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78. スペシャルな腕輪
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ケップラー 王国のオレンジの木には、もう タネ が できない?
「えっ、 ひょっとして この タネがないから オレンジが 増やせなかったって ことですか? …… ここに ありますよ!? 」
「そう なるわね…… 」
王家の オレンジの木では もう、挿し木も 接ぎ木もできないようで 最後の 一本 を 大切に守っている 状態だという。
捨てようと ためておいた 皮と タネが 急に なんだか食べれる 果実 よりも 大切に なってきた……
噛んだりしたら ブロンさんに 怒鳴られそうだよ……
テトリも すごくおいしいと いいながら、慎重に食べていた。
ブロンさんは、もう なにかの 解剖をしているような 食べ方だ……
すべて、ブロンさんが ゴミ? を 回収していった。
田舎に帰って、栽培してみるそうだ……
育つまでは 秘密のプロジェクトだと ものすごく うれしそう。
これで、田舎の特産品が 増えると よろこんでいたので せっかくだから もう 一つ あるからどうぞ っと わたすと オレンジを 両手で包み込んで ちょっと 泣いていた。
もう、ここまできたらと、ある程度の虫刺されなら たいていよく効く 軟膏のミニも 一緒に 渡してあげる。
効き目は 二年弱しか 持たないよっと いっておいた。
アワアワしだした ブロンさんは わたしを 優しく抱きしめて…… いるのかと思ったら、自分の両腕を強く抱きしめて わたしは その中にいたようだ。
わたしを間違って つぶさないように してくれていたみたい。
ありがとう、ありがとう と 何度も つぶやいている。
それからが すごかった。
お店に飾ってあった マジックバックを 一つ つかんで また 奥に消え、しばらくすると 手にはさっき 持っていったマジックバックそれに なにか 腕輪 の ような モノ を 持って戻ってきた。
「これは、わたしの店にある中で 一番高価な モノ なのよ!」
普通の最高級品の 上 を いく モノ で、大金持ちがきたときに 売りつけようと思って 密かに取り寄せた スペシャルよっと 見せてくれた。
この腕輪の 登録は、一人 限定。
アクセサリー 型 マジックバックで、腕でも、指でも、足でも、 腰でも、サイズが 変えられるし 防水つきだから 基本は お風呂でも どこでも はずすことはない。
もし だれかに盗まれても 五十メートル 離れたら 戻ってくる。
一番 すごいところは、 最高級品 マジックバック 容量が無限で 時間停止を いくつでも 収納できること。
だから、最高級品を何個も持っている お金持ちの人は かならず このスペシャルを 欲しがるそうだ。
すごいのが、でてきた!
これを すぐ登録して、これからもらう モノ を 小分けに しまうよう 教えてもらう。
この腕輪にしまった モノ は、王様でも 出せなくなるから、ぜったい 無くしたくない大切な モノ は これに入れておくようにすると 安全だって。
腕輪をもらい、テトリと 裏をみる。
「「おーーっ!!」」
腕輪の裏に サラマンダー が 一匹、無限 ∞ の 上で 金色に輝いて 寝ている。
テトリに せかされ、自分の魔力を 流し込む。
フワッと 金色に輝いて すぐに消えた。
いまは 腕輪にしておこうかな。
もう 裏をみても テトリには やっぱり なにも見えないそうだ。
わたしには、金色に輝いて見えるけどね!
それに自分では、スッと はずせるけど これも あのパンツと 同じで 他の人では わたしが嫌がると はずせないみたいだ。
少しテトリが チャレンジしてみたけど、わたしの手が 壊れそうだからと すぐに あきらめてくれた。
よかった!
そのあと、ブロンさんが 小さな かわいい 手のひらサイズの 巾着のような カバンを 六つ 持ってきた。
「これ、かわいいでしょ! もともと お土産用の モノ で サラマンダー が 一匹分 だけど、時間が 遅くなる モノ なのよ。お土産に 持っていきなさい!」
「わーっ、ありがとうございます! 助かります!」
「いい、よく覚えておいてね、きっと パールちゃんが自分の国に帰ったら 当たり人と 王族が 近づいてくるわ! そのときの 王族用に これを使いなさい。豪華に見えるでしょ。自分も かならず 人前では これを 一個使うのよ。だから 五人ね! これは ダミー よ。 パールちゃんが持っている 最高のマジックバックは 時間が遅くなる モノ にするのよ! そうでないと パールちゃんの国が、おかしくなるからね! わかった?」
なんと、それは 気づかなかった……
ブロンさんの いう通りだよ……
国が 三つ あるからな……
取り合いになって 戦争でも起こったら……
できるだけ、いや ぜったい 隠そう!
これは はじめにもらった 小さなカバンの容量が無限で 時間停止付きマジックバックの中に 入れられるそうだ。
ダメなのは、同じ最高級品のマジックバック同士。
あと、グレードの上の モノ は 下の モノ に入らないと 教えてもらった。
テトリも、フンフン 聞いていた。
いまがチャンスだと、サラマンダー が 一個分とは どれくらいのものなのか 聞いてみた。
「ンーッ、だいたい この家 ぐらいね。 引越しをするときに、サラマンダー が 一個の魔法袋では 厳しいかなぁ~って いわれているのよ!」
大きいんだ…… ビックリ!
あとは、試着室でもらった 下着や アラクネのシーツも 一箱 ずつ。
こんなに?っていうと、パールちゃんが 一生使う分としては 少ないぐらいよっと いわれた。
一度これで寝たら もう これじゃないと 寝られないように なるそうだ。
「アラクネの生地は、 さっき渡した 魔法洗濯袋で洗っても 百年 持つからね! そうだ、マプさんのところで、もっといい洗濯袋があったから それを 服 用にして この洗濯袋は 下着や シーツ用にすると いいわね! 忘れずに もらいましょう」
一枚 で 百年!
一枚で、一生 待つんだけど……
ドンドン ことが すすんでいって、もう 突っ込んでる 余裕もない……
ホントに いろいろな お店の商品、もう全部といっても いいかも……
あの どんなところでも 座れる イスとテーブルのセットまで 渡してくれた。
「ブロンさん、これでは 明日から お店が 開けられないよ」
いくらなんでも 心配になって 聞くと。
「あら、そのとおりよ! こんな貴重な モノ を もらったんだもの もう ここには いれないわ。 パールちゃんを マプさんに紹介したら、わたしは ここを 離れるわよ! 」
「ブロンさん、いなくなるのか?」
テトリが 不安そうに 聞いている。
なんだか、とっても 大ごとに なってきた……
ブロンさんは、テトリと わたしを いっぺんに 抱きしめて……
「ホントに、ありがとう 感謝 しているわ……
あなたたちは、わたしの 天使よ! 」
優しく わたしたちの オデコに 口づけてくれた……
「えっ、 ひょっとして この タネがないから オレンジが 増やせなかったって ことですか? …… ここに ありますよ!? 」
「そう なるわね…… 」
王家の オレンジの木では もう、挿し木も 接ぎ木もできないようで 最後の 一本 を 大切に守っている 状態だという。
捨てようと ためておいた 皮と タネが 急に なんだか食べれる 果実 よりも 大切に なってきた……
噛んだりしたら ブロンさんに 怒鳴られそうだよ……
テトリも すごくおいしいと いいながら、慎重に食べていた。
ブロンさんは、もう なにかの 解剖をしているような 食べ方だ……
すべて、ブロンさんが ゴミ? を 回収していった。
田舎に帰って、栽培してみるそうだ……
育つまでは 秘密のプロジェクトだと ものすごく うれしそう。
これで、田舎の特産品が 増えると よろこんでいたので せっかくだから もう 一つ あるからどうぞ っと わたすと オレンジを 両手で包み込んで ちょっと 泣いていた。
もう、ここまできたらと、ある程度の虫刺されなら たいていよく効く 軟膏のミニも 一緒に 渡してあげる。
効き目は 二年弱しか 持たないよっと いっておいた。
アワアワしだした ブロンさんは わたしを 優しく抱きしめて…… いるのかと思ったら、自分の両腕を強く抱きしめて わたしは その中にいたようだ。
わたしを間違って つぶさないように してくれていたみたい。
ありがとう、ありがとう と 何度も つぶやいている。
それからが すごかった。
お店に飾ってあった マジックバックを 一つ つかんで また 奥に消え、しばらくすると 手にはさっき 持っていったマジックバックそれに なにか 腕輪 の ような モノ を 持って戻ってきた。
「これは、わたしの店にある中で 一番高価な モノ なのよ!」
普通の最高級品の 上 を いく モノ で、大金持ちがきたときに 売りつけようと思って 密かに取り寄せた スペシャルよっと 見せてくれた。
この腕輪の 登録は、一人 限定。
アクセサリー 型 マジックバックで、腕でも、指でも、足でも、 腰でも、サイズが 変えられるし 防水つきだから 基本は お風呂でも どこでも はずすことはない。
もし だれかに盗まれても 五十メートル 離れたら 戻ってくる。
一番 すごいところは、 最高級品 マジックバック 容量が無限で 時間停止を いくつでも 収納できること。
だから、最高級品を何個も持っている お金持ちの人は かならず このスペシャルを 欲しがるそうだ。
すごいのが、でてきた!
これを すぐ登録して、これからもらう モノ を 小分けに しまうよう 教えてもらう。
この腕輪にしまった モノ は、王様でも 出せなくなるから、ぜったい 無くしたくない大切な モノ は これに入れておくようにすると 安全だって。
腕輪をもらい、テトリと 裏をみる。
「「おーーっ!!」」
腕輪の裏に サラマンダー が 一匹、無限 ∞ の 上で 金色に輝いて 寝ている。
テトリに せかされ、自分の魔力を 流し込む。
フワッと 金色に輝いて すぐに消えた。
いまは 腕輪にしておこうかな。
もう 裏をみても テトリには やっぱり なにも見えないそうだ。
わたしには、金色に輝いて見えるけどね!
それに自分では、スッと はずせるけど これも あのパンツと 同じで 他の人では わたしが嫌がると はずせないみたいだ。
少しテトリが チャレンジしてみたけど、わたしの手が 壊れそうだからと すぐに あきらめてくれた。
よかった!
そのあと、ブロンさんが 小さな かわいい 手のひらサイズの 巾着のような カバンを 六つ 持ってきた。
「これ、かわいいでしょ! もともと お土産用の モノ で サラマンダー が 一匹分 だけど、時間が 遅くなる モノ なのよ。お土産に 持っていきなさい!」
「わーっ、ありがとうございます! 助かります!」
「いい、よく覚えておいてね、きっと パールちゃんが自分の国に帰ったら 当たり人と 王族が 近づいてくるわ! そのときの 王族用に これを使いなさい。豪華に見えるでしょ。自分も かならず 人前では これを 一個使うのよ。だから 五人ね! これは ダミー よ。 パールちゃんが持っている 最高のマジックバックは 時間が遅くなる モノ にするのよ! そうでないと パールちゃんの国が、おかしくなるからね! わかった?」
なんと、それは 気づかなかった……
ブロンさんの いう通りだよ……
国が 三つ あるからな……
取り合いになって 戦争でも起こったら……
できるだけ、いや ぜったい 隠そう!
これは はじめにもらった 小さなカバンの容量が無限で 時間停止付きマジックバックの中に 入れられるそうだ。
ダメなのは、同じ最高級品のマジックバック同士。
あと、グレードの上の モノ は 下の モノ に入らないと 教えてもらった。
テトリも、フンフン 聞いていた。
いまがチャンスだと、サラマンダー が 一個分とは どれくらいのものなのか 聞いてみた。
「ンーッ、だいたい この家 ぐらいね。 引越しをするときに、サラマンダー が 一個の魔法袋では 厳しいかなぁ~って いわれているのよ!」
大きいんだ…… ビックリ!
あとは、試着室でもらった 下着や アラクネのシーツも 一箱 ずつ。
こんなに?っていうと、パールちゃんが 一生使う分としては 少ないぐらいよっと いわれた。
一度これで寝たら もう これじゃないと 寝られないように なるそうだ。
「アラクネの生地は、 さっき渡した 魔法洗濯袋で洗っても 百年 持つからね! そうだ、マプさんのところで、もっといい洗濯袋があったから それを 服 用にして この洗濯袋は 下着や シーツ用にすると いいわね! 忘れずに もらいましょう」
一枚 で 百年!
一枚で、一生 待つんだけど……
ドンドン ことが すすんでいって、もう 突っ込んでる 余裕もない……
ホントに いろいろな お店の商品、もう全部といっても いいかも……
あの どんなところでも 座れる イスとテーブルのセットまで 渡してくれた。
「ブロンさん、これでは 明日から お店が 開けられないよ」
いくらなんでも 心配になって 聞くと。
「あら、そのとおりよ! こんな貴重な モノ を もらったんだもの もう ここには いれないわ。 パールちゃんを マプさんに紹介したら、わたしは ここを 離れるわよ! 」
「ブロンさん、いなくなるのか?」
テトリが 不安そうに 聞いている。
なんだか、とっても 大ごとに なってきた……
ブロンさんは、テトリと わたしを いっぺんに 抱きしめて……
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