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【二度目のミエザ学習院】
【番外】登場人物(ミエザ学習院関連)紹介と各種設定
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【お詫び】
続きの話が書き上がりませんでした(土下座)。
代わりにと言っては何ですが、簡単な人物紹介と設定資料を公開します。アナスタシアがミエザ学習院に入院して以降の、すでに出ている(あるいは今後出てくる予定の)人物限定の紹介になります。
ちなみにアナスタシア13歳(フェル暦678年、学習院入院時点)でのものです。
ー ー ー ー ー ー ー ー ー
【ミエザ学習院のかんたん勢力図】
〖記号表記〗※大雑把な分類です
◎:アナスタシアの味方、または友好的
◯:アナスタシアに友好的な中立
△:中立
▽:アナスタシアに敵対的な中立
✕:アナスタシアとは敵対関係
〖三回生〗
◎アポロニア公子フィラムモーン
男性、15歳。紳士科。学生会長。
ヘレーネス十二王家のひとつアポロニア公爵家の嫡男で、学習院女子の憧れの的。実はカリトン王の養子にという話が持ち上がっているのはまだ公表されていない極秘事項(学習院では本人とアナスタシアしか知らない)。
アナスタシアとは婚約者(候補)として仲良くしたいと考えていて、何かにつけて構おうとする。
◯平民クトニオス
男性、15歳。経営科。学生会庶務。
平民として生きているヨルゴスの長男でオルトシアーの兄。ただしフィラムモーンの親友であり、従妹のクロエーの婚約者でもあるため、貴族的な教養もしっかり身についている。
平民だし婚約者もいるため表立って秋波を送る令嬢こそほとんどいないが、実はフィラムモーンと並ぶ女子人気を誇る。アナスタシアとはクロエーやオルトシアーを介してしか繋がりを持たない(予定)。
〖二回生〗
✕ハラストラ公爵家令嬢テルクシノエー
女性、14歳。淑女科。
バシレイオス前王の弟であるハラストラ公爵ゲンナディオスの次女で末っ子。親に甘やかされて育ったためワガママかつ高飛車。ヘーラクレイオスの直系であることを誇りに思っていて王位継承権があると信じており(実際は与えられていないしヘーラクレイオスの名を名乗ることも許されていない)、自分の伴侶にはフィラムモーンが相応しいと考えている。その彼を口説くためにアナスタシアが邪魔。
◯カストリア侯女ソニア
女性、14歳。法律科。
ヘレーネス十二王家のひとつカストリア侯爵家の長女でアカーテスの娘。父ともどもカリトン王の支持派でアナスタシアを味方につけたいと考えている。在籍が法律科なのは母の影響。
✕サロニカ伯爵家子息テルシーテース
男性、14歳。騎士科。
実家がかつて権勢を誇った公爵家だったことを知っていて、現在の境遇に不満を持っている。間違った方向に愛国心やプライドが高く、他国人でありマケダニアを乗っ取りに来た(と思い込んでいる)アナスタシアが気に食わない。
なお父のサロニカ伯爵は政治的立ち位置こそ反王派だが、これ以上没落しないよう必死で正直それどころじゃない模様。
〖一回生〗
アナスタシア
女性、13歳。本作の主人公。淑女科。
とっととカリトンを口説き落としたいのに邪魔ばかり入ってうんざり。フィラムモーンから婚約者候補だと宣言され困っている上に、見目が良くて紳士で優しくて何かと助けてくれる彼のことを邪険にも扱えずにちょっと揺れている。
✕サモトラケー公爵家令嬢エンデーイス
女性、13歳。淑女科。
退位したバシレイオス前王とエカテリーニ前王妃が幽閉先で、接近禁止命令違反を犯して儲けた娘。エンデーイスが宿ったことでバシレイオスはサモトラケー島への配流に変更され、エカテリーニは高齢出産の結果産褥で死去した。ボアネルジェスの実妹になる。
本来ならばヘーラクレイオス王家の姫として生まれていたはずで、自分がヘーラクレイオスを名乗れなくなった原因でもあるカリトンを憎んでいる(ほぼ逆恨み)。〈賢者の学院〉合格者の勲章を引っ提げて乗り込んできたアナスタシアにも強烈な敵愾心を持っている。
◎クリストポリ侯爵家令嬢クロエー
女性、13歳。魔術科。
クリストポリ侯爵家を継いだヨルゴスの弟デメトリオスの娘。10歳の弟(嫡男)がいる。子供の頃からヨルゴスの農場にもよく遊びに行っており、従兄のクトニオスに懐いていて婚約まで結んでしまった。
魔術科を選択したのは領地の発展のため、すなわちクトニオスが相続するはずの農場の経営を助けるためだったりする。
◎平民オルトシアー
女性、13歳。経営科。
平民として生きているヨルゴスの長女でクトニオスの妹。クロエーの従姉妹で彼女が大好き(百合的な意味でなく親族として)。
平民で在籍しているのはクトニオスとオルトシアーの兄妹だけで、陰で虐められている。できる限りクロエーが助けているが、クリストポリ侯爵家の権勢がそこまで強くないので完全には庇えていない。
△ヴェロイア侯爵家三男クセノフォン
男性、13歳。騎士科。
※あとで出てきます(予定)。
〖学習院内での学生間の力関係〗
・事実上の王妹としてエンデーイスの力が強い
・学生会長であるフィラムモーンの地位は盤石
・反王派のトップはテルクシノエー
・王支持派のトップはソニア(フィラムモーンを除く)
※フィラムモーンは政治的中立の立場を堅持
・アナスタシアを除けば権力が強い順にフィラムモーン、エンデーイス、テルクシノエー、ソニア、その他
・アナスタシアにとってはアウェー
〖卒院生〗※本編未登場の人々
◯ヒエラクス
男性、20歳。騎士科卒。
近衛騎士。近衛騎士隊長のイスキュスの部下として頭角を現してきている。マケダニア王宮でのアナスタシアの専属護衛を務める。
✕ハラストラ公爵子息クラトス
男性、19歳。紳士科卒。
テルクシノエーの兄。父とともにカリトンを王位から引きずり下ろして王位に就こうと画策している。
▽ハラストラ公爵令嬢アポレイア
女性、16歳。淑女科卒(今年)。
テルクシノエーの姉。おっとりしていて優柔不断で、何ごとも決めきれないダメな子。そのせいで兄や妹からバカにされ、父から疎まれている。
※本編に登場させないかもです。
〖その他〗※本編未登場
△カストリア侯子ヘーシュキオス
男性、16歳。
ヘレーネス十二王家のひとつカストリア侯爵家の嫡男でソニアの兄。〈賢者の学院〉に留学し、今年度に力の塔を卒塔した。現在は帰国途中でまだ帰り着いていない。
※アナスタシアの学習院入院時点での話
【ミエザ学習院のかんたんなデータ】
前後期制。前期は花季下月~暑季上月まで(約4ヶ月)、後期は稔季上月~寒季下月まで(約5ヶ月)。暑季中月と暑季下月は学期間休校(夏休み)。
これは西方世界の大半の大学に共通のスケジュール。なお花季上月は基本的に進級/卒業の試験とその結果発表のみ。(上週は新年休校、中週に試験、下週に結果発表)
※細かい数字は適当に決めたもので深い意味はありません。
受験総数平均850
合格者数平均637
進級時落第率平均約15%
※落第すれば留年。だが恥(醜聞)になるためほとんどは理由をつけて自主退学する。
※落第以外でも自主退学者が割といる(高位貴族家での奉公=行儀見習いとしての就職などで)。
・学年分布(フェル暦678年)
全学生数1606名
・三回生480名
男子336名/女子144
教室分布(一般/上等/優等:45/30/25%)
・二回生536名
男子348名/女子188名
教室分布(一般/上等/優等:50/30/20%)
・一回生590名
男子337名/女子253名
教室分布(一般/上等/優等:55/35/10%)
※教室分布は学年が上がるごとに退学者等で在籍数が変動し優等教室の比率が上がってゆく。
〖一回生〗※アナスタシアの学年
・男女比
男子337名/女子253名
・教室の内訳
優等65名(男女各1クラス:男38女27)
上等201名(男3/女2クラス:定員40:男115女86)
一般324名(男女各4クラス:定員40:男185女139)
※クラス自体は学科に関係なく優等、上等、一般でそれぞれ分けられていて、一般教養や体術など普通科目はクラスごとに受ける。学科ごとに受けるのは専門科目で、専門科目はたいていが学科ごとに集まって受ける。
〖学科〗
・紳士科(20%)106名
・淑女科(20%)123名
アナスタシア、エンデーイス
・騎士科(20%)118名(男子80/女子38)
クセノフォン
・経営科(10%)60名(男子53/女子7)
オルトシアー
・法律科(10%)63名(男子42/女子21)
・魔術科(15%)90名(男子46/女子44)
クロエー
・法術科(5%)30名(男子10/女子20)
紳士科/淑女科は特に目指すもののない嫡男嫡女が多く在籍し、全学科の授業科目を広く浅く学ぶ。そのほか高位貴族家に奉公に出たい下位貴族子女も在籍する。経営科は家門の後継者となる嫡男嫡女のサポートに回る次男次女以下の子女が在籍するほか、商会を立ち上げたい子女もいる。
法律科は主に官僚を目指す者たちが在籍するが、紳士科/淑女科を卒業して官僚になる者も多い。騎士科は騎士及び軍人、魔術科は魔術師及び学者、法術科は法術師(いわゆる聖職者)をそれぞれ目指す。ただし法術師を志す者は国外にいくつかある専門大学を目指す事が多いため、学習院での在籍数は多くない。
そのほか、平民向けの大学が別にあり、下位貴族の子女でそちらを受験する者も一定数いる。
〖科目〗
科目は選択科目含めて10科目。前期と後期の終わりに試験があり、全科目(各100点満点)の合計値で順位付けされ三種類ある教室が振り分けられる。成績の上下によっては当然、昇格(一般→上等など)や降格(優等→上等など)も起こり得る。
入院試験も基本的にはこの科目ごとの試験であり、それをもとに最初の教室振り分けが決まる。
※科目内容はイリシャ連邦としてのもの。他国の大学なら科目が一部変わる。
・一般教養
・礼儀作法
・国史(マケダニア国史及びイリシャ国史)
・歴史(西方世界の世界史)
・体術
・経営※商業ではなく領地経営や軍の運用を学ぶ
・高度教養※高位貴族の修める教養全般。
・選択科目1(剣術/魔術/法術)
・選択科目2(音楽/詩歌/美術)
・選択科目3(法律/天文/暦学)
※下位貴族出身者や平民は「高度教養」科目が免除になる。ただし入院試験においては0点扱いになり、優等教室入りが難しくなる(最高点でも900点までしか到達しないため)。
※科目外授業として学期末に模擬夜会が催される。
続きの話が書き上がりませんでした(土下座)。
代わりにと言っては何ですが、簡単な人物紹介と設定資料を公開します。アナスタシアがミエザ学習院に入院して以降の、すでに出ている(あるいは今後出てくる予定の)人物限定の紹介になります。
ちなみにアナスタシア13歳(フェル暦678年、学習院入院時点)でのものです。
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【ミエザ学習院のかんたん勢力図】
〖記号表記〗※大雑把な分類です
◎:アナスタシアの味方、または友好的
◯:アナスタシアに友好的な中立
△:中立
▽:アナスタシアに敵対的な中立
✕:アナスタシアとは敵対関係
〖三回生〗
◎アポロニア公子フィラムモーン
男性、15歳。紳士科。学生会長。
ヘレーネス十二王家のひとつアポロニア公爵家の嫡男で、学習院女子の憧れの的。実はカリトン王の養子にという話が持ち上がっているのはまだ公表されていない極秘事項(学習院では本人とアナスタシアしか知らない)。
アナスタシアとは婚約者(候補)として仲良くしたいと考えていて、何かにつけて構おうとする。
◯平民クトニオス
男性、15歳。経営科。学生会庶務。
平民として生きているヨルゴスの長男でオルトシアーの兄。ただしフィラムモーンの親友であり、従妹のクロエーの婚約者でもあるため、貴族的な教養もしっかり身についている。
平民だし婚約者もいるため表立って秋波を送る令嬢こそほとんどいないが、実はフィラムモーンと並ぶ女子人気を誇る。アナスタシアとはクロエーやオルトシアーを介してしか繋がりを持たない(予定)。
〖二回生〗
✕ハラストラ公爵家令嬢テルクシノエー
女性、14歳。淑女科。
バシレイオス前王の弟であるハラストラ公爵ゲンナディオスの次女で末っ子。親に甘やかされて育ったためワガママかつ高飛車。ヘーラクレイオスの直系であることを誇りに思っていて王位継承権があると信じており(実際は与えられていないしヘーラクレイオスの名を名乗ることも許されていない)、自分の伴侶にはフィラムモーンが相応しいと考えている。その彼を口説くためにアナスタシアが邪魔。
◯カストリア侯女ソニア
女性、14歳。法律科。
ヘレーネス十二王家のひとつカストリア侯爵家の長女でアカーテスの娘。父ともどもカリトン王の支持派でアナスタシアを味方につけたいと考えている。在籍が法律科なのは母の影響。
✕サロニカ伯爵家子息テルシーテース
男性、14歳。騎士科。
実家がかつて権勢を誇った公爵家だったことを知っていて、現在の境遇に不満を持っている。間違った方向に愛国心やプライドが高く、他国人でありマケダニアを乗っ取りに来た(と思い込んでいる)アナスタシアが気に食わない。
なお父のサロニカ伯爵は政治的立ち位置こそ反王派だが、これ以上没落しないよう必死で正直それどころじゃない模様。
〖一回生〗
アナスタシア
女性、13歳。本作の主人公。淑女科。
とっととカリトンを口説き落としたいのに邪魔ばかり入ってうんざり。フィラムモーンから婚約者候補だと宣言され困っている上に、見目が良くて紳士で優しくて何かと助けてくれる彼のことを邪険にも扱えずにちょっと揺れている。
✕サモトラケー公爵家令嬢エンデーイス
女性、13歳。淑女科。
退位したバシレイオス前王とエカテリーニ前王妃が幽閉先で、接近禁止命令違反を犯して儲けた娘。エンデーイスが宿ったことでバシレイオスはサモトラケー島への配流に変更され、エカテリーニは高齢出産の結果産褥で死去した。ボアネルジェスの実妹になる。
本来ならばヘーラクレイオス王家の姫として生まれていたはずで、自分がヘーラクレイオスを名乗れなくなった原因でもあるカリトンを憎んでいる(ほぼ逆恨み)。〈賢者の学院〉合格者の勲章を引っ提げて乗り込んできたアナスタシアにも強烈な敵愾心を持っている。
◎クリストポリ侯爵家令嬢クロエー
女性、13歳。魔術科。
クリストポリ侯爵家を継いだヨルゴスの弟デメトリオスの娘。10歳の弟(嫡男)がいる。子供の頃からヨルゴスの農場にもよく遊びに行っており、従兄のクトニオスに懐いていて婚約まで結んでしまった。
魔術科を選択したのは領地の発展のため、すなわちクトニオスが相続するはずの農場の経営を助けるためだったりする。
◎平民オルトシアー
女性、13歳。経営科。
平民として生きているヨルゴスの長女でクトニオスの妹。クロエーの従姉妹で彼女が大好き(百合的な意味でなく親族として)。
平民で在籍しているのはクトニオスとオルトシアーの兄妹だけで、陰で虐められている。できる限りクロエーが助けているが、クリストポリ侯爵家の権勢がそこまで強くないので完全には庇えていない。
△ヴェロイア侯爵家三男クセノフォン
男性、13歳。騎士科。
※あとで出てきます(予定)。
〖学習院内での学生間の力関係〗
・事実上の王妹としてエンデーイスの力が強い
・学生会長であるフィラムモーンの地位は盤石
・反王派のトップはテルクシノエー
・王支持派のトップはソニア(フィラムモーンを除く)
※フィラムモーンは政治的中立の立場を堅持
・アナスタシアを除けば権力が強い順にフィラムモーン、エンデーイス、テルクシノエー、ソニア、その他
・アナスタシアにとってはアウェー
〖卒院生〗※本編未登場の人々
◯ヒエラクス
男性、20歳。騎士科卒。
近衛騎士。近衛騎士隊長のイスキュスの部下として頭角を現してきている。マケダニア王宮でのアナスタシアの専属護衛を務める。
✕ハラストラ公爵子息クラトス
男性、19歳。紳士科卒。
テルクシノエーの兄。父とともにカリトンを王位から引きずり下ろして王位に就こうと画策している。
▽ハラストラ公爵令嬢アポレイア
女性、16歳。淑女科卒(今年)。
テルクシノエーの姉。おっとりしていて優柔不断で、何ごとも決めきれないダメな子。そのせいで兄や妹からバカにされ、父から疎まれている。
※本編に登場させないかもです。
〖その他〗※本編未登場
△カストリア侯子ヘーシュキオス
男性、16歳。
ヘレーネス十二王家のひとつカストリア侯爵家の嫡男でソニアの兄。〈賢者の学院〉に留学し、今年度に力の塔を卒塔した。現在は帰国途中でまだ帰り着いていない。
※アナスタシアの学習院入院時点での話
【ミエザ学習院のかんたんなデータ】
前後期制。前期は花季下月~暑季上月まで(約4ヶ月)、後期は稔季上月~寒季下月まで(約5ヶ月)。暑季中月と暑季下月は学期間休校(夏休み)。
これは西方世界の大半の大学に共通のスケジュール。なお花季上月は基本的に進級/卒業の試験とその結果発表のみ。(上週は新年休校、中週に試験、下週に結果発表)
※細かい数字は適当に決めたもので深い意味はありません。
受験総数平均850
合格者数平均637
進級時落第率平均約15%
※落第すれば留年。だが恥(醜聞)になるためほとんどは理由をつけて自主退学する。
※落第以外でも自主退学者が割といる(高位貴族家での奉公=行儀見習いとしての就職などで)。
・学年分布(フェル暦678年)
全学生数1606名
・三回生480名
男子336名/女子144
教室分布(一般/上等/優等:45/30/25%)
・二回生536名
男子348名/女子188名
教室分布(一般/上等/優等:50/30/20%)
・一回生590名
男子337名/女子253名
教室分布(一般/上等/優等:55/35/10%)
※教室分布は学年が上がるごとに退学者等で在籍数が変動し優等教室の比率が上がってゆく。
〖一回生〗※アナスタシアの学年
・男女比
男子337名/女子253名
・教室の内訳
優等65名(男女各1クラス:男38女27)
上等201名(男3/女2クラス:定員40:男115女86)
一般324名(男女各4クラス:定員40:男185女139)
※クラス自体は学科に関係なく優等、上等、一般でそれぞれ分けられていて、一般教養や体術など普通科目はクラスごとに受ける。学科ごとに受けるのは専門科目で、専門科目はたいていが学科ごとに集まって受ける。
〖学科〗
・紳士科(20%)106名
・淑女科(20%)123名
アナスタシア、エンデーイス
・騎士科(20%)118名(男子80/女子38)
クセノフォン
・経営科(10%)60名(男子53/女子7)
オルトシアー
・法律科(10%)63名(男子42/女子21)
・魔術科(15%)90名(男子46/女子44)
クロエー
・法術科(5%)30名(男子10/女子20)
紳士科/淑女科は特に目指すもののない嫡男嫡女が多く在籍し、全学科の授業科目を広く浅く学ぶ。そのほか高位貴族家に奉公に出たい下位貴族子女も在籍する。経営科は家門の後継者となる嫡男嫡女のサポートに回る次男次女以下の子女が在籍するほか、商会を立ち上げたい子女もいる。
法律科は主に官僚を目指す者たちが在籍するが、紳士科/淑女科を卒業して官僚になる者も多い。騎士科は騎士及び軍人、魔術科は魔術師及び学者、法術科は法術師(いわゆる聖職者)をそれぞれ目指す。ただし法術師を志す者は国外にいくつかある専門大学を目指す事が多いため、学習院での在籍数は多くない。
そのほか、平民向けの大学が別にあり、下位貴族の子女でそちらを受験する者も一定数いる。
〖科目〗
科目は選択科目含めて10科目。前期と後期の終わりに試験があり、全科目(各100点満点)の合計値で順位付けされ三種類ある教室が振り分けられる。成績の上下によっては当然、昇格(一般→上等など)や降格(優等→上等など)も起こり得る。
入院試験も基本的にはこの科目ごとの試験であり、それをもとに最初の教室振り分けが決まる。
※科目内容はイリシャ連邦としてのもの。他国の大学なら科目が一部変わる。
・一般教養
・礼儀作法
・国史(マケダニア国史及びイリシャ国史)
・歴史(西方世界の世界史)
・体術
・経営※商業ではなく領地経営や軍の運用を学ぶ
・高度教養※高位貴族の修める教養全般。
・選択科目1(剣術/魔術/法術)
・選択科目2(音楽/詩歌/美術)
・選択科目3(法律/天文/暦学)
※下位貴族出身者や平民は「高度教養」科目が免除になる。ただし入院試験においては0点扱いになり、優等教室入りが難しくなる(最高点でも900点までしか到達しないため)。
※科目外授業として学期末に模擬夜会が催される。
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