黒き死神が笑う日

神通百力

文字の大きさ
上 下
7 / 211

作詞

しおりを挟む
 突然だが、私は作詞することにした。              
 時間が有り余ってるからな。無職だから。
 私の名は、火映無籍かえいむせきだ。
 さて、早速始めるとしよう。


        曲名『世界』
 荒れ果てる世界。
 ビルが崩壊し、燃え盛り、絶望が漂う世界。
 生きる気力を消失し、狂ったように泣き叫ぶ世界。
 破片が刺さり、血塗れになった人が痛みに耐え切れず這いずる世界。

 川が溢れ、建物を破壊し、洗い流す世界。
 落雷が落ち人に直撃し、殺す世界。
 気が狂い、人間たち同士で殺しあう世界。
 精神が崩壊し、自殺する世界。
 台風が発生し、すべてを吹き飛ばす世界。

 荒れ果てる世界。  
 ビルが崩壊し、燃え盛り、絶望が漂う世界。
 生きる気力を消失し、狂ったように泣き叫ぶ世界。
 破片が刺さり、血塗れになった人が痛みに耐え切れず這いずる世界。

 すべての生物の存在意義が消滅し、終わりを迎えた世界。

 無職の作詞はいかがかな?

  
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

友達の母親が俺の目の前で下着姿に…

じゅ〜ん
エッセイ・ノンフィクション
とあるオッサンの青春実話です

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

ビキニに恋した男

廣瀬純一
SF
ビキニを着たい男がビキニが似合う女性の体になる話

俺は普通の高校生なので、

雨ノ千雨
ファンタジー
普通の高校生として生きていく。その為の手段は問わない。

体育座りでスカートを汚してしまったあの日々

yoshieeesan
現代文学
学生時代にやたらとさせられた体育座りですが、女性からすると服が汚れた嫌な思い出が多いです。そういった短編小説を書いていきます。

プール終わり、自分のバッグにクラスメイトのパンツが入っていたらどうする?

九拾七
青春
プールの授業が午前中のときは水着を着こんでいく。 で、パンツを持っていくのを忘れる。 というのはよくある笑い話。

「繊細さんの日々のこと」

黒子猫
エッセイ・ノンフィクション
「繊細さん」の私が、日常で感じたことなどを綴ります。 ちなみに私は内向型HSPです✨

処理中です...