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214. ドラセナ ドラコの宿
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裏庭から、マークの宿屋に行く。
マークがすぐ迎え入れてくれた。
「おかえり、パールにブレンダ! さっそくだけどみんなを紹介するから、こっちへきてくれ」
どんな人たちだろう?
マークに案内された食堂には、見知らぬ顔が 三つあった。
紹介された人たちは、なんとみんな人族の人じゃないみたいだ。
まず二人は、ドワーフ族の特徴を持った兄妹。
お兄さんは、見た目 二十代半ばぐらいに見える。
でもホントは 六十歳で、トムさんより年上。
見た目は、トーマスより背が低くいけど筋肉ムキムキで力がとても強そうな人だった。
主に食堂を手伝うようだ。
名前は、オレフさん。
妹さんは、見た目 二十歳のトーマスさんと同じぐらいに見える。
でも実は 五十歳。
おどろくことにトムさんより 一歳年上だ!
ドワーフ族の人にしては背も高いのかな?
人族の血が入っていると教えてくれる。
仕事はシーナの手伝いで、主に宿屋の洗濯や掃除担当になる。
名前は、オリビアさん。
兄妹にはもう両親がいないそうだ。
だから 二人が 一緒に住み込みで、長く勤められるところを探していたとお兄さんのオレフさんが話してくれた。
もう 一人は、エルフ族の特徴をしっかりもっているすごくキレイな顔の青年。
ケルスさんと同じように、ひとつゼロを抜いた 十八歳ぐらいに見えるけど実は 一番年上の 百八十歳。
名前は、エリオンさん。
人族もドワーフ族の血も全部入っているそうだ。
エリオンさんも両親がもういないそうで、一人で生きてきたので住み込みに惹かれたと教えてくれる。
エリオンさんには、宿屋の仕事も、食堂の仕事も両方手伝ってもらうみたい。
「パール 十歳です。よろしくお願いします!」
「「「よろしくね(な)!!」」」
「わたしはブレンダ。 年齢は 百五十五歳。 ドワーフ族の血が濃いけど、エルフ族も人族の血も入っている。 パールの護衛だよ。 よろしく頼むね」
「「「おーーっ!!」」」
あれっ? わたしのときと反応が違う??
護衛騎士という職業は、憧れの職業だそうだ……
なるほどね……
宿屋の食堂側と反対側に従業員用の家ができていて、兄妹は家族用の部屋。
エリオンさんは 一人部屋に住むことになった。
トムさんが、もうみんなは家族と 一緒だから名前だけで呼び合おうと提案したきた。
マークもシーナも賛成して、全員名前呼びになる。
このときから、わたしはトムさんをトムと呼ぶことに決まった……
まずは様子見で、近々食堂だけ開店するそうだ。
お昼と夜 二回営業すると教えてもらう。
お店の名前も決まった。
マークたちが決めたと言うよりこの場所は、もともと決まった呼び方があったそうだ。
宿屋の名前は『ドラセナ』
食堂は『ドラコ』
それは宿屋の横に大きな珍しい木。
『ドラセナ ドラコ』が生えていたからだった。
「ラメールの初代の王様がメルの町を作って、目印に検問所の近くに自ら植えたと言い伝えられているんだ」
「えーっ?! ホントなのトーマス? だとしたら、その木は 千五百年以上長生きしている木になるよ?」
「ドラセナ ドラコの木は 七千年生きると言い伝えがあるぐらいだから、ありえるよ」
「ホント?! ブレンダ! すごい木だね。 珍しい木だなっとは思っていたけど、じっくり見てないから、今度ゆっくりみてみるよ!」
「ああ、そうしな」
そうか、だからこの場所は『ドラセナ ドラコ』が生えているところで『ドラセナ』って言うんだね。
前の宿屋もみんなから『ドラセナ』の宿屋と呼ばれていたらしい。
でもホントは違う名前だったようで、ややこしかったと他の冒険者たちから聞いていたようだ。
それで今回は、もうはじめから宿屋は『ドラセナ』にして食堂は『ドラコ』
二つ合わせて『ドラセナ ドラコ』の宿にしたそうだ。
「おもしろいね! いい名前だと思うよ」
「そうでしょ? わたしもすぐに気に入ったのよ!」
シーナも名前が決まって、お店が開店するからうれしいみたいだ。
「みんな、おめでとう! わたしに手伝えることがあったら言ってね!」
「パール、ここはおまえの宿屋だぞ! 自分の宿屋におめでとうはないだろう?」
「えっ?」
「そうよ! パール、ここはあなたの家でもあるのよ! あんな奥に住まなくても、ここに部屋は貸すほどあるのよ!」
はっ、はっ、はっ!
「ホントだな シーナ!! パール! ここはおまえの家なんだぞ! 忘れるなよ!」
「ありがとう。 シーナ、トム……」
「パール? あの家族の絵を描いてもらった部屋があるだろう? 何も置いてない部屋だ。 あの部屋はそのままにすることにしたんだ。 だから、ブレンダと二人であそこにテントを 二つ出していつでも泊まってくれよ。 絵が完成したら、あそこに絵を飾るから…… いつでも…… おれたちがいなくなっても見に来てくれ……」
「マーク……うん。 ありがとう……」
あーぁ、…… なんだか、胸の真ん中が グルグルする……
「パール、絵が完成したら 一番に見にこようね」
「うん……」
ふーーぅ!
ブレンダが優しい。
わたしの気持ちに気づいたのかも……
マークたちには、気づかれていませんように……
優しい人たちに囲まれて幸せだな。
気分を変えようと『ドラセナ ドラコ』を見に外へ出てきた。
大きな木。
幹がいっぱい分岐して大きな樹冠をつくってる。
よく考えてみると独特な樹形だな……
細長いシルバーグリーンの葉が サワサワ 揺れていた。
「この樹はボトルを逆さまに立てたような樹の形から『ボトルツリー』と呼ばれたり、ちょっと特殊な珍しい長寿の木さ」
「なんにせよ、永くみんなから愛されている木なんだね」
「ふっふふ そうだねぇ~」
ブレンダが優しく微笑んでくれる……
みんながなんだか忙しそうだから、あの与えられた絵を飾る部屋に、親方からもらったベビーベッドを ドンと 出して、テオと 一緒に遊ぶことにする。
マークたち特にシーナが、親方はパールの好みをよくわかっていてすばらしいベッドだと絶賛していた。
テオはかわいくって、見ているだけで幸せ!
気がついたら、テオと 一緒に眠ってしまっていた……
親方が思っていた通りにこのベッドは使われているのかも……
明日は布ラトルを作って、またテオとこのベッドで遊ぼう!
今日の夕食はみんなの歓迎会も兼ねていたのですごく豪華!
はじめてブレンダと宿屋の部屋に泊まることにした。
みんなお酒が飲めるから、またあのカベルネのワインを数本出しておく。
シーナがテオに母乳をあげているので、飲めないとなげいている。
「シーナ用に数本取っておくよ」
あれ?
安心して料理を食べだしたぞ。
シーナらしいね!
思ってた以上に楽しい人たち。
うわっ オレフとオリビアが歌い出した!
おどろきの 大喝采!!
これって、食堂の名物になるかも?
そう思って 横をみる。
シーナの目が キランっと 輝いていた……
ぷっ! シーナだな……
あいかわらずだよ!
マークがすぐ迎え入れてくれた。
「おかえり、パールにブレンダ! さっそくだけどみんなを紹介するから、こっちへきてくれ」
どんな人たちだろう?
マークに案内された食堂には、見知らぬ顔が 三つあった。
紹介された人たちは、なんとみんな人族の人じゃないみたいだ。
まず二人は、ドワーフ族の特徴を持った兄妹。
お兄さんは、見た目 二十代半ばぐらいに見える。
でもホントは 六十歳で、トムさんより年上。
見た目は、トーマスより背が低くいけど筋肉ムキムキで力がとても強そうな人だった。
主に食堂を手伝うようだ。
名前は、オレフさん。
妹さんは、見た目 二十歳のトーマスさんと同じぐらいに見える。
でも実は 五十歳。
おどろくことにトムさんより 一歳年上だ!
ドワーフ族の人にしては背も高いのかな?
人族の血が入っていると教えてくれる。
仕事はシーナの手伝いで、主に宿屋の洗濯や掃除担当になる。
名前は、オリビアさん。
兄妹にはもう両親がいないそうだ。
だから 二人が 一緒に住み込みで、長く勤められるところを探していたとお兄さんのオレフさんが話してくれた。
もう 一人は、エルフ族の特徴をしっかりもっているすごくキレイな顔の青年。
ケルスさんと同じように、ひとつゼロを抜いた 十八歳ぐらいに見えるけど実は 一番年上の 百八十歳。
名前は、エリオンさん。
人族もドワーフ族の血も全部入っているそうだ。
エリオンさんも両親がもういないそうで、一人で生きてきたので住み込みに惹かれたと教えてくれる。
エリオンさんには、宿屋の仕事も、食堂の仕事も両方手伝ってもらうみたい。
「パール 十歳です。よろしくお願いします!」
「「「よろしくね(な)!!」」」
「わたしはブレンダ。 年齢は 百五十五歳。 ドワーフ族の血が濃いけど、エルフ族も人族の血も入っている。 パールの護衛だよ。 よろしく頼むね」
「「「おーーっ!!」」」
あれっ? わたしのときと反応が違う??
護衛騎士という職業は、憧れの職業だそうだ……
なるほどね……
宿屋の食堂側と反対側に従業員用の家ができていて、兄妹は家族用の部屋。
エリオンさんは 一人部屋に住むことになった。
トムさんが、もうみんなは家族と 一緒だから名前だけで呼び合おうと提案したきた。
マークもシーナも賛成して、全員名前呼びになる。
このときから、わたしはトムさんをトムと呼ぶことに決まった……
まずは様子見で、近々食堂だけ開店するそうだ。
お昼と夜 二回営業すると教えてもらう。
お店の名前も決まった。
マークたちが決めたと言うよりこの場所は、もともと決まった呼び方があったそうだ。
宿屋の名前は『ドラセナ』
食堂は『ドラコ』
それは宿屋の横に大きな珍しい木。
『ドラセナ ドラコ』が生えていたからだった。
「ラメールの初代の王様がメルの町を作って、目印に検問所の近くに自ら植えたと言い伝えられているんだ」
「えーっ?! ホントなのトーマス? だとしたら、その木は 千五百年以上長生きしている木になるよ?」
「ドラセナ ドラコの木は 七千年生きると言い伝えがあるぐらいだから、ありえるよ」
「ホント?! ブレンダ! すごい木だね。 珍しい木だなっとは思っていたけど、じっくり見てないから、今度ゆっくりみてみるよ!」
「ああ、そうしな」
そうか、だからこの場所は『ドラセナ ドラコ』が生えているところで『ドラセナ』って言うんだね。
前の宿屋もみんなから『ドラセナ』の宿屋と呼ばれていたらしい。
でもホントは違う名前だったようで、ややこしかったと他の冒険者たちから聞いていたようだ。
それで今回は、もうはじめから宿屋は『ドラセナ』にして食堂は『ドラコ』
二つ合わせて『ドラセナ ドラコ』の宿にしたそうだ。
「おもしろいね! いい名前だと思うよ」
「そうでしょ? わたしもすぐに気に入ったのよ!」
シーナも名前が決まって、お店が開店するからうれしいみたいだ。
「みんな、おめでとう! わたしに手伝えることがあったら言ってね!」
「パール、ここはおまえの宿屋だぞ! 自分の宿屋におめでとうはないだろう?」
「えっ?」
「そうよ! パール、ここはあなたの家でもあるのよ! あんな奥に住まなくても、ここに部屋は貸すほどあるのよ!」
はっ、はっ、はっ!
「ホントだな シーナ!! パール! ここはおまえの家なんだぞ! 忘れるなよ!」
「ありがとう。 シーナ、トム……」
「パール? あの家族の絵を描いてもらった部屋があるだろう? 何も置いてない部屋だ。 あの部屋はそのままにすることにしたんだ。 だから、ブレンダと二人であそこにテントを 二つ出していつでも泊まってくれよ。 絵が完成したら、あそこに絵を飾るから…… いつでも…… おれたちがいなくなっても見に来てくれ……」
「マーク……うん。 ありがとう……」
あーぁ、…… なんだか、胸の真ん中が グルグルする……
「パール、絵が完成したら 一番に見にこようね」
「うん……」
ふーーぅ!
ブレンダが優しい。
わたしの気持ちに気づいたのかも……
マークたちには、気づかれていませんように……
優しい人たちに囲まれて幸せだな。
気分を変えようと『ドラセナ ドラコ』を見に外へ出てきた。
大きな木。
幹がいっぱい分岐して大きな樹冠をつくってる。
よく考えてみると独特な樹形だな……
細長いシルバーグリーンの葉が サワサワ 揺れていた。
「この樹はボトルを逆さまに立てたような樹の形から『ボトルツリー』と呼ばれたり、ちょっと特殊な珍しい長寿の木さ」
「なんにせよ、永くみんなから愛されている木なんだね」
「ふっふふ そうだねぇ~」
ブレンダが優しく微笑んでくれる……
みんながなんだか忙しそうだから、あの与えられた絵を飾る部屋に、親方からもらったベビーベッドを ドンと 出して、テオと 一緒に遊ぶことにする。
マークたち特にシーナが、親方はパールの好みをよくわかっていてすばらしいベッドだと絶賛していた。
テオはかわいくって、見ているだけで幸せ!
気がついたら、テオと 一緒に眠ってしまっていた……
親方が思っていた通りにこのベッドは使われているのかも……
明日は布ラトルを作って、またテオとこのベッドで遊ぼう!
今日の夕食はみんなの歓迎会も兼ねていたのですごく豪華!
はじめてブレンダと宿屋の部屋に泊まることにした。
みんなお酒が飲めるから、またあのカベルネのワインを数本出しておく。
シーナがテオに母乳をあげているので、飲めないとなげいている。
「シーナ用に数本取っておくよ」
あれ?
安心して料理を食べだしたぞ。
シーナらしいね!
思ってた以上に楽しい人たち。
うわっ オレフとオリビアが歌い出した!
おどろきの 大喝采!!
これって、食堂の名物になるかも?
そう思って 横をみる。
シーナの目が キランっと 輝いていた……
ぷっ! シーナだな……
あいかわらずだよ!
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