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40話 新内閣は亜草派内閣
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神奈川県の平塚市内に大豪邸が建っている。その一室で、川野太郎はテレビを見ていた。
『広報本部長を川野太郎さんにお願いいたしました。彼には、私の発信力の弱さと言う弱点を補っていただいて、二人三脚で選挙などで………』
ピッ。
岸川の喋る姿が映っていた画面が、真っ暗になる。
「何が二人三脚だッ!ふざけるなよ!」
そう言うと、川野はコントローラーを壁へ投げつけた。そんな彼の顔は憤怒で赤く染まっており、冷静さを欠いていた。
「あまりにおかしい!なぜ亜草さんが岸川を応援したのだ!?」
川野は、亜草は自身が亜草派であるために総裁選を支援してくれるものと思っていた。だが実際にはそうでなかったのだ。川野が総裁選で岸川に敗北した一番の理由はそれだろう。
(それに、大臣にすらなれないとは!いくらなんでも冷遇にも程がある!)
総裁選に敗れた川野に、更なる追い打ちが来る。大臣から外され、広報本部長というなんの実権も持たない役職へ変更されると言うのだ。これは事実上の左遷であった。
(にしても、あんな奴らがこの私を差し置いて大臣になるとは………)
改めて内閣のメンバーを思い出す。岸川内閣の大臣クラスは大半が亜草派か、岸川の昔からの側近で占められていたはずだ。
(大人しくしていれば、私も亜草派の一人として大臣のままで居れたわけか………機を見誤ったな)
川野以外にも、今回の新内閣になって勢力を弱めた者は多い。その一方で、亜草はより権力を強めていた。
『広報本部長を川野太郎さんにお願いいたしました。彼には、私の発信力の弱さと言う弱点を補っていただいて、二人三脚で選挙などで………』
ピッ。
岸川の喋る姿が映っていた画面が、真っ暗になる。
「何が二人三脚だッ!ふざけるなよ!」
そう言うと、川野はコントローラーを壁へ投げつけた。そんな彼の顔は憤怒で赤く染まっており、冷静さを欠いていた。
「あまりにおかしい!なぜ亜草さんが岸川を応援したのだ!?」
川野は、亜草は自身が亜草派であるために総裁選を支援してくれるものと思っていた。だが実際にはそうでなかったのだ。川野が総裁選で岸川に敗北した一番の理由はそれだろう。
(それに、大臣にすらなれないとは!いくらなんでも冷遇にも程がある!)
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