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「さてモルテ、スープを作りたいから水を出してくれ」
「分かったのじゃ。コッフェルはコーイチローのザックじゃったかな?」
「ああ、今取り出すよ。シエルハちゃんも人型に戻って手伝ってくれ」
「わっかりました!!」
取り出した鍋にモルテが魔法で出した水を注いで行く。・・・この水が一体どういう成分なのか知りたいところだが、科学の発達していないこの世界でそれを分析する手段はない。だが出発前に実際にスープを作って食べてみたところ普通にイケたので、きっと問題ないだろう。
「ところでその水の魔法だが、まとまった水しか出せないのか? 例えば霧みたいな形で水を出すことはできるのか?」
俺は興味本位でモルテに聞いてみる。すると、あっさりと彼女は「もちろん、できるのじゃ」と言ってテントの外に霧を出現させてくれた。
おお、魔法ってすごいな。工夫次第では色んなことができそうだ。
「コウイチロウさん。鍋の方にはチーズも入れておきますか?」
俺がモルテの魔法に感動していると、シエルハちゃんが聞いてきた。俺は頷きつつ、追加の注文を口にする。
「ああ、それから麺とベーコンも入れておこう」
「かなりの量になりますが大丈夫でしょうか?」
「うん。それくらいなら全く問題ないな。登山の時は普段の2倍程度ならエネルギーとして消化されるから食べても大丈夫だ。むしろ糖が足りなくなる方が問題かな。そうなったらもう動けない。いわゆるシャリバテしてしまう」
「トウ? トウとは何ですか? あと、シャリバテ????」
おっと、しまった。つい前の世界の言葉で説明してしまった。
「え? ああ、えーと、パンや麺類、チョコレートに含まれてる、うーん、力の素みたいなもんさ!」
適当にごまかしておく。別に嘘はついていない。ともかくエネルギーというものは糖を消費して発揮されるのだ。だから糖を多く含むコメや麦、それにチョコレートなどの食料が登山食の常連になっているのである。シャリバテとは米・・・つまり糖が不足した時に起こるバテた状態のことなのだ。
そして・・・。
「水は多くしておいたが良かったかの?」
「ああ、オッケーだ」
とにかく大量に水を取ることが基本である。
「水をたくさん取るのにも理由があるんですよね?」
「ああ。標高が高くなるほど空気は乾燥して行く。だから体内の水分がどんどん蒸発して行くんだ。そうすると血液の巡りが悪くなって、・・・まあ体調が悪くなる」
本当は脳に血流が行きにくくなって高山病になるわけだが、あまり詳しい話をして知識の出どころを聞かれるのはまずい。何せ前世の話だからな。
そんなわけで最後は適当に流しておく。
ともかく、高山病予防のためには、大量に水をとって血流をスムーズにすることが必要なのだ。
「はあ。それにしてもコウイチローさんと一緒にいると本当に勉強になります。これからも、この不出来なシエルハに、手とり足とりご指導のほどお願いしますね」
そう言って俺の隣に来て座り込み腕を絡めて来る。
おいおい、そんなにガッチリと捕まえなくても幾らでも教えてやるって。何よりも狭いんだから無理に隣に来なくても良いってのに・・・。
「ほうほう、二人でベタベタと。仲が良いのう」
おっと、どうやら料理を任せきりにしてしまったせいで、モルテがすねてしまったようだ。ホッペを膨らませてこちらをジト目で睨んでいる。そんなことをしても元が凄まじい美少女なので可愛いだけなのだが。
だが、そんなことを言っても怒られるだけだろう。さっさと手伝うことにしよう。
俺はシエルハちゃんの腕を解いてモルテの元へ近寄る。鍋は既にモルテの火魔法で温まっている。火を使う調理は換気の関係から屋外か、もしくはテントの入口付近でするのが基本である。今回は外の風が強いこともあってテントの入口付近で行っている。
「悪い悪い。任せっきりにしたからって、そう怒らないでくれよ。手伝うからさ」
「別にそんなことで怒っている訳ではないのじゃがなあ・・・。まあ良いわい。では・・・スープはいい感じに煮立って来おったからチーズとベーコンを入れてくれ。しばらくしたら麺も入れるとしよう」
「了解だ」
スープはコーンを粉末状にしたもので、すでに香ばしい匂いがテントに漂っている。
俺はそのトロトロになったスープの中に、ナイフで細かく切ったチーズとベーコンを多めに加える。
チーズがいい感じに溶けて行き、ベーコンが煮崩れてゆく。うーん、うまそうだ。これだけでもそれなりのカロリーになるが、更にそこに麺を加えてしばらく茹でた。
スープ麺の一丁上がりである。ベーコンやチーズも入っているから栄養価も高い。この後、C1まで山行するには十分な量だろう。
俺はスプーンで一匙(ひとさじ)すくって味見してみた。
「おお、うまい! 水を多くしたけど薄くなってないな! むしろ少し濃い目の味になってるぞ。体もあったまりそうだ!」
俺は器にスープを取り分けると、モルテとシエルハちゃんに渡してやる。二人もそれを受け取って食べ始める。
「ハフハフ。うむ! 結構うまく出来たのう。ベーコンもいい味しておるではないか」
「美味しいです! 幾らでもいけそうですよ!」
「食べ過ぎ注意だぞ。動けなくなっちゃあ意味がないからな。あとよく噛め」
「はい!」
ず、ず、ず、とスープを飲みながら麺をすする。そして忘れずにモグモグとよく噛んだ。
よく噛むのは素早く栄養にするためと、標高の高い場所では胃の働きが弱まるからである。つまり消化の負担を減らすためだ。
「チョコレートも少しかじっておけ」
「了解です! むぐむぐ」
「口の端に付いておるぞ。そそっかしいやつじゃ」
「えっと、ここですかね?」
「違う違う、逆じゃ。いや違う。もう少し下じゃ。ええい、まどろっこしいのう」
そう言ってモルテがシエルハちゃんの唇の横に付いたチョコを人差し指で取ると、自分でぱくっと食べた。ううむ、美少女2人がじゃれつく様子は、何というか目に毒だな。天使が2人いるようにしか見えない。
それにさっきから何だか良い匂いがテントに充満してるんだよな・・・。スープの匂いじゃないなコレ。何だろう、女の子特有の香りってやつか? ううん、前世では全く縁がなかったものだから良くわからない。
けど、何だか幸せな気持ちになる匂いだな。ハチミツよりもよっぽど甘い香りだ。
とまあ、そんな調子で俺たちはテントの中で十分な食事を取った。その後は少しばかり体を休める。
・・・が、調理していた時の暖気のおかげで、テントの中が実に良い感じの暖かさになっていたのと、お腹がいっぱいになったことで眠気が襲ってきた。おかげでついウトウトとしてしまう。まあ、眠ってしまってはダメということはないので、特に問題ないのだが。
隣を見るとモルテとシエルハちゃんも、俺と同様にまどろんでしまっているようだ。
そんなわけで俺たちはわずかばかりの時間、テントの中で身を寄せ合って眠ってしまったのである。
そして・・・。
ドサッ!!
「うわっ!?」
俺はテントの近くに何かが勢い良く落下する音で眠りから覚めた。暖かったはずのテントにひんやりとした空気が忍び込んでいる。
「んー? どうしたんじゃー、コーイチロー? いつものおはようの抱っこしてなのじゃー」
「おはよーございますー、ムニャムニャ」
俺の声に二人も起きたようだ。モルテが他人に聞かせてはいけないセリフを言っているが、今はそれどころではない!
「二人とも起きろ! 大変だぞ!」
二人が完全に起きるのを待たずに俺は外に飛び出す。
そして、ある意味予想通りの光景を目撃して呆然とするのであった。
なぜならば、先ほどまでうっすらと雪が積もる程度だった周囲一帯が、いつの間にか深さ数十センチを誇る豪雪地帯へと変貌していたからである。
「分かったのじゃ。コッフェルはコーイチローのザックじゃったかな?」
「ああ、今取り出すよ。シエルハちゃんも人型に戻って手伝ってくれ」
「わっかりました!!」
取り出した鍋にモルテが魔法で出した水を注いで行く。・・・この水が一体どういう成分なのか知りたいところだが、科学の発達していないこの世界でそれを分析する手段はない。だが出発前に実際にスープを作って食べてみたところ普通にイケたので、きっと問題ないだろう。
「ところでその水の魔法だが、まとまった水しか出せないのか? 例えば霧みたいな形で水を出すことはできるのか?」
俺は興味本位でモルテに聞いてみる。すると、あっさりと彼女は「もちろん、できるのじゃ」と言ってテントの外に霧を出現させてくれた。
おお、魔法ってすごいな。工夫次第では色んなことができそうだ。
「コウイチロウさん。鍋の方にはチーズも入れておきますか?」
俺がモルテの魔法に感動していると、シエルハちゃんが聞いてきた。俺は頷きつつ、追加の注文を口にする。
「ああ、それから麺とベーコンも入れておこう」
「かなりの量になりますが大丈夫でしょうか?」
「うん。それくらいなら全く問題ないな。登山の時は普段の2倍程度ならエネルギーとして消化されるから食べても大丈夫だ。むしろ糖が足りなくなる方が問題かな。そうなったらもう動けない。いわゆるシャリバテしてしまう」
「トウ? トウとは何ですか? あと、シャリバテ????」
おっと、しまった。つい前の世界の言葉で説明してしまった。
「え? ああ、えーと、パンや麺類、チョコレートに含まれてる、うーん、力の素みたいなもんさ!」
適当にごまかしておく。別に嘘はついていない。ともかくエネルギーというものは糖を消費して発揮されるのだ。だから糖を多く含むコメや麦、それにチョコレートなどの食料が登山食の常連になっているのである。シャリバテとは米・・・つまり糖が不足した時に起こるバテた状態のことなのだ。
そして・・・。
「水は多くしておいたが良かったかの?」
「ああ、オッケーだ」
とにかく大量に水を取ることが基本である。
「水をたくさん取るのにも理由があるんですよね?」
「ああ。標高が高くなるほど空気は乾燥して行く。だから体内の水分がどんどん蒸発して行くんだ。そうすると血液の巡りが悪くなって、・・・まあ体調が悪くなる」
本当は脳に血流が行きにくくなって高山病になるわけだが、あまり詳しい話をして知識の出どころを聞かれるのはまずい。何せ前世の話だからな。
そんなわけで最後は適当に流しておく。
ともかく、高山病予防のためには、大量に水をとって血流をスムーズにすることが必要なのだ。
「はあ。それにしてもコウイチローさんと一緒にいると本当に勉強になります。これからも、この不出来なシエルハに、手とり足とりご指導のほどお願いしますね」
そう言って俺の隣に来て座り込み腕を絡めて来る。
おいおい、そんなにガッチリと捕まえなくても幾らでも教えてやるって。何よりも狭いんだから無理に隣に来なくても良いってのに・・・。
「ほうほう、二人でベタベタと。仲が良いのう」
おっと、どうやら料理を任せきりにしてしまったせいで、モルテがすねてしまったようだ。ホッペを膨らませてこちらをジト目で睨んでいる。そんなことをしても元が凄まじい美少女なので可愛いだけなのだが。
だが、そんなことを言っても怒られるだけだろう。さっさと手伝うことにしよう。
俺はシエルハちゃんの腕を解いてモルテの元へ近寄る。鍋は既にモルテの火魔法で温まっている。火を使う調理は換気の関係から屋外か、もしくはテントの入口付近でするのが基本である。今回は外の風が強いこともあってテントの入口付近で行っている。
「悪い悪い。任せっきりにしたからって、そう怒らないでくれよ。手伝うからさ」
「別にそんなことで怒っている訳ではないのじゃがなあ・・・。まあ良いわい。では・・・スープはいい感じに煮立って来おったからチーズとベーコンを入れてくれ。しばらくしたら麺も入れるとしよう」
「了解だ」
スープはコーンを粉末状にしたもので、すでに香ばしい匂いがテントに漂っている。
俺はそのトロトロになったスープの中に、ナイフで細かく切ったチーズとベーコンを多めに加える。
チーズがいい感じに溶けて行き、ベーコンが煮崩れてゆく。うーん、うまそうだ。これだけでもそれなりのカロリーになるが、更にそこに麺を加えてしばらく茹でた。
スープ麺の一丁上がりである。ベーコンやチーズも入っているから栄養価も高い。この後、C1まで山行するには十分な量だろう。
俺はスプーンで一匙(ひとさじ)すくって味見してみた。
「おお、うまい! 水を多くしたけど薄くなってないな! むしろ少し濃い目の味になってるぞ。体もあったまりそうだ!」
俺は器にスープを取り分けると、モルテとシエルハちゃんに渡してやる。二人もそれを受け取って食べ始める。
「ハフハフ。うむ! 結構うまく出来たのう。ベーコンもいい味しておるではないか」
「美味しいです! 幾らでもいけそうですよ!」
「食べ過ぎ注意だぞ。動けなくなっちゃあ意味がないからな。あとよく噛め」
「はい!」
ず、ず、ず、とスープを飲みながら麺をすする。そして忘れずにモグモグとよく噛んだ。
よく噛むのは素早く栄養にするためと、標高の高い場所では胃の働きが弱まるからである。つまり消化の負担を減らすためだ。
「チョコレートも少しかじっておけ」
「了解です! むぐむぐ」
「口の端に付いておるぞ。そそっかしいやつじゃ」
「えっと、ここですかね?」
「違う違う、逆じゃ。いや違う。もう少し下じゃ。ええい、まどろっこしいのう」
そう言ってモルテがシエルハちゃんの唇の横に付いたチョコを人差し指で取ると、自分でぱくっと食べた。ううむ、美少女2人がじゃれつく様子は、何というか目に毒だな。天使が2人いるようにしか見えない。
それにさっきから何だか良い匂いがテントに充満してるんだよな・・・。スープの匂いじゃないなコレ。何だろう、女の子特有の香りってやつか? ううん、前世では全く縁がなかったものだから良くわからない。
けど、何だか幸せな気持ちになる匂いだな。ハチミツよりもよっぽど甘い香りだ。
とまあ、そんな調子で俺たちはテントの中で十分な食事を取った。その後は少しばかり体を休める。
・・・が、調理していた時の暖気のおかげで、テントの中が実に良い感じの暖かさになっていたのと、お腹がいっぱいになったことで眠気が襲ってきた。おかげでついウトウトとしてしまう。まあ、眠ってしまってはダメということはないので、特に問題ないのだが。
隣を見るとモルテとシエルハちゃんも、俺と同様にまどろんでしまっているようだ。
そんなわけで俺たちはわずかばかりの時間、テントの中で身を寄せ合って眠ってしまったのである。
そして・・・。
ドサッ!!
「うわっ!?」
俺はテントの近くに何かが勢い良く落下する音で眠りから覚めた。暖かったはずのテントにひんやりとした空気が忍び込んでいる。
「んー? どうしたんじゃー、コーイチロー? いつものおはようの抱っこしてなのじゃー」
「おはよーございますー、ムニャムニャ」
俺の声に二人も起きたようだ。モルテが他人に聞かせてはいけないセリフを言っているが、今はそれどころではない!
「二人とも起きろ! 大変だぞ!」
二人が完全に起きるのを待たずに俺は外に飛び出す。
そして、ある意味予想通りの光景を目撃して呆然とするのであった。
なぜならば、先ほどまでうっすらと雪が積もる程度だった周囲一帯が、いつの間にか深さ数十センチを誇る豪雪地帯へと変貌していたからである。
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