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17話・文化祭に向けての日々
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波乱の箱根修学旅行が終わり、風祭とのデート? も終わり、テスト期間も終わっていた。
後は文化祭が終われば二学期が終わりだ。
あれから、唯とも東堂とも今は普通に接している。あれから、修学旅行の時のような深い話をしてるわけじゃないが関係は良好だ。けど、いつかは二人の本心を聞かないとならない――が、今の俺は足が痛かった。
「痛い。足を踏むな」
「この西村唯様を崇めないからこうなるのよ。後でコテツ焼きそばパン奢ってあげるから今は私の怒りに耐えてね☆」
「わかったよ。だから俺以外の奴には当たるなよ……」
わけがわからないが、俺は唯から足を踏まれていた。もしかして、風祭とのデートがバレた? とも思っていたが違うようだ。風祭も何も言わないからそれは無いと判断した。とりあえず、一個五百円のコテツ焼きそばパンが食える事で痛みに耐えよう。
そうして、とうとう誠高校一年一組の文化祭での出し物が決まった。その出し物はクラス全員の意見を集計して、一番多いものに決めるという選挙方式だった。その答えがクラス委員長の風祭から黒板に書かれた。
「……メイド喫茶?」
そう、俺達のクラスはメイド喫茶になった。もうブームもとっくに去っているメイド喫茶をするのが微妙だと思ったが、劇などをやろうという意見よりはマシだとも思った。
だが、俺はその文化祭で多忙を極めるハメになった。それをまだ知らない俺は、メイド喫茶の裏方をするぐらいの思いで他のクラスの人間達の忙しそうな感じを見ていた。それを隣のクラスの勇に廊下で話していた。
「おい勇。文化祭って大変だな。来年度の予算の為に勝たないとならないからって、気合い入れ過ぎじゃないか?」
「それが誠高校の歴史だからね。その歴史に僕達も一花添えようじゃないか?」
「何言ってやがる。それより、そっちのクラスは何をするんだよ。こっちはメイド喫茶だぜ」
「うーん。こっちはコスプレ喫茶。残念ながら被ったねぇ」
「なら、そっちとメニューだけは変えないとならないな。メイド服もあまり多く着ないように頼むぞ」
「了解。それとなく女の子達に言っておくよ。それより総司も文化祭期間はバイトばかりしないでよ。僕達もやる事はあるからね」
「ま、色々とグレイは忙しいからな。掃除しなきゃいけない案件もあるしな」
ふと、三人の女の件を思った。
そして、誠高校の文化祭について考える。誠高校は部活が活発なので、文化祭で多くの人間に認められると来年度の部費予算が上がる。つまり、文化祭とは各部活動の代理戦争なのだ。その代理戦争の真っ只中に俺はいた。
「なんで俺が部活予算の代理戦争に巻き込まれているだ……」
赤井総司と石田勇――グレイの二人は自分のクラスだけじゃなく、他のクラスにも駆り出されていた。やろうとしてる題目を説明され、時に少し見せられ、それを中立的な立場から評価する仕事をしている。
本当はあまり優しいとは言えない俺の方が、この仕事においては優秀なようだ。けど、疲れるだけだから嬉しくない。
「疲れる……マコトプールの水が恋しいぜ」
「私が恋しいって?」
「冷たっ!?」
自動販売機のベンチで休んでいた俺は、首筋に当てられた缶ジュースに焦った。黒髪ロングの青い瞳の女が俺の背後に現れた。
「赤井君大変そうだね。差し入れだよ」
「悪いな東堂。ありがたく受け取る」
赤いコーラの缶を渡された。鋭い炭酸が俺の喉を刺激して疲れを癒す。東堂と二人きりで話すのは多くは無いが、特に昔のように深入りはしない関係だ。
最近はテストもあったし文化祭もある。色々忙しいから、あまり唯や東堂とは真面目な話をしてる場合じゃ無かった。
また、昔のようなレッドである凶暴的な自分に戻るのが嫌でもあった。最近はグレイであるよりもレッドに戻りつつある。それも確実に、猛スピードでだ。
それと同時に、誠高校付近で暴力事件が発生していた。
最近、学校付近で学ランを着た不良が現れていて、繁華街辺りで絡まれる事があるようだ。この地域に引っ越して来た時に不良を倒しているが、それは勇を狙った個人的なものだ。今回起きているのは、見知らぬ学生から襲われたもの。
(一応、俺も警戒した方がいいか。誠高校の生徒を狙っているならば、俺の力が役に立つが……)
そんな不安を抱えたまま文化祭までの日々は進んで行き、不良事件も収まったのでその事は忘れていた。本番まで、後一瞬間だった。
※
メイド喫茶に決定している俺のクラスは、必要な準備もそこまで必要無い。女子達のメイド服のレンタルは済んでおり、会場準備の準備も問題無く進んでいる。これなら、特に問題無く文化祭も終わると思った。
問題があるとすれば、隣の勇のクラスもコスプレ喫茶で被っている。だから、向こうは焼きそばなどの屋台系メニュー。俺達はオムライス系の洋風メニューで差別化した。
そして、東堂や風祭はレンタルとして届いたメイドを服を着ていた。他のクラスの女子も着ているが、やはり東堂と風祭の見た目が一番だった。特にサラシを外した風祭のスタイルに他の女子は圧倒されている。少しずつ、風祭も男キャラから女に移行していた。クラスの男子も盛り上がっているが、その主役になるはずの金髪の女は黙ったままイスに鎮座している。
「……」
その女王様に俺は伺いを立てた。
「東堂がノリ気なのは意外だが、唯がノリ気じゃないとはな。意外過ぎる」
「だいたいメイド服なんて、マトモな神経してたら着れないわよ? 東堂さんはネタの為に着れるだろうけど、私はああいう服は似合わないのよ」
「さりげなく東堂に酷い事を言ってる気もするが、マトモな神経じゃない唯なら着こなせるはずだろ? それに、ウチのクラスが負けるのはどうなんだ?」
「……それは気に入らないわね。あの男女もクラスの男子の視線を集めて調子こいてるし。そもそも、私がメイド服を着たら誰も敵わないっつーの!」
そうして、唯はメイド服に着替えて男子達の声援を浴びた。
(唯はこれでいい。後は風祭とケンカしなければ本番まで大丈夫だろう)
とりあえず唯は勝ち負けにウルサイから、扱い易い。風祭の場合はサラシというのをしたままメイド服を着るかどうか? の問題もある――とも思っていたが、昨日の夜に聞いたらこう言われていた。
「風紀委員会もパワーアップしないといけないからな。その為に、私はサラシを捨ててメイド服を着こなしてみせる。どこぞの金髪女には負けるわけが無いからな」
この為、風祭のメイド服人気効果も有り、唯もメイド服を着てくれて頑張ってくれるようだ。二人共口には出さないが、東堂の事も意識してるのが伺えた。ナチュラルにメイド服を着こなしているのは、明らかに東堂だからだ。
唯、風祭、東堂のメイド服姿は完璧だ。
これなら、文化祭は勝てると確信出来る。
(そうか……この三人を中心にポスター作りをすれば、それだけで勝てる。男達は並ぶ客の整理、他の女子は接客と飲み物と食べ物作り。唯、東堂、風祭は常にフロアで接客。この三人が常に競い合っていれば、演劇などの絶対的優位な出し物にも負けないはずだ。ここは俺の計画通りに進めてもらうぞ……)
そうして、三人を中心にしてポスターなどを作って一年一組のメイド喫茶準備は問題無く進む。俺はグレイとしての中立意見を言う為、休みの日にも学校で他のクラスの文化祭の準備を手伝っていた。
その最中、突如として荒れ狂う西から吹く風に俺は付き合わされる事になった。
後は文化祭が終われば二学期が終わりだ。
あれから、唯とも東堂とも今は普通に接している。あれから、修学旅行の時のような深い話をしてるわけじゃないが関係は良好だ。けど、いつかは二人の本心を聞かないとならない――が、今の俺は足が痛かった。
「痛い。足を踏むな」
「この西村唯様を崇めないからこうなるのよ。後でコテツ焼きそばパン奢ってあげるから今は私の怒りに耐えてね☆」
「わかったよ。だから俺以外の奴には当たるなよ……」
わけがわからないが、俺は唯から足を踏まれていた。もしかして、風祭とのデートがバレた? とも思っていたが違うようだ。風祭も何も言わないからそれは無いと判断した。とりあえず、一個五百円のコテツ焼きそばパンが食える事で痛みに耐えよう。
そうして、とうとう誠高校一年一組の文化祭での出し物が決まった。その出し物はクラス全員の意見を集計して、一番多いものに決めるという選挙方式だった。その答えがクラス委員長の風祭から黒板に書かれた。
「……メイド喫茶?」
そう、俺達のクラスはメイド喫茶になった。もうブームもとっくに去っているメイド喫茶をするのが微妙だと思ったが、劇などをやろうという意見よりはマシだとも思った。
だが、俺はその文化祭で多忙を極めるハメになった。それをまだ知らない俺は、メイド喫茶の裏方をするぐらいの思いで他のクラスの人間達の忙しそうな感じを見ていた。それを隣のクラスの勇に廊下で話していた。
「おい勇。文化祭って大変だな。来年度の予算の為に勝たないとならないからって、気合い入れ過ぎじゃないか?」
「それが誠高校の歴史だからね。その歴史に僕達も一花添えようじゃないか?」
「何言ってやがる。それより、そっちのクラスは何をするんだよ。こっちはメイド喫茶だぜ」
「うーん。こっちはコスプレ喫茶。残念ながら被ったねぇ」
「なら、そっちとメニューだけは変えないとならないな。メイド服もあまり多く着ないように頼むぞ」
「了解。それとなく女の子達に言っておくよ。それより総司も文化祭期間はバイトばかりしないでよ。僕達もやる事はあるからね」
「ま、色々とグレイは忙しいからな。掃除しなきゃいけない案件もあるしな」
ふと、三人の女の件を思った。
そして、誠高校の文化祭について考える。誠高校は部活が活発なので、文化祭で多くの人間に認められると来年度の部費予算が上がる。つまり、文化祭とは各部活動の代理戦争なのだ。その代理戦争の真っ只中に俺はいた。
「なんで俺が部活予算の代理戦争に巻き込まれているだ……」
赤井総司と石田勇――グレイの二人は自分のクラスだけじゃなく、他のクラスにも駆り出されていた。やろうとしてる題目を説明され、時に少し見せられ、それを中立的な立場から評価する仕事をしている。
本当はあまり優しいとは言えない俺の方が、この仕事においては優秀なようだ。けど、疲れるだけだから嬉しくない。
「疲れる……マコトプールの水が恋しいぜ」
「私が恋しいって?」
「冷たっ!?」
自動販売機のベンチで休んでいた俺は、首筋に当てられた缶ジュースに焦った。黒髪ロングの青い瞳の女が俺の背後に現れた。
「赤井君大変そうだね。差し入れだよ」
「悪いな東堂。ありがたく受け取る」
赤いコーラの缶を渡された。鋭い炭酸が俺の喉を刺激して疲れを癒す。東堂と二人きりで話すのは多くは無いが、特に昔のように深入りはしない関係だ。
最近はテストもあったし文化祭もある。色々忙しいから、あまり唯や東堂とは真面目な話をしてる場合じゃ無かった。
また、昔のようなレッドである凶暴的な自分に戻るのが嫌でもあった。最近はグレイであるよりもレッドに戻りつつある。それも確実に、猛スピードでだ。
それと同時に、誠高校付近で暴力事件が発生していた。
最近、学校付近で学ランを着た不良が現れていて、繁華街辺りで絡まれる事があるようだ。この地域に引っ越して来た時に不良を倒しているが、それは勇を狙った個人的なものだ。今回起きているのは、見知らぬ学生から襲われたもの。
(一応、俺も警戒した方がいいか。誠高校の生徒を狙っているならば、俺の力が役に立つが……)
そんな不安を抱えたまま文化祭までの日々は進んで行き、不良事件も収まったのでその事は忘れていた。本番まで、後一瞬間だった。
※
メイド喫茶に決定している俺のクラスは、必要な準備もそこまで必要無い。女子達のメイド服のレンタルは済んでおり、会場準備の準備も問題無く進んでいる。これなら、特に問題無く文化祭も終わると思った。
問題があるとすれば、隣の勇のクラスもコスプレ喫茶で被っている。だから、向こうは焼きそばなどの屋台系メニュー。俺達はオムライス系の洋風メニューで差別化した。
そして、東堂や風祭はレンタルとして届いたメイドを服を着ていた。他のクラスの女子も着ているが、やはり東堂と風祭の見た目が一番だった。特にサラシを外した風祭のスタイルに他の女子は圧倒されている。少しずつ、風祭も男キャラから女に移行していた。クラスの男子も盛り上がっているが、その主役になるはずの金髪の女は黙ったままイスに鎮座している。
「……」
その女王様に俺は伺いを立てた。
「東堂がノリ気なのは意外だが、唯がノリ気じゃないとはな。意外過ぎる」
「だいたいメイド服なんて、マトモな神経してたら着れないわよ? 東堂さんはネタの為に着れるだろうけど、私はああいう服は似合わないのよ」
「さりげなく東堂に酷い事を言ってる気もするが、マトモな神経じゃない唯なら着こなせるはずだろ? それに、ウチのクラスが負けるのはどうなんだ?」
「……それは気に入らないわね。あの男女もクラスの男子の視線を集めて調子こいてるし。そもそも、私がメイド服を着たら誰も敵わないっつーの!」
そうして、唯はメイド服に着替えて男子達の声援を浴びた。
(唯はこれでいい。後は風祭とケンカしなければ本番まで大丈夫だろう)
とりあえず唯は勝ち負けにウルサイから、扱い易い。風祭の場合はサラシというのをしたままメイド服を着るかどうか? の問題もある――とも思っていたが、昨日の夜に聞いたらこう言われていた。
「風紀委員会もパワーアップしないといけないからな。その為に、私はサラシを捨ててメイド服を着こなしてみせる。どこぞの金髪女には負けるわけが無いからな」
この為、風祭のメイド服人気効果も有り、唯もメイド服を着てくれて頑張ってくれるようだ。二人共口には出さないが、東堂の事も意識してるのが伺えた。ナチュラルにメイド服を着こなしているのは、明らかに東堂だからだ。
唯、風祭、東堂のメイド服姿は完璧だ。
これなら、文化祭は勝てると確信出来る。
(そうか……この三人を中心にポスター作りをすれば、それだけで勝てる。男達は並ぶ客の整理、他の女子は接客と飲み物と食べ物作り。唯、東堂、風祭は常にフロアで接客。この三人が常に競い合っていれば、演劇などの絶対的優位な出し物にも負けないはずだ。ここは俺の計画通りに進めてもらうぞ……)
そうして、三人を中心にしてポスターなどを作って一年一組のメイド喫茶準備は問題無く進む。俺はグレイとしての中立意見を言う為、休みの日にも学校で他のクラスの文化祭の準備を手伝っていた。
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