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異世界転移 そこからの赤ずきん?
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疲れていたのだろう…。6年間、ひたすら仕事づけの毎日…。特にここ3日間は寝ずに働いてばかりいた。やっと家に帰れると思ったのもつかの間…交通事故にあい、呆気なく死んだ…。死んだ…。ん?なら、なぜ俺は今考えることができている?ここは死後の世界なのか?そんなことを考えていると、「違うぞ~。」と誰かが話かけてきた。顔をあげると、そこには白髪が目立つ穏やかそうなおじさんが立っていた。誰かは、わからなかったが、とりあえずここがどこか聞こうとすると、「名前はわかるかな?」と老人が問いかけてきたり。焦りながらも、「俺…いや、私は武田隼人と言います。おじいさんは神様かなにかてすか?」と言うと、「まあ、そんな感じじゃ。」と神(自称)はあやふやに答えてきた。混乱しているなか、神は「隼人君?じゃったか。君、わしの手違いで死んじゃったから、別の世界に生き返らせることにしたから~。」などと、言ってきた。確かに学生くらいのときには、異世界行きたいな~とかあったよ?でもさ、神の手違いで死んでまで、異世界に行きたくはないんだけど!?こんなことを考えているうちに、「じゃあサクッと転移…いや、転生?ま、どっちでもいっか!とにかく、異世界に送るから頑張ってね~。」俺が焦りながらも「ちょっとまってください!?この後どうやって生きてけばいいってんですか!?」と聞くと、神は「…ま、がんばって!」…は?「説明…になっ…て…ないん…です…け…ど…。」そう、叫ぼうとするのと同時に意識が薄れていった……。
目を覚ますと、そこは森の中だった。「色々とあの神には言いたいことはあるが今はとりあえずこの森から出ることを考えよう…。異世界ならモンスターとか出てくるかもしれないし…!」すると、突然近くの林が揺れだした…。「マジでモンスターきた!?どうする?戦うか?でも俺に倒せるのか!?」焦っていた俺であったが、次の瞬間、「…え?」とマヌケな声を漏らしてしまった…。なぜなら、現れたのはモンスターではなく、一人の赤いずきんを被った女の子だったからだ…。呆然としていた、俺に少女は、「あの…、大丈夫…ですか?」と、問いかけた。「あ…ああ…!大丈夫だ。突然出てきて、ビックリしただけだ。ところで君は何故ここにいるんだい?」俺がそう問いかけると、少女は少し警戒しながらも、「おばあちゃんのお見舞いに行く途中に声が聞こえてきたから…。」と答えてくれた。俺はそんな少女に、「ここはモンスターとか、出ないのか?」と聞くと、少女は、キョトンとした顔のまま、「…モンスターってなんですか?」と答えてきた。「え…?」俺はまさかの答えに動揺したが、それと同時に少女の見た目と森の雰囲気、そして、幼い頃に見た…、いや、読んだ事のある記憶からある考えが浮かんできた…。いや、まさかな…。おそるおそる「…君の名前は…?」と聞くと、少女は、「私は赤ずきんと言います!」その答えを聞き、俺の考えは確信へと変わった。「ここって、童話の世界じゃねえか!?!?」かくして、俺、武田隼人の異世界生活…もとい、童話生活の幕が上がった……。
目を覚ますと、そこは森の中だった。「色々とあの神には言いたいことはあるが今はとりあえずこの森から出ることを考えよう…。異世界ならモンスターとか出てくるかもしれないし…!」すると、突然近くの林が揺れだした…。「マジでモンスターきた!?どうする?戦うか?でも俺に倒せるのか!?」焦っていた俺であったが、次の瞬間、「…え?」とマヌケな声を漏らしてしまった…。なぜなら、現れたのはモンスターではなく、一人の赤いずきんを被った女の子だったからだ…。呆然としていた、俺に少女は、「あの…、大丈夫…ですか?」と、問いかけた。「あ…ああ…!大丈夫だ。突然出てきて、ビックリしただけだ。ところで君は何故ここにいるんだい?」俺がそう問いかけると、少女は少し警戒しながらも、「おばあちゃんのお見舞いに行く途中に声が聞こえてきたから…。」と答えてくれた。俺はそんな少女に、「ここはモンスターとか、出ないのか?」と聞くと、少女は、キョトンとした顔のまま、「…モンスターってなんですか?」と答えてきた。「え…?」俺はまさかの答えに動揺したが、それと同時に少女の見た目と森の雰囲気、そして、幼い頃に見た…、いや、読んだ事のある記憶からある考えが浮かんできた…。いや、まさかな…。おそるおそる「…君の名前は…?」と聞くと、少女は、「私は赤ずきんと言います!」その答えを聞き、俺の考えは確信へと変わった。「ここって、童話の世界じゃねえか!?!?」かくして、俺、武田隼人の異世界生活…もとい、童話生活の幕が上がった……。
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