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【資料集】※小説本編や番外編ではありません
詳細年表【公女が死ぬまで】(〜660年稔季上月)
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執筆中からちまちま書き溜めていた年表をきちんとまとめましたので、公開します。だいたい書き込めたと思うんだけどだいぶ長いです(爆)。
とりあえず本編と同じく【公女が死ぬまで】【公女が死んだあと】【王女アナスタシア】の3つに分けています。それぞれ約6000字、約3000字、約4000字ありますので覚悟してください(爆)。
読む読まないは読者さま各位にお任せします。が、本編に落とし込めなかった情報もそれなりに入っていたりするので……(おい)。
とりあえず本日は【公女が死ぬまで】。オフィーリアの自害までの詳細年表です。
残りは明日以降で。
ー ー ー ー ー ー ー ー ー
【時系列:フェル暦】
618年
〖アカエイア王国〗
・アーギス王家に王子アリストデーモス誕生。
619年
620年
621年
622年
623年
〖マケダニア王国〗
・カストリア公爵イーアペトス(28)の兄の末子アカーテスが誕生。
624年
〖マケダニア王国〗
・カストリア公爵家に長女アレサ誕生。
625年
〖マケダニア王国〗
・エリメイア伯爵家に三男アノエートス誕生。
・リンヒニ子爵家に長女キオネー誕生。
626年
627年
〖マケダニア王国〗
・リンヒニ子爵家に次女メーストラー誕生。
・ヘーラクレイオス王家に長男バシレイオス誕生。
〖テッサリア王国〗
・アキレシオス公爵家に長女エカテリーニ誕生。
628年
〖マケダニア王国〗
・オリニ子爵家庶子としてアーテーが誕生。
・後の近衛騎士隊長、イスキュス誕生。
629年
〖マケダニア王国〗
・ヘーラクレイオス王家に次男ゲンナディオス誕生。
630年
631年
〖アカエイア王国〗
・某伯爵家長女イオレイア誕生。
632年
633年
〖マケダニア王国〗
花季下月
・エカテリーニ(6)、バシレイオス(6)の婚約者に内定。エカテリーニはマケダニア王宮で生活を始める。
634年
〖マケダニア王国〗
・エリメイア伯爵家に四男誕生。
〖アカエイア王国〗
・某伯爵家次女へスペレイア誕生。イオレイアの妹。
635年
636年
〖アカエイア王国〗
・アリストデーモス王子(18)が婚姻し、同時に立太子される。
637年
〖マケダニア王国〗
花季下月
・カストリア公女アレサ(13)、ミエザ学習院に入院。
・バシレイオス王子(10)とアキレシオス公女エカテリーニ(10)が正式に婚約。
638年
〖マケダニア王国〗
花季下月
・アノエートス(13)、アーテー(13)、ミエザ学習院に入院。
〖アカエイア王国〗
・アリストデーモス王太子(20)の長男ニケフォロスが誕生。
〖テッサリア王国〗
・某伯爵家五女アレーテイア誕生。
639年
640年
〖マケダニア王国〗
花季上月
・アレサ(16)、ミエザ学習院を卒院。
花季下月
バシレイオス(13)、エカテリーニ(13)、ミエザ学習院に入院。
雨季上月
・リンヒニ子爵家が没落し、長女キオネー(15)がミエザ学習院を中退。
雨季下月
・キオネー、カストリア家に奉公する。
・アポロニア侯爵家にクリューセース誕生。
〖アカエイア王国〗
・エウリュポン公爵家にオイノエー誕生。
641年
花季上月
・アノエートス(16)、ミエザ学習院を卒院。
花季下月
・アーテー(13)、ミエザ学習院に入院。
・メーストラー(14)、姉の紹介でカストリア家に奉公する。
642年
〖マケダニア王国〗
花季上月
・バシレイオス王子(15)が成人したことを受けて立太子される。
・サロニカ公爵家次男誕生。
※公女編の嫡男の弟で後に家督を継いでサロニカ伯爵となる人物。
・クリストポリ侯爵家嫡男ヨルゴス誕生。
643年
〖マケダニア王国〗
花季上月
・王太子バシレイオス(16)、卒院記念パーティーで婚約者エカテリーニ(16)に婚約破棄を通告し、代わってオリニ子爵家令嬢アーテー(15)と婚約すると宣言。エカテリーニの反撃に遭い撃沈。
雨季下月
・エカテリーニが婚約継続を強く希望したことで、バシレイオスとエカテリーニの婚約継続が正式決定しバシレイオスは王太子位に残留。バシレイオスの浮気相手アーテー(15)の処刑が決定するも妊娠が発覚。出産まで王宮北端の離宮に軟禁される。
・オリニ子爵家が取り潰しになる。
暑季中月
・カストリア公女アレサ(19)、父イーアペトス(48)と次兄(25)を追放して自ら襲爵。ヘーラクレイオス王家にも通告してこれを認めさせる。
暑季下月
・カストリア女公爵アレサ、市井で隠れ住んでいた従兄アカーテス(20)を見つけ出し、密かに侍従(執事見習い)として採用。
寒季中月
・アーテーが北離宮でカリトンを出産。王子(跡継ぎ候補)を産んだことで死一等を減ぜられて生涯幽閉処分となる。
〖アカエイア王国〗
花季下月
・アリストデーモス王太子(25)がアカエイア国王に即位。同時にイリシャ連邦王太子となる。
644年
〖マケダニア王国〗
花季上月
・王太子バシレイオス(17)とエカテリーニ(17)が正式に婚姻。
花季下月
・カストリア女公爵アレサ(20)、エリメイア伯爵家から三男アノエートス(19)を婿に迎える。
暑季下月
・キオネー(19)とメーストラー(17)、アノエートス付きになる。
・アルモプス伯爵家令嬢ペルーサ誕生。
645年
〖マケダニア王国〗
雨季上月
・アレサ(21)の妊娠が発覚。これ以後夜伽がなくなりアノエートス(20)は欲求を溜め込むようになる。
暑季中月
・王太子バシレイオス(18)と妃エカテリーニ(18)の間に第二王子ボアネルジェスが誕生。
稔季上月
・アノエートス、アレサの妊娠以後に夜伽がなくなったことに我慢しきれなくなり、自分付きの使用人キオネー(20)に手を付ける。
寒季上月
【女公爵アレサ(21)と夫アノエートス(20)との間に長女オフィーリアが誕生】
寒季中月
・アノエートス、オフィーリアの誕生後も夜伽に呼ばれないことに不満を募らせ、使用人メーストラー(18)にも手を付ける。
※メーストラーは姉キオネーに命じられるまま避妊魔術を使用。そのため妊娠はせず。
※オフィーリアの誕生後約1年してアレサとの閨は復活したものの、次の子ができないまま数年で再び途絶える。
・クリストポリ侯爵家次男デメトリオス誕生。ヨルゴスの弟で後のクリストポリ侯爵。
646年
〖マケダニア王国〗
花季下月
・アノエートス付きの使用人、キオネー(21)の妊娠が発覚して暇を出される。
暑季上月
・娼婦の子としてマリッサが誕生。
稔季上月
・キオネーの娘テルマが誕生。
※アノエートスは自分に与えられた予算からキオネーに住処を用意してやり囲っていた。その後も時々通っており、テルマにも父親と認識されている。
647年
〖マケダニア王国〗
花季上月
・バシレイオス王太子(20)、正式にマケダニア王位並びにヘーラクレイオス王爵家の家督を継承。王妃はエカテリーニ(20)、カリトン(4)が第一王子、ボアネルジェス(2)が第二王子となる。
※これ以後バシレイオスが北離宮を訪れなくなる。
〖アカエイア王国〗
・伯爵家令嬢イオレイア(16)がムーセイオン学習院を首席で卒院。アカエイア王宮の侍女試験にも合格し採用される。
648年
〖マケダニア王国〗
雨季
・第一王子カリトンの生母アーテー(20)が公式発表のないままバシレイオス王(21)の側妃に召し上げられる。これにより処刑が撤回され、以後北離宮に事実上の生涯幽閉措置となる。第一王子カリトン(5)も北離宮に隔離。
※バシレイオスを求め、王妃にする約束の履行を求めるアーテーに王宮使用人たちも手を焼き、彼女の部屋の扉が鉄製に交換されるなどする。
暑季下月
・カストリア家で執事長アカーテス(25)が家令に昇進。この人事を知った前公爵イーアペトス(53)が怒鳴り込んでくるも、イーアペトスの隠居予算を倍増することで丸め込む。
※この時の祖父の剣幕がトラウマになりオフィーリア(当時3歳)は祖父が怖い。
649年
〖マケダニア王国〗
花季上月
・オフィーリア(4)、令嬢教育(初等教育)開始。
※初等教育は一般的には6歳から。
650年
〖マケダニア王国〗
花季下月
・ヴェロイア侯爵(55)が宰相に就任。
〖アカエイア王国〗
・伯爵家令嬢へスペレイア(16)がムーセイオン学習院を卒院。マケダニア王宮の侍女採用試験に合格しマケダニア入りする。
651年
〖アカエイア王国〗
花季下月
・ニケフォロス王子(13)が賢者の学院“力の塔”へ合格し入塔。
652年
〖マケダニア王国〗
花季下月
・オフィーリア(7)、ボアネルジェス(7)の婚約者候補筆頭になる。婚約者候補の令嬢たちに王子妃教育(初等)が先行開始される。
・オフィーリア、先行王子妃教育のため王宮に通ううち、第一王子カリトン(9)の存在を知る。
〖アカエイア王国〗
・伯爵家令嬢ディーア誕生。後のアナスタシア付き侍女。
653年
〖マケダニア王国〗
・マケダニア王宮侍女へスペレイア(19)、北離宮の侍女頭に昇進。第一王子カリトン(10)と出会う。
※実際はアカエイア王国アーギス王家の遠縁であることが発覚したためのいわれなき左遷。王宮内の政争に敗れたとも言う。
・ヴェロイア侯爵家に長男誕生。クセノフォンの長兄。
※父は宰相を務めた老ヴェロイア侯爵の末子。
〖トゥラケリア王国〗
・子爵家令嬢エリッサ誕生。後のアナスタシア付き侍女。
654年
〖マケダニア王国〗
・オフィーリア(9)、マケダニア王宮の書庫で第一王子カリトン(11)とたびたび同席し親しくなる。
〖アカエイア王国〗
花季上月
・ニケフォロス王子(16)が賢者の学院“力の塔”を卒塔(席次なし)。アカエイア王国に帰国。
※席次公表は上位20席まで。本人には卒業成績は伝えられる。
〖テッサリア王国〗
花季上月
・伯爵家令嬢アレーテイア(16)がテッサリアの首都アーテ二にあるアカデメイア学習院を卒院。マケダニア王国の王宮文官試験に合格しマケダニアに移り住む。
655年
〖マケダニア王国〗
花季上月
・オフィーリア(10)、母アレサ(31)の意向により(内密に)カストリア家の後継教育開始。
※後継教育は通常15~18歳で受けるもの。
暑季中月
・マリッサ(9)、ペラ男爵家に迎えられる。
稔季上月
・オフィーリア、第二王子ボアネルジェス(10)の婚約者に内定。
656年
〖マケダニア王国〗
花季上月
・オフィーリア(11)、第二王子ボアネルジェス(11)の婚約者に正式決定。
・ヴェロイア侯爵家に長女誕生。クセノフォンの姉。
〖アカエイア王国〗
・ニケフォロス王子(18)が立太子。同時にエウリュポン公女オイノエー(16)を妃に迎える。
657年
〖マケダニア王国〗
稔季下月
・カストリア女公爵アレサが死去(享年33)。嫡女オフィーリア(12)が正式に次期女公爵となるも未成年のため父アノエートス(32)が代理公爵に任命される。
・オフィーリアが領政執務代理の代行を父アノエートスに命じられる。
寒季上月
・ヴァシリキ(32)とテルマ(11)がカストリア家に乗り込む。
寒季中月
・カストリア家の使用人メーストラー(30)が失踪。
※この頃からオフィーリアに対して父アノエートス、義母ヴァシリキからのいじめが顕在化。対処すると申し出た家令アカーテス(34)に対して、母亡きあと父に愛されたかったオフィーリアが表沙汰にしないよう懇願。そのためアノエートスらの横暴が邸内でまかり通るようになる。
〖アカエイア王国〗
・王太子ニケフォロス(19)に第一王子ヒュアキントスが誕生。
658年
〖マケダニア王国〗
花季上月
・オフィーリア(13)、ミエザ学習院に首席合格。なおボアネルジェス(13)は第10席(公式発表による)。
・勇者ユーリ(22)率いるパーティ“輝ける虹の風”が東方世界にて魔王“蛇王”の再封印を果たして西方世界に凱旋。遠征時は全く話題にならなかったが帰還時にはマケダニア王国でも王宮に招待し晩餐会を開いた。
※そのことを唯一の王子として出席したボアネルジェスから散々自慢されて、オフィーリアが珍しく悔しがった。なお彼女は母アレサの喪中のため出席を辞退。
花季下月
・ボアネルジェス、入院直後に学生会長に立候補。選挙時期ではなかったがこれを受けて現任会長(三回生)が自主退任、ボアネルジェスが無投票選任され会長となる。本来の学生会長は副会長へ。
雨季上月
・学生会副会長が本来の任期を終えて退任。ボアネルジェスが代わりにオフィーリアを学生会長代理に指名し会長業務の代行をさせるようになる。
暑季
・王弟ゲンナディオス(29)とビリスティチェ(22)が婚姻。ビリスティチェが王子妃として認められず、ゲンナディオスは臣籍降下してハラストラ公爵家を興す。
※ビリスティチェが王族入りを認められなかったのは高級娼婦であるという疑惑があったため。
稔季
※この頃から約1年の間に、オフィーリアは王宮庭園の隅のベンチでカリトン(15)と数回顔を合わせ、会えない間もベンチの座面を使って密かに文通していた。
・ヴェロイア侯爵家次男誕生。クセノフォンの次兄。
・後の近衛騎士ヒエラクス誕生。
659年
〖マケダニア王国〗
花季下月
・マリッサ(13)、ミエザ学習院へ入院。
・テルマ(13)、ミエザ学習院への受験を却下される。
・ハラストラ公爵ゲンナディオスの嫡男クラトス誕生。
雨季下月
・アポロニア侯爵家長女リパラー誕生。フィラムモーンの姉。
〖アカエイア王国〗
・侯爵家令嬢ゴルゴー誕生。後のヒュアキントスの妃。
660年
〖マケダニア王国〗
花季上月
・オフィーリア(15)、ボアネルジェス(15)が成人。ボアネルジェスは公務に携わりたいと自ら願い出て王子公務を開始。
花季下月
・ボアネルジェス、王子公務の大半をオフィーリアにやらせるようになる。オフィーリアは自分専用執務室の設置を願い出て認められる。
※これ以後、オフィーリアは王宮庭園隅のベンチに行けなくなる。
雨季上月
・テルマ(14)、1年と1ヶ月遅れでミエザ学習院への受験を認められ、合格し入院。
※書類上は正式な入院だが形式上は編入扱い。
雨季下月
暑季上月
・暑季はじめ(シーズン終わり)の大夜会開催。アポロニア侯爵家が嫡男クリューセース(20)への代替わりを表明。
暑季中月
暑季下月
稔季上月
・社交シーズン始まりの大夜会で第二王子ボアネルジェスがオフィーリアに対して婚約破棄と入牢を言い渡す。
【カストリア公女オフィーリア、その夜のうちに獄中で“継承の証”を用いて自害】
とりあえず本編と同じく【公女が死ぬまで】【公女が死んだあと】【王女アナスタシア】の3つに分けています。それぞれ約6000字、約3000字、約4000字ありますので覚悟してください(爆)。
読む読まないは読者さま各位にお任せします。が、本編に落とし込めなかった情報もそれなりに入っていたりするので……(おい)。
とりあえず本日は【公女が死ぬまで】。オフィーリアの自害までの詳細年表です。
残りは明日以降で。
ー ー ー ー ー ー ー ー ー
【時系列:フェル暦】
618年
〖アカエイア王国〗
・アーギス王家に王子アリストデーモス誕生。
619年
620年
621年
622年
623年
〖マケダニア王国〗
・カストリア公爵イーアペトス(28)の兄の末子アカーテスが誕生。
624年
〖マケダニア王国〗
・カストリア公爵家に長女アレサ誕生。
625年
〖マケダニア王国〗
・エリメイア伯爵家に三男アノエートス誕生。
・リンヒニ子爵家に長女キオネー誕生。
626年
627年
〖マケダニア王国〗
・リンヒニ子爵家に次女メーストラー誕生。
・ヘーラクレイオス王家に長男バシレイオス誕生。
〖テッサリア王国〗
・アキレシオス公爵家に長女エカテリーニ誕生。
628年
〖マケダニア王国〗
・オリニ子爵家庶子としてアーテーが誕生。
・後の近衛騎士隊長、イスキュス誕生。
629年
〖マケダニア王国〗
・ヘーラクレイオス王家に次男ゲンナディオス誕生。
630年
631年
〖アカエイア王国〗
・某伯爵家長女イオレイア誕生。
632年
633年
〖マケダニア王国〗
花季下月
・エカテリーニ(6)、バシレイオス(6)の婚約者に内定。エカテリーニはマケダニア王宮で生活を始める。
634年
〖マケダニア王国〗
・エリメイア伯爵家に四男誕生。
〖アカエイア王国〗
・某伯爵家次女へスペレイア誕生。イオレイアの妹。
635年
636年
〖アカエイア王国〗
・アリストデーモス王子(18)が婚姻し、同時に立太子される。
637年
〖マケダニア王国〗
花季下月
・カストリア公女アレサ(13)、ミエザ学習院に入院。
・バシレイオス王子(10)とアキレシオス公女エカテリーニ(10)が正式に婚約。
638年
〖マケダニア王国〗
花季下月
・アノエートス(13)、アーテー(13)、ミエザ学習院に入院。
〖アカエイア王国〗
・アリストデーモス王太子(20)の長男ニケフォロスが誕生。
〖テッサリア王国〗
・某伯爵家五女アレーテイア誕生。
639年
640年
〖マケダニア王国〗
花季上月
・アレサ(16)、ミエザ学習院を卒院。
花季下月
バシレイオス(13)、エカテリーニ(13)、ミエザ学習院に入院。
雨季上月
・リンヒニ子爵家が没落し、長女キオネー(15)がミエザ学習院を中退。
雨季下月
・キオネー、カストリア家に奉公する。
・アポロニア侯爵家にクリューセース誕生。
〖アカエイア王国〗
・エウリュポン公爵家にオイノエー誕生。
641年
花季上月
・アノエートス(16)、ミエザ学習院を卒院。
花季下月
・アーテー(13)、ミエザ学習院に入院。
・メーストラー(14)、姉の紹介でカストリア家に奉公する。
642年
〖マケダニア王国〗
花季上月
・バシレイオス王子(15)が成人したことを受けて立太子される。
・サロニカ公爵家次男誕生。
※公女編の嫡男の弟で後に家督を継いでサロニカ伯爵となる人物。
・クリストポリ侯爵家嫡男ヨルゴス誕生。
643年
〖マケダニア王国〗
花季上月
・王太子バシレイオス(16)、卒院記念パーティーで婚約者エカテリーニ(16)に婚約破棄を通告し、代わってオリニ子爵家令嬢アーテー(15)と婚約すると宣言。エカテリーニの反撃に遭い撃沈。
雨季下月
・エカテリーニが婚約継続を強く希望したことで、バシレイオスとエカテリーニの婚約継続が正式決定しバシレイオスは王太子位に残留。バシレイオスの浮気相手アーテー(15)の処刑が決定するも妊娠が発覚。出産まで王宮北端の離宮に軟禁される。
・オリニ子爵家が取り潰しになる。
暑季中月
・カストリア公女アレサ(19)、父イーアペトス(48)と次兄(25)を追放して自ら襲爵。ヘーラクレイオス王家にも通告してこれを認めさせる。
暑季下月
・カストリア女公爵アレサ、市井で隠れ住んでいた従兄アカーテス(20)を見つけ出し、密かに侍従(執事見習い)として採用。
寒季中月
・アーテーが北離宮でカリトンを出産。王子(跡継ぎ候補)を産んだことで死一等を減ぜられて生涯幽閉処分となる。
〖アカエイア王国〗
花季下月
・アリストデーモス王太子(25)がアカエイア国王に即位。同時にイリシャ連邦王太子となる。
644年
〖マケダニア王国〗
花季上月
・王太子バシレイオス(17)とエカテリーニ(17)が正式に婚姻。
花季下月
・カストリア女公爵アレサ(20)、エリメイア伯爵家から三男アノエートス(19)を婿に迎える。
暑季下月
・キオネー(19)とメーストラー(17)、アノエートス付きになる。
・アルモプス伯爵家令嬢ペルーサ誕生。
645年
〖マケダニア王国〗
雨季上月
・アレサ(21)の妊娠が発覚。これ以後夜伽がなくなりアノエートス(20)は欲求を溜め込むようになる。
暑季中月
・王太子バシレイオス(18)と妃エカテリーニ(18)の間に第二王子ボアネルジェスが誕生。
稔季上月
・アノエートス、アレサの妊娠以後に夜伽がなくなったことに我慢しきれなくなり、自分付きの使用人キオネー(20)に手を付ける。
寒季上月
【女公爵アレサ(21)と夫アノエートス(20)との間に長女オフィーリアが誕生】
寒季中月
・アノエートス、オフィーリアの誕生後も夜伽に呼ばれないことに不満を募らせ、使用人メーストラー(18)にも手を付ける。
※メーストラーは姉キオネーに命じられるまま避妊魔術を使用。そのため妊娠はせず。
※オフィーリアの誕生後約1年してアレサとの閨は復活したものの、次の子ができないまま数年で再び途絶える。
・クリストポリ侯爵家次男デメトリオス誕生。ヨルゴスの弟で後のクリストポリ侯爵。
646年
〖マケダニア王国〗
花季下月
・アノエートス付きの使用人、キオネー(21)の妊娠が発覚して暇を出される。
暑季上月
・娼婦の子としてマリッサが誕生。
稔季上月
・キオネーの娘テルマが誕生。
※アノエートスは自分に与えられた予算からキオネーに住処を用意してやり囲っていた。その後も時々通っており、テルマにも父親と認識されている。
647年
〖マケダニア王国〗
花季上月
・バシレイオス王太子(20)、正式にマケダニア王位並びにヘーラクレイオス王爵家の家督を継承。王妃はエカテリーニ(20)、カリトン(4)が第一王子、ボアネルジェス(2)が第二王子となる。
※これ以後バシレイオスが北離宮を訪れなくなる。
〖アカエイア王国〗
・伯爵家令嬢イオレイア(16)がムーセイオン学習院を首席で卒院。アカエイア王宮の侍女試験にも合格し採用される。
648年
〖マケダニア王国〗
雨季
・第一王子カリトンの生母アーテー(20)が公式発表のないままバシレイオス王(21)の側妃に召し上げられる。これにより処刑が撤回され、以後北離宮に事実上の生涯幽閉措置となる。第一王子カリトン(5)も北離宮に隔離。
※バシレイオスを求め、王妃にする約束の履行を求めるアーテーに王宮使用人たちも手を焼き、彼女の部屋の扉が鉄製に交換されるなどする。
暑季下月
・カストリア家で執事長アカーテス(25)が家令に昇進。この人事を知った前公爵イーアペトス(53)が怒鳴り込んでくるも、イーアペトスの隠居予算を倍増することで丸め込む。
※この時の祖父の剣幕がトラウマになりオフィーリア(当時3歳)は祖父が怖い。
649年
〖マケダニア王国〗
花季上月
・オフィーリア(4)、令嬢教育(初等教育)開始。
※初等教育は一般的には6歳から。
650年
〖マケダニア王国〗
花季下月
・ヴェロイア侯爵(55)が宰相に就任。
〖アカエイア王国〗
・伯爵家令嬢へスペレイア(16)がムーセイオン学習院を卒院。マケダニア王宮の侍女採用試験に合格しマケダニア入りする。
651年
〖アカエイア王国〗
花季下月
・ニケフォロス王子(13)が賢者の学院“力の塔”へ合格し入塔。
652年
〖マケダニア王国〗
花季下月
・オフィーリア(7)、ボアネルジェス(7)の婚約者候補筆頭になる。婚約者候補の令嬢たちに王子妃教育(初等)が先行開始される。
・オフィーリア、先行王子妃教育のため王宮に通ううち、第一王子カリトン(9)の存在を知る。
〖アカエイア王国〗
・伯爵家令嬢ディーア誕生。後のアナスタシア付き侍女。
653年
〖マケダニア王国〗
・マケダニア王宮侍女へスペレイア(19)、北離宮の侍女頭に昇進。第一王子カリトン(10)と出会う。
※実際はアカエイア王国アーギス王家の遠縁であることが発覚したためのいわれなき左遷。王宮内の政争に敗れたとも言う。
・ヴェロイア侯爵家に長男誕生。クセノフォンの長兄。
※父は宰相を務めた老ヴェロイア侯爵の末子。
〖トゥラケリア王国〗
・子爵家令嬢エリッサ誕生。後のアナスタシア付き侍女。
654年
〖マケダニア王国〗
・オフィーリア(9)、マケダニア王宮の書庫で第一王子カリトン(11)とたびたび同席し親しくなる。
〖アカエイア王国〗
花季上月
・ニケフォロス王子(16)が賢者の学院“力の塔”を卒塔(席次なし)。アカエイア王国に帰国。
※席次公表は上位20席まで。本人には卒業成績は伝えられる。
〖テッサリア王国〗
花季上月
・伯爵家令嬢アレーテイア(16)がテッサリアの首都アーテ二にあるアカデメイア学習院を卒院。マケダニア王国の王宮文官試験に合格しマケダニアに移り住む。
655年
〖マケダニア王国〗
花季上月
・オフィーリア(10)、母アレサ(31)の意向により(内密に)カストリア家の後継教育開始。
※後継教育は通常15~18歳で受けるもの。
暑季中月
・マリッサ(9)、ペラ男爵家に迎えられる。
稔季上月
・オフィーリア、第二王子ボアネルジェス(10)の婚約者に内定。
656年
〖マケダニア王国〗
花季上月
・オフィーリア(11)、第二王子ボアネルジェス(11)の婚約者に正式決定。
・ヴェロイア侯爵家に長女誕生。クセノフォンの姉。
〖アカエイア王国〗
・ニケフォロス王子(18)が立太子。同時にエウリュポン公女オイノエー(16)を妃に迎える。
657年
〖マケダニア王国〗
稔季下月
・カストリア女公爵アレサが死去(享年33)。嫡女オフィーリア(12)が正式に次期女公爵となるも未成年のため父アノエートス(32)が代理公爵に任命される。
・オフィーリアが領政執務代理の代行を父アノエートスに命じられる。
寒季上月
・ヴァシリキ(32)とテルマ(11)がカストリア家に乗り込む。
寒季中月
・カストリア家の使用人メーストラー(30)が失踪。
※この頃からオフィーリアに対して父アノエートス、義母ヴァシリキからのいじめが顕在化。対処すると申し出た家令アカーテス(34)に対して、母亡きあと父に愛されたかったオフィーリアが表沙汰にしないよう懇願。そのためアノエートスらの横暴が邸内でまかり通るようになる。
〖アカエイア王国〗
・王太子ニケフォロス(19)に第一王子ヒュアキントスが誕生。
658年
〖マケダニア王国〗
花季上月
・オフィーリア(13)、ミエザ学習院に首席合格。なおボアネルジェス(13)は第10席(公式発表による)。
・勇者ユーリ(22)率いるパーティ“輝ける虹の風”が東方世界にて魔王“蛇王”の再封印を果たして西方世界に凱旋。遠征時は全く話題にならなかったが帰還時にはマケダニア王国でも王宮に招待し晩餐会を開いた。
※そのことを唯一の王子として出席したボアネルジェスから散々自慢されて、オフィーリアが珍しく悔しがった。なお彼女は母アレサの喪中のため出席を辞退。
花季下月
・ボアネルジェス、入院直後に学生会長に立候補。選挙時期ではなかったがこれを受けて現任会長(三回生)が自主退任、ボアネルジェスが無投票選任され会長となる。本来の学生会長は副会長へ。
雨季上月
・学生会副会長が本来の任期を終えて退任。ボアネルジェスが代わりにオフィーリアを学生会長代理に指名し会長業務の代行をさせるようになる。
暑季
・王弟ゲンナディオス(29)とビリスティチェ(22)が婚姻。ビリスティチェが王子妃として認められず、ゲンナディオスは臣籍降下してハラストラ公爵家を興す。
※ビリスティチェが王族入りを認められなかったのは高級娼婦であるという疑惑があったため。
稔季
※この頃から約1年の間に、オフィーリアは王宮庭園の隅のベンチでカリトン(15)と数回顔を合わせ、会えない間もベンチの座面を使って密かに文通していた。
・ヴェロイア侯爵家次男誕生。クセノフォンの次兄。
・後の近衛騎士ヒエラクス誕生。
659年
〖マケダニア王国〗
花季下月
・マリッサ(13)、ミエザ学習院へ入院。
・テルマ(13)、ミエザ学習院への受験を却下される。
・ハラストラ公爵ゲンナディオスの嫡男クラトス誕生。
雨季下月
・アポロニア侯爵家長女リパラー誕生。フィラムモーンの姉。
〖アカエイア王国〗
・侯爵家令嬢ゴルゴー誕生。後のヒュアキントスの妃。
660年
〖マケダニア王国〗
花季上月
・オフィーリア(15)、ボアネルジェス(15)が成人。ボアネルジェスは公務に携わりたいと自ら願い出て王子公務を開始。
花季下月
・ボアネルジェス、王子公務の大半をオフィーリアにやらせるようになる。オフィーリアは自分専用執務室の設置を願い出て認められる。
※これ以後、オフィーリアは王宮庭園隅のベンチに行けなくなる。
雨季上月
・テルマ(14)、1年と1ヶ月遅れでミエザ学習院への受験を認められ、合格し入院。
※書類上は正式な入院だが形式上は編入扱い。
雨季下月
暑季上月
・暑季はじめ(シーズン終わり)の大夜会開催。アポロニア侯爵家が嫡男クリューセース(20)への代替わりを表明。
暑季中月
暑季下月
稔季上月
・社交シーズン始まりの大夜会で第二王子ボアネルジェスがオフィーリアに対して婚約破棄と入牢を言い渡す。
【カストリア公女オフィーリア、その夜のうちに獄中で“継承の証”を用いて自害】
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