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第三章・自称:悪役たちの依頼
壱
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酒に酔っていたこともあるのだろう。 熱燗をちょびちょび舐めながら、子兎がぽろりと零した。
「みんなと遊ぶのは本当に楽しいでしゅ。ただ──それでもあたちは、たまに思うんでしゅ。あたちも月に行ければ、さみしい思いをしなくても良いのかなって思うでしゅ」
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
俺達は決めた。
彼女の願いを叶えるために、自称でいいから悪役になろうと決めたんだ。
「みんなと遊ぶのは本当に楽しいでしゅ。ただ──それでもあたちは、たまに思うんでしゅ。あたちも月に行ければ、さみしい思いをしなくても良いのかなって思うでしゅ」
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俺達は決めた。
彼女の願いを叶えるために、自称でいいから悪役になろうと決めたんだ。
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