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【運命の選択】
エピローグ:王妃アナスタシアの幸せな結婚
しおりを挟むあっという間に季節は移ろうものである。
そして稔季は、祭りが多い。
稔季における祭りと言えば、西方世界においては収穫祭と寒越祭が有名だ。
稔季上月の下週に行われるのが収穫祭。暑季を過ぎ稔季に入れば、穀物は実り山の木々はたわわな果実を実らせる。人々はそうした“稔り”を収穫し、続く寒季に備えて食物を蓄え、稔りをもたらしてくれた神々に感謝の祈りを捧げる。古来から変わらぬ営みである。
そして収穫祭が終われば、寒く厳しい寒季を越すために、前年に収穫し蓄えておいた食物の残りを盛大に消費して使い切らねばならない。それが寒越祭で、一般的には稔季下月の下週に行われる。
寒季を越すために食物は少しでも多く蓄えるべきという意味では矛盾しているようにも思えるが、古い食材はそういつまでも保存しておけるものでもないため、腐らせて駄目にするよりは、まだ食べられるうちに盛大に消費してしまった方がいいのだ。その方が厳しい寒さを乗り越えるためのモチベーションにも繋がる、というわけだ。
そうして季節は3ヶ月間の寒季に入るわけだが、その寒季上月の下週にまたしても祭りが行われる。それが“星誕祭”で、陰神と星の誕生を祝う祭りとなる。
西方世界においては、「日」とは慣例的に陽神が天にある間のことを指す。陽神が地平に姿を隠したあとは「夜」であり、「日」には含めない。何故なら夜は闇の眷属と瘴気の支配下にあるからだ。
まあ文明が発達してきた昨今においては、夜でも主に都市部において人の営みは盛んであり、夜間を好む黄加護の思索の神なども存在するため、夜が闇の支配下にあるという考え方は薄れてきている。そのため夜間に行われる星誕祭の在り方も、また変わってきているのが実状である。
星誕祭は本来、“陽誕祭”と対をなす祭りである。陽神の活動がもっとも活発になる、つまり1年のうちで「日」がもっとも長くなる時期の祭りが陽誕祭であり、その逆に「日」がもっとも短くなる、つまり「夜」がもっとも長くなる時期に行われるのが星誕祭なのだ。
人々は星誕祭の夜には家族とともに家に籠り、星空を眺めて闇夜を照らし魔を退ける陰神に感謝しつつ、ご馳走を食べてささやかに祝う。それが本来の星誕祭である。
だがフェル暦681年の星誕祭の夜は、マケダニア王国にとって特別な夜となった。
その日、国王カリトン・レ・アンドロス・ヘーラクレイオスとその婚約者であるアナスタシア・ル・ギュナイコス・アーギスの婚姻式が、盛大に執り行なわれたからである。
通常、婚姻式というものは花季から雨季に集中することが多い。婚姻と女性の幸せを司る古の主母神の祝祭が花季にあり、主母神は花の女神と雨の女神を伴って人間の女たちを祝福するためだ。
だというのに、寒季に入ったばかりの星誕祭をなぜわざわざ婚姻式の日取りとして決めたのかと言えば、その日が新婦アナスタシアの誕生日だったからである。
西方世界ではこれも古来よりの慣例として、年が明けて花季になった時点で人間の年齢は一律に加算される。
古来、それこそイリシャ連邦の主要民族であるへレーン人の都市国家群が世界の中心だった時代は、個人の誕生を個別に記録する習慣がなく、年齢は単に生まれた年から数えることで表されていた。その名残で、庶民であっても個人の誕生日が正確に記録されるようになった現代でも、年齢は一律加算なのだ。
だがそうとはいえ、現代では個人の生まれた日は個別に把握され、当日には家族、友人、恋人などが本人の生誕を喜び祝い宴を催すのが一般的である。宴の規模こそ生まれによって差があれど、正確に判明してさえいればそれは孤児であろうとも祝われるし祝われるべきなのだ。
だから、アナスタシアの挙式は彼女の誕生日なのである。それが本人の希望であり、新郎であるカリトンの希望でもあったのだから。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
カリトンとアナスタシアの婚姻は、古式に則った厳粛で華やかな式になった。
会場はマケダニア王宮の大広間、“栄光の間”である。カリトンにとってもアナスタシアにとっても色々と因縁のある場所であるが、そのぶん思い入れも深い。そしてこの広間はマケダニア王国三千年の栄光を全て詰め込んだ、特別な場所でもあるのだ。
その栄光の間の最奥、夜会などでは王族専用の壇の設えられる場所には祭壇が組まれ、イリシャ古来の神話における主神たる雷神と、その妻である主母神の肖像が大きく掲げられている。
主神はヘーラクレイオス家の直接の祖先である大英雄ヘーラクレイスの父であり、主母神は女性の結婚と幸福を守護する女神であり、ヘーラクレイスに名を与えた神でもある。この二柱の神が、ヘーラクレイオス家とアーギス家、双方の守護神である。
というのもヘーラクレイオス家とアーギス家は、ともに大英雄ヘーラクレイスを直接の祖先とする同祖の同族なのだ。ヘレーネス十二王家のうち、この両家とアカエイア王国エウリュポン公爵家を合わせた三家が大英雄ヘーラクレイスの子孫を称している。まあ、あくまでも神話上の話ではあるが。
栄光の間の入り口である大扉が、静かにそしてゆっくりと開く。この10日間、婚姻準備のために元実家であるカストリア侯爵家の王都公邸に籠っていた新婦が、ようやく新郎の元に姿を現した。
先導するのはアカエイア王妃オイノエーと、アカエイア王太子妃つまり王太子ヒュアキントスの妃であるゴルゴーの両名。新婦の後ろには長いヴェールを捧げ持つ花嫁付添人たち、具体的には新婦のもっとも親しい友人たちであるカストリア侯女ソニア、クリストポリ侯爵家令嬢クロエー、クリストポリ家縁戚のオルトシアーだ。
そして花嫁付添人のさらに後ろから、新婦の長姉クレウーサと次姉ディミトラ、カストリア侯爵夫人アレーテイアの3名が付き添う。彼女たちはそれぞれ手に持った籠から、居並ぶ参列者に向けて白米を振りまいている。
新婦をエスコートするのは父親役の王太子ヒュアキントス、とともにカストリア侯爵アカーテスの姿もある。新婦はふたりに挟まれる形で両手を取られ、静々と歩みを進める。
その新婦の身を包むのはサフラン染めの鮮やかな黄色のロングヴェールと、貝紫で染めた深みのある赤紫色のゆったりした外衣で、顔はもちろん手も足も肌は一切見えていない。外衣の下に着ている婚礼衣装が緩く膨らませてあり、歩みを進める爪先さえも見えなかった。
対する新郎は、母親代わりのエマーティア前侯爵夫人へスペレイアひとりを侍らせて、祭壇の前で新婦を待つ。純白の婚姻礼装に身を包み、花嫁の到着を今か今かと待っている。
栄光の間の中央に敷かれた赤い長絨毯の上を、付添人たちに守られつつ新婦は一歩ずつ祭壇へ、新郎の元へと歩みを進める。それを見守るのは長絨毯の左右に並べられた参列席を埋め尽くす、マケダニアの主要貴族の当主たちとその夫人たち。誰もが皆、静かにそして温かい眼差しで新婦の歩みを見守っている。
やがて、ついに新婦が祭壇の前にたどり着いた。ここでようやく、エスコート役の兄ヒュアキントスから新郎へと、新婦の身が引き渡された。
「緊張、しているかい?」
貝紫色の外衣の下、重なった掌がわずかに震えていることに気付いて、気遣わしげに新郎が新婦へと声をかけた。
「はい、少し。⸺ですが」
「うん」
応えた新婦の声もやはり少し震えていて。けれどもそれ以上に、喜びに満ちていて。
「僕もだよ。待ちに待ったからね」
「ええ。だって前世からですものね」
甘い雰囲気もそこそこに、新郎と新婦は並んで祭壇に向き直る。
「さて、ご両人。まずは婚姻指輪の交換を」
婚姻式を取り仕切るアポロニアの司祭に促され、用意された真銀の指輪を新郎が新婦の左手薬指に嵌め、新婦も同じく新郎の指に嵌める。左手の薬指は古来より霊炉に直結していると言われていて健康を象徴するとともに、霊炉で起動した魔術がこの指から体外に発動するとも言われている。そして、陽神が守護する指でもあるのだ。
「では、誓いの口づけを」
続く司祭の言葉に、新郎の顔が緊張を帯びる。居をカストリア公邸に移していてここしばらく見ていなかった新婦の顔は、今も黄色いサフラン染めのヴェールに隠されたままで、新郎からは顎の輪郭が僅かに見えるだけ。
そのヴェールを自らの手で上げて新婦の顔を晒して、それだけでなく口づけまでせねばならないのだ。
今さらながら、新婦とはまだ手を握り合ったこともないことに新郎は気が付いた。それどころか隣り合って座ったことさえ、あの王宮庭園の隅のベンチで一度あったきりだ。
「大丈夫ですわ」
新郎の動揺を悟ったのか、本来は言葉を発すべきタイミングではないのに新婦が、こっそりと囁く。
「わたくしもずっと、触れて欲しかったのです」
「えっ」
「貴方だけが触れてよいのですから、どうか遠慮なさらないで」
そっと囁く若い彼女に、新郎は一瞬だけうろたえたあと、フッと苦笑を浮かべた。
本当に自分が情けない。年若い彼女に導かれてばかりで。こんなにも情けなくて格好悪いのに、それでも彼女は自分を選んでくれたのだ。
ならばせめて、彼女に恥をかかせないように在りたい。彼女の汚点にはなりたくない。
意を決して、そっとヴェールをつまんで新婦の頭上に上げた。その下から現れたのは、美しく化粧の施された、16歳に成長したアナスタシアの顔。
少しだけ頬を紅潮させて、艷やかな唇が緩やかに弧を描く。一瞬だけ見つめ合ったあと、彼女は目を閉じて、軽く顎を上げた。
その肩にそっと手を置き、軽く頬を撫で、そしてカリトンは唇を落とした。
それは唇同士がそっと触れ合うだけの、彼の人となりを体現したかのような、優しい優しいキスだった。
参列者たちから、誰ともなく拍手が始まる。やがてそれは万雷の拍手へ、そして「マケダニア王国万歳」の合唱へと変わっていった。
新郎カリトン王と、新婦アナスタシア妃はふたり並んで寄り添い合い、手を握り合って臣下の貴族たちからの祝福を、微笑みで受け取ったのだった。
その後、手を取り合って王城を出た新郎と新婦は王都サロニカの大通りを婚礼馬車でパレードし、民衆へのお披露目とした。人々は新しい王妃の誕生を大いに喜び祝福し、祖国のますますの繁栄を願って歓喜に湧いた。
王と王妃の婚姻式の華やかさは人々に長く語り継がれ、それ以降の星誕祭は、恋人たちが寄り添い愛を深め合う夜になった。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇
3ヶ月間の寒季を経てフェル暦682年の花季、年明けとともに17歳になったアナスタシア妃は正式に王妃として冊立された。
その傍らに立つのは39歳になったカリトン王。即位から22年目を迎えたその治世は、まだまだ続きそうである。なにしろアナスタシア妃がやって来てからのここ数年というもの、カリトン王はそれまでとは見違えるように若々しく、そして精力的に公務をこなすようになったからである。
穏健で心優しき王は年若き賢妃を迎えて、今後ますます祖国を発展させてゆく事だろうと思われた。
アナスタシア妃の冊立に伴い恩赦があり、サモトラケー公爵令嬢エンデーイスとハラストラ女伯爵アポレイア、その妹テルクシノエーも正式に社交界に復帰した。エンデーイスは翌年にサモトラケー公爵位を継いで女公爵となり、テルクシノエーはサロニカ伯爵家次男のテルシーテースとの婚約を経てアンフィ伯爵に叙された。
三家ともヘーラクレイオス王家の傍系として、長く王家を支える柱石となった。
カリトン王の治世はそこから実に20年を数え、最終的に43年の長きに渡って王は玉座にあり続けた。愛する妃アナスタシアとの間に二男一女を儲け、カリトン王60歳、アナスタシア妃38歳の時に王位を嫡男の王太子パトロクロスに譲ると、ふたり揃って玉座を退き古都ペラの離宮に移って余生を過ごしたという。
カリトン王とアナスタシア妃の仲睦まじさは歳を重ねても変わることなく、マケダニア臣民に長く愛された。ふたりの生涯とその数奇な運命、そして麗しき愛の日々は小説から歌劇の原作となり、イリシャ連邦は元より西方世界の各国で広く長く親しまれる、美しき真実の愛として歴史に名を残すこととなったのであった。
ー ー ー ー ー ー ー ー ー
長らくお付き合い下さりありがとうございました。
これにて『公女が死んだ、その後のこと』は完結となります。
10万字を超える作品で完結まで書ききれたのは久々のことで、ひとえに読者の皆様が読んで応援し作者を支えて下さったおかげです。
おかげ様で2月の恋愛小説大賞でも奨励賞を頂きまして、感無量でございます。
今後また、新たな作品でお目にかかる事がありましたら、その時はよろしくお願い致します。っていうか本日早速次の作品を公開していたりしますが(笑)。サラッと読める短編連載になってますので、お楽しみ下されば幸いです。
改めて、本作をご愛顧頂いた読者の皆様に御礼を申し上げます。多くの感想も頂き、感謝の念に堪えません。
本当に、ありがとうございました!
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