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連鎖
しおりを挟むハゲはしばかれた――。
結論だけ述べると、悪は裁かれた。
証拠持参で早期に現場を押さえたので、スムーズに話を進められたのだ。
――私が現場に乗り込んだ時、凄い修羅場が展開されていた。
というより建物が崩壊していた。女同士の争いって怖い……。
到着してすぐに目撃した、花嫁姿の魔女と貴婦人の赤く染まったキャットファイトならぬナマハゲファイトのおかげでか、怒りに頭へ血が上っていたのに物凄い速さで血の気が下がった。
というか引いた。ドン引きだ。ハゲは空気になって死んでた。確保した。
私に気付かずに争っていた女性たちは、夫がそのお綺麗な顔で貴婦人を一瞬で骨抜きにして終止符を打っていた。美しさは争いを呼ぶが、逆に収めることも出来る素晴らしいものなのだ。
魔女にはこれっぽっちも効いてなかったけど。アザレアもそうだけど、みんな何故か往々にして夫のお綺麗な顔を見るとガン垂れる。どうにも本能的に睨みつけられずにはいられないようだ。
……まあそれはお兄ちゃん相手でもそうだったけど。
そんなこんなで何故か、私が代表として破壊された建物の修繕費を一旦全部肩代わりすることになったりはしたが、とにかく場所を移して事情聴取という名の取り調べを行った。
かつ丼は出さなかったが、請求書はハゲの頭に叩き付けてやった。お前が払え、億万長者。
証拠が出揃ってる不倫に関しての云々はすっ飛ばし、私はベテラン刑事さながらの貫禄で例のブツを取り出して厳かに言ってやった――これに見覚えはあるか? と。
ブツを目にした途端、ハゲは動揺した。魔女は目をぐるぐる回した。夫人は怪訝そうな顔でブツをめくろうとした。あっ、よ、読むのはご勘弁ください!
……と、とにかく! これは重大な犯罪行為であるだろう、と。私は主犯らを睨みブツを突きつけた。
ぱっ! と気を利かせた夫が魔法でそれっぽい光陰を部屋に施した。
……なんで私のやりたいことが分かったんだろう。……。まぁ、いっか!
きっと取り調べの定番はこの世界でも同じなのかも。誰も何も言わないし。
《ハゲの証言》
「こちらに見覚えがありますわよね」
『こちらの小説は……てうわぁ、声が!?』
変なボイチェン魔法が掛けられていた。犯人の声だ! 凄い。
でもモザイク魔法とかは無いのか……無駄にテカってる。
「……証言を続けて下さいませ。見覚えがありますわよね」
『は、はい。あう、いぁ……わ……私、はしっ、知りません!』
「先程、こちらを見て開口一番に小説だと仰いましたわ」
『ち、ちち、ちがっ、それは読むなと先程聞いたので、そう思っただけで……!』
……チッ。言い訳が苦し過ぎるんだよ、ハゲめ。
あわあわと、ハゲが見苦しくテカりながら支離滅裂な証言を繰り返す。
相当この状況に焦っているようだった。ぴかぴか眩しい。標的を変えよう。
《魔女の証言》
「――あなた。御自分が何をすべきか、分かっておりますわよね?」
『はい。勿論でございます。犯人はハゲです』
『なっ! カモちん!?』
魔女が即自白というか自供というか、とにかくゲロった。まあそうなるよ。
まだ状況が分かってないな、このハゲ。金の切れ目が縁の切れ目なんだよ。
『カモちん! 君が私を裏切るなんて……!』
「お黙りなさい。ハゲ」
お前、人のこと言える立場かよ。夫人の怒りに満ちた顔を見てみろって。
それと裏切りも何も、魔女に何言ってんだ? このハゲは。
裏切りなんて当たり前だろ。……いや当たり前ではないな、うん。
もしや『魔女のこころ』を読んだ影響が出てるのかもしれない……。
戻ってこい、私の正常な倫理観……っ!!
『ハゲールです……』
「お黙り、ハゲ」
『…………』
イラッとしてさっきより雑に言ってやれば本当に黙ってしまい、なんでだろう……と疑問に思ってハゲの視線を追えば――私の背後で、夫が何やらカツラらしきものをチラチラとチラつかせていた。……なんだその妙にサラサラなカツラは。
と思ってたら、ハゲがボイチェンで『おぉ、私のミゲル……!』とまるで長年音信不通だった息子と久々に再会したかのような感動と喜色の籠った呟きを漏らした。
あれお前のかよ! 察してたけど! あとカツラに名前は普通に気色悪い。
『ハゲとは、資金調達に最適かと接触をしておりました』
「……なんのための資金調達なのかしら?」
ハゲがカツラに目と心を奪われているうちに、まるであの熱々バカップルなやり取りが幻だったみたいに、魔女が淡々と報告するように証言を続けた。
私はといえば。堂々と金目当てだと言い切る魔女なんかよりも、どうにも資金調達という単語に言い知れないほど嫌な予感を抱いていた。まさか心当たりでもあるというのか。
いや……さすがに違うはず。でも――。
『――財政補填任務です。任務中に失敗をしてしまい、罰を受けましたが……』
「…………」
ただのストレス発散じゃなかったんかい。それとなんだ、その任務ってやつは。
確かに普段から「今月、金ねぇわ。超ピンチ!」的な感じの学生気分のノリで文句を都度ぶつくさと言っているが、だからって別に私は資金調達してこいなんて命令や任務を魔女たちには何も割り当ててないぞ。
だってそんなこと命令した日には、とんでもないことになるってのは子どもでも分かるもん。てかぶっちゃけ世紀末になる。想像もしたくない、怖すぎ。
「……そのようなこと、頼んだ覚えが無いのだけれど」
『鉄の掟ですので。お許し下さい』
あ、え。――ええっ!? て、鉄の掟……!
ってまさかあの、勝手に認知扱いで押し切った特殊部隊ぅ!?
『その後、何も音沙汰が無かったので任務を続行しておりました』
「……そ、そう。それは、苦労を掛けたわね」
振り絞るようにして適当な言葉を出したが、労っていいことなのか? これは……という想いがどうにも拭えない。というか釈然としない。
『いえ、とんでもないことでございます』
淡々としたボイチェンやめて。何だか、ぞわっとしてきたわ。ぞわって。
それとキャラ違い過ぎない? 任務というか仕事だったにしてもさ……。
『罰をいつ下されるのだろうかという恐怖で夜も全く寝付けませんでしたが、おかげで隙間時間が大幅に出来、情報をまとめて会報に掲載したところ大好評となり、気付けばいくつもの刊行による収益で副次的に任務が順調に遂行出来るようになりました』
マジか。だから全部関わってる、てか携わっていたのか! なるほど納得。
……てことは結局のところ、アザレア刑が元凶? 衝撃! 戦犯は私だった!
流石にそんな回り回って巡り巡ってくること、ある? ちょっと酷くない?
ちょびっとだけ、個人的で小さな恨みを晴らそうとしただけなのに……っ!
『ハゲは私の日報書をもとに、そちらの小説を執筆致しました』
「日報書? 何故、日報書であのような私的な情報が……?」
私の知識不足だろうか。
日報書とは、その日やった仕事内容や進捗などを報告する文書だったよね?
……確かに若干、思い返せば文の感じが報告書っぽかった気もしてきた。
『私の業務の一部には、アザレア様へ報告する為だけに毎日シオン様の言動観察記録日誌を取り行う、ということも含まれています』
――何してんの、アザレアさんんんっっ!? いや知ってたけども!
だっていつも、なんか物凄く手際が良すぎるというか、把握力半端ないし!
「――――」
……いや待て。何かがおかしい。何かは分からない。けどおかしい!
『いかがいたしましたか?』
「…………」
ちらり。魔女を見てみた。私の直観が物凄く訴えかけてくる。
……自信は無いが、適当にカマを掛けてみようかな。
「……あなた。本日の日報はどのような内容を記入するつもりでしたの」
――にんまり、と初めて魔女が歪な笑みを浮かべた。
『是非とも、折り入ってご相談したいことがございます』
「…………」
ごくり、と知らず知らず唾を呑み込んだ。……何を相談されるんだ。
私はきっと、そのためにここまで誘導されたのだ。
『――奉迎祭の準備は進んでおりますか』
「!!!!」
…………わ、わすれてた――ッ!!!!
『お困りでしたら、手をお貸しいたします。――慣れておりますので』
――う、売り込みかぁ!! なるほどね!? すげーや、普通に感心した。
『こちら、奉迎祭に関する資料を既にまとめておきました。お改めを』
おもむろに書類を取り出して手渡されたが、あまりに仕事が早い!
あまりにプレゼン準備良すぎて鳥肌が止まらないよ……!
『既に充分な資金は得られたと見受けられますが』
と、何故かカツラ買取交渉してる男性陣、てか夫を意味深にちら見された。
あとついにで私の袖の正確な位置も一瞬見られた気がした。……いやマジか。
国家予算、もうバレてんの? こわっ。結婚式してたじゃん。こわっ。
「え、えぇ、まぁ……」
『困りごとが減ったようで何よりです』
……分析調査力、企画力、行動力、胆力。その他諸々挙げればキリないけど。
――全部揃ってる、マジ有能! 超有能! 有能過ぎて超こわい! 超鳥肌!
「か、かなり遠回しに助けてくれるのね?」
と思わずビビってるのが丸分かりな感じで聞かなくていい事を聞いてしまう。
『鉄の掟ですので。お気になさらず』
……そういや、ついさっき特殊部隊だって聞いたわ、超納得! 超コワい!
聞かなきゃよかった! どうせ後で思い出すだろうけど! 寝る直前とかな!
『……ただ』
「ただ!?」
何!? 何だ、その“ただ”は!?
『出来れば、アザレア様を取り成して頂けると助かります』
「も、もちろんよ。任せておいて」
……さっきはかなり淡々な感じでダメージなさそうにも見えたけどアザレア刑、やっぱ結構キテたのかもしれない。
笑顔を引き攣らせつつも請け負った。
『助かります。そろそろ、最近調子に乗ってる元部下が目障りでしたので』
「…………」
……なんだか、心当たりがあるかもしれない。でも深く突っ込みたくない。
忘れよう。そうしよう。私、知らない……よ?
――とそんなこんな、な有耶無耶な感じで修羅場は終わった。
ハゲは制裁され、カツラは買われ、夫人は賠償金を頂き、魔女は栄転した。
めでたしめでたし、でこの話は強制的に終わりである。私は忙しいのだ。
これ以上、魔女間のバチバチな争いの目撃どころか関わりたくもない。
――私は! 忙しい! の、だッ!
なにせ、未だ微妙に残ってる戦後処理に加え、これから訪れる予定の大量の貴族に、貴族たちの目的である湖畔でのガーデンパーティーの開催、というか主催としての諸々の出迎え準備!
――えっ、何もしなくてもいい星空お泊り会じゃなかったのかって?
バカ言うんじゃねえよ! それを真に受けて、本当に本気で最低限度の準備を全く何もやらなきゃ結局、アレコレ瑕疵として後々までねちねちねちねち延々イジメられるのが貴族社会だっつーの!
しかも事前に宿泊場所が無い~とか、危険だ~とか、人手が無い~とか断るために焦って色々とぶっちゃけて言っちゃったせいで、これでもし無理してめちゃくちゃ豪華な感じで出迎えたら嘘だったのかと白けた目線向けられるだろうし、逆にいくら色々厳しくても辺境伯領としてみすぼらしい感じにしか出来なかったら普通に嘲笑されてしまうという……丁度良い感じにしないといけない、超高難度な貴族としての力量を試される墓穴を掘ってしまっていたのだから。
――しかも! そこへ更に追加で奉迎祭とな! 忘れてて何も準備してないよ!
コンコン。ガチャ。
「……失礼致します。こちらを」
ススス、と栄転した魔女のカモミールが静かに入室して書類に手紙を追加した。
……ものすごーく、嫌な予感がする。見覚えのある家紋だ。
ペーパーナイフで丁寧に開けてから、深く息を吐いてから中身を確認してみる。
――差出人はカトレア名義ではあったが、手紙の内容自体はアイリスが集めたらしいとある情報についてであった。
……その情報については、既に私も把握していた。てか魔女たちの報告で知っていた。
――帝国が、国境沿いにかなり本気規模の軍隊を各所に配備して待機している。
戦争名分として皇女拘束についてが発表されれば、即戦争状態に入るだろう、と。
――そんなこったろうと思ったよ! 何がガーデンパーチーだ、馬鹿野郎!
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