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カラダの関係は、これからもずっと♡

消えない烙印

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──翌日の午後。

河川敷に沿う長い一本道を、葵はフォームを崩すことなく走り続ける。
ランニングウェアを着たその左手薬指には、青い指輪をはめたまま…。

最低でも週に一度は体力作りのために、デスクワークを極める体をこうして解きほぐしているのだ。

そして、しばらく走り続けて使い続けた全身の筋肉を落ち着かせるべく、一旦その脚を歩みへと変えた。

激しくなった呼吸を整えながら流れ落ちる汗。
それと一緒にクリアーになった頭の中で、いまだにスッキリしないことを解消するため、葵はポケットの中からスマホを取り出すのだ。

そうして、発信ボタンをタップした液晶画面には、“西谷理恵子”の名前が表示されていた。

「………。」

「…はいもしもし、西谷です」
「掛けてきてくれたのね、葵くん…」

とっくに整った呼吸は、その声に対して微塵も戸惑うことなく次の言葉を返させた。

「あなたが昨日あんなメール寄越すからですよ」
「…で、なんなんです?」
「“俺とあなたの人生に関わる大事なこと”って」

すぐそばの河川敷でスポーツを楽しむ人々の喧騒の中、理恵子の落ち着き払った声はスマホを通じて耳へと届く。

「…落ち着いて聞いて欲しいの」

「……言っときますけど、俺は今、超!死ぬほど落ち着いてますからっ」
「なんなら、落ち着きすぎてて河川敷の真ん中で大の字になって眠れそうですよっ!」

「そう……」
「じゃ、今そこにあなたの恋人はいないのね?」

意味深なその確認に、葵はピタリと歩みを止めた。

「…そうですけど」
「なぜです?」

「じゃあ、話すわね」
「私たち…あの頃、何度も何度もカラダの関係を持ったわよね」
「それはもう、数えきれないぐらいに…」

そんな過去の話は、今を生きる葵にとってはすでに“過去”でしかなくなっていた。
なぜなら、“過去の自分の上に今の自分が立っている”のだから…。

「…それがどうしたっていうんですか?」

自分でも驚くほど、冷めた声だった。
しかしそんな揺るぎない意思は、次に理恵子から語られることによって崩されてしまうことになる。

「あの時…私が突然教師を辞めたのには、結婚と会社を継ぐ以外にもう1つ大きな理由があったの」
「それは…」
「葵くん、あなたの子供を妊娠したから…なの」

──その一瞬で、吸い込んだ息を吐くことを忘れた。

「え……?」

真っ白になった頭の中に、ただ理恵子の声だけが重く響く。

「私たち、ほとんど避妊具無しでセックスしてたでしょう?」
「妊娠に気付いてからも、私はまだ17歳のあなたの未来を壊すことなんてできなかった…」
「だから……大人の立場である私が一人で、その責任を負っただけ」

運動をしたから出る汗とは違う汗が、額を濡らしていく。

「う、嘘…なんでしょう?どうせまた…っ」

「嘘かどうかは、あなたもわかってるんじゃなくって?」

「……っ!」

“本当に俺の子なのか?”
“また騙されてるんじゃないだろうか”
そんな疑いは、過去の自分自身の行いが全力で封じ込めてしまった。

そして…

「俺にどうしろっていうんですか…!」

恐怖と、不安と、焦燥が一気に鼓動を速めていく。
自分の知らない所で、自分の血を分けた“子供”が存在しているかもしれないという、恐怖。

「もちろん、子供については今さらあなたに責任を取れなんて迫るつもりはないわ」
「だって…諦めるしかなかったんだもの…!」

「……堕ろし…た…?」

つまりはそういうことだ、と理解わかっていても、人間として、一人の男として…

八つ裂きにされたような気分だった。

「…そうよ」
「そうするしか……なかった」
「他の男の子供を妊娠したまま、結婚なんてできるわけもなかったんだから…!」

スマホの向こう側から聴こえてくるのは、静かに轟く女の虚しい叫び。
自分自身が一番自覚している過去の過ちは、その深すぎる後悔を刃先に変えて胸をえぐり始めたのだ。

「……すみません」
「俺…そんなこと、1ミリも予想すらしてなかった…」
「ただ…あなたとの関係に依存して、没頭してるだけの、無知でバカな子供でしかなかった…!」
「許して下さい…っ!!」

強く力がこもった左手の拳に、青い指輪が食い込んで痛んだ。

そして、傷口が開いてしまった古傷は、より奥深くまで抉り出されるのだ。

「葵くん…私、あなたの子供を中絶したことが元で…」
「不妊症……つまりは子供ができない体になってしまったのよ」

「不妊…症っ…?」

まともな声すら出ないその口元は、手で押さえても震えは止まらない。

「その他にも、中絶の後遺症として子宮腺筋症っていう婦人科系の病気にもかかってしまって…」
「こないだの打ち合わせの時に私が飲んでいた薬も、その症状を一時的に和らげる薬なの」

真新しい記憶は、瞬時に鮮明に蘇る。
“薬の副作用が強いから”という理由で目眩を起こした理恵子の、弱々しいあの横顔。
それを善意で助けようとした自分が過去にしたことがそもそも原因の1つだったとは、思いもよらなかったのだ。

自分を責め立てる猛威は、尚も続いた。

「不妊になったと気づいたのはもう夫と結婚した後だったんだけど…」
「その夫との間にも当然子供はできなくて、私は夫に見限られて離婚した…」
「母親にも、そんな私には失望したって散々なじられたわ」
「跡取りが産めなかったんですもの、当然よね…!」

スマホの向こうで震える声に、葵はどうにか頭の中で探した言葉をぶつけた。

「西谷さん、俺……どうしたらいいですか?」
「“すみませんでした”って謝るだけじゃ、どうにもならない…!」
「子供だったとはいえ、何をどうすれば女性が妊娠するかってことぐらい…わかってたはずなのにっ…!!」
「俺が……あなたの人生を狂わせてしまったんでしょう?」
「大人になった現在いまになって、そんなことを俺に話す理由を教えて下さい…!」

ただ、少しでも償える方法が知りたい一心だった。
そして、それに対する理恵子はその声色をわずかに変えて答えるのだ。

「……抱いて欲しいの」

「……え?」

「ビジネスパートナーだけじゃなくて、私の“セックスパートナー”になって欲しいのよ、葵くん」

「本気で言ってるんですか…?!」

「もちろん…私とあなたの過去も、これからの関係も、誰にも口外しないって神に誓うわ」
「そう、あなたの大切な恋人にだって絶対に…ね」

──綾乃。

底無しの愛で満たしてくれるあの笑顔を失うなんて、自分自身を失うことに等しい。
それでも、そんな条件はとても素直に呑めるわけがない葵は言葉を詰まらせながらも説得に転じるのだ。

「そんなの…何も俺じゃなくたっていいでしょ…!」
「失礼なこと言いますけど……出張ホストとか、女性向けの風俗だってあるじゃないですか」
「それに、西谷さんほど魅力的な女性なら若い男だっていくらでも──」

「ダメよ」

「な、なんでっ…!」

「葵くん、あなた忘れたの…?」
「私が、あなたの“甘いキャンディー”が大好きだってこと…」

ゾクンと背筋が凍りついた…。

「そう、初めは…大人になったあなたが見てみたいっていう単純な好奇心だけだった」
「でも…いざ会ってみたらやっぱりあなたは魅力的な“男”だった……私が思ってたより、ずっとね」
現在いまのあなたに思いきり抱かれてみたい……そう惹かれてたまらないの…!」

「……っ」

そんな身勝手な想いをぶつけられても、応えてやれる理由はない。
ただ1つだけを除いては。
そして、それは葵の予想通り、理恵子の口から発せられるのだ。

「もしそれが聞けないっていうんなら…」
「何もかも全部、あなたの恋人に知られてしまうと思っておきなさい」


──それ以上、何も言い返せなかった。

ただ、通話が切れた後の電子音だけがうるさいほど…頭の中に響き続けた。

“どうすればいいのだろうか”
答えが出てくるとは思えないそんな思考は、やがてすぐに考えることを放棄する。

「……バカな男」

自分に向けた静かな嘲笑を浮かべて、座り込んだその場から河川敷の風景を見下ろした。
髪をかすめて吹き去っていく心地良い風も、日の光も、そこから見下ろす風景も…何1つ、いつもと変わらない。
ただ一人、自分だけを除いては。

「(俺…何やってるんだろう)」
「(来月には綾乃と…夫婦になれるのに…)」
「(そう、綾乃と結婚して…いつかは子供ができて…)」
「(子供……が)」

そして、そんなうつろな目は、さっきからずっと河川敷で遊んでいる小さな女の子にふと止まるのだ。

よたよた歩いてボールを追いかけ、それを手に取ると嬉しそうにホッペを膨らませて笑う天使。

「ぱーぱっ!」

そのままそばにいた父親目掛けて走り出すが、足がもつれて派手に転んでしまった。

「おお、泣かないなんて偉いぞーっ!」

転んだ子供を抱き上げて笑う、自分とさほど歳も変わらないような“父親”。
そんな、ごく普通の“父親”。
今まで見ているだけでホッとできたようなそんな光景は、悲しいほどに煌めきすぎていた。

「(人ひとりの人生狂わせといて……自分だけ幸せになろうっていうのか?)」
「(何も…なかったことにして…)」
「(平気な顔……して)」

そして、子供をなだめる父親の笑顔を遠目から見つめて、葵は悟った。

「(……なれない)」
「(俺はもう…あんなふうには…)」
「(俺には…“父親”になる資格なんて……ない)」

──自ら下した罰…それは、決して消えることのない烙印。

そんな赤の他人を見つめているだけの目から、子供の頃以来流したこともなかった涙が一粒、頬を伝っては落ちていった──。


──自宅へと向かうその脚は、鉛を引きずりながら歩いているようなものだった。

「…ただいま」

平静を装ったまま、灯りのついたリビングのドアを開く。

「あ、おかえり!葵っ!」
「…ずいぶん帰りが遅いから、そろそろ電話しようかと思ってたところなの!」

キッチンに立つ綾乃に向かって、葵は目を合わさないまま声だけで笑った。

「ああ、ごめん…」
「途中で同級生と偶然出会って…話し込んでたんだ」

そんな咄嗟についた嘘にも、綾乃は何事もなく対応するのだ。

「そうだったの?」
「…あ、ご飯食べるでしょ?」
「なんか最近、葵に教えてもらってるうちに私も料理の腕が上がった気がするのよねぇ!」

そう言いながら、鍋の中でドロドロにイモが溶けた肉じゃがをかき混ぜる綾乃。

「…そっか」
「ありがと、綾乃…」

普段と何も変わらない行動を目にしながらも、綾乃はその声色の中から些細な変化を感じ取るのだった。

「……元気ないね?」
「疲れてるの?」

責められているわけでもないのに、内心はまるで責められているような気分だ。

「…そう?」
「別にっ、いつもと同じだよ?」

PCデスクに座り、パソコンを操作しながら声だけで明るく取り繕う。

「……ならいいけど」

「………。」

そしてそのまま、綾乃が立つキッチンに背中を向けたまま葵は…
1つ、確かめなくてはならないことを綾乃に投げかけるのだ。

「…なぁ、綾乃」

「んー?」

「あの…さ、あれから生理って……来た?」

「…えっ?」

それはつまり、“妊娠の可能性があるのか、ないのか”という確認だった。

「ご、ごめん……変なこときいて…っ」

漠然とした恐怖と不安の中、綾乃から返ってきたのは残念そうな声。

「残念ながら、今朝しっかり来ちゃったわよっ」
「…やっぱ、タイミングが合わなかったみたい」

「……そっか」

──安心した自分が、確かにそこにいた。

まるで滑稽だ。
ついこないだまでは、当たり前のように“子供が欲しい”と強く望んでいた自分。
それが、今ではまったく逆なのだから。
しかし、そんな自分が根本に抱えている問題は思いの外大きすぎて、その圧から逃れたいと願う頭の中では綾乃の言葉が再生される。

“私は何があっても、葵の味方なんだからっ!”

1ミリも疑う余地もなく、信用できるその言葉。
そして、心は揺れ動き始める。
“このまま何もかも話してしまおうか”…と。
理恵子のこと、自分がしたこと、そして…子供を望めない理由も、すべて。

すべて話して、綾乃と分かち合って、一緒にこれから先のことを考えていけたら──。

そう心を決めかけた時に、先に口を開いたのは綾乃だった。

「子供ができた後のことなんてまったく想像もつかないよねっ」
「でも葵って何でもスマートにこなせちゃうし、子育てだって私以上に向いてそう(笑)」
「…ふふっ、イクメン化した葵の姿が目に浮かんじゃった!」

──そんな自分への期待は、ただただ追い詰めるだけの凶器でしかなかった。

そしてデスクの上のPCをシャットダウンし、葵は強い口調で言い放つのだ。

「ごめん、綾乃」
「俺…やっぱ自分の仕事に集中したいんだ」

「……え?」

「だから、子供なんて…いらない」

「い、いらないって……どうして?」
「葵、ついこないだまであんなに欲しいって──」

「気が変わったんだよ」
「俺自身が…子供を作りたいとは思えないんだ…!」

デスクの上で頭を抱える葵を、綾乃は呆然と見つめた。

「……どうしてよ」
「私と子供がいたら、それ以上の幸せなんてないって……そう言ったのは葵でしょ?」
「なのに、いきなり“気が変わった”なんてっ…」

「………。」

ダンマリを決め込む葵の背中を見つめて、綾乃はグッと下唇に歯を立てた。

「…なによ、期待させるだけ期待させといてっ…!」

「……ごめん」

「なんで謝るのよっ!」
「……バッカみたい」

話が終わらないうちに着ていたエプロンを脱ぎ去って動き出した綾乃を、葵は目で追う。

「あ…綾乃っ…!」

「葵の言葉を信じて、一人でその気になってた私がバカみたいだって言ってるの!!」

感情的になったまま、綾乃は寝室のタンスから着替えを出し始めた。
そして、それをボストンバックに手早く詰めていくのだ。

「…ちょ、どこ行く気だよっ?」

「咲子んとこ!」

「何も出て行かなくてもいいだろ?!」

「出て行ったりなんてしないわよっ!」
「ちょっと……しばらく離れて、私が冷静になりたいだけ…!」

喉の奥から出そうになっている言葉は、その後ろ姿に向かってぶつけることもできずに飲み込んだ。

その後ろ姿がやがてリビングの扉を開き、玄関の扉の鍵を外から施錠する音が聴こえてからも、ずっと…

──“言えないこと”は、“言えないこと”のまま変わることなく、くすぶり続けるのだった。


──その2日後の午後。

綾乃がいまだに帰らない自宅。

洗面台の鏡の前に立つ葵は、強い眼差しで鏡に映る自分を見つめた。
そして、いつも通りに髪をスタイリングし、ベージュのトレンチコートに腕を通してから襟を立てる。
朝から空いたままだった右耳たぶには普段通りにホワイトゴールドのピアスを刺し、裏からキャッチで止める。
そして…

左手薬指で煌めく青い指輪を見つめ、そっと指から抜き外した──。


──しばらく車を走らせて、たどり着いたのはビルの間に挟まれた、小さな公園だった。
子供が喜んで遊び回るような遊具がいくつかあるだけの、小さな公園。

人っ子一人いないその場所へと足を踏み入れ、ポツンと置かれたベンチへと腰掛けた。
しかし、そうしているうちにも時間は刻々と迫っていた。
腕時計の文字盤を見つめてから、葵は昨夜掛かってきた理恵子からの電話の内容を思い返した。

“あなたに任せたい仕事があるの”
“サロンのご新規様をターゲットにした広告チラシの作成なんだけど…デザインはもちろん、キャッチコピーのフレーズもすべてあなたに任せるわ”
“コンセプトは…若い女性に限定されず、子育て中の女性にも向けたメッセージ性が感じられるものよ”
“それと…”
“私の執務室にはね、仮眠用ベッドがあるの…”
“あなたのアイディアは、ベッドの上で…ぜひ耳元で囁いて欲しいの…”

それは、要するに…
“自分を抱け”という意味なのだ。

その意味をとっくに理解できていた葵は、その顔を両手で覆って俯くのだった。
そして、覚悟を決めて家を出てきたはずの自分に対して再び、自己暗示をかけるのだ。

「(…ものは考えようだ)」
「(これも、立派な仕事の一環だと思えばいい)」
「(枕営業ってヤツだろ…?)」
「(なにも、くたびれたオバサンを相手にするわけじゃないんだ)」
「(…何度もセックスしたことがある女とまたセックスする、それだけ)」
「(そこに、愛も情も……何もない)」
「(だから、これは…浮気でもなんでも、ない…)」

そして心の中で唱えるのは、唯一変わらない1つの固い意志。

「(俺が本気で抱きたいのは、いつだって綾乃だけだ)」

心を決めた葵はベンチから立ち上がった。

そして、すぐ隣にそびえ立つビルを突き刺すような眼差しで見上げた───。
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