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ダダコネール
しおりを挟む「ほぉら、これなんかとぉっても、おいしいですわよぉ~」
――私は今、猫なで声と甘いお菓子で必死に釣ろうとしていた。
「おいでおいで~、こちらにおいで~」
「…………」
シャー! と毛を逆立てるような警戒した様子で逃げる可愛い子ちゃんを。
「ないない、こわくなぁい、おねえさんこわくないわよぉ~」
「こぇーよ!」
ひくひくと表情を引き攣らせて距離を取るその子こそ――速達の神である。
――そう、なんと小人さんは神様だったのだ! 先に言ってよ!
もし先に知ってれば、賄賂でも何でも貢いで崇めて煽ててって出来たのに!
これじゃ今から態度変えても――いやまだだ、まだ挽回出来る!
信じろ! 教祖だろ!? 可愛い教の明るい前途はこれからだ……!
……あれ? それが目的だったっけ?
「――何があろうが、絶対ェ解除なんざしねェ!」
「!!!!」
そんな御無体な!?
「……背中のコレの作者ですわよね? ならば対応責任がございますわよ!!」
こんな欠陥契約無効だ! 解除出来ないなら訴えてやる……!
……どこに訴えれば良いか分からないから本人、てか本神へとだけどな!
「ならそっちにもオレ様に好き勝手な願い事した責任があるだろうが」
「うぐぐ……」
正論パンチ。クリティカルブーメラン大ヒット!
これはいわば、でたらめで曖昧なプロデュースだけ丸っと放り投げお願いした後で、そのお願いした仕事の出来が気に入らないからやっぱり破棄したい! って理由が気分なだけの社会舐めくさった文句をわあわあ喚いているという状況なのだから。
……これでは私はただのモンスタークレーマーである。その通りだけど!
――昨夜、湖畔休憩中にて衝撃的事実が判明して即座に「解除してください」と丁重に頼んだのだが、何故か返答は「嫌だ」であった。
何故か? と問えば「オレ様の自信作だから」の一点張りであった。
……まぁ、言われてみればお願いされたからやってあげたはずの自分の作品を、今度は何故かぶっ壊してくれと謎のお願いされているようなものだからね、嫌だと思うのは当たり前である。
馬鹿かこいつ? とか、何がしたいんだ? とか思われても仕方が無い所業だ。
はい、そうです。私がその馬鹿です。ごめんなさい。
という状況なので一旦言葉での説得を諦め、どうにか懐柔してから解除してもらえるよう頼もうと企んでいるわけである。
早々に露骨な姿勢がバレて完全に失敗してるわけだが。
やはり安易なお菓子作戦はだめだった……どこが悪かったのか。
子どもの好きなものは甘いお菓子と相場が決まっているはずなのに……。
仕切り直して翌日の早朝に、猫なで声で湖から可愛い子ちゃんを呼び出し、そのまま仲良くお手々を繋いで自室にまで連れ込めた、ところまではなかなか良い線まで行ってたと思うんだけどなあ。
……うーん。ただの事案である。
「それでは、どうすれば解除したくなってくれますの?」
――もうこうなりゃ直球だ! どんとこい!
「「…………」」
私のしつこさにじとーっとした視線を向けられたが、それを真っ向から受け止め、こちらからもじーっとしつこい視線をかち合わせた。
に~らめっこしましょっ、あっぷっぷ!! あ、顔背けた……ふ、勝ったな!
「はァ……しゃあねェか」
ため息は零されたけど、それは諦めのため息だよね? 仕方ない言ってるし!
ぉおおっ!? てことは、ほんとに勝ったの!? 今の、唐突に始まって終わった超しょうもない睨めっこ勝負で!?
――とぬか喜びするのも束の間、私はとんでもない反撃を食らうことになった。
「――だ」
すぅーっと息を思いきり吸ったかと思うと、小人さん――こっちのほうが呼び馴れてる――が下を向きながら不穏な雰囲気で何かをぼそりと小さく呟いた。
え? 今、なんて? と私が耳をダンボにして何某かを聞き返す前に、すぐさま次の行動を開始された。
「――嫌だ!」
「え」
そう叫びながらサッ! と両腕を華麗なY字に披露したかと思えば、その態勢のままで後ろ倒しに丁度よくあった寝台へとぽーん! と自ら跳んでいく――え?
「嫌だ!」
――1カメッ! どんッ!
「嫌だ!」
――2カメッ! どんッ!
「嫌だ!」
――3カメッ! どどーんッ!
「嫌だアアアアアアアアアアア!!!!」
ぼっすーんっ! と叫びごと勢いよくボッシュートに沈む寝台。
……ぼよよんっ、ぼふぼふ――遅れて反動。
「「…………」」
そのまま固まる私たち。暫しの沈黙。
……ぁえっ、ふぁっつ!?
「……えっ、ちょっ」
「――嫌だ!」
遮るように上げられた声――と同時に高く振り上げられた両手、両足。
「――ッ!?」
はっ、と思わず息を呑む。そそそ、その予備動作は……っ!
ままま、ま、まさか――ッ!! 激しく嫌な予感っ!
「嫌だ! 嫌だ! 嫌だ! 嫌だ――ッ!」
「!!!!」
じたばた暴れ出したー!!!! やっぱり! そんな予感してた……!
「嫌だ! 嫌だ! 嫌だ! 嫌だアアア――ッ!」
「…………」
ばたばたとしっちゃかめっちゃかに振り回される両手両足、そうこれはアレだ。
お願い最終奥義にして生まれながらに全ての人類に備わっているとされるあの!
あの最強の――秘技・ダダコネールッ!!!?
「嫌だ! 嫌だ! 嫌だ! 嫌だ――ッ!」
「…………」
うっ……想像以上にきつい。見てるだけなのに、きつい……!
というのもおそらく、この盛大に駄々を捏ねてる幼女な神がたとえ絵面的には全く違和感の無い姿であっても、所詮は姿のみの話であって……正直、目の前の悲惨な現場と普段の言動とのギャップが酷くて思ってたより精神的にキツ過ぎたのだ。
なんてとんでもない精神攻撃を食らわせてくるんだ、この幼女……じゃなく神。
「「…………」」
そうして暫くじたばたと秘技・ダダコネールで暴れていたが……私がずっと無言――正しくは唖然としてただけ――で見ていたせいか、それとも単なる休憩か、すん……と突然真顔で手足を下ろして仰向けの態勢のまま動かなくなった。
な、なに? つ、疲れちゃった……? と触れにくい空気にびくびくする私。
「……チ、やるか」
やらなくていいと思います! と私が声に出す前に、やはり先手必勝される。
「――嫌だ嫌だ、嫌だアアアアアッ!!」
「!!!!」
――調子変えて来た! こだわりは緩急ッ!
「嫌だ嫌だ、嫌だ嫌だ、嫌だアアアアアアアアッッ!!」
……ごろん。
「な……っ」
んだとぉ……ッ!?
「嫌だ、嫌だ、嫌だ嫌だ嫌だアアアアア――ッ!!」
ごろん、ごろん、ごろんごろんごろん――ッ!
「――――」
ごろんごろん、だと……!? 正気か?
最終奥義に奥義を重ねるなんて、なんという自殺行為を……! ――止めよう。
これ以上は見てられない――私がな! ……負けだ。完敗である。認めよう。
敗因は恥の掻き捨て差分である。私は初手でひよった。ただ、それだけさ……。
「……っ分かりましたわ! もう解除を、なんてお願いしませんわよ!」
「――そうかよ」
すく、と今まで何事も無かったかのように怠そうに上体を起こして言われる。
……やはり完敗だ。むしろ差分が足りないどころの話ではなかった。
そもそも私は、これほど平然と直前の黒歴史を無かった事には出来ないからな!
「……恥ずかしくありませんの」
でもちょっと悔しいので、最後に負け惜しみを言ってみた。
ら――す、と真顔で手足を再び上げ……!?
「や、やめて下さいませ! ――恥ずかしくないのだと充分、理解しましたわ!」
「……そうか? 見てェなら面倒だがオレ様はもっかい見せてやってもいいぜ?」
「くっ……結構ですわ!」
ちょっとだけニヤ、と笑われながら言われて反射的に断る。どうせ、じゃあやってくれってなってやってくれたとしても、酷い精神ダメージを受けるのは私だけだろうし。
……恥ずかしい黒歴史を生んだのは絶対にあちらなのに、何故こちらがこんなにも屈辱感を味わわなければならないのだろうか。どこか納得いかない。
「……乱れてますわね」
――ふと。先程まで盛大にじたばたと暴れていたせいか、髪が所々ぴょんぴょんしてるツインテールをじーっとじっくり眺めて言ってしまう。
それだけで私が何を言いたいのかを察したのか、小人さんがするり、と髪を縛る紐を解いて――何故かそのまま私の手に渡してきた。……え? いいの?
「……私が結びなおしても」
「あァ、好きにしやがれ」
敗者への慈悲、というか解除をあれほど嫌がり断ったことへの詫びのつもり?
――まぁ、なんでもいっか! 女の子同士のこういうの、凄く楽しいんだよね!
好きにしていいと言ってから寝台に座ったまま背中を向けられ、私は内心でわくわくしながらもその背に流れる毛先をふんわり手にした。
――おおっ、凄いツヤツヤでサラサラだ!
……目立った傷みが見当たらないのは、染めたわけじゃなく地毛だからかな?
とそんなどうでもいいことをつらつら考えながらも一旦毛先から手を離し、ササッと櫛を取り出して戻ってきてからその背中に垂れる美しい桃色の髪の毛先から丁寧に、ゆっくりと梳いていく。
「「…………」」
――暫く、お互い無言のままで髪を梳くだけの時間が過ぎていった。
「……ふふ」
「……どうした」
突然、笑み零れた私の反応の意味が分からなかったのか、聞かれる。
「楽しいのですわ」
「……楽しい?」
「ええ」
……近しい家族以外に、転生してからは特に誰かへと触れられた機会が物凄く少なかったからなのかもしれない。
そう理屈を考える己も存在していたが、それよりは――。
「ただとても楽しくて――嬉しいのですわ。こんな穏やかな時間が」
「……そうかよ」
素っ気ない返事……表情も物理的に前を向いていて見られなかったけど。
――私の想像上では、とても可愛らしくはにかんでくれていた。
「――はい。出来ましたわよ」
解く前と同じように、二つに結んだ。――ツインテールだ。可愛い!
「…………」
「今度はなんだ」
結び終わり、何故かそのまま私がぽけっとしたアホな顔でツインテールをしげしげ眺めているのが気になったのか、少しだけ居心地悪そうに問いかけられた。
……いや、だって――。
「――私、天才かもしれませんわ!」
「……はァ?」
本当に、素晴らしい。私にこんな才能があっただなんて……!
「己の素晴らしく神がかりな才能が末恐ろしいですわ……ほら、ちゃんと姿見でこの私の持つ神の手による芸術をご覧になって下さいませ。本当になんて可愛らしい出来栄えなのかしら!」
「ぷ、――」
「……あら」
堪え切れなかったような、今までで一番自然で可愛らしい幼い笑みだった。
――可愛い。超可愛い。愛でたい、超絶可愛い最高ッ!
「どうして笑うのかしら?」
衝動を抑え切れず手をわきわきさせながら聞けば少しだけ、――困ったように眉をへにょんと下げ、きゅっと小さく口を引き結んだ複雑な――泣きそうな顔を見間違いかと思えるほどのほんの刹那だけ浮かべた後でニヤ、と挑発的な表情を浮かべ不敵に笑った。
「――神を名乗るには、人生足りてねェだろ」
…………。
「……そう、かしら?」
「あァそうだぜ」
――――。
「もし神だったなら、そもそもが触れずに見ただけで結べてたはずだぜ」
「ええっ!?」
それはなんて羨ましいチートなのか! そこにお手入れは含まれますか!?
――あ。ああっ!
「はぁ……ということは、神とは皆そういうものなのかしら? 帝国も……」
……そうなると帝国に入った後が絶望的なのだが。
「……まァ、本物の神ならな」
本物も偽物も判別出来な……てそういえば目の前に居たわ、神様。
完全にただの可愛い幼女としか認識してなかったけど、不敬だったかな?
「――怖いなら、オレ様が付いてってやろうか?」
「えっ、いいんですの? 是非……あら? 確か前に遠出は出来ないと……」
確かだいぶ前、王都に行く機会に小人さんとのぶらり王都散歩を物凄く楽しみにしていたのに、すげなく断られてしまったショックが記憶に深々刻まれているのでしっかりと憶えている。
「あァ、それか。気にすんな――ちぃとばかしクソ面倒だが、問題ねェよ」
「……本当に大丈夫ですの?」
クソとちょっとは両立しませんけど……? 大丈夫なのか、それは?
「付いてきて頂けるなら心強いですけれど……身体は貸せませんわよ?」
今回、私はとある重要な任務を請け負うことになっている。
どういう副作用が生じるか不明なイレギュラーはなるべく排除しておきたい。
「必要ねェよ。前回はまァ……裏技だからな」
「裏技……?」
「……色々あんだよ、色々」
怪しい、けど怪しくても教えてくれる雰囲気じゃないのでスルーしておく。
それよりも、――。
「ですけれど、どうしましょう」
「何がだ?」
「あなたを連れていくのは良いですけれど、どのように紹介すれば……」
今度こそ本当に本物の戦争なのだから、まさか前回のお遊びに近しい自由度高めな訓練もどきのノリで見逃してくれるだろうと、謎の幼女を急に超強い戦力です! てか神です! と前線まで連れていくわけにはいくまい。
さすがにお遊び気分かと怒られるに違いない。見た目の印象は大事だ。
「気にすんな。どうせ今までも誰にも視えてねェ」
「……誰にも、視えてない? 今までも?」
「あァ、だから気にすんな」
ズザザザザ……。
「……オイ。言っとくが、オレ様は幽鬼じゃねェ」
…………。
「……生霊でもねェぜ」
「そそそ、そうですわよねっ? ほほほ」
そ、そうだよね! 神様だもんねそういえば! はー焦った!
そもそもさっきもそうだけど、思いっきり何度も触ってるからね!
「……では、視えないとは」
「正確には、基本的に生命には視えてないはずだぜ――特に魔女はな」
「魔女が……?」
むしろそういうのは敏感かと思ってたんだけど……。
「――視ろ、オレ様の瞳」
言われて近付いて観察してみる。
「……魔女と同じ色をしておりますわね?」
「そういうことだぜ」
……隻眼の眼帯をつけてるので見ろと言われても片目しか分からないが、おそらく夫みたいに両瞳で色が違うという確率はかなり低いだろう。
というより、そういうこととは一体どういうことなのか? さっぱり分からん。
「……つまり、オレ様は魔女の瞳に干渉して視えなくさせてんだぜ」
「! そうでしたのね」
と、納得。神様だから上位互換的な? 神様の住む湖畔、魔女の領地内だしね。
――はっ。
「……私、今まで独りでお話している可哀想な子でしたのね」
「…………」
いやそこは黙らず否定してくれよ……いつから? 一体いつからなの!?
いつからイマジナリーフレンドとお話だいちゅきな不思議ちゃんだったの!?
いつかによっては、結構な公衆の面前でやらかしてることになるけど!?
「……いつからですの?」
「まァ……些細なことだぜ、気にすんなよ」
おい、顔を逸らすなし。御親切に答えやがれ下さい、神様!
じとーっと眺めていれば更にふい、ともっと遠くに顔を逸らされた。
本当にいつから――まさか、最初から!? 最初からなのね!?
ぐぬぬ……ん? あれ? でもそれだと。
「……夫やぼたん様は視えております、わよね?」
「あいつらは魔女か?」
「…………」
それを言われちゃあ、お終めぇよ!
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