151 / 221
151. 三枚のワンピース
しおりを挟む
マークの準備が整うまでに、一度ピアンタへ行くことにした。
親方に頼んでいたベッドがあと 二つできているはずだから、それを取りにいかないとね。
これからもちょくちょくピアンタに行くつもりでいる。
なんとか 一日コースにできないものか?
チェリー と相談しよう。
なんだかまた、楽しくなりそうだ!
ピアンタにいくならと、シーナにポーションを 四本頼まれる。
上、中、下と魔力ポーション。
揃えるならやっぱりピアンタが 一番安いからね。
さぁ、そうと決まれば今すぐモナルダのところに行こうかな。
メリッサに渡す荷物を受け取って、そのまま出発したらいいよね。
マークに頼んで、ライのところに今日は帰らないと伝えてもらおう。
「パール、そんなに慌てることはない。 今日はライの家に帰って夕食のときにでもみんなに話して、次の日の朝からモナルダのところにいったらいい。 明日はモナルダのところで 一日のんびりして、その次の日に出発でもぜんぜん遅くない。 大丈夫だぞ?」
「そうよ! そんなに急ぐ必要はないのよ。マークの準備もあるし今日はライの家に泊まりなさい。 侍女さんたちも、パールのお世話の準備をしているはずよ」
「あっ! そうか、そうだね。 わかったよ。 もうプラムとシルエラがいろいろ準備してくれているんだ」
みんなの勧めで今日は、少し早めにライの家に帰ることにした。
歩いて帰っても近いんだけど、マークが 一人で帰るならボードを勧める。
安全だという……
イヤイヤ、それはちょっと過保護すぎないか?
でもなんだか、みんながボートを推してくるのであきらめて サッサとボートで帰っていく。
アレっ? やっぱり。
裏庭の囲いの位置がいつも、少しずつ違う?
もう気にせずそこに降りる。
なぜわかるのか、すぐセバスチャンがやってきた。
そのまま、ライたちのところに連れていかれる。
「パール、おかえりなさい。 今日は早いお帰りですね」
「うん、ただいまソード。明日からしばらく留守にするんで、マークたちが早めに帰るように勧めてくれたんだ。 明日は朝からモナルダのところにいって 一泊して、そこからピアンタにいってくるよ。 帰ってきたらマークと 三週間ぐらいメルの洞窟に潜ってくるから…… そうだ! もうそのまま新しい家に住もうかなっ」
「えっ、なぜ? もう帰ってこないのか?」
「うーんと、そうなるかな? ライ、いままでありがとうね」
「おい、おい、パール。 それは急だな…… ピアンタから帰ってきたあと、そのままメルの洞窟にはいかないだろう? 最低でも あと 一日は町にいることになるぞ。 そのときにはどこに泊まるんだ?」
「えっ、そうか…… ガント、そうだよね。 帰ってきてすぐには無理だから…… マークのところか、新しい家?」
「パール。 シーナは妊婦ですし、トムやトーマスたちは食堂のメニュー 作りに名前付けと大詰めで、みんな大変なときですよ。 パールの新しい家も、すぐに冒険に行くのなら、今のまま侍女たちに管理してもらって、もう少し細かく整えてもらったらマークたちが遊びにきても安心でしょう。 そうなると、やっぱりここに帰ってきた方が便利でいいんじゃないですか?」
「…… そうなのかなぁ? ひとり立ちできる機会だと思ったんだけど…… 冒険にいくまでは、ここにおいてもらったほうがいいのかなあ~」
「パール、そんなに急ぐことないだろう? ここに不満があるのか? あるなら改善するからいってくれ」
「ライ…… ない、ない。 そんなのあるわけないよ!
みんな良くしてくれるから、出ていくのがイヤになるぐらいだよ」
「なんだ! じゃあ、もっといたらいいだろ? おれなんか、家でずっと寝てないぞ」
「ガントとわたしは、違うし……」
「パール。 どちらにしても、ピアンタからはこちらに帰ってきてください。 そのあとのことは、またそのとき話しましょう」
なんだか、やっぱりお世話になることになってしまった……
自分の部屋でも、プラムとシルエラにお風呂に入れてもらいながら、また戻ってきてくださいとお願いされる……
出ていきにくい感じになったな。
もう深く考えず、寝てしまおう。
朝食はいつものようにみんなで食べて、モナルダのところに向かうときもみんなが送ってくれる……
何度もライたちに帰ってこいよと念をおされて、飛んでいく。
モナルダのところでは、アジュガたちが待ち構えていて、すぐブティック『オレガノ』のフィッティングルームに連れていかれた。
服ができていたんだな。
「「「遅いよ~!!」」」
「待ってたのよ!」
アジュガが指さした壁には、三枚のちょっと豪華なワンピースがかけてあった。
「うわーっ! どれもステキだね! かわいいよ」
「ふ ふ ふっ」
アジュガが笑って、自分の作ったスカイブルー のワンピースを着せてくれた。
胸の上の方で 一回、腰らへんで 一回、あとお尻の下で 一回。
三回の切り返しがあり、そのつどギャザー をたっぷり入れてあるので、裾が思っているより広がっていてかわいい!
足首が見える子どもらしいワンピースだった。
「思っていた通りよ! すごく似合ってる!」
「ホントかわいい! 甘くなりすぎそうなところを、青系統の色が助けてるわねっ」
「パール、ステキよ! 次はわたしの服を着てみて!」
セージの感想を聞いていると、サルビアがピンクのワンピースを渡してくる。
ウエストの少し高い位置から、切り返しが 一つある王道のお姫様ワンピースだった。
すごくハリのある良い生地を使っているのがわかる。
大きめの、取り外しができるリボンがひとつ付いていた。
これも足首が見えるタイプ。
ラメールの子どもは足首までの服が普通なのかな。
小さなお姫様みたいだと、みんなに褒めてもらう。
「最後は、わたしの服ね! これはサルビアたちの服のような裾の広がる三角形のシルエット、トライアングルラインやプリンセスラインではないから地味なデザインのように思うけど、ワンピースと同じ色の刺繍糸で、小花を胸下切り返しのスカート部分だけにいくつも刺繍してあるのよ。 みる人がみたらわかる手の込んだワンピースに仕上げてみたわ!」
「ホントだっ! これもしかして、絹糸で刺繍してあるの?」
「わかる? そうなのよっ! ツヤが違うでしょ!」
「セージは、ホントに遅くまで刺繍していたものね」
うわー たいへんだったんだ。
「 三人とも、ありがとう! すごく良いできで、大満足だよ! アジュガの服を着て海辺を散歩してみたいし、サルビアの服を着てどこかステキなお店に買い物でも行ってみたいし、 セージの服を着てゴタの図書館で、すまして本を読んでみたいよ!」
「ホントね! その場面、すごく似合っていると思うわ!」
みんなで笑いながら、あそこにこの服。
こっちはその服と、言い合ってとっても楽しい!
オシャレな女の子に変身だ。
親方に頼んでいたベッドがあと 二つできているはずだから、それを取りにいかないとね。
これからもちょくちょくピアンタに行くつもりでいる。
なんとか 一日コースにできないものか?
チェリー と相談しよう。
なんだかまた、楽しくなりそうだ!
ピアンタにいくならと、シーナにポーションを 四本頼まれる。
上、中、下と魔力ポーション。
揃えるならやっぱりピアンタが 一番安いからね。
さぁ、そうと決まれば今すぐモナルダのところに行こうかな。
メリッサに渡す荷物を受け取って、そのまま出発したらいいよね。
マークに頼んで、ライのところに今日は帰らないと伝えてもらおう。
「パール、そんなに慌てることはない。 今日はライの家に帰って夕食のときにでもみんなに話して、次の日の朝からモナルダのところにいったらいい。 明日はモナルダのところで 一日のんびりして、その次の日に出発でもぜんぜん遅くない。 大丈夫だぞ?」
「そうよ! そんなに急ぐ必要はないのよ。マークの準備もあるし今日はライの家に泊まりなさい。 侍女さんたちも、パールのお世話の準備をしているはずよ」
「あっ! そうか、そうだね。 わかったよ。 もうプラムとシルエラがいろいろ準備してくれているんだ」
みんなの勧めで今日は、少し早めにライの家に帰ることにした。
歩いて帰っても近いんだけど、マークが 一人で帰るならボードを勧める。
安全だという……
イヤイヤ、それはちょっと過保護すぎないか?
でもなんだか、みんながボートを推してくるのであきらめて サッサとボートで帰っていく。
アレっ? やっぱり。
裏庭の囲いの位置がいつも、少しずつ違う?
もう気にせずそこに降りる。
なぜわかるのか、すぐセバスチャンがやってきた。
そのまま、ライたちのところに連れていかれる。
「パール、おかえりなさい。 今日は早いお帰りですね」
「うん、ただいまソード。明日からしばらく留守にするんで、マークたちが早めに帰るように勧めてくれたんだ。 明日は朝からモナルダのところにいって 一泊して、そこからピアンタにいってくるよ。 帰ってきたらマークと 三週間ぐらいメルの洞窟に潜ってくるから…… そうだ! もうそのまま新しい家に住もうかなっ」
「えっ、なぜ? もう帰ってこないのか?」
「うーんと、そうなるかな? ライ、いままでありがとうね」
「おい、おい、パール。 それは急だな…… ピアンタから帰ってきたあと、そのままメルの洞窟にはいかないだろう? 最低でも あと 一日は町にいることになるぞ。 そのときにはどこに泊まるんだ?」
「えっ、そうか…… ガント、そうだよね。 帰ってきてすぐには無理だから…… マークのところか、新しい家?」
「パール。 シーナは妊婦ですし、トムやトーマスたちは食堂のメニュー 作りに名前付けと大詰めで、みんな大変なときですよ。 パールの新しい家も、すぐに冒険に行くのなら、今のまま侍女たちに管理してもらって、もう少し細かく整えてもらったらマークたちが遊びにきても安心でしょう。 そうなると、やっぱりここに帰ってきた方が便利でいいんじゃないですか?」
「…… そうなのかなぁ? ひとり立ちできる機会だと思ったんだけど…… 冒険にいくまでは、ここにおいてもらったほうがいいのかなあ~」
「パール、そんなに急ぐことないだろう? ここに不満があるのか? あるなら改善するからいってくれ」
「ライ…… ない、ない。 そんなのあるわけないよ!
みんな良くしてくれるから、出ていくのがイヤになるぐらいだよ」
「なんだ! じゃあ、もっといたらいいだろ? おれなんか、家でずっと寝てないぞ」
「ガントとわたしは、違うし……」
「パール。 どちらにしても、ピアンタからはこちらに帰ってきてください。 そのあとのことは、またそのとき話しましょう」
なんだか、やっぱりお世話になることになってしまった……
自分の部屋でも、プラムとシルエラにお風呂に入れてもらいながら、また戻ってきてくださいとお願いされる……
出ていきにくい感じになったな。
もう深く考えず、寝てしまおう。
朝食はいつものようにみんなで食べて、モナルダのところに向かうときもみんなが送ってくれる……
何度もライたちに帰ってこいよと念をおされて、飛んでいく。
モナルダのところでは、アジュガたちが待ち構えていて、すぐブティック『オレガノ』のフィッティングルームに連れていかれた。
服ができていたんだな。
「「「遅いよ~!!」」」
「待ってたのよ!」
アジュガが指さした壁には、三枚のちょっと豪華なワンピースがかけてあった。
「うわーっ! どれもステキだね! かわいいよ」
「ふ ふ ふっ」
アジュガが笑って、自分の作ったスカイブルー のワンピースを着せてくれた。
胸の上の方で 一回、腰らへんで 一回、あとお尻の下で 一回。
三回の切り返しがあり、そのつどギャザー をたっぷり入れてあるので、裾が思っているより広がっていてかわいい!
足首が見える子どもらしいワンピースだった。
「思っていた通りよ! すごく似合ってる!」
「ホントかわいい! 甘くなりすぎそうなところを、青系統の色が助けてるわねっ」
「パール、ステキよ! 次はわたしの服を着てみて!」
セージの感想を聞いていると、サルビアがピンクのワンピースを渡してくる。
ウエストの少し高い位置から、切り返しが 一つある王道のお姫様ワンピースだった。
すごくハリのある良い生地を使っているのがわかる。
大きめの、取り外しができるリボンがひとつ付いていた。
これも足首が見えるタイプ。
ラメールの子どもは足首までの服が普通なのかな。
小さなお姫様みたいだと、みんなに褒めてもらう。
「最後は、わたしの服ね! これはサルビアたちの服のような裾の広がる三角形のシルエット、トライアングルラインやプリンセスラインではないから地味なデザインのように思うけど、ワンピースと同じ色の刺繍糸で、小花を胸下切り返しのスカート部分だけにいくつも刺繍してあるのよ。 みる人がみたらわかる手の込んだワンピースに仕上げてみたわ!」
「ホントだっ! これもしかして、絹糸で刺繍してあるの?」
「わかる? そうなのよっ! ツヤが違うでしょ!」
「セージは、ホントに遅くまで刺繍していたものね」
うわー たいへんだったんだ。
「 三人とも、ありがとう! すごく良いできで、大満足だよ! アジュガの服を着て海辺を散歩してみたいし、サルビアの服を着てどこかステキなお店に買い物でも行ってみたいし、 セージの服を着てゴタの図書館で、すまして本を読んでみたいよ!」
「ホントね! その場面、すごく似合っていると思うわ!」
みんなで笑いながら、あそこにこの服。
こっちはその服と、言い合ってとっても楽しい!
オシャレな女の子に変身だ。
22
お気に入りに追加
626
あなたにおすすめの小説
異世界の片隅で引き篭りたい少女。
月芝
ファンタジー
玄関開けたら一分で異世界!
見知らぬオッサンに雑に扱われただけでも腹立たしいのに
初っ端から詰んでいる状況下に放り出されて、
さすがにこれは無理じゃないかな? という出オチ感漂う能力で過ごす新生活。
生態系の最下層から成り上がらずに、こっそりと世界の片隅で心穏やかに過ごしたい。
世界が私を見捨てるのならば、私も世界を見捨ててやろうと森の奥に引き篭った少女。
なのに世界が私を放っておいてくれない。
自分にかまうな、近寄るな、勝手に幻想を押しつけるな。
それから私を聖女と呼ぶんじゃねぇ!
己の平穏のために、ふざけた能力でわりと真面目に頑張る少女の物語。
※本作主人公は極端に他者との関わりを避けます。あとトキメキLOVEもハーレムもありません。
ですので濃厚なヒューマンドラマとか、心の葛藤とか、胸の成長なんかは期待しないで下さい。
美味しい料理で村を再建!アリシャ宿屋はじめます
今野綾
ファンタジー
住んでいた村が襲われ家族も住む場所も失ったアリシャ。助けてくれた村に住むことに決めた。
アリシャはいつの間にか宿っていた力に次第に気づいて……
表紙 チルヲさん
出てくる料理は架空のものです
造語もあります11/9
参考にしている本
中世ヨーロッパの農村の生活
中世ヨーロッパを生きる
中世ヨーロッパの都市の生活
中世ヨーロッパの暮らし
中世ヨーロッパのレシピ
wikipediaなど
転生先ではゆっくりと生きたい
ひつじ
ファンタジー
勉強を頑張っても、仕事を頑張っても誰からも愛されなかったし必要とされなかった藤田明彦。
事故で死んだ明彦が出会ったのは……
転生先では愛されたいし必要とされたい。明彦改めソラはこの広い空を見ながらゆっくりと生きることを決めた
小説家になろうでも連載中です。
なろうの方が話数が多いです。
https://ncode.syosetu.com/n8964gh/
【完結】前世の不幸は神様のミスでした?異世界転生、条件通りなうえチート能力で幸せです
yun.
ファンタジー
~タイトル変更しました~
旧タイトルに、もどしました。
日本に生まれ、直後に捨てられた。養護施設に暮らし、中学卒業後働く。
まともな職もなく、日雇いでしのぐ毎日。
劣悪な環境。上司にののしられ、仲のいい友人はいない。
日々の衣食住にも困る。
幸せ?生まれてこのかた一度もない。
ついに、死んだ。現場で鉄パイプの下敷きに・・・
目覚めると、真っ白な世界。
目の前には神々しい人。
地球の神がサボった?だから幸せが1度もなかったと・・・
短編→長編に変更しました。
R4.6.20 完結しました。
長らくお読みいただき、ありがとうございました。
きっと幸せな異世界生活
スノウ
ファンタジー
神の手違いで日本人として15年間生きてきた倉本カノン。彼女は暴走トラックに轢かれて生死の境を彷徨い、魂の状態で女神のもとに喚ばれてしまう。女神の説明によれば、カノンは本来異世界レメイアで生まれるはずの魂であり、転生神の手違いで魂が入れ替わってしまっていたのだという。
そして、本来カノンとして日本で生まれるはずだった魂は異世界レメイアで生きており、カノンの事故とほぼ同時刻に真冬の川に転落して流され、仮死状態になっているという。
時を同じくして肉体から魂が離れようとしている2人の少女。2つの魂をあるべき器に戻せるたった一度のチャンスを神は見逃さず、実行に移すべく動き出すのだった。
異世界レメイアの女神メティスアメルの導きで新生活を送ることになったカノンの未来は…?
毎日12時頃に投稿します。
─────────────────
いいね、お気に入りをくださった方、どうもありがとうございます。
とても励みになります。
裏の林にダンジョンが出来ました。~異世界からの転生幼女、もふもふペットと共に~
あかる
ファンタジー
私、異世界から転生してきたみたい?
とある田舎町にダンジョンが出来、そこに入った美優は、かつて魔法学校で教師をしていた自分を思い出した。
犬と猫、それと鶏のペットと一緒にダンジョンと、世界の謎に挑みます!
【完結】捨てられた双子のセカンドライフ
mazecco
ファンタジー
【第14回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞作】
王家の血を引きながらも、不吉の象徴とされる双子に生まれてしまったアーサーとモニカ。
父王から疎まれ、幼くして森に捨てられた二人だったが、身体能力が高いアーサーと魔法に適性のあるモニカは、力を合わせて厳しい環境を生き延びる。
やがて成長した二人は森を出て街で生活することを決意。
これはしあわせな第二の人生を送りたいと夢見た双子の物語。
冒険あり商売あり。
さまざまなことに挑戦しながら双子が日常生活?を楽しみます。
(話の流れは基本まったりしてますが、内容がハードな時もあります)
転生してチートを手に入れました!!生まれた時から精霊王に囲まれてます…やだ
如月花恋
ファンタジー
…目の前がめっちゃ明るくなったと思ったら今度は…真っ白?
「え~…大丈夫?」
…大丈夫じゃないです
というかあなた誰?
「神。ごめんね~?合コンしてたら死んじゃってた~」
…合…コン
私の死因…神様の合コン…
…かない
「てことで…好きな所に転生していいよ!!」
好きな所…転生
じゃ異世界で
「異世界ってそんな子供みたいな…」
子供だし
小2
「まっいっか。分かった。知り合いのところ送るね」
よろです
魔法使えるところがいいな
「更に注文!?」
…神様のせいで死んだのに…
「あぁ!!分かりました!!」
やたね
「君…結構策士だな」
そう?
作戦とかは楽しいけど…
「う~ん…だったらあそこでも大丈夫かな。ちょうど人が足りないって言ってたし」
…あそこ?
「…うん。君ならやれるよ。頑張って」
…んな他人事みたいな…
「あ。爵位は結構高めだからね」
しゃくい…?
「じゃ!!」
え?
ちょ…しゃくいの説明ぃぃぃぃ!!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる