上 下
13 / 178

13話 ミドリムシの魔法のお勉強2

しおりを挟む

「それで何があった?」

 こめかみに青筋を浮かべたままギルドマスターは緑達に尋ねる。

 怒らせたのは自分であると自覚のある緑だが原因がわからないためありのままを話す。

「なるほど・・・・ ギルドの講習で得意属性以外の魔法を使う練習をした際に圧縮した魔力で聖属性の魔法を発現させたと・・・・ 緑いきなり怒って悪かったな、もう一度魔力を圧縮して聖属性の魔法を発現させてくれ、今回はもう少し魔力をこめてな」

 緑は頷くと講習をしていた広場で行った量より多くの魔力を使い圧縮していく。緑の手の平に光輝く球が現れる。ギルドマスターはそれを見ると涙目になりながら緑に魔法の発現をとめるよに言うのであった。

「緑率直にいう緑、お前が聖属性の魔法を発現させた際にお前の気配が世界樹様の気配と間違えるほどに似たのもに変化した。女神様が降臨され、それを見たことがある者はほぼいないと言っていい。だが世界樹様はエルフの里におられ、誰もが見る事の出来る正にエルフにとって女神様に限りなく近い存在だ。そんな存在がいきなり現れたのだ取り乱した事を正当化するつもりはないが許してくれるとありがたい」

「だ、丈夫です、ギルドマスターにはいつもご迷惑をかけていますし気にしないでください」

「しかし、緑はいくつ問題を抱え込めば気がするんだ・・・・容姿、スキル、種族の性質、魔法、ダンジョン全てが規格外だ先ほどの世界樹様の気配を感じて里に帰りたくなったよまったく」

「い、いつもすいません」

 緑は苦笑いしながら謝るのであった。その後、疲れた顔のギルドマスターより1つの提案というかアドバイスを緑達はもらう。それは、アランのチームメンバーの回復職のクリスと攻撃魔法職のテレサに魔法を教えてもらってはどうかという事だった。

 その後、講習に戻り講習が終わったあとギルド職員に経緯を話し、今までのお礼を3人が伝えるのであった。

「そういう事なら仕方ありませんね。短い期間でしたが私も良い経験をさせてもらいました。なんせキラービーとホレストアントが大量に出てきたときは死んだと思いましたよ。貴方達なら優れた魔法を使いこなせるようになると思います。頑張ってください!」

「「はい!ありがとうございました!!」」

 講習が終わってからギルド職員に別れを告げ緑達はアランのチームを探すのであった。

 ギルドのホールに向かうと丁度アラン達が依頼の報告に来ていたところだったため緑は声をかけておく。

「アランさーん、後でで良いのでお話する時間をもらえますか?」

「ああ、いいぞ先に報告をしてくるから待っておいてくれ」

 アラン達が報告を終わらせてから緑達は魔法の講習での経緯を説明し、アランのチームのクリスとテレサに魔法を教えてほしいと頼むのだった。

「私は時間がある時でしたら良いですよ」

「私もっす」

「では申し訳ないですがお時間のある時に教えてください。夜はほとんど宿で食事をとるので宿屋の女将さんにお時間のある時を伝えておいてもらえれば迎えにいきますので」

「「迎えに?」」

「はい、聖属性の魔法を使うとエルフの人達が驚いて集まってくるかもしれないので、ダンジョンコアで作ったダンジョンの中で魔法の練習をしようと思うので」

「そういえば、この間ダンジョンコアを拾っていたな・・・・ちなみにすぐにいけるのか?」

「なら、今から行ってみます?」

 緑がアランのチームをダンジョンに誘うと全員が頷きすぐにダンジョンに向かうことになった。

「では、宿の僕らの部屋に行きましょう」

 ギルドより宿に戻ってきたアランのチームと緑達は、全員で緑の部屋にはいるのであった。

「では、ダンジョンに行きましょう。ダンジョンオープン!」

 すると、目の前に横に4人ほどが同時に入れそうな扉が現れ、緑達が扉を開けるのであった。

「「おお(っす)」」

 扉を開けた先は山や川に森もある広大なダンジョンが広がっているのであった。それを見たアランのチームのメンバーはそろって驚きの声をあげるのであった。そして、緑達3人が来たことに気づいた子供たちが集まって来るのであった。

 ブブブブブブブ   チキチキチキチキ

 大量の虫の魔物が集まって来る光景に特にアランのチームの女性陣は顔を青ざめている。

「いやや!いやや!大量の虫はいやや!」

「私もちょっと怖いです」

「私達食べられないっすよね?」

 男性陣もモンスターの数に青ざめて聞いてくる。

「緑、子供の数がかなり増えていないか?」

「そうやで緑、こんなにおったら小さな町が壊滅する量やで」

「ここは自然豊かでいいな、緑ここに住んじゃだめかな?」

 1人お構いなしの人がいるが・・・・。

「ここなら広いし魔法の練習をしても大丈夫だと思うのですがどうでしょうか?」

「確かにここなら周りを気にせず訓練もできるな、緑お前たちが魔法の練習をしているとき俺達もここにきて訓練をしても良いか?」

「全然かまわないですよ!アランさん達なら大歓迎です!」

「なら何時がいいだろうな・・・・」

 アランが考え込む。

「なら明後日からでもいいか?」

「いいですよ~ でも、明日じゃなくて明後日なんですか?」

「ここなら野営の練習もできるだろう」

 アランがにやりと笑う。それを見た緑はたしかにここなら駆け出しの人達がくれば野営の練習ができると思うのであった。

 次の日、アランのチームは遠くへ行く依頼を受けた時の準備をしていた。一方緑達は、ダンジョンで農業の準備をしていた。

 緑は次々に以前の世界や今のこちらの世界の野菜や果物の実を産みだし植えていく。そしてそれをヒカリやクウの子供たちが管理をする。できた作物はもちろん緑達やその子供達も食べ過剰分に関しては保存用やダンジョンの中にお店をだして飲食店をしようと考えていたのであった。

 次の日、約束の時間になるとアランのチームは緑の部屋を訪ねるのであった。

 コンコン

「緑いるか? 入って大丈夫か?」

「アランさん入ってください!」

 アラン達が中に入るとすでにダンジョンに入る扉があり緑達がまっていた。

「皆さん、よろしくお願いします!」

「「こちらこそ「っす」」」

 挨拶を交わすと全員でダンジョンに入る。アラン達が入って目に飛び込んでくるのは先日来た時にはなかった1件の建物があるのであった。
しおりを挟む
感想 3

あなたにおすすめの小説

元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~

おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。 どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。 そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。 その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。 その結果、様々な女性に迫られることになる。 元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。 「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」 今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。

公爵家長男はゴミスキルだったので廃嫡後冒険者になる(美味しいモノが狩れるなら文句はない)

音爽(ネソウ)
ファンタジー
記憶持ち転生者は元定食屋の息子。 魔法ありファンタジー異世界に転生した。彼は将軍を父に持つエリートの公爵家の嫡男に生まれかわる。 だが授かった職業スキルが「パンツもぐもぐ」という謎ゴミスキルだった。そんな彼に聖騎士の弟以外家族は冷たい。 見習い騎士にさえなれそうもない長男レオニードは廃嫡後は冒険者として生き抜く決意をする。 「ゴミスキルでも美味しい物を狩れれば満足だ」そんな彼は前世の料理で敵味方の胃袋を掴んで魅了しまくるグルメギャグ。

イラついた俺は強奪スキルで神からスキルを奪うことにしました。神の力で最強に・・・(旧:学園最強に・・・)

こたろう文庫
ファンタジー
カクヨムにて日間・週間共に総合ランキング1位! 死神が間違えたせいで俺は死んだらしい。俺にそう説明する神は何かと俺をイラつかせる。異世界に転生させるからスキルを選ぶように言われたので、神にイラついていた俺は1回しか使えない強奪スキルを神相手に使ってやった。 閑散とした村に子供として転生した為、強奪したスキルのチート度合いがわからず、学校に入学後も無自覚のまま周りを振り回す僕の話 2作目になります。 まだ読まれてない方はこちらもよろしくおねがいします。 「クラス転移から逃げ出したイジメられっ子、女神に頼まれ渋々異世界転移するが職業[逃亡者]が無能だと処刑される」

錬金術師が不遇なのってお前らだけの常識じゃん。

いいたか
ファンタジー
小説家になろうにて130万PVを達成! この世界『アレスディア』には天職と呼ばれる物がある。 戦闘に秀でていて他を寄せ付けない程の力を持つ剣士や戦士などの戦闘系の天職や、鑑定士や聖女など様々な助けを担ってくれる補助系の天職、様々な天職の中にはこの『アストレア王国』をはじめ、いくつもの国では不遇とされ虐げられてきた鍛冶師や錬金術師などと言った生産系天職がある。 これは、そんな『アストレア王国』で不遇な天職を賜ってしまった違う世界『地球』の前世の記憶を蘇らせてしまった一人の少年の物語である。 彼の行く先は天国か?それとも...? 誤字報告は訂正後削除させていただきます。ありがとうございます。 小説家になろう、カクヨム、アルファポリスで連載中! 現在アルファポリス版は5話まで改稿中です。

【完結】悪役令嬢に転生したけど、王太子妃にならない方が幸せじゃない?

みちこ
ファンタジー
12歳の時に前世の記憶を思い出し、自分が悪役令嬢なのに気が付いた主人公。 ずっと王太子に片思いしていて、将来は王太子妃になることしか頭になかった主人公だけど、前世の記憶を思い出したことで、王太子の何が良かったのか疑問に思うようになる 色々としがらみがある王太子妃になるより、このまま公爵家の娘として暮らす方が幸せだと気が付く

システムバグで輪廻の輪から外れましたが、便利グッズ詰め合わせ付きで他の星に転生しました。

大国 鹿児
ファンタジー
輪廻転生のシステムのバグで輪廻の輪から外れちゃった! でも神様から便利なチートグッズ(笑)の詰め合わせをもらって、 他の星に転生しました!特に使命も無いなら自由気ままに生きてみよう! 主人公はチート無双するのか!? それともハーレムか!? はたまた、壮大なファンタジーが始まるのか!? いえ、実は単なる趣味全開の主人公です。 色々な秘密がだんだん明らかになりますので、ゆっくりとお楽しみください。 *** 作品について *** この作品は、真面目なチート物ではありません。 コメディーやギャグ要素やネタの多い作品となっております 重厚な世界観や派手な戦闘描写、ざまあ展開などをお求めの方は、 この作品をスルーして下さい。 *カクヨム様,小説家になろう様でも、別PNで先行して投稿しております。

無能と呼ばれたレベル0の転生者は、効果がチートだったスキル限界突破の力で最強を目指す

紅月シン
ファンタジー
 七歳の誕生日を迎えたその日に、レオン・ハーヴェイの全ては一変することになった。  才能限界0。  それが、その日レオンという少年に下されたその身の価値であった。  レベルが存在するその世界で、才能限界とはレベルの成長限界を意味する。  つまりは、レベルが0のまま一生変わらない――未来永劫一般人であることが確定してしまったのだ。  だがそんなことは、レオンにはどうでもいいことでもあった。  その結果として実家の公爵家を追放されたことも。  同日に前世の記憶を思い出したことも。  一つの出会いに比べれば、全ては些事に過ぎなかったからだ。  その出会いの果てに誓いを立てた少年は、その世界で役立たずとされているものに目を付ける。  スキル。  そして、自らのスキルである限界突破。  やがてそのスキルの意味を理解した時、少年は誓いを果たすため、世界最強を目指すことを決意するのであった。 ※小説家になろう様にも投稿しています

勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!

よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です! 僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。 つねやま  じゅんぺいと読む。 何処にでもいる普通のサラリーマン。 仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・ 突然気分が悪くなり、倒れそうになる。 周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。 何が起こったか分からないまま、気を失う。 気が付けば電車ではなく、どこかの建物。 周りにも人が倒れている。 僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。 気が付けば誰かがしゃべってる。 どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。 そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。 想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。 どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。 一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・ ですが、ここで問題が。 スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・ より良いスキルは早い者勝ち。 我も我もと群がる人々。 そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。 僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。 気が付けば2人だけになっていて・・・・ スキルも2つしか残っていない。 一つは鑑定。 もう一つは家事全般。 両方とも微妙だ・・・・ 彼女の名は才村 友郁 さいむら ゆか。 23歳。 今年社会人になりたて。 取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。

処理中です...