動いている気配がする。とっても嫌な予感。
「あっ! くそっ!! 今すっげーイイとこなんだよっ! この! 金髪むしるぞっ!」
「お前こそなんでラズにキスしようとしてるんだよっ?! 弟のくせに!」
「そうですよっ! ラズ兄様の初めてのキスは僕が貰うって決まっているんですっ! クロード殿下なんかには渡しません!」
「この方が創世神様の生まれ変わりって本当なんだろうか? やっぱりラズは俺が幸せに……」
一言で修羅場だった。
クロの首根っこを猫のように掴み、顔を突き合わせ声を荒らげるレオ。クロはレオの金髪を掴もうと必死に手を伸ばしている。
バイオレンスな触れ合いをする兄弟をイヴとアッシュが囲む。
ちなみにお父様は、なぜかお顔を真っ青にして項垂れている。
「ラズ様? 目覚めの紅茶でもいかがですか?」
「あ、はい」
「では、少々失礼します」
そして、エリアスは淡々と茶器を準備し始めていた。
皆が当たり前にクロに気安い態度でいるのが不思議で仕方がない。
むしろぞんざいな扱いなのでは。この世界の創造神さまなのに、馴染み過ぎだよね。
あ、そういえば、記憶を弄ったと恐ろしいことを告白していたな、とじっと眺めていると。
不意にクロと視線が重なり、微笑まれた。
甘くしっとりした笑みに条件反射であの濃ゆい夜を思い出してしまい、ボっと頬に熱が集まる。
自分がだらし無い顔をしている自覚があり過ぎて、咄嗟に顔を両手で覆う。
なぜかクロ対三人で言い争いをし始めた。
ふむ、よくあの三人は昔から仲良く騒ぎ出していたよね。クロもあれの仲間入りしたのか。
そんな彼等を気にしないエリアスの鋼の心。
あ、それもいつものことだ。
ふわり、と甘やかなものが胸いっぱいに満ちて、僕をやわらかく包みこんだ。
こんなにも愛しい眩しさを噛みしめるため、目蓋をふっと閉じる。
漆黒の世界に「うるさい」と叱りつけるお父様の声、何やら言い訳するあどけなくなってしまった愛しい声やお父様の説教に便乗する仲間の声が重なり響く。
そう、これがいつもの僕の日常。
自らの命を賭けてまで繋げたかった眩しい明日。
これからこの眩しさの中に愛しい人がいる。
僕の隣には、目が合うだけで微笑み返してくれる。
そんな些細な、取るに足らない愛を真っ直ぐ返してくれる人が側にいる。
なんて愛おしくて、幸せでたまらないんだ。
「おーい。ラズ? 笑いながら寝るなよ……」
頬をブニョっと遠慮なく摘む小さな手。その手は温かい。
慣れない温もりは生きている証。
今目の前に、愛しい人が恐怖に負けず、すべてを投げうち僕のもとに来てくれた。
深くて、重過ぎる愛を再び僕へ注ぐために。
ああ、いつだって僕を甘くも慈しむ漆黒を心も体も蕩けたようにずっと見ていたい。
どうしようもなく恐ろしい幸福な誘惑に目蓋を開ける。
「クロ。愛してるよ。あなたの全部ちょうだい」
end
ーーーーーーーーーー
これまでお読みいただきありがとうございました。
読者さまからの『お気に入り登録』や『感想』、『しおり』『いいね』など温かい応援のおかげで、今作を書き上げることができました。
色々と拙い作品ですが、少しでもお楽しみいただけていたら、とても幸いです。
では、本作主人公である『ラズ』からのサプライズメッセージを。
『第四章「最後の16歳」61話から74話までのサブタイトルを最初の文字を繋げてタテ読みしてみてね』
答えがわかりましたら、『感想』へ送っていただけると嬉しいです!
『最後まで読んでくれてありがとう』
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重ね重ね本当にありがとうございました😍
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これからもよろしくお願いします🙏
iceさま。熱量ある感想と応援ありがとうございますm(_ _)m
重い愛たっぷりの神様への褒め言葉とっても嬉しいです(>ω<)
また、更新済みのお話以降も完結まで数話あります!
ちょこちょこ私用が重なり不定期更新になりますが、完結まで書き上げますのでどうぞお付き合いください(⌒_⌒)
毎回楽しみに読ませて頂いてます!!
ほんとにどストライクの作品で、最近のモチベです笑
エリアスさんとラズ様の絡みが個人的にめちゃめちゃ好きで、癒されます✨
これからも応援しています!!!
ぴの様感想ありがとうございますm(_ _)m
拙作がモチベになっているなんてとっても嬉しいです(>ω<)
ラズとエリアス2人の絡みも楽しんでくださり、ありがとうございます!
これからも更新頑張りますので、どうぞよろしくお願いします(*´˘`*)