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ノエルのはなし
女神との邂逅4
しおりを挟む――乙女の血を知ってしまったあの日。
日中は乙女の血摂取による興奮を抑えるのに苦心した。そうして夜になると、前の晩と同じように余程寝苦しいのか、また下着が投げられた。
ただでさえ少女が寝入っているところを襲ったようなものなのに、さすがにこれ以上少女を穢す行為をするのは気が咎めた。
だが、直接舐めに行くのは良くないが、その副産物の布切れ――おそらく下着――なら問題ないだろうと気持ちが揺らいで、結局その日は布切れで我慢した。匂いが薄いのも手伝って我慢できたのだ。
しかし更に次の日、前夜の決意も虚しく、漂うあまりに芳香な血の匂いに正常な判断が出来ずに理性が飛んだ。またしても夢中で少女を穢していた。
――そして運命の日。
「狼さん――あなた、血が好きなのかしら」
『グルゥゥ……』
もう、バレなければいいだろうと開き直って少女が深く寝入ったと思った瞬間、足早にソコを目指した。――が、最初から見透かされていたのか、少女に抵抗する間もなく取っ捕まってしまった。さすがに血の気が引いていた。
助けてくれた少女を穢すなど、恩を仇で返す行為。特に、高貴な家の娘らしい少女なら処刑は免れないだろう。最期がこんなマヌケな終わりとは思わなかったが、女神のごとき少女の乙女の血の対価と思えば何故か後悔はなかった。そうして沙汰を待っていると、少女が信じられないことを宣った。
「……どうぞ、好きなんでしょう?」
そう言いながらゆっくりと大きく足を広げ、こちらを上目遣いに淫靡に誘う姿は、何故かとても神聖な光景に映った。つーっと流れる血に、知らず喉がごくり、と鳴っていた。
そして、そんなこちらの様子を知ってか知らずか、少女の美しい唇が許しを出した。
「舐めていいわ」
非常に興奮した。
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