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空も飛べるはず
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「もう別れよう」
一ヶ月ぶりのお誘いに心を躍らせていたら、一番に浴びせられたのは、ある意味で月並みな言葉だった。
愛良にとってはあまりにも唐突の言葉だったが、相手にとってはこれまで何度も喉にかかっていた言葉だった。
友達の紹介で知り合い、付き合い始めた。二人とも仕事をしているから、予定の合わないこともあったが関係は良好で、デートを繰り返していくうちに、いつか結婚するんだろうと思っていた。
しかしそれは愛良側の話。相手は不満を募らせていき、もはや一緒にいることが互いにメリットでないと判断した。
愛良にはデメリットが分からなかった。
ラインのやりとりも毎日していたし、特に大きなケンカもしてなかった。付き合って5年で、互いに28歳。このまま恋人として過ごし、時が来たら結婚して夫婦になる。それに越したことはないはずだ。それなのに……。
当然、何が悪いのかは問いただした。
「そういうところ」
答えは素っ気ない。完全に冷め切っていた。
「いつも自分のことばっかりで、何も分かろうとしない」
「そんなことない! ずっと浩一のこと考えてるよ!」
「じゃあなんで、分からないんだ」
俺のことをいつも考えているなら、なぜ別れ話を切り出されたか、当然分かるだろう、ということだ。
しかし、分からない。愛良は頭が真っ白になり、何も言えなくなってしまう。
「そういうことだから」
浩一は伝票を取って席を立とうとする。
「待ってよ。さすがに勝手すぎる!」
「勝手? 勝手なのはどっちだよ。自分都合でしか考えないくせに」
「ウソ? そんなことしてない!」
「いいや、してたね」
水掛け論になるが、愛良にはまったく覚えがなかった。
自分はそんなにワガママな女じゃない。むしろ譲歩するほうだ。
「ほら、話しても分からないだろ。初めからうまくいくはずなかったんだ」
「そんなことないって! ちゃんと教えてよ。直せるなら直すから」
「直せる? 無理だね、人生やり直すぐらいでなけりゃ」
さすがにその言葉は堪えた。
「ひどい……」
どうして一方的に責められなければいけないのか分からず、悔しかった。
目が焼けるように熱い。涙がすーっと頬を伝わっていった。
「もううんざりなんだよ。なんちゃっての恋人なんて」
浩一はコートをつかんで、レジへと向かう。
愛良は引き留めようとするが、声が出なかった。
なんて引き留めればいいのか。どうすれば振り返ってくれるのか。なんで振られたのか。不満があるなら、どうして浩一はこれまで何も言ってくれなかったのか。
愛良は何も分からなかったが、もはやすべてが終わってしまっていることだけは分かった。
浩一は振り返ることなく、そのままお店を出て行ってしまう。
涙は止めどなくあふれる。周囲は気を遣って見て見ぬ振りをするが、その気遣いがつらかった。
愛良が気持ちを落ち着かせ、喫茶店を立つには一時間かかった。
辺りは暗くなり、雨も降り出していた。
気温もがくっと下がり、手があっという間に冷たくなる。
愛良は折りたたみ傘を取り出すが、手が止まる。
「いっそ濡れて帰ろうかな……」
けれど、これで風邪を引いたら大変だと、至極当たり前の考えが働く。明日は仕事なのだ。
「嫌だな、こういう性格……」
死ぬほど落ち込んでいるはずなのに、理性的な自分が嫌だった。落ち込むなら、いっそ深くまで落ち込んでしまいたい。
傘を差してとぼとぼ歩いていると、一人の女性が目にとまった。
傘を差していたが、髪も服もびしょ濡れだった。橋の上から、雨で波紋のできる川面をじっと見つめていた。
年は20過ぎだろうか。小柄で少し幼い顔をしている。
明らかに尋常ではなかった。彫像のように、ただ一点を見つめてまったく動かない。
しかし、誰も彼女のことを気にとめていないようだった。ちらっと見て、横を通り過ぎていく。
愛良も気になったが、他にならってそのまま通過した。
(見てないふり、見てないふり……)
きっとただの勘違いだ。思い過ごしだ。きっと彼女には何かあったんだろうが、見て見ぬ振りをするのが優しさ。自分がそうされたように。
それに死にたいのはこっちのほうだ。5年付き合った恋人に振られて、目は真っ赤。それが自殺をとめるなんて馬鹿げている。
そうして愛良は橋を渡りきった。
明日からどうすればいいのか、将来はどうなるのか。まったく見えなくなってしまった。
彼と一緒にいるのが日常であり、当たり前だった。それはずっと続くと思っていた。しかしもう、彼との未来を考えたところで実現することはない。
赤信号で止まると、水たまりにぼんやり自分の体が映り込んでいるのに気づく。雨で波紋が立ち、影がぶれている。
ちゃんと見えなくよかった、と思ってしまう。大泣きしたから不細工な顔をしていることだろう。
年齢のことも気になった。もう20代後半。新たな出会いを求めるのには、若いとは言えなくなっている。浩一しかいないと思っていたので、他の男のことなんて考えたくもなかったし、自信もなかった。
「由真になんて言おう……」
由真は中学のころからの付き合いで、今も同じ会社に勤めている大親友。浩一は由真の彼氏の友達で、よくダブルデートをしていた。
だが、もう四人が集まることはないだろう。由真は彼氏と幸せだが、自分は一人になってしまっている。
突然、視界が暗くなった。
それは気持ちのことではない、現実の話だ。気づいたときには遅かった。
大型トラックがすぐ横を通り、はね飛ばした水が思いっきり体に降り注いでいた。
トラックはそれに気づいたのか、気づかなかったのか、そのまま通り過ぎていってしまう。
「あはは……」
お気に入りの白いコートがびしょ濡れだ。久しぶりのデートのために時間かけてセットした髪も台無し。
当初のずぶ濡れになりたい願望が達成されてしまった。
「……いーじゃん。あたしらしい」
誰に見せるわけでもないのだ。もはやなんだって構わない。
「あっ」
愛良は来た道を引き返していた。
みすぼらしい姿といえば、そんな女性をちょっと前に目にしているではないか。
彼女はまだ橋に立っていた。傘一つを持ち、変わらず川を見つめている。
「こんな日に自殺なんかされたら、思い出しちゃうじゃない」
勘違いの可能性もあるが、普通じゃないのはよく分かる。間違ってたら間違ってたでいい。これは自分のため、自己満足……。
愛良は女性に駆け寄る。
「アイキャンフライ……」
ぼそっと彼女がつぶやした。
聞き間違いかと思ったが、そんな簡単な英語、聞き間違えるはずがない。
愛良はとっさに飛びついた。
「きゃっ!?」
欄干から女性を強引に引き剥がし、そのまま二人とも倒れ込んでしまう。
「何やってんのよ!」
「え……」
突然のことに、女性は呆然としている。
「飛び降り自殺なんて迷惑よ! 周りの人のこと考えたことあるの!?」
「え? え……?」
「こっから飛ぼうとしてたんでしょ?」
「…………。は、はい……」
女性は戸惑いながらも、愛良の問いに答えた。
「どうしてこんなことを?」
「あ、あの……」
女性はもじもじしながら言った。
「空を飛べるんじゃないかって」
「へ?」
「傘を広げて飛び降りたら、ふわーっと空を飛べるんじゃないかなーって」
「馬鹿じゃないの!?」
思わず叫んでいた。社会人になってから、こんな大声で叫んだことはない。
「そういう話あるじゃないですか?」
「メアリー・ポピンズ? ただの物語でしょ……」
女性があどけない顔で言うので、もしかしたら十代なんじゃないだろうかと愛良は思う。
「傘で飛べるわけない」
「そうかもしれないですけど……そうじゃないかもしれないじゃないですか」
「は?」
「風が吹くとぶわって持ち上げられるじゃないですか。あんな感じで浮けると思うんです」
「はあ……」
強風が吹けば一時的に飛び上がることはあるかもしれないが、橋から飛び降りたところで「空を飛ぶ」になるとは思えなかった。メアリー・ポピンズは魔法使いだから空を飛べるのだ。
それにメアリー・ポピンズの作者であるP.L.トラバースの母が入水自殺未遂をしているのを聞いたことがあったので、愛良は不思議な気持ちになる。
「やっぱ無理ですかね……」
愛良のあきれきった反応を見て女性が言う。
「無理でしょ」
「無理でも……。死ぬ気でやってみれば、実はなんとかなることもあるのかな、と思ったんです……」
今度は子供のようにしょんぼりしている。
アホなことを言っているが、真に迫っている気がした。彼女は本当に死ぬ気で、橋の上に立っていたのだろう。
その声音は間違いなく本物。愛良もその声を聞いていると、自分まで悲しくなるようだった。
「あなた……」
愛良が気の毒に思ったのと同時に、彼女の腹の音がぐぅーと鳴った。
「あはは……。しばらく食べてなくって」
女性はてへへと恥ずかしそうに笑う。
愛良は思う。どうしてこれから死のうとする人がそんな顔で笑うのだ。そんなの間違っている。
「ちょっと来なさい」
「え?」
愛良は女性の手を引いていた。
死にたいような状況に追い込まれているが、彼女は本当は死にたくないのだ。ならば、助けてあげなければいけない。
愛良は即決した。彼女を自宅に連れて帰ることにする。
「ちょっと、傘! 傘ぁ!」
降り続く雨。
橋には、開かれたままの二人の傘が残されている。
一ヶ月ぶりのお誘いに心を躍らせていたら、一番に浴びせられたのは、ある意味で月並みな言葉だった。
愛良にとってはあまりにも唐突の言葉だったが、相手にとってはこれまで何度も喉にかかっていた言葉だった。
友達の紹介で知り合い、付き合い始めた。二人とも仕事をしているから、予定の合わないこともあったが関係は良好で、デートを繰り返していくうちに、いつか結婚するんだろうと思っていた。
しかしそれは愛良側の話。相手は不満を募らせていき、もはや一緒にいることが互いにメリットでないと判断した。
愛良にはデメリットが分からなかった。
ラインのやりとりも毎日していたし、特に大きなケンカもしてなかった。付き合って5年で、互いに28歳。このまま恋人として過ごし、時が来たら結婚して夫婦になる。それに越したことはないはずだ。それなのに……。
当然、何が悪いのかは問いただした。
「そういうところ」
答えは素っ気ない。完全に冷め切っていた。
「いつも自分のことばっかりで、何も分かろうとしない」
「そんなことない! ずっと浩一のこと考えてるよ!」
「じゃあなんで、分からないんだ」
俺のことをいつも考えているなら、なぜ別れ話を切り出されたか、当然分かるだろう、ということだ。
しかし、分からない。愛良は頭が真っ白になり、何も言えなくなってしまう。
「そういうことだから」
浩一は伝票を取って席を立とうとする。
「待ってよ。さすがに勝手すぎる!」
「勝手? 勝手なのはどっちだよ。自分都合でしか考えないくせに」
「ウソ? そんなことしてない!」
「いいや、してたね」
水掛け論になるが、愛良にはまったく覚えがなかった。
自分はそんなにワガママな女じゃない。むしろ譲歩するほうだ。
「ほら、話しても分からないだろ。初めからうまくいくはずなかったんだ」
「そんなことないって! ちゃんと教えてよ。直せるなら直すから」
「直せる? 無理だね、人生やり直すぐらいでなけりゃ」
さすがにその言葉は堪えた。
「ひどい……」
どうして一方的に責められなければいけないのか分からず、悔しかった。
目が焼けるように熱い。涙がすーっと頬を伝わっていった。
「もううんざりなんだよ。なんちゃっての恋人なんて」
浩一はコートをつかんで、レジへと向かう。
愛良は引き留めようとするが、声が出なかった。
なんて引き留めればいいのか。どうすれば振り返ってくれるのか。なんで振られたのか。不満があるなら、どうして浩一はこれまで何も言ってくれなかったのか。
愛良は何も分からなかったが、もはやすべてが終わってしまっていることだけは分かった。
浩一は振り返ることなく、そのままお店を出て行ってしまう。
涙は止めどなくあふれる。周囲は気を遣って見て見ぬ振りをするが、その気遣いがつらかった。
愛良が気持ちを落ち着かせ、喫茶店を立つには一時間かかった。
辺りは暗くなり、雨も降り出していた。
気温もがくっと下がり、手があっという間に冷たくなる。
愛良は折りたたみ傘を取り出すが、手が止まる。
「いっそ濡れて帰ろうかな……」
けれど、これで風邪を引いたら大変だと、至極当たり前の考えが働く。明日は仕事なのだ。
「嫌だな、こういう性格……」
死ぬほど落ち込んでいるはずなのに、理性的な自分が嫌だった。落ち込むなら、いっそ深くまで落ち込んでしまいたい。
傘を差してとぼとぼ歩いていると、一人の女性が目にとまった。
傘を差していたが、髪も服もびしょ濡れだった。橋の上から、雨で波紋のできる川面をじっと見つめていた。
年は20過ぎだろうか。小柄で少し幼い顔をしている。
明らかに尋常ではなかった。彫像のように、ただ一点を見つめてまったく動かない。
しかし、誰も彼女のことを気にとめていないようだった。ちらっと見て、横を通り過ぎていく。
愛良も気になったが、他にならってそのまま通過した。
(見てないふり、見てないふり……)
きっとただの勘違いだ。思い過ごしだ。きっと彼女には何かあったんだろうが、見て見ぬ振りをするのが優しさ。自分がそうされたように。
それに死にたいのはこっちのほうだ。5年付き合った恋人に振られて、目は真っ赤。それが自殺をとめるなんて馬鹿げている。
そうして愛良は橋を渡りきった。
明日からどうすればいいのか、将来はどうなるのか。まったく見えなくなってしまった。
彼と一緒にいるのが日常であり、当たり前だった。それはずっと続くと思っていた。しかしもう、彼との未来を考えたところで実現することはない。
赤信号で止まると、水たまりにぼんやり自分の体が映り込んでいるのに気づく。雨で波紋が立ち、影がぶれている。
ちゃんと見えなくよかった、と思ってしまう。大泣きしたから不細工な顔をしていることだろう。
年齢のことも気になった。もう20代後半。新たな出会いを求めるのには、若いとは言えなくなっている。浩一しかいないと思っていたので、他の男のことなんて考えたくもなかったし、自信もなかった。
「由真になんて言おう……」
由真は中学のころからの付き合いで、今も同じ会社に勤めている大親友。浩一は由真の彼氏の友達で、よくダブルデートをしていた。
だが、もう四人が集まることはないだろう。由真は彼氏と幸せだが、自分は一人になってしまっている。
突然、視界が暗くなった。
それは気持ちのことではない、現実の話だ。気づいたときには遅かった。
大型トラックがすぐ横を通り、はね飛ばした水が思いっきり体に降り注いでいた。
トラックはそれに気づいたのか、気づかなかったのか、そのまま通り過ぎていってしまう。
「あはは……」
お気に入りの白いコートがびしょ濡れだ。久しぶりのデートのために時間かけてセットした髪も台無し。
当初のずぶ濡れになりたい願望が達成されてしまった。
「……いーじゃん。あたしらしい」
誰に見せるわけでもないのだ。もはやなんだって構わない。
「あっ」
愛良は来た道を引き返していた。
みすぼらしい姿といえば、そんな女性をちょっと前に目にしているではないか。
彼女はまだ橋に立っていた。傘一つを持ち、変わらず川を見つめている。
「こんな日に自殺なんかされたら、思い出しちゃうじゃない」
勘違いの可能性もあるが、普通じゃないのはよく分かる。間違ってたら間違ってたでいい。これは自分のため、自己満足……。
愛良は女性に駆け寄る。
「アイキャンフライ……」
ぼそっと彼女がつぶやした。
聞き間違いかと思ったが、そんな簡単な英語、聞き間違えるはずがない。
愛良はとっさに飛びついた。
「きゃっ!?」
欄干から女性を強引に引き剥がし、そのまま二人とも倒れ込んでしまう。
「何やってんのよ!」
「え……」
突然のことに、女性は呆然としている。
「飛び降り自殺なんて迷惑よ! 周りの人のこと考えたことあるの!?」
「え? え……?」
「こっから飛ぼうとしてたんでしょ?」
「…………。は、はい……」
女性は戸惑いながらも、愛良の問いに答えた。
「どうしてこんなことを?」
「あ、あの……」
女性はもじもじしながら言った。
「空を飛べるんじゃないかって」
「へ?」
「傘を広げて飛び降りたら、ふわーっと空を飛べるんじゃないかなーって」
「馬鹿じゃないの!?」
思わず叫んでいた。社会人になってから、こんな大声で叫んだことはない。
「そういう話あるじゃないですか?」
「メアリー・ポピンズ? ただの物語でしょ……」
女性があどけない顔で言うので、もしかしたら十代なんじゃないだろうかと愛良は思う。
「傘で飛べるわけない」
「そうかもしれないですけど……そうじゃないかもしれないじゃないですか」
「は?」
「風が吹くとぶわって持ち上げられるじゃないですか。あんな感じで浮けると思うんです」
「はあ……」
強風が吹けば一時的に飛び上がることはあるかもしれないが、橋から飛び降りたところで「空を飛ぶ」になるとは思えなかった。メアリー・ポピンズは魔法使いだから空を飛べるのだ。
それにメアリー・ポピンズの作者であるP.L.トラバースの母が入水自殺未遂をしているのを聞いたことがあったので、愛良は不思議な気持ちになる。
「やっぱ無理ですかね……」
愛良のあきれきった反応を見て女性が言う。
「無理でしょ」
「無理でも……。死ぬ気でやってみれば、実はなんとかなることもあるのかな、と思ったんです……」
今度は子供のようにしょんぼりしている。
アホなことを言っているが、真に迫っている気がした。彼女は本当に死ぬ気で、橋の上に立っていたのだろう。
その声音は間違いなく本物。愛良もその声を聞いていると、自分まで悲しくなるようだった。
「あなた……」
愛良が気の毒に思ったのと同時に、彼女の腹の音がぐぅーと鳴った。
「あはは……。しばらく食べてなくって」
女性はてへへと恥ずかしそうに笑う。
愛良は思う。どうしてこれから死のうとする人がそんな顔で笑うのだ。そんなの間違っている。
「ちょっと来なさい」
「え?」
愛良は女性の手を引いていた。
死にたいような状況に追い込まれているが、彼女は本当は死にたくないのだ。ならば、助けてあげなければいけない。
愛良は即決した。彼女を自宅に連れて帰ることにする。
「ちょっと、傘! 傘ぁ!」
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