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16話 迎撃準備➁
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「では、これよりアグレシーズ帝国軍への対応に関しての会議を始める!」
浜崎が最初にそう言い、会議は始まる。
「まずは、最初にアグレシーズ帝国の位置についてだ。君、地図を映してくれ」
浜崎が近くに居た男にそう命じると、男はパソコンで何らかの作業をはじめ、モニターに地図の画像が映る。
「前回自衛隊が出向いたこの小さい大陸がウィストラ大陸だが、そこから左側に離れた位置に非常に巨大な大陸があるだろう?」
「ええ。ありますね。その大陸の大部分が茶色に染まっていますが………」
白石がそう言うと、浜崎が驚きの一言を返す。
「その茶色で示した部分がアグレシーズ帝国の領土のようだ。国土面積はロシアとほぼ同じだな」
「な、何ぃ!」
「非常に大きいのですね。これは戦争になったら面倒になりそうです」
佐藤と白石がそれぞれ異なる反応を示すが、どちらの顔もやや苦々しい。巨大な面積を持つ国相手となると、効果的な制圧や反撃が難しくなるからだ。
「次に我が国の方へ向かってきている帝国の艦隊の詳細について説明がある。君、例の画像を映してくれ」
「はい。分かりました」
次に浜崎がそう命じると、モニターに次の画像が映る。
「こ、これは………」
「凄まじいですね、よくもまあここまでの大艦隊をそろえたものです」
モニターには、おびただしい数の上から見た船が映し出されていた。
「今回こちらへ向かってきている艦隊は、合計640隻の木造制の艦艇で構成されている。速度は約3ノット程度で、このままなら一か月ほどで我が国付近に到着するだろう」
「3ノット?木造船にしてはかなり遅いようですが、何か理由があるのですか?」
白石が珍しくそう質問すると、浜崎が待っていましたと言わんばかりの態度で話し出す。
「そう!それだ!何故なのか調べていた結果分かったのだが、どうも艦隊の中でも特に巨大な艦に速度を合わせている可能性が高いようなのだ。そして、その巨大な艦というのが………」
浜崎が、パソコンで作業をしている男に目配せする。すると男は頷き、モニターの画像が更に変わる。
「く「この形は、空母?」………セリフを取るな、白石」
浜崎が言いたいことを先に言われてしまい、不機嫌になる。
「すいません。それで、この空母もどきに載せられている航空戦力はどのていどのものなのですか?」
慌てて白石が、話を変えようと別の質問をするが、それがむしろ浜崎を不機嫌にさせてしまう。
「それが分からんのだ………インベルド王国などの国が使っているキングバードと比べ物にならない強さがあるらしいのだが、具体的な性能が全く把握できていない。ぐむむ………」
なんだか怒り始めた浜崎を見て、佐藤と白石はさっさと退散することにしたのだろう。
「まあまあ。………ともかく、話としては分かりました。護衛艦隊群を動かしておきましょう。私はこれで」
「空自の方でも準備はしておこう、では話は終わりだ!」
そう言うや否や、二人はあっという間に部屋から出て行ってしまった。
浜崎が最初にそう言い、会議は始まる。
「まずは、最初にアグレシーズ帝国の位置についてだ。君、地図を映してくれ」
浜崎が近くに居た男にそう命じると、男はパソコンで何らかの作業をはじめ、モニターに地図の画像が映る。
「前回自衛隊が出向いたこの小さい大陸がウィストラ大陸だが、そこから左側に離れた位置に非常に巨大な大陸があるだろう?」
「ええ。ありますね。その大陸の大部分が茶色に染まっていますが………」
白石がそう言うと、浜崎が驚きの一言を返す。
「その茶色で示した部分がアグレシーズ帝国の領土のようだ。国土面積はロシアとほぼ同じだな」
「な、何ぃ!」
「非常に大きいのですね。これは戦争になったら面倒になりそうです」
佐藤と白石がそれぞれ異なる反応を示すが、どちらの顔もやや苦々しい。巨大な面積を持つ国相手となると、効果的な制圧や反撃が難しくなるからだ。
「次に我が国の方へ向かってきている帝国の艦隊の詳細について説明がある。君、例の画像を映してくれ」
「はい。分かりました」
次に浜崎がそう命じると、モニターに次の画像が映る。
「こ、これは………」
「凄まじいですね、よくもまあここまでの大艦隊をそろえたものです」
モニターには、おびただしい数の上から見た船が映し出されていた。
「今回こちらへ向かってきている艦隊は、合計640隻の木造制の艦艇で構成されている。速度は約3ノット程度で、このままなら一か月ほどで我が国付近に到着するだろう」
「3ノット?木造船にしてはかなり遅いようですが、何か理由があるのですか?」
白石が珍しくそう質問すると、浜崎が待っていましたと言わんばかりの態度で話し出す。
「そう!それだ!何故なのか調べていた結果分かったのだが、どうも艦隊の中でも特に巨大な艦に速度を合わせている可能性が高いようなのだ。そして、その巨大な艦というのが………」
浜崎が、パソコンで作業をしている男に目配せする。すると男は頷き、モニターの画像が更に変わる。
「く「この形は、空母?」………セリフを取るな、白石」
浜崎が言いたいことを先に言われてしまい、不機嫌になる。
「すいません。それで、この空母もどきに載せられている航空戦力はどのていどのものなのですか?」
慌てて白石が、話を変えようと別の質問をするが、それがむしろ浜崎を不機嫌にさせてしまう。
「それが分からんのだ………インベルド王国などの国が使っているキングバードと比べ物にならない強さがあるらしいのだが、具体的な性能が全く把握できていない。ぐむむ………」
なんだか怒り始めた浜崎を見て、佐藤と白石はさっさと退散することにしたのだろう。
「まあまあ。………ともかく、話としては分かりました。護衛艦隊群を動かしておきましょう。私はこれで」
「空自の方でも準備はしておこう、では話は終わりだ!」
そう言うや否や、二人はあっという間に部屋から出て行ってしまった。
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