美しすぎる吸血鬼の王を調教して俺のものにする話

マダナイ

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件の吸血鬼のあまりの美しさに息を呑んだ。

緩くうねった金の長髪、月光の如き白さの繊手は、豪奢な服の下にある肢体への期待を極限まで高めている。そして常人であれば目を合わせた瞬間に虜になってしまうであろう、人ならざる絶世の美貌…!男であることなど気にならないほど絶対的に美しい。
…今からこの美しすぎる男を俺は犯すのだ。さもなければ俺が"喰われる"側だろう…。超越者たる吸血鬼の気品と壮絶な色気を孕んだ美にあてられた俺の心臓がバクバクと騒ぎ始める。
吸血鬼はゆっくりとした足取りでベッドの方へ近付いてきた。一歩進むごとに妖しい芳香がふわりと香り立つようだ。ベッドのすぐ傍まで来て立ち止まると、俺を見下ろして薄く微笑みながら囁いた。

「ようこそ我が城へ。今夜は存分に愉しませてくれたまえ…」

腰が砕けそうになるバリトンの囁きに背筋が凍る。本来なら「血を捧げてもらう」という意味だろう。しかし俺の目的は"別"だ。その美しい躰を存分に愉しませてやろうじゃないか。お前こそが極上の獲物なのだという事を思い知らせてやる……。
俺は目の前に立つ吸血鬼の背後に素早く回り込み、後ろから抱きつくようにして両手首を掴んで拘束する。

「…これは一体どういうつもりだ? 」

不思議そうに首を傾げる吸血鬼に構わず、背後から彼の耳元へと唇を寄せた。そのまま熱い吐息を吹きかけつつ囁く。

「言ったろ、たっぷり楽しませてやるってよぉ……」
「ッ!?貴様っ何をするつもりだ!放せ!! 」

抵抗しようとする吸血鬼の首筋に舌を這わせると、彼はビクリと身を震わせて硬直した。俺は手首を掴んだまま首筋から肩口にかけて舌先でなぞり上げていく。
まるで極上スイーツのように甘く芳しく美味そうな匂いを放つ肌……ああ、堪らない。

唾液まみれになった首筋からは先程よりも強く甘い香りが立ち昇っている。俺は舌なめずりしつつ片手で衣服を脱ぎ捨てると、吸血鬼の身体をまさぐり始めた。胸元から脇腹、背中を撫で回しながら徐々に下腹部の方へ手を滑らせていく。それだけでも、練絹のような肌に、しなやかな筋肉のついた美しい躰なのだとわかる。やがて行き着いた股間はまだ柔らかかったが、愛撫を続ければすぐに反応を示してきた。

「やめろ!どこを触っているのだ痴れ者が!私を誰だと…! 」

吸血鬼は顔を真っ赤にして抗議してくるが、そんな声には聞く耳を持たず、ひたすら下半身を刺激し続ける。
すると次第に芯を持ち始めてきたソコは少しずつ硬くなっていった。
まだ柔らかいうちにと思いそっと握り込む。柔らかく滑らかな感触が掌に伝わる。そのまま擦ったり揉んだりしていると、次第に硬度を増していった。
先端を指先で摘まむように刺激してみる。

「んぅっ……あっ……あ……!」

 切なげに震える喘ぎ声を聞いているだけで興奮が高まる。存在するだけで強大な魅了のような高貴な美が俺の手で痴態を晒している!
…勃起が止まらない。このまま弄くりまわしていたいところだが、どうにも我慢の限界だった。早く入れたい。突っ込んでしまいたい……!
俺はベッドの上に移動すると、仰向けに寝転がった。
吸血鬼は何か言いたげだったが無視した。そして乱暴に、吸血鬼の豪奢な服をむしり剥いだ。理性の制御を失った俺を誰も責められまい。この服の下の裸体を見るためなのだから。
吸血鬼は一瞬だけ不安そうに身を強張らせたが、観念したのか大人しくされるがままだった。
白い肢体が露わになる。男とは…この世のものとは思えないほど滑らかで白く透き通った肌。
しかし、しなやかな筋肉が全身に纏われており、男としての色気を感じさせる。胸元はうっすらとしたピンク色をしており、その中央では乳首が小さく尖っていた。思わず生唾を飲み込む。美しい。想像以上に美しい。天上の芸術品すら恥じらうだろう美しさだ…

その素晴らしい肢体をじっと見つめていると、羞恥に耐えかねたのか、腕で隠されてしまった。

「……あまり見るでない……」

恥じらいを見せる姿もまた美しい。今すぐ滅茶苦茶にしたくなる衝動を抑えながら、俺は自分のズボンに手をかけた。途端に、
待て!! と制止の声がかかる。しかしそれを気にする余裕も無く、下着ごと一気に脱ぎ去った。

「…………ッ!!!」

 目を見開き絶句する吸血鬼。それも当然だろう。
俺の股間はもう限界まで膨張していた。我ながら凶暴極まりないモノだとも思う。
常人なら全部挿れたら死んでしまうだろうが…目の前の美しい吸血鬼は超越者として夜の世界に君臨する絶対主であった。その気になれば俺の肉棒など簡単に捻じ切れてしまうに違いない。
それでも俺は構わない。むしろ本望だ。その美しい顔が苦痛に歪む様を見てみたい。嗜虐心が爆発しそうになる。
吸血鬼の表情は驚愕と恐怖に染まっていたが、俺は構わず彼の足を掴むとその中心へと腰を進めた。

「やめろ!入るわけがない!無理だ!裂ける……!嫌だ!やめろ! 」

悲鳴を上げる吸血鬼を無視して、強引に挿入していく。最初は抵抗があったが、力ずくで押し進めるうちにズブ…♡ズブ…♡と音を立てて根元まで入ってしまった。

「ぐ……ぁっ……あぁ……あ……!」

苦しそうな声に少し心配になったが、俺を包んでいる淫襞は熱く蕩けるようで、とても気持ち良かった。入れただけでも射精してしまいそうな拷問のような快感に陶然とする。
吸血鬼のナカは信じられないくらいに心地良いものだった。こんなものを知ってしまったら、どんな女でも…人間、いや…淫魔だろうがなんだろうが他では物足りなくなるだろう。それほどまでに極上の名器だ。
しばらく動かずにいたのだが、吸血鬼の様子がおかしいことに気が付き、俺は動きを止めて様子を窺った。

「あ…ぐぁっ…うっ…!」

真っ白な美貌を、更に青白くして苦悶を丸出しにしている。あの高貴でプライドの高い吸血鬼が。なんて愛おしいのだろう…!俺は、涙の粒を乗せた長い睫毛に軽く口付けた。

「泣くなって。こんな名器…俺も我慢してるんだぜ」

実際、少しでも動く度に意識が飛びそうなほどの快楽に襲われる。正直、油断するとすぐにイってしまいそうだ。まだ一度も出してないっていうのに。耐えられるだろうか?ああ、早く出したい……。
そんな事を考えながら、ゆっくりと抽送を始める。吸血鬼はぎゅっと目を閉じていたが、抽送を始めた途端に、宝石のような瞳を溢れんばかりに見開いて、悩ましくも苦しげに喘いだ。
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