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イチゴのショートケーキ
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愛良を送り出し、未梨亞は朝食の後片付けをする。
今日はバイトが休みだった。店長がどこかに出かけるようで、お店が休みなのだ。
古書店は不定休で、店長の手が空いている限りは営業をしている。
仕事したいときに仕事をする。そういう生活もうらやましいなと、未梨亞は古書店経営を夢の一つに加える。長い人生の中で、機会があればやってみたいと思ったのだ。
「はあ……」
静かな部屋にいるとため息が出た。
先日、まさか元彼である哲平と再会するとは思っていなかった。だいぶ心を乱してしまったが、お酒をたくさん飲んだせいか、次の日にはだいぶ気が楽になっていた。愛良が話相手になってくれたおかげだ。
けれど、将来のことを考えると、どうしても心に引っかかってしまう。
声優に再び返り咲きたいと思うようになったからだ。
恋人としての哲平は、もはやどうでもいい。だが声優になれば、またマネージャーとのやりとりが発生し、今度も使い捨てされてしまうのではないだろうか、と不安になってくる。
そして、マネージャーの存在が憎らしくも感じてくる。自分の夢を阻む壁だ。考えるとムカムカしてくる。
「気分転換するかー」
未梨亞は文庫本をコートのポケットに突っ込んで、外に出る。
今日は曇り空。空気が冷たく、風が吹くと寒かった。
歩き回れば温かくなるかと思っていたが、そんなことはなく、体はどんどん冷えていく。
未梨亞は耐えきれず、近くの喫茶店に入った。
店内はよく暖房が効いていて、暑いくらいだった。店に入る前は、ホットコーヒーにしようと思っていたが、気づけばアイスコーヒーを注文していた。
「ふぅー」
せっかく喫茶店に来たのだ。ゆっくりしていこうと、本を取り出して読み始める。
本はもちろん『クリスピンの冒険』。誰も知らない、未梨亞だけのお気に入りの小説。
世界一周を夢見るクリスピンは船乗りになる。世界では産業革命が起こり、蒸気船による海外旅行は珍しくなくなっていた。クリスピンは定期便で船乗りとしての腕を磨きながら、世界一周旅行に行く船に乗り込む機会をうかがっていた。そして、その時が訪れる。
航海は順調だったが、太平洋のど真ん中で船が故障してしまう。航行不能に陥り、名もなき無人島に漂流してしまった。クリスピンは絶望する仲間や乗客たちを必死に励まし続け、自分よりも乗客を優先して、食料や寝床を与えた。
船乗りは乗客に安全な航行を提供しなければいけないのだから、それは当たり前かもしれない。けれど、船乗りだって人間だ。食べたり寝たりしなければ死んでしまう。
クリスピンがそうしたのは、それが仕事であり、使命だと思っていたからだ。自分は乗客を助けなければいけない。自分が頑張れば、多くの人が救われる。
そして、クリスピンは己の仕事をやり遂げた。船は無事修理が完了し、再び大海に進み出したのである。
「なかなかできないよなぁ……」
仕事のために自分を犠牲にできるか。
未梨亞自身も苦労をして頑張ってきたが、それは自分の夢を叶えるためだ。誰かのためにやっているわけではない。
もちろんクリスピンも世界一周の夢があってのことだが、過酷な環境下においては、船乗りも乗客も関係ない。助け合わなくては生きていない無力な人間だ。それでもクリスピンは仕事だと言って自分を捧げた。
そして、ついに世界一周を成し遂げる。
乗客たち、船長や船乗り仲間も、クリスピンの働きに感謝した。クリスピンのおかげで無事に世界一周することができたと。
「苦労は報われるんだね……」
本を読んでいて、目に熱いものがこみ上げてくる。
やっぱ私はこの本を愛していたんだ、と未梨亞は思う。
「あれ? 未梨亞ちゃん」
突然、男性に話しかけられた。
それは愛良の先輩である徹だった。
「肥後さん。どうしたんですか?」
まだエンディングが残っているが、しおりを挟んで本を閉じる。
「外出する仕事があって、ついでにサボり」
徹は冗談のように言い、未梨亞の向かいの席に座った。
「いいんですか? 怒られません?」
「大丈夫大丈夫。みんなやってるって」
徹らしい不良社員っぷりで、未梨亞はつい笑ってしまう。おそらく、言うほど悪いことではないのだ。
「未梨亞ちゃんも休憩?」
「今日はお休みで、読書していました」
「へえ、なんて本?」
「これです」
カバーをつけていて表紙は見えないので、本を広げてタイトルを見せる。
「知らないなぁ。面白いの?」
「面白いですよ! 船乗りのクリスピンが世界一周する話です。読み終わったら貸しましょうか?」
「いいの? ……あ、でも文字読むの苦手だからなあ。やめとくわ」
話を合わせておけばいいのに、本当のことを言ってしまうところが徹らしかった。
「そういえば、アニメ見たよ。ほら、なんだっけあの……」
「えっ、見てくれたんですか?」
「話はよく分からなかったけど、可愛かったよ」
「ありがとうございます!」
「いやぁ、ほんと声優さんだったんだねー。知り合いに声優というのも、なんか面白いもんだ」
自分が出ている作品を見てくれるのは嬉しいが、けっこう恥ずかしい。
「ははは、過去の栄光ってやつですよ」
「過去でもいいじゃん。人に自慢できることがあるのはいいことだ。俺なんて何にもないよ。ふつーのサラリーマン。学生時代もぱっとしないし。面白いことなんて、学校の三階から飛び降りたぐらいかな」
「ええっ!? 大丈夫だったんですか!?」
「骨折して病院運ばれたよ。救急車は人生であれが最初で最後だね。今後、いつ倒れるか分からんけど」
徹はとんでも話を、あっさり話してみせる。
「どうしてそんなことされたんですか?」
「あれ、知らない? 坊ちゃん」
「坊ちゃん?」
「夏目漱石の『坊ちゃん』。冒頭で、弱虫だから飛び降りれないだろって、からかわれた主人公が本当に飛び降りちゃうんだよ」
「へえ、そんな話だったんですね」
当然そのタイトルは知っているが、読んだことはなかった。夏目漱石というだけで重い感じがするのだ。
「そう。あんな感じで俺も、からかわれたから飛び降りてやった」
「ええーっ!?」
「いじめみたいなもんかな。授業中にいつもちょっかい出してくるウザいやつがいたんだ。いじられるのが嫌なら逃げればいいだろ、みたいなこと言って、窓開けやがったんだよ。なんかカチンと来て、ホントに飛び降りてやった」
「はわわ……」
「今思えば馬鹿なことしたね。骨折して一ヶ月動けなくなったよ」
「大ごとにならなかったんですか?」
「そりゃなるよ。授業中、生徒が窓から落ちたなんて普通ありえない。先生やそいつが謝罪に来てたな。いやはや、あんときはスカッとしたなあ」
「ほえぇ……」
すごい話で驚くことしかできないが、その武勇伝をもったいぶらず、さっくり話してしまう徹には好感が持てた。
「まあ、自慢にはならないわな」
「でも、言われたからやってやった、というのは面白いですね。怖くてできないですけど、やってみたいって気持ちはあります!」
「ははは。人生変わるから、行き詰まったときにはオススメ。あれからクラスの人気者になって、いじられることなくなったよ。……なんちゃって。そんなこと冗談でもしちゃいけんよ」
「あはは……」
考えて見れば、自分は飛び降りようとしていたなと思い出す。
あの雨の日、この世界からおさらばしようと橋から飛び降りようとしたのだ。もうこの世界にいても何もできない、何も変わらない、沈んでいくだけ。ならば、違う世界へ行けばいいじゃないか。
それは変化を求めていたのだ。
実際変わった。
普通に生きていたら、関わることのなかっただろう愛良と出会うことができた。
そして、こうして徹と話すこともなかったろう。
「まあ、そんなこともあって、図太い人間にはなったかな。女に振られてもなんとも思わないし」
「それはある意味、自慢できるかもしれませんね!」
「言ってくれるなぁ」
徹はふざけて、未梨亞の頭をがしがしつかむ。
「大成功はしなくとも、苦労した分はどっかで報われてるのかもな。いずれはすごい女をゲットできる気がする」
「あはは、かもしれません。経験を積むだけ、私も割とタフになれたと思います」
そう。くじけて死にたくなっても、また前に進めるようになるぐらいに。
「いいことだ。向上心があれば、人間なんとか生きていける」
「ですね。ちょっとずつでも前進です!」
末は博士か大臣か。そんなすごい夢は今さらいらないけど、名もなき声優に戻るぐらいの向上心があれば、這い上がることができる。
「あ、未梨亞ちゃんラインやってる?」
「スマホないんですよー」
「そっか。なくしたんだっけ」
「バイト代入ったら、また買うかもしれません」
「んじゃ、スマホ買ったら教えて。またご飯誘うよ」
「はは、ありがとうございます」
さすがに仕事中だから雑談ばかりしてられないと、徹は会社に戻っていった。
やはり、徹は裏表がなくて、感情に素直だから接しやすかった。
「さてと、買い物いかないとー」
心は満ち足りている気がした。
温かくなった体に冬の冷たい風がむしろ気持ちいい。
『クリスピンの冒険』も、あとはハッピーエンドを残すのみ。最後の楽しみとしてしばらく取っておこう。
ショートケーキのイチゴは最後に食べるものだ。
今日はバイトが休みだった。店長がどこかに出かけるようで、お店が休みなのだ。
古書店は不定休で、店長の手が空いている限りは営業をしている。
仕事したいときに仕事をする。そういう生活もうらやましいなと、未梨亞は古書店経営を夢の一つに加える。長い人生の中で、機会があればやってみたいと思ったのだ。
「はあ……」
静かな部屋にいるとため息が出た。
先日、まさか元彼である哲平と再会するとは思っていなかった。だいぶ心を乱してしまったが、お酒をたくさん飲んだせいか、次の日にはだいぶ気が楽になっていた。愛良が話相手になってくれたおかげだ。
けれど、将来のことを考えると、どうしても心に引っかかってしまう。
声優に再び返り咲きたいと思うようになったからだ。
恋人としての哲平は、もはやどうでもいい。だが声優になれば、またマネージャーとのやりとりが発生し、今度も使い捨てされてしまうのではないだろうか、と不安になってくる。
そして、マネージャーの存在が憎らしくも感じてくる。自分の夢を阻む壁だ。考えるとムカムカしてくる。
「気分転換するかー」
未梨亞は文庫本をコートのポケットに突っ込んで、外に出る。
今日は曇り空。空気が冷たく、風が吹くと寒かった。
歩き回れば温かくなるかと思っていたが、そんなことはなく、体はどんどん冷えていく。
未梨亞は耐えきれず、近くの喫茶店に入った。
店内はよく暖房が効いていて、暑いくらいだった。店に入る前は、ホットコーヒーにしようと思っていたが、気づけばアイスコーヒーを注文していた。
「ふぅー」
せっかく喫茶店に来たのだ。ゆっくりしていこうと、本を取り出して読み始める。
本はもちろん『クリスピンの冒険』。誰も知らない、未梨亞だけのお気に入りの小説。
世界一周を夢見るクリスピンは船乗りになる。世界では産業革命が起こり、蒸気船による海外旅行は珍しくなくなっていた。クリスピンは定期便で船乗りとしての腕を磨きながら、世界一周旅行に行く船に乗り込む機会をうかがっていた。そして、その時が訪れる。
航海は順調だったが、太平洋のど真ん中で船が故障してしまう。航行不能に陥り、名もなき無人島に漂流してしまった。クリスピンは絶望する仲間や乗客たちを必死に励まし続け、自分よりも乗客を優先して、食料や寝床を与えた。
船乗りは乗客に安全な航行を提供しなければいけないのだから、それは当たり前かもしれない。けれど、船乗りだって人間だ。食べたり寝たりしなければ死んでしまう。
クリスピンがそうしたのは、それが仕事であり、使命だと思っていたからだ。自分は乗客を助けなければいけない。自分が頑張れば、多くの人が救われる。
そして、クリスピンは己の仕事をやり遂げた。船は無事修理が完了し、再び大海に進み出したのである。
「なかなかできないよなぁ……」
仕事のために自分を犠牲にできるか。
未梨亞自身も苦労をして頑張ってきたが、それは自分の夢を叶えるためだ。誰かのためにやっているわけではない。
もちろんクリスピンも世界一周の夢があってのことだが、過酷な環境下においては、船乗りも乗客も関係ない。助け合わなくては生きていない無力な人間だ。それでもクリスピンは仕事だと言って自分を捧げた。
そして、ついに世界一周を成し遂げる。
乗客たち、船長や船乗り仲間も、クリスピンの働きに感謝した。クリスピンのおかげで無事に世界一周することができたと。
「苦労は報われるんだね……」
本を読んでいて、目に熱いものがこみ上げてくる。
やっぱ私はこの本を愛していたんだ、と未梨亞は思う。
「あれ? 未梨亞ちゃん」
突然、男性に話しかけられた。
それは愛良の先輩である徹だった。
「肥後さん。どうしたんですか?」
まだエンディングが残っているが、しおりを挟んで本を閉じる。
「外出する仕事があって、ついでにサボり」
徹は冗談のように言い、未梨亞の向かいの席に座った。
「いいんですか? 怒られません?」
「大丈夫大丈夫。みんなやってるって」
徹らしい不良社員っぷりで、未梨亞はつい笑ってしまう。おそらく、言うほど悪いことではないのだ。
「未梨亞ちゃんも休憩?」
「今日はお休みで、読書していました」
「へえ、なんて本?」
「これです」
カバーをつけていて表紙は見えないので、本を広げてタイトルを見せる。
「知らないなぁ。面白いの?」
「面白いですよ! 船乗りのクリスピンが世界一周する話です。読み終わったら貸しましょうか?」
「いいの? ……あ、でも文字読むの苦手だからなあ。やめとくわ」
話を合わせておけばいいのに、本当のことを言ってしまうところが徹らしかった。
「そういえば、アニメ見たよ。ほら、なんだっけあの……」
「えっ、見てくれたんですか?」
「話はよく分からなかったけど、可愛かったよ」
「ありがとうございます!」
「いやぁ、ほんと声優さんだったんだねー。知り合いに声優というのも、なんか面白いもんだ」
自分が出ている作品を見てくれるのは嬉しいが、けっこう恥ずかしい。
「ははは、過去の栄光ってやつですよ」
「過去でもいいじゃん。人に自慢できることがあるのはいいことだ。俺なんて何にもないよ。ふつーのサラリーマン。学生時代もぱっとしないし。面白いことなんて、学校の三階から飛び降りたぐらいかな」
「ええっ!? 大丈夫だったんですか!?」
「骨折して病院運ばれたよ。救急車は人生であれが最初で最後だね。今後、いつ倒れるか分からんけど」
徹はとんでも話を、あっさり話してみせる。
「どうしてそんなことされたんですか?」
「あれ、知らない? 坊ちゃん」
「坊ちゃん?」
「夏目漱石の『坊ちゃん』。冒頭で、弱虫だから飛び降りれないだろって、からかわれた主人公が本当に飛び降りちゃうんだよ」
「へえ、そんな話だったんですね」
当然そのタイトルは知っているが、読んだことはなかった。夏目漱石というだけで重い感じがするのだ。
「そう。あんな感じで俺も、からかわれたから飛び降りてやった」
「ええーっ!?」
「いじめみたいなもんかな。授業中にいつもちょっかい出してくるウザいやつがいたんだ。いじられるのが嫌なら逃げればいいだろ、みたいなこと言って、窓開けやがったんだよ。なんかカチンと来て、ホントに飛び降りてやった」
「はわわ……」
「今思えば馬鹿なことしたね。骨折して一ヶ月動けなくなったよ」
「大ごとにならなかったんですか?」
「そりゃなるよ。授業中、生徒が窓から落ちたなんて普通ありえない。先生やそいつが謝罪に来てたな。いやはや、あんときはスカッとしたなあ」
「ほえぇ……」
すごい話で驚くことしかできないが、その武勇伝をもったいぶらず、さっくり話してしまう徹には好感が持てた。
「まあ、自慢にはならないわな」
「でも、言われたからやってやった、というのは面白いですね。怖くてできないですけど、やってみたいって気持ちはあります!」
「ははは。人生変わるから、行き詰まったときにはオススメ。あれからクラスの人気者になって、いじられることなくなったよ。……なんちゃって。そんなこと冗談でもしちゃいけんよ」
「あはは……」
考えて見れば、自分は飛び降りようとしていたなと思い出す。
あの雨の日、この世界からおさらばしようと橋から飛び降りようとしたのだ。もうこの世界にいても何もできない、何も変わらない、沈んでいくだけ。ならば、違う世界へ行けばいいじゃないか。
それは変化を求めていたのだ。
実際変わった。
普通に生きていたら、関わることのなかっただろう愛良と出会うことができた。
そして、こうして徹と話すこともなかったろう。
「まあ、そんなこともあって、図太い人間にはなったかな。女に振られてもなんとも思わないし」
「それはある意味、自慢できるかもしれませんね!」
「言ってくれるなぁ」
徹はふざけて、未梨亞の頭をがしがしつかむ。
「大成功はしなくとも、苦労した分はどっかで報われてるのかもな。いずれはすごい女をゲットできる気がする」
「あはは、かもしれません。経験を積むだけ、私も割とタフになれたと思います」
そう。くじけて死にたくなっても、また前に進めるようになるぐらいに。
「いいことだ。向上心があれば、人間なんとか生きていける」
「ですね。ちょっとずつでも前進です!」
末は博士か大臣か。そんなすごい夢は今さらいらないけど、名もなき声優に戻るぐらいの向上心があれば、這い上がることができる。
「あ、未梨亞ちゃんラインやってる?」
「スマホないんですよー」
「そっか。なくしたんだっけ」
「バイト代入ったら、また買うかもしれません」
「んじゃ、スマホ買ったら教えて。またご飯誘うよ」
「はは、ありがとうございます」
さすがに仕事中だから雑談ばかりしてられないと、徹は会社に戻っていった。
やはり、徹は裏表がなくて、感情に素直だから接しやすかった。
「さてと、買い物いかないとー」
心は満ち足りている気がした。
温かくなった体に冬の冷たい風がむしろ気持ちいい。
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