美しすぎる吸血鬼の王を調教して俺のものにする話

マダナイ

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それと同時に俺も再び達する。
吸血鬼の最奥へと白濁を叩きつけた。
あまりの量の多さに、収まり切らなかったものが結合部からごぷりと溢れ出る。その様子は何とも言えない淫靡さを醸し出していて、俺はまた下半身が熱くなるのを感じた。

吸血鬼もまた俺と同じことを思ったらしく、後ろから突かれているにも関わらず妖艶な笑みを浮かべた。
俺は吸血鬼の両手首を掴むとそのまま引っ張り上げながら、下腹部に手を添えて体重をかけた。

「あ あ あ ぁあ ぁッ♡」

吸血鬼は身体を持ち上げられ、自重でさらに深いところまで貫かれた。悲鳴のような喘ぎがあがる。
腕を引いているせいかより一層密着して、体温が溶け合い、最早繋がっている箇所が分からないほどだ。
そのまま上下運動を繰り返すと吸血鬼は身悶え始めた。逃げられない状況で容赦なく揺さぶられ、狂ってしまいそうな程の快楽を与えられ続ける。

「ひッ♡あ ああァッ!!んっ♡お くッ♡あたってるぅっ!!あ ぁんンッ!!!ひっ♡ひぁッああァ~~ッ!!おく、きもち、イイッ……!もっとぉっ!こわ、れていいからぁ……♡」

吸血鬼はもはや理性など微塵も残っていないようで、だらしなく喘いでいる。
そんな姿は普段からは想像もつかないくらい乱れていて、とても綺麗だった。
もっと、もっとこの美しい生き物を犯し尽くしたい。
その一心でひたすらに貪欲に求め続けた。

吸血鬼の弱点である結腸を亀頭で突き続け、無理矢理こじ開けていく。
吸血鬼は身体を仰け反らせて、絶叫に近い声で叫んだ。
何度も激しくピストンを繰り返し、やがて先端部分が肉輪に嵌まる。
そこは今までよりも遥かに狭かった。
だが、吸血鬼は感じ入った表情を見せ、甘い声をあげて善がっている。

「あ あ ぁア あ あ あ ァアッ!!!♡」

あの、絶対的な夜の主が、俺の手でこんなにも…なんて、なんて様だ…!
吸血鬼はガクンガクンと身体を痙攣させ、焦点の合っていない瞳を虚空に向けている。
それでもなお抽挿をやめず、結腸を責め立てると、吸血鬼はついに意識を失ってしまった。
しかし俺はまだ満足できず、くたりと気絶した吸血鬼の美しき身体を使って自らの欲望を満たしていったのであった。



***

吸血鬼はベッドの上で裸のまま横になり、すうすうと静かに寝息を立てている。

生物を凌駕した美しさを以てしても、どんな彫刻よりも美しい肉体だとしても、呼吸で上下する胸が彼をこの世の生物なのだと訴える。
…俺がどんなに強かろうと、無理矢理良がらせようと、力ずくでは決して触れることのできない心があるのだと。

…それを手に入れるのは、まだ先でいいだろう。そうだ、快楽漬けにして俺なしでは生きていけないようにすればいい。
俺を愛してなんらかの手段で延命させねば、俺の死んだ後のその悠久の生は、高貴な心と絶世の美貌を満たされない淫らな欲望に支配されて過ごすのだ。それがいい。
俺は美しい肉体を空気に晒して眠る吸血鬼の耳を捏ねた。その刺激に、吸血鬼は、けぶる睫毛を震わせて目を覚ます。その瞳は憎悪に満ちていた。その瞳すら俺の欲を惑わして止まないとは知り得ないことだろう。

「……貴様……何者なんだ……。」

掠れた声で、吸血鬼は問うてくる。

「……貴方は?」

吸血鬼は顔を歪めて俺を睨んだ。

「……私は、……私の名は、……"ラトゥ"」

吸血鬼はその名を口にすると、どこか遠くを見つめるような目つきをした。
そして俺の首に腕を回してくる。
彼の方から抱きついてきたことに驚きつつも、その細い腰に手を回す。
吸血鬼はそのしなやかな肢体を俺に絡ませ、甘えるような仕草をする。

俺の肩口に顔を埋めた吸血鬼は、俺にだけ聞こえる大きさで囁いた。
その言葉を聞いた俺は、思わず笑みがこぼれてしまう。

「初めてだぞ。この私に…吸血鬼の王たる私にこのようなことをしたのは…」

吸血鬼は俺の顔を覗き込むと、妖しく微笑む。
俺は堪らずに口付けた。
吸血鬼は応えるように首を傾けると、お互いの唇を食み合う。
柔らかな感触に酔いしれながら、互いの体温を分け合った。
そうしているうちに、吸血鬼の体に異変が起きた。
ハァハァと聞くだけで発情してしまうような艶やかな吐息を漏らしながら、時折、その美しい体をふるりと痙攣させている。

「きさ、っまぁ…!な、に…をし…た…!」
「ちゃんと効くんだなぁ、これ」

俺は口に残った吸血鬼用の媚薬をおえっと吐き出した。それは唾液や体液などと混ぜることで効果を発揮するもので、吸血鬼の血族にしか効果のない代物だ。
俺が先程飲ませたのは、この方専用に作られた強力な催淫剤だった。通常は何十倍も希釈する劇薬を更に濃縮したものを、原液で。
もちろん、一般の吸血鬼に向けたものとは比べものにならないほど強力だ。
吸血鬼は俺の言葉を聞いて、信じられないという表情を浮かべている。
俺は吸血鬼の手を取ると、そのまま指先に舌を這わせた。ぴちゃりという水音が響くと同時に、吸血鬼の身体が再び跳ねる。
吸血鬼は潤んだ瞳でこちらを睨んできた。
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