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カラダの関係は、しばらくおあずけ。
彼の秘密
しおりを挟む──IT企業に勤務するいちOL・綾乃の休日の朝は、スマホとの睨めっこから始まるのだった。
「……やっぱ、まずい?」
「でもっ、私から誘ってみたら案外、暇してるかもしれないわよねっ!」
「…よし!メッセージ送ってみようっ!」
意を決して、スマホをタップする。
『おはよ♡今日って公休日だよね?』
『私もなんだけど…今、何してるの?』
そして、葵からの返信。
『おはよ♡』
『今、スーパーでちょうど買い物してて帰るとこなんだ』
『特売でキャベツ一玉98円だったから並んじゃった(笑)』
「主婦かっ、あんたは…」
密かにツッコミを入れつつ、さらに返信。
『あ、じゃあその後は暇だったりする?』
そしてすぐに葵からの返信。
『あっ、道端でお婆さんが転んだ!!』
『心配だから病院まで付き添って行くよ、だから今日はごめん』
「……お年寄りには親切にしなきゃねっ!」
───次の休日。
『おはよ♡今、何してるの?』
『おはよ♡今メンズサロンでカットしてもらってて、終わったとこだよ』
『思いきって、ヘアスタイルも髪色も変えちゃった!』
「な、なにぃっ?!み、見たいっ…今すぐにでもっ…!!」
…とは、もちろん返信できず…
『あ、じゃあその後は暇だったりする?』
すぐに葵からの返信。
『ああ、ごめん、なんかサロンモデルにスカウトされちゃってさ、これから撮影なんだよね』
『なんでもチャレンジ精神が大事だよなー!』
「……そこそこ顔が知れ渡ってるデザイナーがそんな簡単に顔売ってもいいの?」
──次の次の休日。
『おはよ♡今、何してるの?』
『おはよ♡今は美術館で絵の鑑賞してるんだ』
『やっぱ絵画って、現代アートにはない芸術的な威厳があるよなー!』
「なによ、美術館なら私も一緒に連れてってくれてもよかったんじゃないのっ?」
…とは、もちろん返信できず…
『あ、じゃあこの後暇だったり…』
打ってる途中で葵から返信。
『あ、これから売り手の人と商談だから長引きそう…ごめん!』
「……って!まさか、美術館の絵を買う気なのぉ?!」
──さらに次の休日。
『おはよ♡今、何して…』
また打ってる途中で葵からジャストタイミングでメッセージを受信。
『おはよ♡実は今朝ギックリ腰やっちゃってさぁ、今整形外科に来てるんだ』
慌てて返信を返す。
『ギックリ腰?大丈夫なの?』
『うん、あれっ?言ってなかったっけ?』
『俺って元々腰が弱くって、ちょっと重い物とか持つとすぐコレなんだよね』
ピクピクと額に浮き立つ青筋は、我慢の限界を物語っていた…。
「そ、そう…っじゃ、この後ってもちろんいつものようにっ…!」
震える指で返信を打とうとした時、また葵からの返信。
『腰が痛くてしばらく歩けそうにもないから、今日は1日家で安静にしてるよ!じゃ!』
プツン…と、頭の中でついに何かが切れた。
「元々腰の弱い奴がエッチの時にあんなに元気に激しく腰振れるわけがねぇだろっ…!」
「もうアッタマきた!!葵の奴…絶対に何か隠してるっ!!」
布団にスマホを投げつけて、綾乃はゴロンと寝転んだ。
「……なによ、私とエッチしながら散々“ずっとこうしていたい”だの、“お前がいなきゃダメだ”とか言っといて…!」
「意味わかんないよ、バカッ…」
一千万円の残高が記帳された預金通帳、仕事用だと言っていた婚約指輪のカタログ、意味深な電話をしていた相手の“ウエダさん”、そして温泉デートを最後にプライベートで会おうとしない葵───。
いくら考えてもすべての線が繋がることはなく、ただひたすらに彼への想いが募るだけ。
寂しい、会いたい、声が聴きたい、抱き合いたい、彼を心とカラダ全部で近くに感じたい、それだけなのに…。
ジワリと視界が潤んできたその時、突然鳴り出したスマホの着信音に綾乃はカッ!、と目を見開き、光の速さでスマホを鷲掴みにした。
「葵ってば、やっぱりっ…!」
目を輝かせて確認した液晶画面には…
同級生の“山中真世”の名前が表示されていた。
「なんだ、真世か…」
「でも久しぶりだな…!」
結局電話に出た綾乃は、気分転換も兼ねて真世からの食事の誘いを快く受けるのだった。
そしてその夜、駅で待ち合わせをしていた真世と合流してレストランへと向かった。
「ほんと久しぶりだねっ、真世」
「3年ぶりぐらいじゃない?!」
テーブル席に座り、向かいの席に座る真世との談笑が始まる。
「ほんとだよね!綾乃が上京しちゃってからすっごく寂しくて、ちょうど仕事でこっちに来る予定ができたから会えてよかったよー!」
真世は綾乃の高校時代の同級生。
当時は学校はもちろん、プライベートでもよく遊んでいたものの、お互い社会人になってからはなかなか会う機会もなくなっていた。
そんな真世は、マジマジと綾乃を見つめて突拍子もないことを口にする。
「綾乃…なんか変わったね」
「……え?ほんと?」
「うん、昔に比べてなんていうか…」
「セクシーになったっていうのかな…?」
「顔や体つきに女の色気が滲み出てる気がするっ」
ドキッとした。
「そ、そうかなぁ?」
「まぁ、こっちに来てから仕事でいろんな経験もしてきたし、年の功なのかしらねっ?!(笑)」
ごまかすように笑いながらも、綾乃には自分の中で一番先に出てきた心当たりがあった。
それは“恋愛と、性経験”。
葵と付き合って何度も抱かれるたびに自分が変わっていったのは、なんとなく気づいていたから。
彼に強く依存してしまっている心とカラダは、もう依然とは違うのだ。
「でもやっぱこっちはすごいね…こんなにオシャレでリッチなレストランに庶民の私たちが来ちゃってよかったのかな…(笑)」
周りを見渡しながら少し不安になる真世に対して、綾乃はここぞとばかりに言い張る。
「ああ、ここは私が奢っちゃうから気にしないで?」
「ええっ?!そんなの悪いよっ!」
「いーのいーのっ!なんてったって、休日も一人ぼっちにされて給料入っても使うこともないしさーっ!(笑)」
「お金が貯まって仕方ないのよねぇー!(笑)」
その言葉と態度で、なんとなく察した真世。
「…なになにっ?もしかして、綾乃…」
「彼氏に会えなくてモヤモヤしてたり?(笑)」
「うっ……」
こうして自ら墓穴を掘ってしまった綾乃は、真世に心の内を吐露することになるのだった。
「綾乃、それって……超怪しくないっ?!」
「やっぱ…そう思う?」
そして深いため息をつく綾乃に、真世は少し考えてから話し始めた。
「私の元彼もね、似たようなことがあったの」
「…え?」
「今の綾乃の彼みたいにすっごく仕事が忙しそうでさ、こっちから誘っても何かと理由つけて会ってくれない期間があって…」
「そしたら案の定!浮気してたんだから…!」
「う、浮気っ…?!」
鵜呑みにするつもりはないが、その言葉は不安を誘うのには充分だった。
「……で、その温泉デートに行ったっきりっていうのがポイントなのよっ、綾乃…」
ギラリと鋭い目を光らせて迫る真世から少し引く綾乃。
「な、なんで…?」
「男っていうのはズル賢い生き物だからね…」
「いきなり突き放したら不審に思われ兼ねないからって、その前に充分“エサ”を与えてしっかり繋いでおいてから浮気に走るのよっ…!」
「え、エサ…?!」
脳裏に蘇る、あの温泉デートの思い出。
葵と二人っきりの貸し切り露天風呂で過ごした、熱くて甘いひと時。
お風呂上がりにご馳走になった、高級寿司店の口が腫れそうなほど美味しかった大トロ寿司。
「(あれは…全部、私を繋いでおくための“エサ”だったの…?)」
「(……本当に…?)」
さらに、真世の推測は続く。
「でも、その多額の貯金が気になるよねぇ…」
「もしかして……ママ活してたりとか?」
「ママ活って?」
「ほら、一時期“パパ活”っていう言葉が流行ったでしょ?」
「若い女の子が、経済的に余裕がある年上の男の人と食事やデートをする対価にお小遣いをもらうっていう、言わば“大人版援助交際”ってヤツだよ」
「その“パパ活”の男女逆バージョンが“ママ活”ってワケ!」
「もちろん、カラダの関係になっちゃえばそれなりの報酬だってもらえるだろうし…」
「綾乃の彼が魅力的な人なら、大金が貯まるほどのお小遣いも貰ってるかもね…」
あの一千万円の残高は、ママ活によって稼いだお金なのだろうか。
可能性はゼロではないのかもしれない。
「(あの高そうなスーツや腕時計も…女の人に買ってもらった物なのかもしれないってこと…?)」
「(でも…自立主義の葵の性格上、他人からそんな施しを平気で受けられるとは思えない…)」
グルグルと考え始めるとキリがない、謎の数々。
俯いて一点を見つめる綾乃の様子にハッとした真世は、慌ててフォローに回る。
「あっ…で、でも、それはあくまで私の推測だからさっ!」
「綾乃の彼が必ずしもそうってわけじゃ──」
「うん、私…」
ギュッと膝の上の両手を握りしめ、綾乃は言った。
「私、彼のこと…信じてるから」
「アイツに限って私以外の女の人と二人で会ったり、男女の関係になったりなんて…絶対にありえないもん」
そう強く言い放つ綾乃を見つめて、真世は少し安心したふうに笑ってみせた。
「そっか、なら彼からまた会ってくれるまで待ってみたら?」
「それに、何かちゃんとしたワケがあるのかもしれないしさっ!」
「…うん、そうしてみる」
綾乃も気を取り直して真世の顔を見上げると、遠くを見つめる真世が唐突に話を切り替えた。
「ねぇ、綾乃……私、さっきから思ってたんだけどさ…」
「…ん、なに?」
「綾乃の後ろ…あっちの窓側の席に座ってる男の人…」
「すっごくカッコいいのっ…!」
「えぇ…?」
目の前の自分を通り越したその目線の先に、綾乃はそれとなく振り返ってみた。
「……え?」
──その、遠目からでも一瞬で目を持っていかれるほどに凡人離れした、スーツを着た美しい男。
その姿がすぐに綾乃の視界に入った理由は、何も美しさだけではなかった。
なぜなら……
「(あ、あ、葵っ…?!)」
その紛れもない葵本人の姿に、一瞬息をするのを忘れていた綾乃。
しかし、何も知らない真世は後ろから声をかける。
「あの人、絶対一般人じゃないよね?」
「あ……でも向かい側にはしっかり美女が座ってるし、現実ってこんなもんよねぇー(笑)」
真世の言葉を聞いた綾乃は、震える手をテーブルについて静かに席を立ち上がった。
「……いーえ、バリバリの一般人よっ!あの人は」
「え?」
「だってあれが……私の彼氏なんだからっ!」
「へぇ、そうなんだぁ………って!ええーーっ?!」
目をまん丸にして驚愕する真世を背に、綾乃は通路に出た。
───その一方、葵は…
向かい側の席に座って熱い視線を向けるグラマラス美女をまっすぐに見つめ、妖しく微笑んでいた。
「じゃあ、本当に俺に決めてくれたんですね?」
「…ええ、もちろんよ」
「あなたほどこの私の好みを理解してイイトコロを攻めてくれる人なんて、他にいないんですもの…」
「もちろん、お礼は色をつけてお返ししますから」
そう言って、美女はテーブルの上の葵の手の甲をそっと握った。
「だから…お願い」
「今夜こそ私のものになって欲しいの…っ」
美女のその手の上から手を重ねると、葵はそれを握り返した。
「ダメですよ、植田さん…」
「俺みたいなただのデザイナーの端くれなんかに夢中になれるほど、お暇な方ではないでしょう?」
「だからもっとじっくり時間をかけて……深めていきたいんです」
「じっくり……そうね、その方が濃くて美味しそう…っ」
目を潤ませた美女が身を乗り出したその時。
ツカツカと近づく足音がそのテーブルの横で止まると同時に、女の声が二人の空気を切り裂いた。
「なーるほどねぇ……ギックリ腰のくせして、美女を口説くような元気だけはあるってワケねっ…」
その立ち姿を見上げた葵は、またまた化け物を見るような目で恐れ慄いた。
「あっ…綾乃っ?!」
その傍らで、目をパチクリさせて固まる美女。
「誰よ、この人!」
「ギックリ腰で動けないなんて私に嘘ついてまで、何してるの?!」
「あ……い、いや…じ、実はさぁ…っ」
「…そうそう!友達のお姉さんなんだけど、弟の借金で悩んでるみたいで俺が相談に──」
「桐矢くん、あなた……恋人の誘いよりも私と会う夜を優先してくれたの…?!」
「やだ、嬉しいっ…♡」
咄嗟の言い訳を見事にぶち壊した美女の赤く染まる頬を見て、綾乃の怒りは頂点に達した…。
「う、植田さんっ?!あ、あの…これにはワケがありましてっ…!」
ここでも何の説明もなく、冷や汗をかいてあたふたするだけの葵に綾乃は冷たく言い放つ。
「…ふーん。」
「じゃ、その“ウエダさん”と二人で楽しい夜を過ごせば?!」
「私……帰る!!」
「あっ……おい綾乃っ!」
ズンズンと通路を突き進み、元いたテーブルに残されていた真世の腕を掴む。
「ちょっ…綾乃、どうしたの?!」
「ごめん真世、場所変えよ!」
二人分のバッグを片手に、綾乃は真世を引っ張ってレストランの外へと飛び出すのだった。
「ちょっと綾乃っ、一体何があったの?!」
「あのイケメン彼氏…やっぱママ活してたってこと?!」
大通りに出て息を落ち着かせながら、綾乃は自分でも整理しきれない想いをぶちまく。
「わかんない……でも、私に嘘ばっかついて…」
「なんの説明もないんだもん、もう許せないよ…!!」
「綾乃……っ」
ワナワナと震える拳の矛先をどこに向けていいかわからず立ち尽くすしかない中、背後からは…
「──綾乃っ!!」
走って後を追ってきた葵にパシッと腕を掴まれた。
「あっ……離してよっ!!」
「私に隠れてママ活なんかしてたくせに!!」
振り払おうとするその手は、絶対に逃がせまいとして一層力が込められる。
「…はぁ?!ママ活…?!」
「そんなんじゃないから、勘違いすんなよっ!」
改めて見る、腕を掴んで離さない彼のその姿は、上から下までネイビーのスーツが映えた完璧な整いっぷり。
いつもならつい見惚れてしまうはずだが…
「…なによ、そんなにオシャレまでしちゃって」
「私以外の女の人と二人で会うのに、どうしてそんなカッコしてるのよっ!!」
「こ、これはっ…たまたまだよっ!」
修羅場と化した二人の間で慌てふためく真世を置き去りに、綾乃の激昂はますます止まらない。
「たまたまなんて、また嘘なんでしょ!!」
「あのウエダさんって人、あんたのこと好きみたいだし……今夜だって二人でどこかに行くつもりだったんじゃっ──」
全部言い終わらないうちに掴んだままの腕を引っ張られ、強引なキスでその口を塞がれた。
「むぐっ?!」
「ひゃああっ…!」…と両手で顔を覆う真世。
しかし、その目は指の間でしっかりキスする二人を見つめている。
その唇が離れた時、一瞬怒りを忘れていた自分に気づいて目を逸らすが葵に両肩を掴まれて再び顔を上げる。
「…これでも、まだ俺のこと信じられない?」
そう訊かれて、綾乃は冷静さを取り戻して答えた。
「……ううん、私…葵はそんなことしないって信じてる…」
「でも、ちゃんと私に説明してくんなきゃ納得いかないのっ!」
「ねぇ、あのウエダさんって誰なの?」
「さっきもあのレストランで何話してたの?!」
「答えてよ、葵…」
まっすぐに葵の目を見て訴えかけた。
しかし、葵は目を伏せてグッと口を紡ぐのだった…。
「それは……まだ言えない…」
「でも、お前を傷つけるようなことじゃ──」
「もういいっ!!」
掴まれていた腕を振り切って、綾乃は真世の元へと歩き出した。
「隠し事ばっかの葵なんてっ、私の方からもう会ってなんかやらないんだから!!」
「綾乃…っ」
「………バカッ!!」
そう吐き捨て、葵に背中を向けて真世の手を取り、綾乃は早足でその場を後にした。
さすがにもう、深追いすることもできない葵は…
ヒソヒソ…
「あんなイケメンでもフラれることってあるんだ…」
「よっぽど悪いことしたんじゃない?例えば無人島でハーレム王国を築いてたとか…」
通りすがりの野次馬に好き勝手に言われ、余計にその頭を抱えるはめになるのだった───。
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