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62. ギルドの図書室
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おーー っ
…… 朝のはやい時間だからか?
誰も いない。
二階の図書室に 初めて入る。
それどころか、二階に 行くのも はじめてだ。
静かだ……
こんな いいところがあるとは……
ザッと 見て、本は 五百冊もないぐらいかな?
今、わたしのスキルコピー は 片手ずつ 両手が 一度に使えて 一分 触れているだけでいい。
それでも、一時間で 最高でも 百二十冊しかコピー できないから ロスの時間もいれたら どれぐらいかかるかな?
慌てず 端から コピー していく。
この図書室には時計が デーンと 置いてある。
素晴らしい! 時間がわかる!
まだ 八時だから、一時過ぎには 終わるはず。
だれかが、来るまで サクサク 頑張ろう!
結果、一時まで 誰も来なかった……
誰にも 邪魔されず コピー ができて よかったけど……
そら~ 、わたしも 気づかない はずだよ……
ホントに 静かすぎ。
誰も来ないから、そのままのんびり バンブ林 周辺の分布図を 見てみる。
あーっ 、ホントだ……
すごい キノコが あったんだ!
『キノコの女王』だって、でも 持って帰るときの 条件が あるよ。
『採取した キノコの女王は 水で洗うこと』
こんなふうに 条件付きの採取 モノも あるんだね。
ふ~ん これは、ギルドの図書室を 教えてくれた 細工師の親方に 感謝だな。
あと、ホワイトベアーの 牙が 高値で買い取りしているらしく、これも本に 死骸を見つけたら 探して 持って帰るといいって 書いてあった。
そうか!
牙 や 爪は 食べられないから 残っていることがあるんだ。
武器になるのか……
へ ~
危険をおかさず 持って帰ることができるのは いいよね!
あの、ゴールデンタイガー キレイだったなぁ~
あの毛皮 いいなぁ~
家ができたら、マークと 獲りにいこうかな?
ふ、ふっ
夢は膨らむけど…… ハーッ
捌くのは 勘弁してほしい。
マークとカイルさんと頑張った、あの ヘデラの森の特訓? を 思い出す。
もうすぐ、みんなと会えるんだ……
自分が思っているよりも、やっぱり 楽しみにしているみたいだな…… ヘ 、へ
マークたちが王都に来たら、ラメール王国にも 行ってみたいしなぁ~
ここで落ち着いてしまうよりは、真ん中の国にいる方が なにかと便利だし……
宿屋の常連 ガンさんも、ここは ポーションが上質で 安いから いいけど、王家がうるさくて 貴族様も 偉そうで たまらない っと 言ってたからなぁー
住みやすいのは 断然 ラメール王国らしい。
メリッサお姉さんとも仲良くしてもらっているし、ラメール王国に行ったら寂しくなるけど、そんなこと言ってたら ダメだよね。
しばらく、図書室で 考えていたけど 気持ちを切り替えて 宿屋に帰ることにする。
途中、屋台が並ぶ広場で、昼食用のパンを長椅子に座って 食べてしまう。
今日は、ウコッコのお肉が 野菜と 一緒に 炒めて 挟んであった。
うん、おいしい。
水を飲みたいけど、魔法水をコップにだすと 目立つから オレンジを絞った果実水を ひとつ 買う。
銅貨 一枚と 鉄貨 一枚 だった。
この 鉄貨 一枚は コップ代で、飲み終わって コップを返すと 戻ってくる。
果実水は おいしいけど 少しぬるい……
カバンから、バンブのコップを出して そこに移しかえて 先に屋台へ コップを返す。
鉄貨 一枚を貰い ゆっくり 果実水を飲む。
すこ~し ナイショで 冷たくしてね!
宿屋に帰って、まだ時間に余裕があるから 今日は 先に お風呂へ 入いろうかな?
ゆったり入って お腹をすかさないと 夕食が食べられないよ。
結果、いつもより 少し遅めの 夕食になって 食堂に降りていくと、ガンさんが いた。
「おう、パール! こっちへ こいよ!」
笑顔で 手招きされたので、同じテーブルに つく。
「これ、うまいぞー! 」
今日は、角ウサギのソテー だ。
それに ガンさんは 麦芽酒も飲んでいる。
お酒、おいしいのかな?
ガンさんとは 野宿したときの ウロの話をしたり、ラメール王国についても 教えてもらって 楽しい夕食になった。
ラメール王国のダンジョンは、王都から少し離れた丘の上にあり、馬車で半日 かかるらしい。
地理的には もっと近いようだけど、あえてグネグネした道にして 防衛力を 高めているそうだ。
ピアンタ王国のダンジョンよりも 強い魔物が多いから、お金にはなるけど その分 危険でもあるみたい。
ピアンタよりもラメールのほうが、すべてにおいて栄えているようで、どちらかというと ピアンタ王国は田舎な感じ なんだそうだ。
この王都より すごいのか……
「なんだ、パールも ラメールに くるのか?」
「いつかは ね! 一度は 行ってみたいと 思っているんだけど」
「おれは、明日 帰るが、また 最低でも 月に 一度は 不定期だがくる。 パール 一人ぐらいなら 金は もらうが、割り込みで 帰りのラメール王国行きの馬車に 乗せてやれるぞ! 家族でっと なると、そのときの状況に よるけどな」
「ありがとう!」
ここから馬車で、ラメール王国の王都には 最低でも 六日は かかるそうだ。
ピアンタの 王都アストからだと 一泊目の宿屋が、ピアンタ王国 最後の宿屋になるようで。
あとは 野営、野営と 二日 続く。
そのあと 四日目の宿屋は ピアンタとラメールの国境近くにある宿屋で、それはもう ラメール王国側になる。
そこからラメール王国の 王都までいくには 村はずれの宿屋に もう 一泊する。
ここに泊まらないと 王都に夜遅く着くことになり 馬車では とても危険らしい。
だから 五日目 かならず、村はずれで 泊まる。
その村はずれからだと、六日目は 午前中か 午後のはやいうちには ラメールの王都に 余裕で着けるそうだ。
国の考え方も違うし、安全第一 だと 話してくれた。
あーーっ いって みたいなー!!
…… 朝のはやい時間だからか?
誰も いない。
二階の図書室に 初めて入る。
それどころか、二階に 行くのも はじめてだ。
静かだ……
こんな いいところがあるとは……
ザッと 見て、本は 五百冊もないぐらいかな?
今、わたしのスキルコピー は 片手ずつ 両手が 一度に使えて 一分 触れているだけでいい。
それでも、一時間で 最高でも 百二十冊しかコピー できないから ロスの時間もいれたら どれぐらいかかるかな?
慌てず 端から コピー していく。
この図書室には時計が デーンと 置いてある。
素晴らしい! 時間がわかる!
まだ 八時だから、一時過ぎには 終わるはず。
だれかが、来るまで サクサク 頑張ろう!
結果、一時まで 誰も来なかった……
誰にも 邪魔されず コピー ができて よかったけど……
そら~ 、わたしも 気づかない はずだよ……
ホントに 静かすぎ。
誰も来ないから、そのままのんびり バンブ林 周辺の分布図を 見てみる。
あーっ 、ホントだ……
すごい キノコが あったんだ!
『キノコの女王』だって、でも 持って帰るときの 条件が あるよ。
『採取した キノコの女王は 水で洗うこと』
こんなふうに 条件付きの採取 モノも あるんだね。
ふ~ん これは、ギルドの図書室を 教えてくれた 細工師の親方に 感謝だな。
あと、ホワイトベアーの 牙が 高値で買い取りしているらしく、これも本に 死骸を見つけたら 探して 持って帰るといいって 書いてあった。
そうか!
牙 や 爪は 食べられないから 残っていることがあるんだ。
武器になるのか……
へ ~
危険をおかさず 持って帰ることができるのは いいよね!
あの、ゴールデンタイガー キレイだったなぁ~
あの毛皮 いいなぁ~
家ができたら、マークと 獲りにいこうかな?
ふ、ふっ
夢は膨らむけど…… ハーッ
捌くのは 勘弁してほしい。
マークとカイルさんと頑張った、あの ヘデラの森の特訓? を 思い出す。
もうすぐ、みんなと会えるんだ……
自分が思っているよりも、やっぱり 楽しみにしているみたいだな…… ヘ 、へ
マークたちが王都に来たら、ラメール王国にも 行ってみたいしなぁ~
ここで落ち着いてしまうよりは、真ん中の国にいる方が なにかと便利だし……
宿屋の常連 ガンさんも、ここは ポーションが上質で 安いから いいけど、王家がうるさくて 貴族様も 偉そうで たまらない っと 言ってたからなぁー
住みやすいのは 断然 ラメール王国らしい。
メリッサお姉さんとも仲良くしてもらっているし、ラメール王国に行ったら寂しくなるけど、そんなこと言ってたら ダメだよね。
しばらく、図書室で 考えていたけど 気持ちを切り替えて 宿屋に帰ることにする。
途中、屋台が並ぶ広場で、昼食用のパンを長椅子に座って 食べてしまう。
今日は、ウコッコのお肉が 野菜と 一緒に 炒めて 挟んであった。
うん、おいしい。
水を飲みたいけど、魔法水をコップにだすと 目立つから オレンジを絞った果実水を ひとつ 買う。
銅貨 一枚と 鉄貨 一枚 だった。
この 鉄貨 一枚は コップ代で、飲み終わって コップを返すと 戻ってくる。
果実水は おいしいけど 少しぬるい……
カバンから、バンブのコップを出して そこに移しかえて 先に屋台へ コップを返す。
鉄貨 一枚を貰い ゆっくり 果実水を飲む。
すこ~し ナイショで 冷たくしてね!
宿屋に帰って、まだ時間に余裕があるから 今日は 先に お風呂へ 入いろうかな?
ゆったり入って お腹をすかさないと 夕食が食べられないよ。
結果、いつもより 少し遅めの 夕食になって 食堂に降りていくと、ガンさんが いた。
「おう、パール! こっちへ こいよ!」
笑顔で 手招きされたので、同じテーブルに つく。
「これ、うまいぞー! 」
今日は、角ウサギのソテー だ。
それに ガンさんは 麦芽酒も飲んでいる。
お酒、おいしいのかな?
ガンさんとは 野宿したときの ウロの話をしたり、ラメール王国についても 教えてもらって 楽しい夕食になった。
ラメール王国のダンジョンは、王都から少し離れた丘の上にあり、馬車で半日 かかるらしい。
地理的には もっと近いようだけど、あえてグネグネした道にして 防衛力を 高めているそうだ。
ピアンタ王国のダンジョンよりも 強い魔物が多いから、お金にはなるけど その分 危険でもあるみたい。
ピアンタよりもラメールのほうが、すべてにおいて栄えているようで、どちらかというと ピアンタ王国は田舎な感じ なんだそうだ。
この王都より すごいのか……
「なんだ、パールも ラメールに くるのか?」
「いつかは ね! 一度は 行ってみたいと 思っているんだけど」
「おれは、明日 帰るが、また 最低でも 月に 一度は 不定期だがくる。 パール 一人ぐらいなら 金は もらうが、割り込みで 帰りのラメール王国行きの馬車に 乗せてやれるぞ! 家族でっと なると、そのときの状況に よるけどな」
「ありがとう!」
ここから馬車で、ラメール王国の王都には 最低でも 六日は かかるそうだ。
ピアンタの 王都アストからだと 一泊目の宿屋が、ピアンタ王国 最後の宿屋になるようで。
あとは 野営、野営と 二日 続く。
そのあと 四日目の宿屋は ピアンタとラメールの国境近くにある宿屋で、それはもう ラメール王国側になる。
そこからラメール王国の 王都までいくには 村はずれの宿屋に もう 一泊する。
ここに泊まらないと 王都に夜遅く着くことになり 馬車では とても危険らしい。
だから 五日目 かならず、村はずれで 泊まる。
その村はずれからだと、六日目は 午前中か 午後のはやいうちには ラメールの王都に 余裕で着けるそうだ。
国の考え方も違うし、安全第一 だと 話してくれた。
あーーっ いって みたいなー!!
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